11月22日 日曜日 霞ヶ浦ウルトラウォーキング 寝ながら歩くサラリーマン
第4エイド(48km)ではおでんをいただきました。ホカホカのおでんです。出してくれた女性が女神様に見えました(ホントに美人でした)。結構な量があったので、コンビニで何か買おうという気も起らなかったくらいです。
ここでは靴下を脱いで、マメが出来そうな箇所に再びテーピングを張り直しました。幸い指に1か所マメが出来たくらいで治まっております。歩くのには支障ありません。
今回の大会では、感染予防のために、封をしたお握りとおでんが主でしたが、おでんも大鍋で煮るのではなく、一人分が封をされてるのを温めるタイプでした。大鍋のほうがコストは安いと思いますが(←イベントをされてる人ならわかると思います)、参加料を上げずに感染対策を行うので、かなりのコスト削減努力がされていると感じました。コロナ騒動以降のウルトラウォーク大会から「無人エイド」が増えたのも、やはり「参加料を上げずに感染対策にコストを掛ける」為だと、私個人は考えております。
今年のウルトラウォークでは、無人エイドの発生で、多少不便が出ておりますが、これはもう致し方ない事であると。少人数でウルトラウォーク大会を開催するにあたっては、夜見にくい行先表示・無人エイドの事では、この値段ではこれが限界でしょうね。
それらを解消するには、三河湾100キロのように、参加料15,000円かかると思います。人数が少ない分、三河湾並みに手厚いサービスを求めるのなら、2万円はかかるのではないでしょうか?
以上私の、頭の中で「スタッフが〇〇人として、人件費が、車両代が・・・」と計算した結果です。
エイドを出たのは夜の9時10分です。10時間以上歩いてるのですが、まだ67km残っております。ここから霞ヶ浦の東岸を国道355線沿いに北上します。第五エイドまで12km、第六エイドまで28kmもあります。
第六エイドには、しかも制限時間があり5時20分を超えると強制終了なのだ。
よーし、28キロ先の関門まで6時間で行こう。そこまでは休憩や仮眠は無しで突っ切ろう。さあここから地獄の始まり始まり(笑)。
とにかく寒い。昼間のあのぽかぽか陽気がうそのようである。寒くて寒くて仕方がない。
途中でザックから、タイツとインナーの長袖を出して着こみました。ついでにランニング用の手袋も装着。
はあ、あったかい~。
昼間は「かさばるので持って来て失敗した」と思っていたのですが、持って来て良かった。
後ほどエイドで聞きますと、この日の最低気温は4度だそうです。
外灯を頼りに国道355号を北上しておりますが、結構車が通るので、その物音で眼が冴えてます。時折左側(西側)に湖面が覗けるのですが、暗くてあまりよく分かりません。
何も写すものが無いので、ラブホテルを撮影(笑)。
前後にはかすかに光る人が居るくらいで、徒歩のスピードもそれほど変わらないので、近づく事も無ければ遠ざかる事もありません。
2時間ほど歩いた頃に、無人の第五エイド(60km)に到着。トイレを借りようと思ったが、何と閉店中であった。そうか、説明の時にあった営業時間外のコンビニって、ここだったのかあ!
ううううう、う〇ちしたくなって来たのに、どないしょう。
通過の確認にために表示してあったカメラマークを撮影し、早々に歩き始める。
この時の私の頭の中は、う〇ち・う〇ちの言葉が飛び交っておりました。もうしばらく持つと思うが、とりあえず人家が無い所に出て、脇道に入ろう。
所が田舎にもかかわらず、中々人家が途切れないのだ。20分ほど歩き、山が迫っている所の砂利道に入り、3分ほど藪道に入って、人気が無いか確認した。
もう何もかも良くなるくらいの脱力感。朝ホテルでしてから15時間ぶりです。
ホームセンターで買った簡易式トイレ、別名「簡便くん」(←私が命名した)は、しっかり役目を果たしました。しかし山の中で木々に囲まれながらするのって、気持ちええなあ。真上を見ると木の間から星が瞬いておりました。
世界一ロマンチックなトイレ(笑)。
第五エイドからは、もう眠たくて眠たくて。時々意識が飛んできました。
「あかん、半分寝とる」
自販機でコーヒーを買うが眠気は取れず。意識朦朧が続く。国道は時折歩道が無い所もあり、そんなところでふらふらしてたら、車に引っ掛けられてもおかしくはない。
時々意識が戻る度にぞっとするが、すぐ眠気に負けてしまう。
大型商業施設が並ぶ高須の交差点に行くまでは、1時間ほど記憶が定かではありませんでした。この時点で深夜1時を越えてます。
次のエイドまでは約9キロ。2時間で到着するかなあ。
眠たい眠たい。次のエイドに到着したら、関門時間まで2時間半近くあるので寝よう。
絶対寝よう。
それまでは我慢して歩こう。
口の中でブツブツ言いながら歩いておりました。傍から見たら危ないオジサンです。
この区間も意識がぼーっとしていて、ほとんど記憶に無い。
第六エイド(74km地点)の到着。3時20分でした。
このエイドで何かいただいたと思うのですが、記憶にありません。うーむうーむ。
早々にブルーシートに横にならせていただく。
はああ、1時間でも寝よう。
ところが逆になかなか寝れない。あれ?眠気はあるのにおかしいな?
結局はうとうと30分ぐらいしただけであった。うーむもう少し寝たかったんだが。寝れる気がしないので出発する事にする。
角を曲がって県道144号に入ると、再び眠くなり始めた。どういうこっちゃ(笑)。
次のエイドまでの区間も、かなりの部分は寝ながら歩くという特技で突破(笑)。こういう徹夜なんて、学生の頃はしょっちゅうだったんだが、この年では来るなあ。
第七エイド80kmである。到着時間は6時前。ほんのちょっと空が明るくなり始めました。もちろん無人エイドなので、証拠のマークを撮影。
この時スタート時の駄弁リングさんと再びお会いしました。第二エイドでは私が抜いたのですが、その後のう〇ち騒動(約10分)と、前のエイドでの寝るに寝れない30分で、追いつかれたと思います。
夜明けだ!エイドを出発!残り30キロちょっと(だと思う、距離が伸びてるので確信が持てん)。この時点で完歩を確信。
最後まで楽しんでやるぜい!
次回予告 朝もやのサラリーマン 湖面の決闘望郷編! これがほんとの「父帰る」 菊池寛もびっくりだ
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第4エイド(48km)ではおでんをいただきました。ホカホカのおでんです。出してくれた女性が女神様に見えました(ホントに美人でした)。結構な量があったので、コンビニで何か買おうという気も起らなかったくらいです。
ここでは靴下を脱いで、マメが出来そうな箇所に再びテーピングを張り直しました。幸い指に1か所マメが出来たくらいで治まっております。歩くのには支障ありません。
今年のウルトラウォークでは、無人エイドの発生で、多少不便が出ておりますが、これはもう致し方ない事であると。少人数でウルトラウォーク大会を開催するにあたっては、夜見にくい行先表示・無人エイドの事では、この値段ではこれが限界でしょうね。
それらを解消するには、三河湾100キロのように、参加料15,000円かかると思います。人数が少ない分、三河湾並みに手厚いサービスを求めるのなら、2万円はかかるのではないでしょうか?
以上私の、頭の中で「スタッフが〇〇人として、人件費が、車両代が・・・」と計算した結果です。
エイドを出たのは夜の9時10分です。10時間以上歩いてるのですが、まだ67km残っております。ここから霞ヶ浦の東岸を国道355線沿いに北上します。第五エイドまで12km、第六エイドまで28kmもあります。
第六エイドには、しかも制限時間があり5時20分を超えると強制終了なのだ。
よーし、28キロ先の関門まで6時間で行こう。そこまでは休憩や仮眠は無しで突っ切ろう。さあここから地獄の始まり始まり(笑)。
とにかく寒い。昼間のあのぽかぽか陽気がうそのようである。寒くて寒くて仕方がない。
途中でザックから、タイツとインナーの長袖を出して着こみました。ついでにランニング用の手袋も装着。
はあ、あったかい~。
昼間は「かさばるので持って来て失敗した」と思っていたのですが、持って来て良かった。
後ほどエイドで聞きますと、この日の最低気温は4度だそうです。
外灯を頼りに国道355号を北上しておりますが、結構車が通るので、その物音で眼が冴えてます。時折左側(西側)に湖面が覗けるのですが、暗くてあまりよく分かりません。
何も写すものが無いので、ラブホテルを撮影(笑)。
2時間ほど歩いた頃に、無人の第五エイド(60km)に到着。トイレを借りようと思ったが、何と閉店中であった。そうか、説明の時にあった営業時間外のコンビニって、ここだったのかあ!
ううううう、う〇ちしたくなって来たのに、どないしょう。
通過の確認にために表示してあったカメラマークを撮影し、早々に歩き始める。
所が田舎にもかかわらず、中々人家が途切れないのだ。20分ほど歩き、山が迫っている所の砂利道に入り、3分ほど藪道に入って、人気が無いか確認した。
もう何もかも良くなるくらいの脱力感。朝ホテルでしてから15時間ぶりです。
ホームセンターで買った簡易式トイレ、別名「簡便くん」(←私が命名した)は、しっかり役目を果たしました。しかし山の中で木々に囲まれながらするのって、気持ちええなあ。真上を見ると木の間から星が瞬いておりました。
世界一ロマンチックなトイレ(笑)。
第五エイドからは、もう眠たくて眠たくて。時々意識が飛んできました。
「あかん、半分寝とる」
自販機でコーヒーを買うが眠気は取れず。意識朦朧が続く。国道は時折歩道が無い所もあり、そんなところでふらふらしてたら、車に引っ掛けられてもおかしくはない。
時々意識が戻る度にぞっとするが、すぐ眠気に負けてしまう。
大型商業施設が並ぶ高須の交差点に行くまでは、1時間ほど記憶が定かではありませんでした。この時点で深夜1時を越えてます。
次のエイドまでは約9キロ。2時間で到着するかなあ。
眠たい眠たい。次のエイドに到着したら、関門時間まで2時間半近くあるので寝よう。
絶対寝よう。
それまでは我慢して歩こう。
口の中でブツブツ言いながら歩いておりました。傍から見たら危ないオジサンです。
この区間も意識がぼーっとしていて、ほとんど記憶に無い。
このエイドで何かいただいたと思うのですが、記憶にありません。うーむうーむ。
早々にブルーシートに横にならせていただく。
はああ、1時間でも寝よう。
ところが逆になかなか寝れない。あれ?眠気はあるのにおかしいな?
結局はうとうと30分ぐらいしただけであった。うーむもう少し寝たかったんだが。寝れる気がしないので出発する事にする。
角を曲がって県道144号に入ると、再び眠くなり始めた。どういうこっちゃ(笑)。
次のエイドまでの区間も、かなりの部分は寝ながら歩くという特技で突破(笑)。こういう徹夜なんて、学生の頃はしょっちゅうだったんだが、この年では来るなあ。
この時スタート時の駄弁リングさんと再びお会いしました。第二エイドでは私が抜いたのですが、その後のう〇ち騒動(約10分)と、前のエイドでの寝るに寝れない30分で、追いつかれたと思います。
夜明けだ!エイドを出発!残り30キロちょっと(だと思う、距離が伸びてるので確信が持てん)。この時点で完歩を確信。
最後まで楽しんでやるぜい!
次回予告 朝もやのサラリーマン 湖面の決闘望郷編! これがほんとの「父帰る」 菊池寛もびっくりだ
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