2月13日 土曜日 豊川の源流番外編 蓬莱湖でカッコいい男たちを見た
本来なら朝一で起きて、豊橋から飯田線で中部天竜駅に行き、そこから湯谷か長篠までの20~25キロを走る予定であった。
寝坊した。
急いで検索すると、10時台発の飯田線天竜行きなら・・・ううううう、2時間も電車が無いのかあ!現地到着が12時を越えてしまい、時間的にちょっと無理だ。
寝坊した原因は昨日の酒であった。焼酎にレモン汁を垂らし炭酸で割ってガンガン吞んでたら、べろんべろん。
急遽予定を変更し、車で
宇連ダムに行き、蓬莱湖を走ろうと考えました。宇連川は豊川の支流です。
乳岩という珍しい岩が観光地になっており、それ用の駐車場を使いました。ここから着替えて宇連ダムを目指して走り始める。
観光の皆さんは、ダムではなく乳岩と明神山登山の方がほとんどです。私も過去に明神山に嫁と3回登った事があり、かすかな記憶があります。
駐車場からダムまでは1.3キロの坂道ですが、えっちらおっちら走っております。
やはりダムに遊びに来た人は、私以外は一人だけ。
さてここからはダム湖の周囲を走るので、坂道は全然ありません。景色を見ながらのんびりとLSDです。
もうホントにダラダラと走る(笑)。タイム計測も何も無し。気が向いたら足を止めて写真撮影。
暖かい気候を考えて、背中のリュックには500mlのペットボトルを2本入れてあります。家で作って来た爆弾サイズのお握りも入っております。これぞ典型的なマラニック。
最高の贅沢ですなあ。
時折車が路肩に停まってますが、おそらく釣りの人達だと思われます。ロードバイクもオートバイツーリングも少ない。ほぼ独占状態。
蓬莱湖自体は雨が少ないせいもあって、貯水量が少ない状態です。水資源公団のホームページを見ますと、
蓬莱湖の貯水率は現在44%だとの事。豊橋地方は慢性的な水不足に悩まされてきたこともあり、近くに朝霧湖というダムも8年前に完成しております。
途中で車から降りて写真撮影してる年配の女性の方に、「どちらまで行かれるんですか?」と話しかけられました。トレーニングがてら湖の端まで往復します、と答えたら驚かれました。
2つ目のペンキが剥げまくってるオンボロ鉄橋を渡りますと、キャンプ場があって、数名の方と管理人さんらしい人が居ました。
あれ?ここのキャンプ場って、かなり昔に閉鎖されたと思ってたんですが・・・。
設備等は全然無いものの、景色が良くて知る人ぞ知るキャンプ場だったんですが、有名になってマナーの悪い客が増えてしまい、管理人さんが失望して閉鎖してしまったというニュースを覚えております。
なーんだ再開したんだ。
確かにグーグルマップで見ても、名前すら載ってません。一般には全く宣伝していないようです。
テントが数張あったのですが、いずれの人もソロキャンプみたいで、ファミリーキャンプは皆無。
そのうちの一人の若い兄ちゃんは、上半身Tシャツ1枚で薪を割ってました。
凄い!
別のおじさんは、バイクツーリングの途中らしく、小型のガソリンバーナーで
餅を焼いてパックの酒をじか飲みしてました。あのパックの模様は鬼殺しだ(笑)。
うーむ男の世界だ。
素人さんや初心者の入り込む余地がない、ベテランの世界。一人で来て、一人で泊まって、何もかも一人でやる人達。
ファミリーキャンプ場とは違って、電源も無く、外灯も無く、シャワーも無い山奥。
ビーパルではなくヤマケイの世界だ(笑)。かっこいいではないか。
整地されたキャンプ場で、作った燻製でワインのうんちくを女の子に話してるより、餅焼いて一人で鬼殺し飲んでるオジサンのほうが何倍もカッコいい(笑)。
ワインより鬼殺しです。
自分の若い頃を思い出した。山小屋に泊まらずわざわざテント担いで登り、目が覚めたら雪にテントごと埋もれてた事もあったなあ。バイクで林道の終点まで行き、帰ろうとしたらエンジンが動かなくなり、10時間押して下界に戻った事もあった。
ああいう世界に戻ってみたい。
もうこの年齢では体力的に無理なのか?でもやってみたい。戻ってみたい。
実は今年の夏に車を軽バンに買い替えてから、車中泊を中心に東海地方・信州地方を旅行しまくろうと考えてました。ちょっとづつ昔に戻していこうと。
もちろん泊りの登山も計画してたんですが、コロナと息子の就職決定で、4月以降に延期しております。
先週も嫁さんに、
「暖かくなって来たから、1泊で山に行こうと考えてるんだけど」
と許可を求めると、
「3月いっぱいはダメ!」
と却下されてしまいました(笑)。息子が就職で4月から他地方に行きます。一緒に居られるのは3月いっぱいです。そういう時に家族を放り出して行くのはさすがにマズい。
4月から登山と野宿旅行を再開してみたい。学生時代に戻った気分でやってみようと思う。
角川映画やチャンドラーではないが、
やっぱり男は精神・肉体と共にタフでないといかんよなあ。
蓬莱湖の端からどんどん林道を駆け上がっていき、2キロほど奥に入った所でタイムアウト。これ以上進むと温泉に入る時間がありません。本当は宇連川の源流まで行きたかったのですが・・・宇連川も豊川の支流なので、源流制覇はしたかった!
そうそう、帰りはゴミをいくつか拾ってたんですが、こんなものも(笑)。これは人間が捨てたのではなく、おそらくカラスのせいだと思う。うちの近所でもゴミ袋を加えたカラスが飛んでるのを見た事があります。カラスの取れるような所に置くのが一番悪いのですが、ある意味仕方が無いかもしれません。カラスはねえ(笑)。
帰りに梅の湯という温泉に寄り、そば食って風呂に浸かる。あっ写真のはノンアルビールですよ。本日の走行距離は18キロ。温泉付きのランニングでした。
柔道のランキングに参加しております、下のバナーをクリックしてね。
にほんブログ村