中さん

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日記(2.1)Father of PAC―MAN

2017-02-01 10:06:35 | 日常
2月 1日  (水曜日)   晴れ

”原点は2台の木馬”・・ナムコの創業者の記事

 昭和30年の初夏、横浜のデパートの屋上に2台の電動木馬が設置された。
30歳の中村雅哉さんは、毎朝木馬を磨いて客を待つ。
子供が乗りたそうなそぶりを見せると、すかさず愛想を言う。
「なかなか元気なお坊ちゃんですね」
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 ▼母親は「もう、しょうがないわね」などと顔をしかめながらも、
料金の十円玉を財布から出してくれた。
木馬が飽きられると、中村さんは金魚すくいを企画する。
再び子供たちから歓声が上がった。
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後に売り上げが1500億円を超えるエンターテインメント大手「ナムコ」
(現バンダイナムコホールディングス)の原点である。

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 ▼「人間は遊ぶ存在(ホモ・ルーデンス)である」。
 オランダの歴史家、ホイジンガの言葉を会社の基本理念としてきた。


 もっとも、中村さん自身は、世間で言う「遊び」とは無縁に見えた。
 1年の3分の1は海外出張だった。

普段は自宅で深夜に起き、仕事のアイデアを練る。早朝の散歩の後、一眠りしてから、
出社した。休日でもついつい会社に出てしまう。
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 ▼中村さんは、世界中でヒットした業務用ゲーム機「パックマン」の生みの親
  として知られる。
  ギョーザなど、食べ物のテーマパークを展開し、映画会社も買収した。
  どうしたら人を喜ばせて飽きさせず、儲けることができるのか。
  知恵を絞るのが、楽しくて仕方なかったようだ。

 ▼今年も「春節」を迎え、中国や台湾から多くの観光客が来日している。
  ただし「爆買い」の光景は、影をひそめた。
  代わって人気を呼んでいるのは、
  ヒット映画の舞台となった街を訪ねたり、
  温泉につかったり
 、和服を着付けてもらったりする「体験型」のツアーである。
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 ▼91歳の天寿を全うした中村さんの考えていた通りに、
  世の中は動いている

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1948年、横浜工業専門学校(現横浜国立大学)造船科を卒業。
55年、ナムコの原点「中村製作所」を設立した。
77年、ナムコと社名変更。

80年に発売され、世界中で大ヒットした「パックマン」は
“最も成功した業務用ゲーム機”としてギネス世界記録にも認定された。
中村氏は海外でも“Father of PAC―MAN”として広く親しまれている。
2005年、バンダイと経営統合。バンダイナムコホールディングス最高顧問に就任した。
93年には日活を買収。役所広司(61)主演の映画「どら平太」(監督市川崑)
などの製作総指揮に名を連ねた。
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コメント
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