しんぶん赤旗 2013年7月26日(金)
ブラック企業根絶・原発ゼロ直ちに
吉良氏、小池氏 目標掲げ政治動くとき
TBSラジオ番組で決意
参議院選挙で当選を果たした日本共産党の小池晃副委員長と吉良佳子さんは24日、TBSラジオ番組に出演し、国会議員として「今の若者や働く人を使い捨てにする社会を、まずはなんとしても変えたい」(吉良さん)、「憲法を生かした国づくりをまずやっていきたい」(小池さん)と決意を語りました。
--------------------------------------------------------------------------------
雇用問題をめぐって議論は白熱しました。
吉良さんが就職氷河期を経験した自らの経験にもふれ、「未来を担うべき若い世代がこんなに不安だらけ、将来に展望をもてない社会でいいのだろうか。まともに人が働ける社会に変えたいということを参院選でも訴えました」と語ると、番組パーソナリティの荻上チキ氏(評論家)は「思いは完全同意です」と応じました。
人の命が一番
経済政策について聞かれた吉良さんは、「アベノミクスは間違いだと思います」と即答。「企業さえもうかれば、そのおこぼれが回ってくるというやり方ではこれまでもうまくいかなかった。そこを今、転換すべきだし、私が変えていきたい」と熱く語りました。
ブラック企業対策が議論の焦点になりました。吉良さんは、「離職率の公表だとか、労働基準監督署の体制強化だとか、ブラック企業対策としていますぐできることを求めたい」と語りました。
小池さんは「ブラック企業の決めゼリフは『おまえの代わりはいくらでもいる』というもの。こうした企業がはびこる背景には、一度、正社員の枠からはみ出ればもう二度とはい上がれなくなるような雇用状況があります」と指摘。「ブラック企業根絶の緊急対策を行うと同時に、正社員が当たり前という雇用環境に変えていかなければならない」と提起しました。
「原発ゼロ」についても話題になりました。
吉良さんは「原発は国民の命を犠牲にしてまで続けるべきものなのかということが問われています。政治が一番大事にすべきは人の命。原発をなくすという目標を掲げて政治が動くべきときです」とのべると、荻上氏は「吉良さんいいですね。官邸前のようにこぶしがどんどん上がってきています」と応じました。
大胆に協力を
小池さんは、新たな国会で、「再稼働反対で政府に迫り、代替エネルギーへの転換を求めていく」と語りました。
ジャーナリストの青木理氏が今後の国会での対応として、「テーマによってはほかの野党との協力が大事になってくる」と指摘。小池さんは「実は今までも一致できる課題では協力してきました」「原発やブラック企業対策など、いろんな問題でほかの野党や自民党とも、協力できるところは大胆に協力していきたい」と応じました。
ブラック企業根絶・原発ゼロ直ちに
吉良氏、小池氏 目標掲げ政治動くとき
TBSラジオ番組で決意
参議院選挙で当選を果たした日本共産党の小池晃副委員長と吉良佳子さんは24日、TBSラジオ番組に出演し、国会議員として「今の若者や働く人を使い捨てにする社会を、まずはなんとしても変えたい」(吉良さん)、「憲法を生かした国づくりをまずやっていきたい」(小池さん)と決意を語りました。
--------------------------------------------------------------------------------
雇用問題をめぐって議論は白熱しました。
吉良さんが就職氷河期を経験した自らの経験にもふれ、「未来を担うべき若い世代がこんなに不安だらけ、将来に展望をもてない社会でいいのだろうか。まともに人が働ける社会に変えたいということを参院選でも訴えました」と語ると、番組パーソナリティの荻上チキ氏(評論家)は「思いは完全同意です」と応じました。
人の命が一番
経済政策について聞かれた吉良さんは、「アベノミクスは間違いだと思います」と即答。「企業さえもうかれば、そのおこぼれが回ってくるというやり方ではこれまでもうまくいかなかった。そこを今、転換すべきだし、私が変えていきたい」と熱く語りました。
ブラック企業対策が議論の焦点になりました。吉良さんは、「離職率の公表だとか、労働基準監督署の体制強化だとか、ブラック企業対策としていますぐできることを求めたい」と語りました。
小池さんは「ブラック企業の決めゼリフは『おまえの代わりはいくらでもいる』というもの。こうした企業がはびこる背景には、一度、正社員の枠からはみ出ればもう二度とはい上がれなくなるような雇用状況があります」と指摘。「ブラック企業根絶の緊急対策を行うと同時に、正社員が当たり前という雇用環境に変えていかなければならない」と提起しました。
「原発ゼロ」についても話題になりました。
吉良さんは「原発は国民の命を犠牲にしてまで続けるべきものなのかということが問われています。政治が一番大事にすべきは人の命。原発をなくすという目標を掲げて政治が動くべきときです」とのべると、荻上氏は「吉良さんいいですね。官邸前のようにこぶしがどんどん上がってきています」と応じました。
大胆に協力を
小池さんは、新たな国会で、「再稼働反対で政府に迫り、代替エネルギーへの転換を求めていく」と語りました。
ジャーナリストの青木理氏が今後の国会での対応として、「テーマによってはほかの野党との協力が大事になってくる」と指摘。小池さんは「実は今までも一致できる課題では協力してきました」「原発やブラック企業対策など、いろんな問題でほかの野党や自民党とも、協力できるところは大胆に協力していきたい」と応じました。