7月23日 火曜日」 柔道の練習日
首がまだ痛いので、オハナ接骨院に行った。
「先生、大分治ってきました」
先生は私の首をグリグリ動かしながら、
「どれどれ、回復してきましたね」
順調そうらしい、大丈夫だ。
「運動はどんどんしてもらって良いですよ」との事。よしよし練習に参加できる。でも無理せんとこ。
「先生に質問が。やはり柔道をやってる以上、ブリッジとかガンガンしないといけないんでしょうか?」
「骨や関節を痛めるので、中高年はやめた方がいいです(キッパリ!)」
「よく小学生と柔道の練習をする時、準備運動で一緒にやってますが」
「大人は骨や関節が成長しないので、やめた方が・・・」
そこで中高年でもできる首の鍛錬方法を教えていただきました。
・・・寝転がってTVを見る時、枕や座布団・肘枕を使わない。首を上げたまま見る・・・
首の重さを自分で支えるだけで、十分な筋肉がつくとの事。うーむ、そうだったのかあ!
柔道の初級DVDなんか見ると、高校生と思しき練習生が、ブリッジして腕組んで首だけでぐりんぐりんと体を動かしてますが、一度真似してあまりのハードさに根を上げたことがありました。
「あれは現役の人達の練習ですよ。僕も出来ない」と先生。
その後マッサージを受けながら柔道談義。と言っても初心者の私は、聞くのが中心で色んなお話を伺いました。
何の話からか、若い人達との乱取りの時の話になり、
「T岡さん、先生方が中学生を相手に乱取りする際に、こう言ってるでしょう?」
「???」
「『休むな!技をどんどん掛けろ!』って言うでしょう」
「ええ確かに、私はあまり言われたことないのですが、中学生は言われますねー」
「全部が全部ではないのですが、半分くらいは、
相手にかけさせて休んでます(笑)。掛ける方がしんどいし、実は私も休んでます。わはははー」
うーむそうだったのか!これを読まれてるうちの先生方、そうなんですかー!
と言っても、私はほとんど言われた事が無いので、あまり関係ないのではあるが。
これをお読みの皆さん、
「それは先生方がT岡さんの年齢を気遣って、言わないだけだよ。50歳の初心者に『どんどん掛けろ!休むな!』と言ったってねえ」
というツッコミは無し(笑)。
体力の無さ・老化は、重々承知しております、ハイ。
午前中は某役所に行く用事があり、担当部署の係りの人が昼前まで帰らないとの事なので、1時間半ほど時間をつぶした。
普通のサラリーマンなら漫画喫茶に行って時間つぶしをするのだが、近くの茶臼山の平原の滝に行き、林道をジョギングした。時間潰しでジョギング(笑)。
何故か車にはシューズと着替え一式が常備してます。
西尾市のランナー達御用足のジョギングコースも、昼前はさすがに誰もいませんでした。
林道1往復40分と、滝までの遊歩道2往復で、合計約1時間の坂道息上げロードワーク。
結構汗をかきました。うーむ調子は良い。
急いで着替えて某役所に行き、用事を済ませて家に帰った。
家に帰ると子供も夏休みの宿題の本日ノルマ分が終了してたので、午後は家族で映画を見に行った。
そうです。宮崎駿監督の「風立ちぬ」
久しぶりにジブリ作品を映画館で見ました。個人的には良かった!
微妙な作品なので、非常に評価が難しいのですが、「反戦映画ではあるが、人間が作り出した兵器は美しい」という一見矛盾したものを、上手くストーリーでくっ付けております。上手いです。
この価値観にはかなり共感できまして・・・私は軍艦ヲタクですが、やはり戦争は嫌です。
この複雑な価値観を「平和を呪文のように唱える人達」には理解できんようです。
私は海上自衛隊のヘリ空母「ひゅうが」を見て、「おおお!凄い!」と言うと、
「それは人殺しの道具だ!」と怒り狂うのです。
でも「ひゅうが」は、文句無しでド迫力だしカッコいいのだ。
オスプレイなんて、革新的な輸送機で、広い敷地が取れない日本に最適の飛行機ではないか、と思ってます。
でもオスプレイ反対の人達には、理解できんのでしょうね。実際量産化したオスプレイの事故発生率は他の航空機に比べて少ないし(←マスコミが報道しない事実)、滑走路が必要な輸送機に比べ、騒音の範囲も狭いんですけどねー。でもそんなこと言うと、あの人達は怒り狂うのです。
前にも書こうとして書かなかったのですが、この「平和を呪文のように唱える人達」には、中学時代にえらい目に会っております。
中学2年生の時。普段はジャージやジャンパーで学校に行くのだが、ある日はアーミージャケットで通った。で社会科の時間に日教組の活動家教師が、私のアーミージャケット(迷彩服使用)を見て、
「何だ!お前は人殺しの服を着るのか!」
と怒鳴られ、立たされて20発ほど殴られて、顔が変形したことがあります。鼻血が止まらなくなり、立ちながら気絶しました。
おもいくそ理不尽な暴力。生まれて初めて人を「殺してやろう」と思った瞬間(笑)。
まあ口答えした私もいけないんですが、
「これのどこが校則違反なんですか?」
ってね。先生ますます怒る。
この先生は日教組の熱心な活動家。選挙のたびに学校を休んで、社会党代議士の応援に行ってた。今なら大問題ですが、当時の日教組の強い大阪では、黙認されてたみたい。
この事件以降、日教組が大嫌いになり、キチガイ集団だと確信するようになりました。イデオロギーに狂った奴は、キチガイです。
今でもたまに夢に出るんですよ。その先生が私を殴ってる時のキチガイじみた顔が。トラウマになっております。
いかん、話が外れてしまった。
宮崎駿さんも以前は共産党員だった事は、詳しい人ならば周知の事なのですが、この方はベルリンの壁崩壊前後に、社会主義というものにかなり幻滅したらしく、司馬遼太郎氏との対談(←これ自体凄い事だと思う。当時の左翼系運動家からすれば、保守系の司馬史観は到底認められるものではないから)で、
社会主義への幻滅を吐露し、どうすべきが良いのかと相談している部分があります。
この時の対談は、宮崎駿のターニングポイントだと。
これ以前の「風の谷のナウシカ」における、権力に対する視点・共同体に対する視点と、「もののけ姫」での権力に対する視点・共同体に対する視点が、全く違った角度から見れます・・・
権力=絶対悪から権力=必要悪への転換。
現在の宮崎駿さんの政治観は、まだまだ甘い所がありますが(この人の領土問題に対するコメントは・・・笑っちゃいます)、昔に比べたら凄く現実的でイデオロギー色の少ないものであり、私はある程度評価しております。
そういう所が共感できるのでしょうね。
以上、司馬遼太郎が好きな人で、且つ宮崎駿作品が好きな人で、深く見たい読みたい人向けのコメントです(笑)。
興味のある方は、1992年に発行、現在は朝日文庫から出版されている「時代の風音」 司馬遼太郎・堀田義衛・宮崎駿 の対談集をお読みください。
この映画は、右からは「日本をバカにしてる!」と怒られ、左からは「ゼロ戦賛美とは何事か!」と言われれるんだろうなー!
怒る人は見ない方がいいです(笑)。
ジブリの作品ではかなり異質です。一般にはあまり評価されないでしょうね。ファンタジーとしては失敗ですが、恋愛物語としては成功しています。私は個人的に非常に気にいってます。
少なくとも「グランドマスター」よりは数倍良い!まああれは・・・ウォン・カーウェイ監督の題材に対する思想の薄さが・・・あれは映像美以外は全部失敗してる(笑)。
夜は柔道の練習です。
相変わらず練習場の体育館は暑い・・・高校の先生らしい方が柔道を習いに来ておられました。
それはそれとして、やはり夏休みはお忙しみたいで、一般部は最初私とうちの子供だけ(笑)。
二人だけで柔軟やってると、地元H坂中学柔道部のA君参上。
「君凄いなあ。他の子はあまり来ないのにね」
「いえ、練習したいので・・・」
この子は強くなるねえ。
その後先生方が3人ほど加わり、打ち込み乱取へと移行。
最初は出稽古に来られた某実業団の方と乱取りですが、手加減されているにもかかわらずくしゃくしゃ。本当にくしゃくしゃ。背中持たれて引き付けられて、身動きできず(笑)。
情けない事に、1本目でスタミナを使い果たした(笑)。
2本目小学生、3本目うちの子供・・・でも回復せん。マジで使い果たしてしまった。
4本目休憩とは・・・情けない。
5本目またもやうちの子供。
6本目で中学生A君。
でA君相手に、オハナ接骨院のN先生の助言を実行。
「おらおら!もっと攻めろ!」
と大声で発破掛けながら休んでた(笑)。ぐるじい。
解散した後も手が震えてた。実業団の方との乱取りは、ガチガチで力を抜く事も儘ならず、手の筋肉が硬直して震えてます。全身チアノーゼで乳酸の固まりになった。
一言で言うと・・・「怖かったー!」
柔道の練習の事を書くつもりが、映画の話になってしまったが、あくまでもスポーツ中心で(笑)。
あと少しで首が治りそうなオヤジのために、下のバナーをクリックしてね
にほんブログ村