まつや清の日記 マツキヨ通信

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緑の党共同代表 高坂勝さんが語った「ダウンシフター」=減速して生きる

2012年09月10日 | ニュース・関心事
高坂勝さんの講演にどんな期待をして47名の方々は参加したのでしょうか。話は、大手小売業でのビジネスマンとして或る意味で順調な生活から「たまにはTSUKIでもみましょう」という14席のオーガニック居酒屋を始めた自分の人生を中心にしたものでした。

3:11以降の混迷する政治の世界にさっそうと(?)と登場した緑の党、その政策やマニュフェストを語ってくれると思いきや・・・。「僕は減速して生きる、ダウンシフタ...ーの話をします。松谷さんが緑の党のことを話していください」とあらかじめの分担確認。

話は非常にわかりやすい。最新型テレビや車を買うために朝から晩まで働いて、結局テレビを見る時間も家族と一緒に過ごす時間も作れない私たちの「物質豊かな生活」、靴が20足あっても足は2つ、1足しかはけない、経済成長ってそういうこと、そこから降りる。

一般的にはGDPでなくGNHの価値観からの小さな規模で生活=経済を作りなおす、もうひとつの生き方。それが高坂勝さん。そして彼は「松谷さんたちの話はわかりにくい、かもしれないけど僕らが翻訳する役割、僕は国会議員になりたいわけでない」とも。

「高坂さんに共感はするが、政治の世界で緑の党が何をするのか」の質問が当然にも。それは高坂さんの後の私の役割。それより30年前の無農薬野菜消費者グループの設立、市議選、緑の党への接近が時間を経て異世代が同じ試みしていることの方が感動でした。

世代が繋がっています。進行は、「緑のしずおか」準備会代表の山下沼津市議、来賓として県民投票静岡の久保田、佐久間両氏の発言、放射能測定室の馬場さんメッセージ、高坂さん講演、代表のまつや発言、東山さんのまとめ、尚、司会はサポーターズの下村さん。

東山さんは、高坂さんの「維新の会は大勝するでしょう。そして、壊れるのも早い。しかし、緑の党は1人、2人と国会議員が増えて30年後に多数派になる」に対して「私たちは30年も待てない。今こそ、緑の党を静岡に立ち上げて脱原発の世界を」を強調。

まつや発言「高坂さんの講演と現在の政治状況と緑の党の必要性、それは3:11後の福島と向き合うこと、来年の市議選に各区で緑の党の候補者擁立、衆参同時なら静岡1区でも候補者の擁立を検討する」。高坂さん達のダウンシフトの逆の意味での翻訳です。