まつや清の日記 マツキヨ通信

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原発県民投票静岡「県議会議員と語り合う集い」に示された民主主義の成熟

2012年09月15日 | ニュース・関心事
県知事に提出された16万5127筆の署名、9月19日本会議で川勝知事が自分の意見を述べて議会に県民投票条例案を提出します。今日は、静岡市の葵区、駿河区の民主党、公明党の議員4名の県議との対話集会でした。

あらかじめ、県民投票静岡から1、集まった署名への受け止め方、2、条例案の評価、3、県知事発言に対する認識、などについての質問が出されており、その回答をめぐって会場参加者との質疑を行うという形のものでした。
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公明党議員は基本的に条例賛成の立場で、民主党議員は一人の議員が異論を残しつつも最終的には条例賛成の立場、会場からは厳しい質問が次々に出されつつも議員との間で民主的議論を成立させようという姿勢が明確でした。

何といっても感動したのは最後の主催者を代表しての久保田誠司さんの発言。「今日の会場は300人会場ですが集まってくれたのは100人、自分たち自身の力不足を感じる」と普通なら強がり発言をする所なのに極めて謙虚。

「私たちは、政府や政治を批判するだけでなく、原発を容認してきた私たち自身の責任も明確にしなければならない。だからこそ、私たちが自分自身の判断として原発の是か非かの意志を示すことが重要だ」と噛締めるように。

会場には民主主義があふれていました。この県民投票の運動はまさに3:11以降に初めて社会参加し始めた一人ひとりの住民のエネルギーの塊です。これまでの反原発運動と位相を異にする新たな民主主義運動です。感謝!