青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

サンタモニカ ~箕面・80年代を象徴する喫茶店~

2021-06-28 | 昭和の喫茶店

大阪は北摂・箕面。新御堂筋の北側突き当り(箕面)と、国道171号線の間にあった喫茶店「サンタモニカ」を懐かしむ人は多いと思います。80年代の好景気の波と共に、この辺りには沢山の素敵なお店が建ち並びました。

真っ白な建物、店内のイスやテーブルや壁も白で統一。駐車場には星条旗、オレンジ色のポロシャツとジーンズをユニフォームにした店員さん。大型プロジェクターで、洋楽ビデオクリップや、フラッシュダンスなどの洋画のビデオを流していました。ゆったり座れる座席が心地よく、午前も夜中も楽しめました。アイスコーヒーとハンバーガーをセットでオーダーしたことが多かったと記憶しています。

自動車を持っていないと行くことが出来なかったお店。だから、カップルがデートで来ているのがほとんど。車とGFもしくはBFがいた人は、絶対にここに足を運んだはずです。

辺りはまだまだ田畑が多く、のんびりした風景の箕面。これは当時の地図です。「みのおキューズモール」がここに出来ることなど誰も想像もしなかった。(笑)突き当りを東西に走る道沿いを東に向かうと、ヒロヤマガタラッセンのシルクスクリーンを販売するお店もありました。書店や喫茶店、レンタルビデオ屋も、この道沿いにはありました。

1990年代に入っていつの間にか、新御堂筋沿いの箕面~江坂間にあったキラ星のような素敵な喫茶店&レストランは、1軒ずつ店を閉め始め、現在ではそこにお店があった面影さえも全くないのは、本当に寂しい限りです。

同時に昔は多かったラブホテル(ファッションホテル)も今ではどんどん姿を消しています。男と女が出会い、楽しみ、一緒に過ごす場所が激減し、車にもスポーツにも異性にも興味のないスマホ・ゲーム&ネット族が増加すれば、少子高齢化も当然の流れなのかも知れません。

ラブホテルの多くが、今は素知らぬ顔で、葬祭場になっているのをご存知ですか?何か、罰当たりな・・と思ってしまいます。普通の分譲マンションにして販売しているのも呆れますが・・。知らずにお葬式をあげたり、マンションに住んでいる人が気の毒になります。