朝2時に起きた・・・というより起こされた。正確に言うと蹴られた。
子供が気を利かして夜中の2時に目ざまし時計をセットしてくれたが、オヤジは全然目を覚まさなかったらしい。先に目を覚ました嫁が怒って私を蹴飛ばした。
目が覚めた。
嫁が半分寝ながら怒ってる。
「もう目覚まし掛けるなら、すぐ起きてよ」
今度から別の部屋で寝よう。こうして段々夫婦仲は冷えて行くのだ・・・悲しい。
大慌てで起きて飯食って歯を磨いて着替えして・・・準備は10分で終わった。まだ2時10分だ。
時間があるのでブログを更新。2時45分に家を出る。会場でもあるホテルAUの近くの有料駐車場に車を停めて、ハガキを持って受付に入ったのが3時35分であった。ホテルに泊まっておられたランナーさんも、一部の方はロビーで準備されておられました。
ゼッケンは・・・242番。なるほど、200番台が70キロの部なんだなー。
いただいたコース図を見て・・・どわああああ!今までと変わってるー!全然違うー!
今までは、常滑からほぼ海岸線沿いに南下し、知多半島の先端まで行き、反対側の三河湾沿いを北上して、折り返してくるコースでした。
で、案内が不十分のために道に迷う人続出(笑)。
昨年の私の場合は、道を間違えたおかげで、歩道が無くて車がガンガン通るコースの県道から外れ、並行して走る海岸線沿いの景色の良い道を、気持ち良く走れたのです。
元々いい加減な大会なので(主催者の方ごめんなさい!)、今回もコースから外れた事にして、常滑坂井から野間までの8km近くを、危険な県道を通らずに景色の良い海岸沿いを走るつもりでした。
地図で計ってみると、外れるとちょっとだけ距離が長い(笑)。まあ仕方がない。
何度か行った自転車での知多半島一周で、ほぼコースは把握しています。
「この計画は完璧だあ!街中をほとんど走る事なく、ほぼ全コースが景色の良い道だ」
と自画自賛していたのですが・・・。
計画はおじゃんになりました(笑)。
新しいコースは、常滑の埋め立て地をぐるっと回ってから一旦会場に戻り(?)、いきなり半島の内陸部の国道(歩道有)に出て南下します。
坂田あたりで前のコースと合流し、野間まで街中を走る。野間から先は海沿いですが、内海で半島を横切り三河湾に出て、先端の師崎に行くコースです。
師崎に行くのは100km参加者のみ。
常滑~坂田間の潮干狩り客とのバトルや、危険な県道での交通バトルも少なくなります。安全優先ですね。
今回は仕方がない。コース通りに行ってみよう。とほほほ。
空いてるホテルのトイレを借りてうんちブリブリ。よし!朝一の排泄はOKだ。
車に戻り準備をする。空手着に着替えゼッケンを着ける。昨日に準備してあったボトルポーチを着け、会場向かいのローソンに行き、スポドリを1本購入。
再びホテルに行くと受付は大混雑。ロビーも人でいっぱい。
やはり空手着は目立ちますが、参加者はベテランが多いので、騒がれる事もありません。ちと寂しい(笑)。
ホテル前の広い歩道で、うっすら空けつつある夜の空を見ながら、ゆっくりとストレッチ。
隣の方に聞かれました。
「柔道ですか?」
「いえ空手です」
関西圏から来られたとの事。
この大会は初めてらしい。
いろいろ聞かれましたが、この大会が超が付くゆるゆる大会である事は、事前にネットで調べて納得しておられるとの事です。
この大会、正確な距離を求めてはいけません(誤差がある)。
この大会、正確な時間を求めてはいけません(自己計測です)。
この大会、充実したエイドを求めてはいけません(コンビニを使いましょう)。
この大会、交通規制がありません(真横を車が通る)。
この大会、地図がいい加減で道に迷う人続出です(地図のコピーを持参ください)。
と、普通の大会ならばランネットでボロクソになり、次回から参加者が来ないのであるが・・・何故か私のようなリピーターが多いのだ。
前回参加のうちの嫁が、今回参加しなかったのも、潮干狩り客の渋滞に巻き込まれるのが嫌だったためである。
何故少数だが私のようなリピーターがいるかというと、
制限時間が長い。70・80・100kmで17時間。40・50kmで12時間。
①フルに出たいが、自信が無いので制限時間の長い大会に出たい。
②同じくウルトラに出たいが、同上・・・私の事です(笑)。
③ウォーキング大会として出る。
④年齢制限が無い。子供達も40km50kmに出て歩いてる。
⑤ゆるい(笑)。
わははは!これでも褒めてます。
⑤番の「ゆるい」は・・・
実は今大会に参加されたある女性のブログを、大会後に拝見させていただきました。
この方は、間違って70kmで申し込んでしまったらしいのですが、前日(?)受付でダメもとで80kmへの変更をお願いしてみた所、何と手続きして下さったそうなのです!
普通のマラソン大会では絶対無理な事です。
よく言えば親切、悪く言えばええ加減(笑)。
ランネットで怒ってる人達には向いてない大会です(笑)。規模の大きな練習会ですねえ。
トラブルがあっても、「まあ仕方が無い。知多半島ウルトラ遠足だから」と諦めれる人向け。
かなりの自己責任を求めらる大会です。
私の場合も自己責任(防衛)として、財布を持ち・荷物搬送は頼まず(過去に延着があったらしい)・地図は自分で用意し・いざという時は並走する名鉄電車で自分で帰ろうと考えてるのだ(リタイヤした人の回収は期待できません、渋滞で車が動かない)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/ee/d5a8d134e51d6f02bdefd63bdf584c76.jpg)
がお年寄りの会長(?)のコース説明がよく分らない。何を言ってるのかわからない。
隣の人に聞くと、
「僕もよく分んないです。まあ何とかなるでしょう」
この人も雑だ(笑)。
隣のグループが、
「分った?」
「いまいち。でもいつもの事だから」
という会話。
「何かよく分んないけど、いつもの事だし相手は爺さんだし、まあしゃあないなあ」という空気が(笑)。リピーターさん達の目は暖かいです。まるで敬老会だ(笑)。
説明会が終わったけど、ほとんどの方はホテルのロビーで待機。外は結構寒い。
人の少ない外で柔軟をしてると、年代が同じらしい方に話しかけられました。
「道着を着て走られるんですか?」
「ええ、普段から仮装して走ってます」
その人と一緒に話をしながら柔軟をしてました。三戦立ちからの突きとか受けで簡単にほぐしてると、
「おおお、空手ですねえ」
と感心されてしまいました。お恥ずかしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/ea/8e44bcef97d77b2ce55a60b2a7de3627.jpg)
でも初めて参加する方は驚いてましたね。
「これがスタートの看板?」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/03/f1ee6cca79bc93df48681ff646ac0035.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/52/db0169c964b5bfc22cc660da703e3bdc.jpg)
とここで面白いTシャツの方を発見。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/43/2f0ff055c2201e8837ee1050d6312a7a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/f8/9e36f06232009cffdef8eecd638be838.jpg)
「仮装ですか?写真撮らせてください!」
「あなたも同じじゃないですかー!」
と笑われてしまいました。
昼間は直射日光で暑いと思われるこの気候で、着ぐるみとは凄い!根性のある方です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/9c/e2bcf5f6ac417d64a386f4fa8170a5cb.jpg)
やはり仮装は私を含めて2人でした。
さて夜が白々と明けてきて、いかにもスタートという雰囲気。
会長とおぼしき人が、笛を持って、スタート地点に近づく。
今年はちゃんと音を出してね(笑)。
10秒前からカウントダウンがランナーの間で静かに始まり、会長が笛をくわえ吹く。
「スーーーピーー」
鳴ったけど「ピー」じゃなくて「スー」かあ!スタート地点で思わず漏れる失笑。昨年40・50km部のスタートは爆笑であったが、今年は失笑であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/0a/605fdc4a6ac800a9d477a04bbd0967cf.jpg)
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