まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

新緑がまぶしい

2007年05月11日 | その他
 写真は、玉川地区の茶畑です。
 新緑まぶしいこの季節、久しぶりに山を歩きました。
 あちこちで、茶摘が行われています。
 
 選挙から早1ヶ月ですが、期間中の皆さんのいろんな活動を聞くことができました。
 そして、農業に関わる新しい情報も教えていただきました。
 やはり、直接のお話を聞くのが一番ですね。
 

『インテリジェンス 武器なき戦争』(幻冬舎)を読む

2007年05月10日 | その他
 外交ジャーナリスト・作家の手嶋龍一氏と外務省きっての情報分析プロフェッショナルの佐藤優氏の対談『インテリジェンス 武器なき戦争』、注目される二人だけにどうしても読みたいと連休中に駅で買いこみました。

 期待通りの面白さ。インテリジェンスつまり情報、帯にある「日本の存亡の鍵は、スパイが握っている。」のとおり、スパイの役割と外交論が展開されています。手嶋氏がNHK、佐藤氏が外務省の出身でいわば「マスコミ」「親方=日の丸」内からの告発です。

 特に佐藤氏は、ロシア外交で国会議員・鈴木宗男氏と組んでのダーティイメージが一般的ですが、とんでもなくスケールの大きい外交官であることが、対談の隅々に語り尽くされます。イラク戦争、北朝鮮外交はどこで失敗しているか、驚くことばかりです。

 情報戦争を語りながらスパイ防止法のような抑圧装置強化論に陥らないのは、2人のマスコミ人、外交官への厳しい自己批判の力です。外交論、官僚論で鋭く対立しながら対談の中にしばしば現れる共振、それは、2人に流れる「憂国」の情念の存在です。

 序章 インテリジェンス・オフィサーの誕生、第二章 ニッポンのインテリジェンス その三大事件 第三章 日本は外交大国たりえるか ニッポン・インテリジェンス大国への道 見出しだけで十分に読者には刺激的です。


 

 

朝鮮通信史400周年行列

2007年05月09日 | その他
 朝鮮通信史は、江戸時代、1607年から1811年まで12回に渡って朝鮮国王から幕府に派遣された外交使節です。市民団体「文化の風」の長い間の文化活動が2007年と言う400周年の節目に一つの国際的記念行事に高められたと言うことと受けとめています。

 私も「文化の風」のメンバーで行列に参加することとなり、今日アイセル21で開催された説明会に行ってきました。行列は5月19日に葵区で、20日に清水区で行われます。大勢の市民の方々がホールに集まり熱心に質問をされていました。

 写真はパンフレットの表紙ですが、内容としては「平和の使者として海を越えてやってきた」「3,4千人の大行列、国を挙げての一大事業」「数少ない世界への窓だった朝鮮通信史」「ワサビも食べたらしい朝鮮通信史」とわかりやすくまとめられています。

 日本人だけでなく、民団や総連の方々も参加されており、「拉致」「核」「従軍慰安婦」と不安定な国際情勢を睨みながらの地域からの国際親善です。秀吉の朝鮮侵略の後の家康の平和外交としての朝鮮通信史、その歴史的意味をさぐりたいものです。

フランス大領選挙、右派サルコジ氏が当選

2007年05月08日 | その他
 日本での統一地方選挙の終了した4月22日の同じ日にフランス大統領選挙の第1回投票があり、いずれの候補者も過半数を獲得できず5月6日、決戦投票が行われ、右派サルコジ氏が当選しました。

 サルコジ氏はハンガリー系移民を父に持っている大統領ですが、昨年の暴動の際に移民労働者に対しては極めて排他的な姿勢をとっています。グローバリズムを踏まえた新自由主義的政策は、日本の安倍首相とも似ています。

 今回の結果をどうみるか、フランス大統領選挙における決戦投票システムはをど評価するか、欧州統合、外交路線は、35時間労働制の転換や外国人政策は?いろんな関心が持たれています。

 政令市浜松市は外国人労働者問題では先進的と評価されてきていますが、政令市静岡市はどんな現状にあるのか。6月10日にアジアを考える静岡フォーラム総会が開催されます。静岡市、県、日本の外国人労働者政策について私が講師を勤めます。

 世界の移住労働者の課題と静岡の地域課題について、少し論点整理をやって見たいと考えています。

 因みに、第1回大統領選挙では11人もの政党・候補者が名乗りを上げました。ニコラ・サルコジ氏 国民運動連合  30.84% セゴレーヌ・ロワイヤル氏 社会党 25.58%  フランソワ・バイル氏 フランス民主連合 18.50%  ジャン=マリー・ル・ペン氏 国民戦線 10.71%  オリヴィエ・ブザンスノ氏 革命共産主義同盟 4.23%  フィリップ・ド・ヴィリエ氏 フランスのための運動 2.33%  マリー=ジョルジュ・ビュフェ氏 共産党 1.92%  ドミニック・ヴォワネ氏 緑の党 1.57%  アルレット・ラギエ氏 労働者の闘い 1.39%  ジョゼ・ボヴェ氏 無所属 1.33%  フレデリック・ニウ氏 狩猟・釣り・自然・伝統 1.25%  ジェラール・シヴァルディ氏 労働者党 0.35% 


選挙敗因総括

2007年05月07日 | その他
 今日は、選挙敗因総括についていろんな方々と議論する機会がいくつもありました。それぞれの立場、立場でいろんな意見が出てきていて、私自身の人生のあり方を反省させられます。

 とにかく、普通の市民社会への「軟着陸」を目指してのリハビリの毎日です。

『周恩来秘録―党機密文書は語る』(文藝春秋)を読む

2007年05月06日 | その他
毎日新聞4月22日の書評欄に辻原 登氏による『周恩来秘録―党機密文書は語る』評が載りました。選挙戦に敗れ敗因総括途上にある中、歴史における闘いの敗北をどう見るべきか、諸観点からの検討を重ねていた時期ゆえ、この本の題名と書評見出し『「毛追放」から壮絶な晩年まで志高く描く』に引き込まれました。私自身、学生時代に中国文化大革命を賞賛し永続革命の希望を見た時機があります。

 上・下の2巻は各一冊1950円とあるように相当に読み応えのある分量ですが、あっという間に読めました。『上』には「党中央文献室に保管された周恩来の極秘ファイル 米国に亡命した党伝記作家が衝撃の執筆-毛沢東の粛清をのがれるために、周恩来は何をしてきたか?」、『下』には「「慈父」周恩来に嫉妬の炎を燃やす毛沢東 死の床まで周が恐れた毛の報復文書とは?-「周恩来外交」の成功が、周の政治生命を逆に縮めた」の帯。

 辻原氏は書評の最後に「周恩来の絶命の場面を描いた1ページはすばらしい」としていますが、私は、その数ページ前の「私は党に忠実だ、人民に忠実だ!私は『投稿派』じゃない!」と死の直前に毛沢東と対決するシーンに圧倒されました。毛沢東が周恩来の追悼会に出なかったこと、そして、1932年から続いた中国共産党内部の路線闘争とそこで周恩来が常に毛沢東に自己批判を繰り返してきた史実を初めて知りました。

 文化大革命の後退過程は、全共闘運動の同時代性故にそれなりに理解をしているつもりでした。しかし、中央文献研究室委員という経歴を持つ高文謙氏が歴史的記録としての党内文献を駆使して描いたこの書は、その背景にあった中国共産党内権力闘争や批林批孔運動の実像を余す所無く伝えてくれます。そして、氏が1989年天安門弾圧に抗議してアメリカに亡命している状態であることが、否応無くこの書物(2003年刊)の価値を高めます。

 私は、昨年4月県議会中国視察に参加しましたが、その時に『中国激流』(岩波新書)『中国の大戦略』(光人社)の2冊を報告書に紹介しています。視察前にこの本を読んでいたら、もっと中国の現状を批判的摂取する視点を得られていたかもしれません。中国と長く付き合っている私の友人とのよくする議論に、土地の強制接収おこなう中国国内の基本的人権の越脱と統治構造における選挙制度があります。

 友人曰く「日本で民主主義と称して選挙が行われても、世の中は変わっているのか?住民の声は政治に届いているのか?中国の体制批判するののもいいけれそも、日本では、そうした住民の声が政治全体を変えるようなダイナミズムとなっているのか?」。私自身の社会運動の活動暦は、学生運動の10年、市民活動の10年、議員活動の20年と長いのですが、この書は私自身の歴史をも問い返させてくれました。


 


 

東京を散策

2007年05月05日 | その他
 今日は連休の中、東京を散策しました。
 東大の安田講堂、旧古川庭園、明治神宮です。
 こうしたことは子供たちを連れて歩いた頃から何十年ぶりの経験です。
 いろんなことが頭をよぎりました。
 とてもリラックスできました。

上原前国立市長と久しぶりに懇談

2007年05月04日 | その他
 誰も予測しなかった前国立市長・上原公子さんの退任。
 久しぶりにお会いして、元気な元気な上原さんを再確認しました。

 2期8年で「やめる」ことは最初から考えていたとのこと。
 自治体のトップとしての様々な想い、多様な観点から伺いました。

 誕生日が5月3日、憲法との関わりは宿命的なものだとのことです。
 この5年が山、と。

憲法施行60周年

2007年05月03日 | その他
日 時 5月3日(木・休)   13:00~16:30
○日本国憲法施行60周年
 シンポジウム「憲法を国民の手に」

講 演 グリン・フォード(EU議会社会党グループ)
     「私たちは何故にEU憲法を作ろうとしたか」
提 案 五十嵐 敬喜(法政大学教授)
     「アジアに“平和憲法”をつくろう」
 今日は憲法制定60周年、各地でいろんな憲法集会が開催されています。
 私は、下記の集会に参加しました。

 パネルディスカッション “平和を求める心”と憲法
 司 会 高野 孟(「インサイダー」代表)
 パネリスト 高成田 享(朝日新聞論説委員)
      菅 直人(衆議院議員・民主党代表代行)
      辻元 清美(衆議院議員・社民党)
 全員合唱 コメントと歌唱指導
      喜納 昌吉「すべての人の心に花を」
 会 場 日本教育会館 ホール
     (地下鉄神保町駅下車徒歩3分)
 主 催 フォーラム平和・人権・環境

病院から見える柏崎原発

2007年05月02日 | その他
 リハビリに入るという母は、個室から大部屋に移動しました。私はベッドの下に泊まりこみ、母の病状を見守りました。母は左の脳がやられていて体右側がマヒしており、2時間おきに看護師さんらが寝返りをできるようにやってきてくれました。

 そのたび眼がさめますが、手馴れたものでした。朝、食事の介助をしました。左手を使っての悪戦苦闘。これからどうなるのか、看護師さんに尋ねると回診の際に先生に聞いてください、と。丁寧な説明を受けました。歩くのはかなりむずかしそう。

 窓の外には、荒浜海岸にそびえる柏崎原発が目と鼻の先に見えます。右手前方に私の実家があります。これが私の故郷。母が、左手で私宛に書いた手紙を何度も読みました。