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福島第一 海抜2.5メートル以下漏出恐れ 規制委 地下汚染水で指摘

2013-07-29 15:55:53 | 日記
東京新聞より転載
福島第一 海抜2.5メートル以下漏出恐れ 規制委 地下汚染水で指摘

2013年7月29日

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 原子力規制委員会事務局は二十九日の専門家会合で、東京電力福島第一原発で高濃度汚染水が海に漏れる危険性の高い場所とされる地下のトレンチ(トンネル)下の砕石層に関し、海抜二・五メートル以下の部分は地下水が達しており、漏出の危険性がより高いと指摘した。
 トレンチは、海水をくみ上げる配管やポンプを制御するケーブルなどが収められている。事務局が原発の断面図と地下水の実測値などを比較検討したところ、地中の浅い位置にあるトレンチでも、多くは設置の際に下部に敷かれた砕石層が地下水に浸っており、汚染が拡大するルートになる可能性が高いことが分かった。深いトレンチは地下水に浸っている状況という。
 規制委は、地下水や専用港内の海水の分析結果から、海の汚染は続いていると判断。トレンチの砕石層に薬剤(水ガラス)を注入して漏出を防ぐことや、汚染を監視する井戸などを増やすよう東電に求めた。
 2号機のトレンチでは、採取した水から一リットル当たり計二三億五〇〇〇万ベクレルの放射性セシウムを検出。二〇一一年四月に海へ流出した高濃度汚染水が残っているとみられる。別のトレンチでも、タービン建屋地下にたまる高濃度汚染水と同じとみられる汚染水の存在が確認されている。

きょうの潮流  身近な人が、がんと診断され、治療に入っています。

2013-07-29 11:42:55 | 日記
しんぶん赤旗            2013年7月29日(月)

きょうの潮流


 身近な人が、がんと診断され、治療に入っています。体調をくずして、たまたま受けた検査で、がんが見つかったそうです。改めて周りを見回すと、さまざまながんを患った人の多いこと▼患部を切除して助かった人、抗がん剤や放射線で治療中の人、手術を受けて再発の不安を抱えながら経過を観察中の人…。国立がん研究センターの情報によると、日本人が生涯でがんになる確率は2人に1人、3人に1人はがんで亡くなっています▼われわれの生き死にに、大きくかかわるがん。医学の進歩とともに治療法も開発されてきましたが、多くは苦労しながら自分に合った治療を探し、長期間の闘病生活を余儀なくされています。がんは発生部分によって特性が異なるからです▼なんとかして、がんを治したいという患者の思い。そこにつけこむように、安倍政権はこの秋、保険診療と保険がきかない自費診療を組み合わせた混合診療を解禁し、まず抗がん剤から適用しようとしています。規制改革の一環です▼いま、抗がん剤の新薬研究は世界で進んでいます。しかし混合診療がひろく認められれば、全額自己負担の診療が拡大し、先進医療や高額な新薬をあきらめざるをえない患者も出てくるでしょう▼TPPに参加すれば、アメリカの圧力によって医療は金もうけの対象になり、日本の保険制度が崩される懸念もあります。国民から医療を遠ざける規制緩和やTPPを平気で推し進める。命とカネを取引するような政治は、まっぴらごめんです。


あきらめず声をあげよう

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