まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

国保料大幅値上げ関係議案に反対討論。ようやく厚生委員会終了

2012年03月16日 | ニュース・関心事
実に長い厚生委員会でした。昨日は保健福祉子ども局の予算審議21:00まで、今日は病院局予算審議16:00まで。国保関係の31号一般会計予算、37号国民健康保険会計予算、第64号国民健康保険条例の一部改正議案反対討論。

反対理由は、このような大幅改定は避けられた、という観点。毎年増加する医療費12年度分は23億円と推定、この分を静岡市繰り出し金を昨年より7億円増やし、値上げ分の市民負担14億円で確保しようとするものです。
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医療費の増加分の抑制策として、予防医学の観点で特定検診の受診率を上げることで19億円の医療費抑制が可能とのこと。23億の医療費増加分に反映しておらず大幅値上げで滞納率2,5%あがり5億3000万の保険料減少を予測。

平均17,5%の大幅改定ですが、300万円以下の所得の方々にとっては平等割分、均等割の値上げとなっているため実質的に30%の値上げとなってしまいます。国保会計の加入者構成は無収入、非正規労働者が過半数を占めます。

初期は自営業者と農民に対する健康保険ですが、12,11%、0,8%と大きく性格を変え、国保財政は構造的矛盾の中にあり、医療制度全般の改定が求められます。2018年県レベル広域化前に一気に赤字解消のための大幅値上げ。

静岡商工会の陳情者が述べた、自営業者として納税者として誇りを持って国民健康保険財政を支えたい、しかし、リーマンショック以降、景気後退で赤字続きでそれができない、この改定は国保運営協議会の答申となっている、

自分たちとしては昨年の9月以降、国保運営協議会真偽を傍聴したが、議会呼びかけの「国保問題協議会」を開催して国保財政の現状を市民レベルで十分な時間かけ解決策を模索していく必要があるとの発言は印象的でした。

昨日私は、陳情・請願された方々との大幅値上げめぐる市民と行政、議会とのギャップ、東日本大震災・福島原発事故という国難状況の中、この解消=信頼回復なしに未来は切り開けない、その立場で意見を述べました。

石上顕太郎議員の国保料大幅値上げ反対陳情・請願審議の打ち切り動議に驚き!

2012年03月16日 | ニュース・関心事
今日は厚生委員会の保健福祉子ども局の新年度予算審議、10:00から何と21:00までの長時間審議となりました。厚生委員会は一般会計、国保会計、介護保険会計、病院会計等合わせると2000億を越えますので当然です。

午前中は、17.5%も値上げの大幅改訂で二つの団体から反対陳情・請願がでていました。熟議と慎重審議が求められて当然ですが、質疑途中に何と石上健太郎(自民党)議員から「質疑打ち切り動議」が出されました。
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工藤議員(自民党)、栗田議員(自民党)、田中議員(新政会)、白鳥議員(静友クラブ)が賛成しました。採決は16日に持ち越されましたが大変残念です。議員が税金の使い道を審査するのは66万3000円の報酬内の仕事。

2日前に、二項目にわたる「路上喫煙による被害等の防止条例」改正案が生活文化環境委員会で審議されました。市民団体から、路上喫煙区域にたばこ喫煙場を設置することが出来る改正案に反対陳情が提出されました。

自民党・新政会・公明党の三会派から受動喫煙による被害という項目の削除もとめる修正道義が出されました。市民陳情は否決、議員修正動議は可決。
そこで、保健所や健康づくり推進課がある厚生委員会で質疑しました。

何と今度は委員長裁定で議題外質疑と打ち切り命令で質疑を中断させられてしまいました。議会というところ、どうしてこんなに質疑することを嫌うのでしょうか。有権者の皆さんに議会の実情を知ってほしいと思いました。