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仮設生活 心身とも限界/(3)避難長期化/福島知事選「復興の論点」

2014-10-11 20:06:12 | 原発

河北新報より転載

仮設生活 心身とも限界/(3)避難長期化/福島知事選「復興の論点」

「仮設はもう嫌だ」と言い残し、高齢の女性は奥の森で自殺した=いわき市内

<「心折れたんだ」>
 「散歩に行く」とうそをついた。玄関先で言い放った最後の声は、普段よりも大きかった。
 「仮設はもう嫌だ」
 福島第1原発事故で避難し、いわき市内の仮設住宅に住んでいた福島県楢葉町の女性(87)が9月2日、近くの森の崖の斜面で、首に蔓(つる)を巻き付けて自殺した。
 2011年8月末に入居後、軽度のアルツハイマー病と診断された。ことし4月、夫(94)=当時=が仮設住宅で転倒し亡くなった後は物忘れの症状が悪化していた。
 「みんなの名前が思い出せない」。8月30日、病院のリハビリから帰宅した際、同居する長男(64)にこぼした。
 翌31日、突然友人や親戚に電話をかけ始めた。「今まで友だちでいてくれてありがとう」。別れのあいさつだった。
 長男は「母は将来寝たきりになって、私に迷惑を掛けてはいけないと考えたのかもしれない。3年半は高齢の母には長すぎた。心が折れちまったんだ」と声を詰まらせた。
 楢葉町は大半が避難指示区域。町は来春以降に帰町を目指す方針。除染は計画上終了したが、住民の放射能への不安は根強い。
 仮設住宅の自治会長は「先が見通せない。福島には復興という道はあっても障害物が多すぎる」と厳しい認識を示す。

<遅れた整備計画>
 仮設住宅の出口となる災害公営住宅の整備完了時期も、福島では見通しが定まらない。復興庁がまとめた被災3県の整備状況(14年6月末)によると、岩手では全戸の完成時期が確定、宮城も整備の見通しが立った。一方、福島は原発避難者向けの4890戸のうち、3466戸(70.8%)が決まっていない。
 原発被災者向けの住宅を主体的に整備する福島県が、第1次整備計画を示したのは13年6月と遅かった。初めての県営住宅(計40戸)は来月、郡山市内に完成する。
 整備の工程表が固まらない理由について県建築住宅課の担当者は「原発事故の避難区域に建設できないため、避難先の自治体内に大規模な土地が必要。用地は選定しているが、交渉に時間を要している」と説明する。
 避難指示区域の同県富岡町から郡山市の仮設住宅に1人で暮らす村口和歌子さん(82)は同市内に来年1月完成する公営住宅に申し込んだが、7月に落選通知が届いた。
 富岡町の帰還検討時期は17年4月以降。自宅は居住制限区域のため、戻れる時期の見通しは立たない。別の場所で自宅再建可能な年齢ではない。
 長引く仮設住宅の暮らし。健康診断で身長が数センチ縮んだ。年を追うごとに腰の痛みが増す。人相が変わったと周囲から言われて、鏡を見る。この先の人生を考える。
 村口さんが入居を望む公営住宅の完成は来年秋だ。「こんな仮住まいの暮らしは情けなくて仕方ない。死ぬ前に富岡の復興の姿を見たい。いつになったら出られるのか」
 福島では、2万5000人以上の避難者が狭い室内で4年目の冬を越す。

[震災関連死]復興庁のまとめでは、14年3月末現在、岩手、宮城、福島の被災3県の震災関連死者数は計3034人。うち福島が1704人(56.1%)と過半数を占める。東日本大震災関連の自殺者数は内閣府自殺対策推進室の統計によると、8月現在、福島が56人と最多。岩手は31人、宮城は37人。

 

2014年10月06日月曜日

関連ページ:福島政治・行政

「10・17年金者一揆」 年金者組合 20万請願署名で政府に直訴

2014-10-11 16:55:50 | 年金者

「10・17年金者一揆」が日比谷野音で中央集会。

マクロ経済スライドは、物価や賃金の上昇に合わせて、本来上げるべき年金額を引き上げずに削減するもの。2015年4月に発動予定。政府は物価や賃金が低下すれば年金額を引き下げる改悪を検討。 年金者組合は20万請願署名で政府に直訴する。


川内原発再稼働 不安・疑問噴出 薩摩川内市で住民説明会 災害は 避難は 核ゴミは

2014-10-11 11:33:42 | 原発

しんぶん赤旗     2014年10月11日(土)

川内原発再稼働 不安・疑問噴出

薩摩川内市で住民説明会

災害は 避難は 核ゴミは

 九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)が、新規制基準に「適合」とする原子力規制委員会の審査結果について、県などによる住民説明会が9日夜、薩摩川内市で開かれました。住民からは「使用済み核燃料の行き先が決まっているのか」「事故が起こりうるものを稼働して安全だという説明は疑問だ」「避難計画を再稼働の条件にするべき」「誰が責任をとるのか」などと、再稼働に疑問や不安の声が続出しました。住民説明会は、10日には川内原発30キロ圏内の日置市で開催。いちき串木野市、阿久根市、さつま町でも順次開かれます。


写真

(写真)九州電力川内原発についての住民説明会で質問する参加者=9日、鹿児島県薩摩川内市

 9日の説明会には約1000人が参加。市民からは、「津波と台風の高潮などが重なった場合の対応はしているのか」など、地震や津波をはじめとする自然災害、テロへの対策についての質問が相次ぎました。規制委事務局の原子力規制庁の担当者の回答を聞いても、「回答になっていない」「納得できない」との声が出されました。

 10人が質問。9人が川内原発の安全性に疑問を投げかけました。

 「『リスクを最小限に抑える』というが、原発事故は起きたら抑えきれない。原発にリスクはいささかもあってはいけない」「経験則で考えていた以上のことが福島で起きた。テロ攻撃や隕石(いんせき)の落下など、想像もつかないことが起きたとき、どうするのか」「福島の事故が片付いていないのに、あなたたちの説明に説得力があると思っているのか」などです。

 規制庁の担当者の回答は、「絶対安全には到達できず、リスクは残る」「あくまで法律に基づく審査をしたもの」など、通り一遍のものに終始しました。

 会場内からは質問を求める手がいくつも挙がっていましたが、「予定した時間を大幅に超過しています」と打ち切られました。

 安倍政権は、一連の住民説明会の開催で地元住民への説明を果たしたとし、薩摩川内市議会と同市長、鹿児島県議会と同知事の同意を得て、川内原発を原発再稼働の突破口にすることを狙っていますが、今回の住民説明会は、そんな暴走は許されないことを浮き彫りにしました。


1177.運動会後に集団で不調を訴える柏小のこどもたち

2014-10-11 10:38:07 | 震災

元東電原子力技術者、現医師の独り言より転載

2014年10月02日

1177.運動会後に集団で不調を訴える柏小のこどもたち

・柏の小学校のこどもたちが運動会のあとに集団で食中毒様症状を起こして、多数欠席
・柏はフクシマ後のホットスポットであり、高濃度汚染土壌を敷地内に埋設している
・チェルノブイリのこどもたちも、同じようなはっきりとしない体調不良を訴えていたことに注意する必要がある


千葉県柏市で、非常におかしな「食中毒様の症状が出ています。
感染性胃腸炎の疑いで臨時休校(NHK)
千葉県柏市の小学校で、およそ100人の児童がおう吐や下痢などの症状を相次いで訴え、市の教育委員会は、感染性胃腸炎の集団感染の疑いがあるとして、2日と3日の2日間、臨時休校としました。

柏市教育委員会によりますと、柏市松ヶ崎の市立柏第4小学校で、30日からおう吐や下痢などの症状を訴える児童が相次ぎ、1日は欠席者が97人に上りました。
市の教育委員会は、感染性胃腸炎の集団感染の疑いがあるとして、2日、学校を臨時休校としたほか、3日も臨時休校にすることを決めました。
市の教育委員会は、学校給食による集団食中毒の可能性は低いとみています。
その理由として、発症が相次ぐ前、最後に給食が出されたのが先月26日で、発症まで時間がたっているためだとしています。
地元の保健所は、原因や感染経路などを調べるとともに、市内の小学校に対し、手洗いやうがいを徹底するよう呼びかけています。10月02日 22時11分

一見して、異様な記事です。多数の食中毒様症状が出ているのに、「給食」が原因ではない。しかし、感染経路を調べるという、支離滅裂であるからです。あとは、便などによる集団感染ですが、これほどの広がりは持たないはず。

次は読売新聞
運動会後に胃腸炎での欠席者急増、小学校休校に2014年10月03日 15時54分
(前略)
 市教委や同校によると、9月30日に欠席者が47人と急増し、10月1日には97人に上ったため、同日午後に授業を打ち切った。同校では9月27日に運動会があり、日曜の28日の後、29日も代休だった。運動会には児童がそれぞれ弁当を持参し、職員に症状は出ていないという。欠席者急増の前に給食があったのは26日が最後で、給食が原因の可能性は低いとみているが、念のため給食調理員の検査なども行っている。
NHKの記事よりはマシですが、これでもよくわからない。たしかに、給食である可能性は-途中に運動会の弁当も入っていることを考えれば-おかしい。

柏四小☆携帯用掲示板
■2014.10.3-12:42
柏第四小学校
臨時休業2日目
柏第四小学校 保護者様 ほぼ全員が快方に向かっています。新たに下痢や嘔吐の症状が出た場合は,学校へ連絡をお願いします。台風18号の影響も心配されます。5日日曜日正午までにスクールメールにて,6日からの予定を連絡します。 柏第四小学校長
■2014.10.2-15:59
柏第四小学校
臨時休業について10月2日
柏第四小学校 保護者様 昨日までの欠席者と早退者に連絡を取ったところ,ほとんどの児童が快方に向かっています。家族に感染したケースもほとんど起こっておりません。なお,新たに嘔吐等の症状が出た場合は担任まで御連絡ください。6日から元気に学校生活が送れるよう,引き続き外出を控え健康管理に十分配慮するようお願いいたします。 柏第四小学校長
■2014.10.1-18:14
柏第四小学校
臨時休業中の注意等について
柏第四小学校 保護者様
 今回の臨時休業の実施にあたりましては,御理解と御協力を賜り感謝申し上げます。次の点で,さらに御協力をいただきますようお願いします。1.臨時休業中は,外出を控え健康管理に十分配慮する。2.健康調査票に記入し6日(月曜日)に全校児童が提出する。3.健康状態について担任から問い合わせすることがある。なお,5日(日曜日)のグランドゴルフ大会は実施するそうです。健康状態に自信がある児童の参加でお願いします。終わりに,1年生の校外学習は,10日(金曜日)に延期して実施します。柏市立柏第四小学校長
■2014.10.1-11:19
柏第四小学校
臨時休業について
 本日,欠席者と早退者を併せて全校で100名を超えましたので,給食後13:10下校とします。また,明日2日(木)と3日(金)は臨時休業にします。家庭で安全に過ごせるよう御協力をお願いします。それに伴い,学童ルームに通っている児童を本日17:00まで学校で預かります。それまでにお迎えに来られない保護者の方は,担任まで連絡をお願いします。
なお,明日の1年生の校外学習は延期とします。柏第四小学校長
 

「秘密保護法施行しないで」 市民団体が自民党に要請

2014-10-11 10:02:24 | 日記

『田中龍作ジャーナル』より転載

2014年10月10日 13:06

「秘密保護法施行しないで」 市民団体が自民党に要請

市民グループがアポを取っていたのにもかかわらず、自民党は職員を出さずガードマンで対応した。=10日午前10時10分頃、 自民党本部前 写真:筆者=

市民グループがアポを取っていたのにもかかわらず、自民党は職員を出さずガードマンで対応した。=10日午前10時10分頃、 自民党本部前 写真:筆者=

 特定秘密保護法を施行しないよう求める要請書を、市民グループがけさ、自民党総務会に提出した。(主催:「秘密保護法」廃止へ!実行委員会)

 昨年12月6日に国会で強行採決された秘密保護法は、成立から(官報による周知期間含む)1年以内に施行される、と同法で定められている。

 秘密保護法は、現在のところ12月10日の施行が有力視されているが、市民グループは廃止を含む抜本的見直しを要求している。

 市民グループ約20人は要請書を手渡すため自民党本部に向かおうとしたが、はるか手前から警官隊に阻止された。「通すのは5人まで」と警察は制限してきた。

 「自民党にアポを取っているのになぜ制限するのか?」。市民側は抗議したが、警察はピケを解かなかった。やむなく5人だけが向かうことになった。

 警察に阻まれながらも自民党本部にたどり着いたのだが、要請書を受け取りに出てきたのは、警備会社のガードマンだった。自民党の人間ではないのだ。

 自民党の広報担当者は「忙しくて人がいない」と説明した。

遠い自民党本部。天下の公道にもかかわらず警官隊はピケを張って市民の通行を阻止した。=10午前9時59分、永田町 写真:筆者=

遠い自民党本部。天下の公道にもかかわらず警官隊はピケを張って市民の通行を阻止した。=10午前9時59分、永田町 写真:筆者=



支援策棚上げ 戸惑い/政治が遠い 福島県知事選 県外避難者の声(2)

2014-10-11 06:36:20 | 日記

河北新報より転載

支援策棚上げ 戸惑い/政治が遠い 福島県知事選 県外避難者の声(2)

不在者投票の請求書類を眺める三原さん。記入欄はまだ埋まっていない=5日、千葉県柏市

◎浪江町から米沢市、千葉・柏市/三原 優蔵さん(60)
 郵便受けにB4サイズの茶封筒が届いていた。「ああ、面倒だな」。食卓脇の郵便物の山に、置きっ放し。知事選の不在者投票用紙を請求する書類だ。
 福島県浪江町の三原優蔵さん(60)は、自宅が福島第1原発事故で避難区域になった。家族3人で米沢市のアパートに落ち着き、昨年12月、本籍地の千葉県柏市に移った。
 米沢市に避難後間もなく、山形県は借り上げ住宅制度を始め、家賃のうち月6万円を補助した。保健師らが訪ねて来て、悩みに耳を傾けてくれた。県の素早い対応がありがたかった。いまも恩義を感じている。
 他方、「福島県に何をしてもらっただろうか」。実感がない。選挙に気が向かないのは、そのためだ。
 浪江町は妻裕子さん(58)の故郷。24歳で婿養子に入り、自転車やおもちゃを扱う店を継いだ。知人はいなかった。浜の方言にもなじめなかった。
 気持ちを和ませてくれたのは町の子どもたちだった。放課後、格闘ゲーム機を目当てにランドセルを背負ってやって来た。「優蔵さん」と慕ってくれた。
 こんなこともあった。児童たちが次々と自転車に乗って遊びに来て、その数ざっと20台に。店頭から道路にあふれ、警察官に注意された。
 「もう、あの子たちは町に戻らないのかな」。そう思うと、町に帰る気になれない。
 告示直前、インターネットで「福島県知事選」を検索した。原発政策や県外避難者への支援策が争点になっていないと感じた。「貴重な1票。避難者こそ投票しなければならないのだろうが…」。不在者投票用紙の請求書は、空欄のままだ。

 

2014年10月11日土曜日

関連ページ:福島社会

あきらめず声をあげよう

老いも若きも安心して暮らせる世の中を 最低年金月七万円 戦争する国つくりダメダメ 投票に行かなければ何も変わらない