まつや清の日記 マツキヨ通信

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野宿者のAさん、支援グループと葵区生活支援課の取り計らいで救護所に保護

2009年12月29日 | ニュース・関心事
全国の都道府県庁所在地中心に政令市・中核市136の自治体で今日から始まる生活総合相談窓口は静岡市でも本日10:00から市役所1階で、ハローワークは本日、明日日10:00開設されます。果してどれくらいの相談者が訪れるのでしょうか。

昨日のボランティアグループによるもちつき大会の後、「野宿者のための静岡パトロール」や、司法書士会や全労働省労働組合のメンバーと二人の野宿者が市役所を訪れました。私も2時間ほど一緒に同行、実質的な解決対応策が取られました。

二人とも駿府公園のトイレで野宿。一人の方は、昨日、市立病院で手術後検査で喉頭がんと判断され、4日に再検査、入院しながら治療を行うとの医師の判断が示されました。4日までどうするか、で病院のケースワーカーと相談。

結論は「野宿先に戻るように」とのこと。「いくらなんでもそれはないだろう」と生活支援課窓口に。そして、急遽、本人の意志を確認し救護所に保護決定。窓口の職員が施設まで送っていき、4日の朝、施設に迎えにいくことになりました。

もう1人の方は、緊急援護金を銀行に振り込んでもらったが、印鑑が登録用と違うとして引き出せない、通帳担保にお金を貸してほしい、というものでした。結局、お金を引きだすことはできず、住宅対策に動きました。

相談者の意志の揺れ動き、窓口の対応策のとまどいの中、簡単に問題が解決しない現実も見えました。マスコミ報道では、今日から発足する「都営派遣村」、連動する各自治体の「呼び寄せ効果」への懸念からスムーズに動いていないとの事。

今日の静岡市役所での生活相談窓口、どんな展開になるのでしょうか。