まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

剣持邦昭市議会議長に、質問打ち切り=指揮権発動に抗議の申し入れ

2012年03月23日 | ニュース・関心事
今日はあいにくの雨。飯舘村から11家族28人の親御さんが「わくわくピクニック」で静岡でゆっくりと癒しの2泊3日を過ごします。夜に合流ですが、昼間は予算議会最終日。討論は宮澤議員がやりました。

私は、「路上喫煙による被害等防止に関わる条例の一部改正」議案や修正議案、「静岡駅南口の喫煙所設置に反対する陳情」が生活文化環境委員会でどのような審議がなされたか、知りたいと委員長報告に質問。

ところが、剣持議長は、質問の打ち切り、指揮権の発動で質問自体をさせてくれませんでした。信じられないような議会運営です。県議会ではこうした質問は当たり前ですが「おまえは県議会に帰れ」の野次には驚きます。

「言論の府」であるはずの議会としてあまりにも残念な対応でした。と下記の申し入れを急遽、剣持議長におこないました。皆さんは、どんなふうに受け止めていただけるでしょうか。

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剣持邦昭静岡市議会議長様            2012年3月23日

常任委員会委員長への質疑打ち切り、
議長の指揮権乱用に抗議する

                      静岡市議会会派 虹と緑
                          松谷 清 
                          宮澤圭輔

 静岡市議会2012年度予算審議本会議において、議会の「自殺行為」ともいうべき、議員による常任委員会委員長委報告に対する質疑をさせないと云う剣持邦昭市議会議長の本日の本会議の議会運営の暴挙に対して、抗議の申し入れを行います。

 各常任委員会委員長報告がなされ、生活文化環境委員会委員長に対して、今議会において修正議案が出されるなど注目を集めた第66号議案「路上喫煙による被害等防止に関わる条例の一部改正」及び修正議案、そして、この議案と一括審議された市民団体からの「静岡駅南口の喫煙所設置に反対する陳情」について質問を始めました。

 ところが、第1回目の市民団体からの陳情に関する質疑について「常任委員会委員長の報告に関しての質疑」として、生活文化環境委員会委員長に対して答弁をさせず、質問自体を認めないとする暴挙に出ました。納得することができず、2回目の第66号議案に関する質問に移りました。ところが、これまた、常任委員会委員長報告でも報告されている事柄に関するものであるにもかかわらず、これまた「委員長報告に関するもの」として質問を打ちきり、3回目の質問もさせない指揮権を発動しました。

 もともと常任委員会委員長報告は、委員長の判断によって常任委員会の大まかなまとめとして行われており、常任委員会全体に関しての議員からの質疑は議会運営上当然のこととして認められております。だからこそ、議長が「ただ今の委員長報告について質問はありませんか」と議場全体に投げかけるわけです。本年度予算に関わる各常任委員会審議は幅広く、多方面に渡っており委員長報告では網羅できないのが実態で、本会議場において議員が委員長報告に質疑するのは民主主義の当然の権利です。

 静岡県議会においては、議長から常任委員会委員長報告に質疑がある時は、議会を休憩し、通常の総括質問同様に、質問者と議会事務局によって質疑に関する打合せが行われ、答弁書が作られ、当該委員長、議長によって調整・確認がなされて議会の再開になります。こうした手続きすら行うことをせず、質疑に対する常任委員会委員長の答弁もさせず、議員の質問もさせないことは二重の暴挙といえます。国会においては、各常任委員会においては、所管を越える他省庁の副大臣まで答弁者とすることができるなど、国会の権威、チェック機能を担保しております。

 現在、市議会において議会改革特別委員会が設置されており、昨日も第14回特別委員会において、議会の機能の拡大、改革について議論しております。ところが、常任委員会において、特定の議員の質問時間が長いとして常任委員会における質疑時間を制限しようとする動きが出ています。質問しない議員が多いことが問題であるにもかかわらず、納税者の負託にこたえて質問している議員の質問時間を制限しようとする行為は「言論の府である議会の自殺行為」としかいいようがありません。

 議会政治において、分権議論が活発になり現実において政令市である静岡市にも多くの権限移譲が行われております。このような中で、質問時間の拡大や常任委員会における審査対象の所管事務調査へ拡大、公聴会や参考人質疑の活用など、議会の活性化こそが納税者からの議会への期待です。今日のような本会議における議会運営の暴挙は、納税者の議会不信を強めるだけです。本日の本会議における常任委員会委員長質疑打ち切りという議長の議会運営の指揮権発動は、議会という民主主義の原点である言論の府において自由な発言を封殺するものであり、ここに重ねて抗議するものです。


第14回議会改革特別委員会における議会としての「自殺行為」としか思えない委員会進行

2012年03月22日 | ニュース・関心事
本日の議会改革特別委員会、議題は、1、これまでの協議事項(第3章 参考人、公聴会制度の活用、第5章 正副議長の選出過程の透明化、第6章 政策執行に関する監視、評価 大規模災害時の議会・議員の対応

そして、2、協議事項Bの取り扱い 3、今後の委員会開催日 が議題になりました。1についてはある意味スムーズに議論が展開しましたが、2については、「議会改革」に逆行するかのような今後の進め方、でした。
...
これまで、条例に含める様々な分野について協議してきましたが、未整理課題として①文書質問、②委員会の適切な運営、③所管事務調査の実施、④委員外議員の発言、⑤諮問機関、調査機関の設置、⑦議長秘書係の設置。

どれもこれも重要なテーマですが、②は、常任委員会における(まつや議員)個人質疑が長い、議題外質疑と、公明党から「常任委員会の質問の持ち時間制移行」として提案されてきました。大体、質問しなさすぎの現状。

質問しない議員の方が問題であるにもかかわらず、質問する議員の時間制限をしようとするこの②と⑥を次回以降協議するとの云うのです。さすがに新政会、清友クラブ、市民自治福祉クラブから、市民クラブから待ったの声。

ひどすぎますね。

がれきめぐる泉田新潟県知事の言い分と細野大臣の言い分

2012年03月21日 | ニュース・関心事
新潟県泉田知事はいまや原発問題において全国47都道府県知事会の中で「最左派」の立場をとっていますが、下記の朝日新聞報道での「どこに市町村ごとに核廃棄物場を持っている国があるのか」は筋論そのもの。

焼却灰の8000ベクレル/kg基準については法律議論当初より厳しく批判姿勢を示していました。今日の夕刊に細野環境大臣が受け入れ自治体に「がれき処理量を具体的に盛り込んだ要請」をするとの報道がなされています。
...
静岡県の受け入れ量としての「600t」の範囲においては、島田市において示された入り口クリアランス法の100ベクレル/kg、出口500ベクレル/kgの基準であれば、市民との協議は成立する可能性があると思います。

しかし、その処理量が島田市が示す年間5000トンという時、当然のことながら最終処分場の受け入れ限度量をどうするか、これは自治体が決定すべき問題のはずです。それを政府が決定し要請するのはいかがなものでしょうか。

静岡市の最終処分場にはがれき受け入れ以前の問題として200ベクレル/kgの焼却灰が5300トン埋め立てられています。最終処分場は「核廃棄場」ではありません。埋立問題は99,99%バグ除去論と並ぶもう一つの論点です。

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がれき処理で環境相を批判 泉田知事
2012年02月20日朝日新聞

 東日本大震災の被災地のがれきの広域処理問題で、細野豪志環境相が「(被災地以外の地域が)受け入れられない理屈は通らない」などと述べていることに対し、泉田裕彦知事は19日、「どこに市町村ごとに核廃棄物場を持っている国があるのか」と批判した。「国が環境整備をしないといけない。国際原子力機関(IAEA)の基本原則で言えば、放射性物質は集中管理をするべきだ」と訴えた。


http://www.at-s.com/news/detail/100108866.html

日弁連呼びかけ 原発事故被害者援護特別立法を求める緊急集会 3月26日

2012年03月20日 | ニュース・関心事
下記の呼びかけが日弁連から呼びかけられています。今週の市議会終了と飯舘村の子ども達の避難=保養「わくわくピクニック」事業終了後の来週ですが参加してくるつもりです。皆さんもご参加下さい。

※※
... 東京電力福島第一原子力発電所事故から1年が経過しました。今もなお、原発事故被害者の方々への損害賠償が十分に行われないままに、多くの被害者が避難を余儀なくされ、また放射性物質に対する不安を抱えつつ福島にとどまり、将来の見通しも立たない中、精神的にも経済的にも困窮を極めつつあります。

今国会で福島復興再生特措法案が成立する見通しであり、衆議院における修正により「原子力政策を推進してきたことに伴う国の社会的な責任」や県の県民健康管理基金に対し国が財政措置をすることが明確化されるなど一定の前進が見られましたが、国会においては与野党の枠を越え、被害者への生活給付金の支給等の生活再建支援制度や避難者等福島県外在住の被害者に対する健康診断の実施など、より実情に即した被害者援護のための具体的施策を求める声が高まっています、

そこで、当連合会では標記緊急集会を企画しましたので、是非とも御参加くださるようお願いします。

日時:2012年3月26日(月)18時~19時30分(開場17時45分)
場所:星陵会館2階ホール (東京都千代田区永田町 2-16-2)
    東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線 永田町駅6番出口 徒歩3分
    東京メトロ千代田線 国会議事堂前駅5番出口 徒歩5分
    東京メトロ南北線 溜池山王駅5番出口 徒歩5分
参加費等:参加費無料・事前申し込み
      添付のチラシをプリントアウトの上、FAX等でお送りください。
      チラシ兼申込書(PDFファイル;335KB)
内容(予定):
    ※プログラムは変更される場合があります
    ・開会の挨拶
    ・福島からの報告
    ・当連合会の提言
    ・国会議員からの御発言
主催:日本弁護士連合会
問い合わせ先:日本弁護士連合会 人権部人権第二課
       TEL:03-3580-9956/FAX:03-3580-9957

橋下徹大阪市長の関西電力株主としての大胆な脱原発提案

2012年03月19日 | ニュース・関心事
まさに「地方から政治を変える」「脱原発株主提案」という神戸市長、京都市長への呼びかけ含む大胆な橋下大阪市長からの問題提起。「君が代」斉唱めぐる教育基本条例に大いなる違和感を覚えるも新たな「脱原発」。

どの側面を見て橋下流を評価するのか、激論・異論出てきますが、我が田辺信宏静岡市長は、「脱原発=浜岡原発再稼動反対」にどのような姿勢を示してくれるのか。中部電力の大株主である静岡市の対応に注目が集まります。

http://mainichi.jp/select/biz/news/20120319k0000m020050000c.html

沖縄機密漏えいテーマの山崎豊子原作TVドラマ「運命の人」結局最後まで観てしまいました!

2012年03月18日 | ニュース・関心事
<「運命の人」結局最後まで観てしまいました>

今日、実は映画、3本目への集中力欠如、観てしまった2本の映画の感動を忘れたくないという想いもあり、3本目はやめました。「ヒューゴの不思議な発明」「名探偵シャーロックホームズ・シャドーゲーム」を観ました。

「ヒューゴの不思議な発明」は何と言っても貧困と子ども夢をテーマに「この子はうちの子だ」というシーンで全てが語られる感動、「シャーロック」は探偵物語ですが「第1次世界大戦に向かう兵器産業」という普遍テーマ。
...
観た映画の感動、エンターティメント、いろいろ面白さあり、明日も明後日も見たいくらいでした。ただ、夜に見た山崎豊子原作の沖縄の機密漏えい問題をテーマにしたテレビドラマ「運命の人」の方が涙涙の連続でした。

TVドラマや映画のどこに感動するか、様々ですが「運命の人」はまさに現在の政治と直結しているだけに、リアリティさで昼に見た二本の映画と比較すること事態難しいのですが、「運命の人」に突き動かされました。

http://www.dmm.com/digital/tod/-/title/=/id=150780/

今日から新しいランニングシューズ

2012年03月18日 | ニュース・関心事
23日最終日ですが、先週の厚生委員会終了でひと山越えて、昨日は東部生涯学習センターの式典での超党派銀太鼓サークル演奏会、そしてアジアの留学生と語る会、とにかく今日は全てヤスムゾー宣言。

ということで駿府マラソン以来のトレーニングしました。新しいシューズ走りました。快適、快調、気分よく、弾むような走りが出来ました。ストレッチと柔軟体操、はやり体を動かすっていいですね。
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出発前にNHKで王貞治ソフトバンクセネラルマネージャーに有働由美子アナウンサーによるインタビューみました。「巨人軍選手での3年間、巨人軍監督の3年間、ソフトバンク監督4年間、はどう思いますか」。

「その時期が、スランプ、優勝できない期間があったからこそ、こうしてここ居ることができる」と。そして、今「やりたいことがどんどん増えてきていてまだまだ頑張らないと」「監督の仕事は気づきを与えること」。

王さんをしてまだまだやることがありすぎるくらいある、ということですから還暦だなんていってられません。走りでいい汗をかきました。今日は、邪道ですが映画3本観てきます。昔、2本、3本立てって普通でしたけど。

バングラディッシュ、ベトナム、中国料理囲んでのアジアの留学生との交流

2012年03月18日 | ニュース・関心事
アジアを考える静岡フォーラム今年度最後のイベント「エスニック料理囲んでのアジアの留学生との交流会。バングラディッシュ、ベトナム、中国、そして日本人10名ほどのささやかな会でしたが料理と交流はとても充実。

写真は、バングラディッシュのインディカ米の炊き込みごはんですが、カレー味が利いて最初はすっと口の中におコメがさらさらは入っていく感じですが、どっと辛味があとで広がります。すごく美味しかったです。
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勿論、生春巻きや中華まんなどテーブルに沢山の料理が並びビールの味がレベルアップ。大きなテーマは中国と東アジア諸国の膨張主義、歴史認識めぐる議論は緊張感孕みながら展開し非常に刺激的なパーティとなりました。

中国のコピー商品についても、高くて品質のいいものとコピー商品による低価格商品の普及の意味についての議論、3・11の受け止め方や何故に日本留学か、など今日的話題を若い世代と議論できたことは楽しかったです。

参加者は少なかったですが、相互に議論の面白さを共有できたことが一番の成果でしょうか。アジアを考える静岡フォーラムの次回世話人会は3月29日19:00地球ハウス。6月24日の総会がテーマです。

国保料大幅値上げ関係議案に反対討論。ようやく厚生委員会終了

2012年03月16日 | ニュース・関心事
実に長い厚生委員会でした。昨日は保健福祉子ども局の予算審議21:00まで、今日は病院局予算審議16:00まで。国保関係の31号一般会計予算、37号国民健康保険会計予算、第64号国民健康保険条例の一部改正議案反対討論。

反対理由は、このような大幅改定は避けられた、という観点。毎年増加する医療費12年度分は23億円と推定、この分を静岡市繰り出し金を昨年より7億円増やし、値上げ分の市民負担14億円で確保しようとするものです。
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医療費の増加分の抑制策として、予防医学の観点で特定検診の受診率を上げることで19億円の医療費抑制が可能とのこと。23億の医療費増加分に反映しておらず大幅値上げで滞納率2,5%あがり5億3000万の保険料減少を予測。

平均17,5%の大幅改定ですが、300万円以下の所得の方々にとっては平等割分、均等割の値上げとなっているため実質的に30%の値上げとなってしまいます。国保会計の加入者構成は無収入、非正規労働者が過半数を占めます。

初期は自営業者と農民に対する健康保険ですが、12,11%、0,8%と大きく性格を変え、国保財政は構造的矛盾の中にあり、医療制度全般の改定が求められます。2018年県レベル広域化前に一気に赤字解消のための大幅値上げ。

静岡商工会の陳情者が述べた、自営業者として納税者として誇りを持って国民健康保険財政を支えたい、しかし、リーマンショック以降、景気後退で赤字続きでそれができない、この改定は国保運営協議会の答申となっている、

自分たちとしては昨年の9月以降、国保運営協議会真偽を傍聴したが、議会呼びかけの「国保問題協議会」を開催して国保財政の現状を市民レベルで十分な時間かけ解決策を模索していく必要があるとの発言は印象的でした。

昨日私は、陳情・請願された方々との大幅値上げめぐる市民と行政、議会とのギャップ、東日本大震災・福島原発事故という国難状況の中、この解消=信頼回復なしに未来は切り開けない、その立場で意見を述べました。

石上顕太郎議員の国保料大幅値上げ反対陳情・請願審議の打ち切り動議に驚き!

2012年03月16日 | ニュース・関心事
今日は厚生委員会の保健福祉子ども局の新年度予算審議、10:00から何と21:00までの長時間審議となりました。厚生委員会は一般会計、国保会計、介護保険会計、病院会計等合わせると2000億を越えますので当然です。

午前中は、17.5%も値上げの大幅改訂で二つの団体から反対陳情・請願がでていました。熟議と慎重審議が求められて当然ですが、質疑途中に何と石上健太郎(自民党)議員から「質疑打ち切り動議」が出されました。
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工藤議員(自民党)、栗田議員(自民党)、田中議員(新政会)、白鳥議員(静友クラブ)が賛成しました。採決は16日に持ち越されましたが大変残念です。議員が税金の使い道を審査するのは66万3000円の報酬内の仕事。

2日前に、二項目にわたる「路上喫煙による被害等の防止条例」改正案が生活文化環境委員会で審議されました。市民団体から、路上喫煙区域にたばこ喫煙場を設置することが出来る改正案に反対陳情が提出されました。

自民党・新政会・公明党の三会派から受動喫煙による被害という項目の削除もとめる修正道義が出されました。市民陳情は否決、議員修正動議は可決。
そこで、保健所や健康づくり推進課がある厚生委員会で質疑しました。

何と今度は委員長裁定で議題外質疑と打ち切り命令で質疑を中断させられてしまいました。議会というところ、どうしてこんなに質疑することを嫌うのでしょうか。有権者の皆さんに議会の実情を知ってほしいと思いました。