青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

大阪城博覧会 ~こんな大きな影響がありました!

2021-06-13 | 昭和・懐かしい大阪の風景

「大阪城博覧会」、覚えている人います?1983年10月1日から2か月間、大阪城の「周辺」で行われたイベントです。別名「大阪築城400年まつり」。



しょぼいイベントという記憶しか残っていないのですが、今振り返ると、結構大がかりなイベントでした。まず、「大阪城ホール」は、このイベントのために作られました。イベントは大阪21世紀協会の主催で、その会長である松下幸之助が、皇太子殿下・妃殿下(現天皇・皇后)もお招きし、大阪城ホールで開幕宣言をしました。

このイベントで作られたもう1つのものが、大阪環状線の「大阪城公園駅」です。環状線に駅が1つ増えるということに、当時何となく凄さを感じました。

そしてもう1つ覚えているのは、このイベントのオープニング・パレードが、後に「御堂筋パレード」として定着したことです。(今はもう無くなったのが残念ですが)確か、この期間に大阪港では、「大阪世界帆船まつり'83」も開催しています。

大阪の経済界はこのように、大した目玉コンテンツがないイベントであっても、成功に導いてしまうパワーを持っていることは、この後の花博でも証明されています。近年の気候変動に伴う災害多発や、コロナ感染者が1番多いのはどこかを考えた時、東京一極集中の日本の姿を再考するべきだと考えます。