1月5日 水曜日 クロスバイク最強説
昔から長く私のブログを読んでくださってる方なら、お気づきだと思いますが、ここ数年自転車の記事がほとんど無い。
実は数年前の晩、歩道の手摺に激突してフレーム(アルミ)が曲がってしまったのです。
ぶつかった当初は怪我も無く、大きな衝撃も無かったので、
「大した事なくて良かった」
と思っていたのですが、よくよく見るとシートステーが微妙に曲がってて・・・、
「うわあ!やってもうた!」
後輪のディレーラーも動きが悪い。
フレームがいかれたので、結局使えるパーツを取り外して、
そのままお蔵入りしてました。合掌。
カナダノースシェアに本拠を置く、KONAというブランドで、MTBとシクロクロスに特化しているメーカーさん。私のモデルは、KONA JAKE THE SNAKE というモデルで、当時17万で購入しました(安いほうです)。シクロクロスのレース用(初~中級)です。
さてシクロクロスとは、クロスバイクとは名前が似てるけど、全然違う種類。どちらかと言えばロードバイクに形がそっくりです。ロードとの違いは・・・、
タイヤが太くブロックパターンである。つまり林道が走れる。
そうなのです。欧米ではロードによく似たドロップハンドルのシクロで、林道を走りまくるレースが多々あるのです。
私は大会に興味はありません。じゃあ何故シクロを購入したかと言いますと、
旅行用の自転車が欲しかったのです。旅行用にはランドナー(フランス語で旅行の意味)という専用種類があるのですが、現在はほとんど発売されてません。世の中には結構シクロを改造して、旅行用の自転車(ランドナーという種類)にしてる方が多いのです。
で、私も改造してバンバン使ってました。浜名湖一周・息子と一緒に御前崎キャンプ・実家への長距離ツーリングなど、通勤と旅行に使用しておったのです。
スプロケットが摩耗して2度交換したぐらい乗りました。よく使ったなあ。
フレームが曲がった後、何故買い替えなかったかと言いますと・・・、
「柔道・空手・仮装マラソン大会・旅ランが忙しくなり、乗る時間が少なくなった」
というのが最大の原因です。特に旅ランが多くなり、休み毎に東海道・矢作川などあちこちに走りに行ってました。
コロナの緊急事態宣言でも、県境を越えて走ってましたねえ(笑)。
で、昨年の春に半月板を損傷し、全然ランニングが出来なくなってしまった(泣)。しかも空手道場も辞めてしまったので、時間が有り余るようになってしまったのです。
寿命が来ている車を軽バンに買い替え改造し、あちこちにキャンプや車中泊旅行に行ってましたが、
どうも物足りない。楽すぎるのです。
半月板もリハビリに入り、「ランニング出来ないけど自転車はOK」になったので、もう一度自転車を復活してみようかな。どうせ買うんなら、やはり旅行専用のランドナーにしよう。ツーリングキャンプなら、やはり専用のランドナーだ!
で、よく行く専門店(
西尾のまるいち自転車さん)の質問フォームにメールで問い合わせてみました。10月くらいです。
「こんにちは、まるいちです。
お問い合わせありがとうございます。
アラヤのランドナーは弊店にて取り扱い可能です。
TURについては、現在ご予約いただくと、来年4月入荷予定
FEDについては、現在ご予約いただけと、来年3月入荷予定となります。
ただし、FEDに関しては予約分の残りが少なくなっております。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします」
という事。うーむ、やはり生産待ちかあ。人気なんだな。
しかし昔のランドナー全盛期を知ってる人間からすると、メーカーさんも種類も減ったなあ、という感想です。現在ランドナーの国産メーカーは丸石自転車・アラヤさんぐらいなもの。私が中学生高校生ぐらいの時は、スポーツバイクってロードもしくはランドナーが主だったもんね。
25歳くらい(33年前)に、アメリカからMTB(マウンテンバイク)が紹介されて、猫も杓子もMTB(笑)。あの頃はMTBが凄かったな。私は当時登山用品中心のスポーツ店に勤務しておりまして、そのお店でもMTBは主力商品でした。大阪堺市にある J・I・PARK さんというメーカーさんに研修に行って、スポーツバイクのイロハを教えていただいた事もありました。
現在は、猫も杓子もロードバイク(言いすぎかな?)。時代の移り変わりは早いです。
さてさて購入計画を立てようとするが、1年半前に車を買い替えたので、資金が全然足らない(泣)。ランドナーの購入資金は10~15万予定しているのですが、溜まるのを待つとすると2年後になってしまう。
うーむ、どうしよう?
と悩んでたら、納屋の奥から息子の自転車が出てきた。5年前に進学した際に買ったクロスバイクである(ようやくクロスバイクが登場です)。
ドイツの FELT というブランドメーカーさんの7万円の初級モデル。ディレーラーは一番安いシマノのALTUSだ。
「もしかして、これ使えるんとちがうか?」
身長は私と息子では10センチの違いなので、シートの位置やハンドルバーの高さを調節すれば、ほぼ問題無い。いくつかのパーツを交換すれば行けるかも・・・。
でもいくら何でも、シクロクロスからクロスバイクなんて、何だか格落ちだよなあ。
その晩「旅行用自転車」で動画を検索してみると、
「クロスバイクで十分・クロスバイクは何でも使える云々・・・」
という動画を大量に発見(上の画像をクリックしてね)。確かに休暇の合間を縫って自転車で旅行するなら(せいぜい3~4泊です)、日本一周世界一周にも使える高価なランドナーにしなくてもOKなのだ。
クロスバイクは市販車と同じ700Cのタイヤサイズなので、メンテも楽である。他の共通部品も多い。コスパが良くて貧乏人の救世主です(笑)。
余談になるけど、同じ自転車の趣味の人とのお付き合いは、ほとんどありません。大昔知り合いに紹介されて、サークルに所属した事はあるんですが、あまりにも会員さん同士の、
「機材によるマウントの取り合い」
ってのがエグくて(笑)。
私の以前所有していた スペシャライズA1コンプFS は19万。上記の KONA は17万。知らない人からすると、すごい値段かもしれませんが、スポーツバイクの世界では「鼻くそ」扱いですから(笑)。
「30万以下は人ではない」
という世界。「機材カースト」が存在するんです。しかも結構高い機材にもかかわらずデブで遅い方もいるのです(笑)。
マラソンの世界では、「タイムカースト」ってのが相当すると思う。
「サブ4(フルマラソン4時間切り)してこそ」
「寝ても覚めてもサブ3」
とかね(笑)。記録でのマウントの取り合い。それが嫌で仮想ランナーになりました。
というわけで、金欠オジサンは息子のお古を改造する事にした。
まずはタイヤを32Cから35Cの幅広タイヤに交換し、砂利道やパンクに備える。ペダルを頑丈な金属製に交換。グリップも長時間握っても楽なシリコン製。
前輪が回転するたびに、ホイールがブレーキシューに触れるので、ニップル回しでホイールの振れ取りもしました。振れ取りするのは30年ぶりです。何とか覚えてた(笑)。
エンドのグリップとリアキャリアは注文中です。フレームにダボ穴があるので、結構大きめのキャリアは装着可能。そこに以前使っていた振分バッグを装着し、テント寝袋を積み込むのである。
簡単な改造なのですが、やってるうちに楽しくなってきました。改造費は約2万円で済みそうです。
私は凝り性です。
半月板を悪くして、なかなか歩くこともできませんでした。仮装マラソンも格闘技も諦めなければならないのか・・・と思った時もあります。が、そんな私の行動半径を広げてくれたのは、旅行用に改造した軽バンでした。自分の足の代りになる武器。
所持する武器に、改造軽バンだけでなく安物の自転車が加わります。暖かくなる3月くらいから自転車ツーリングと野宿旅行を楽しもうと思います。
オミクロン株?死なない病気を怖がっても意味ありません。どうせやるのは辺境野宿の一人旅。私はそんなもん気にしない(笑)。うははは。
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