ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

デスパーニュ家のワイン「モンペラ」&「ジロラット」

2014-02-28 10:16:36 | ワイン&酒
私は読みませんが、 「シャトー・モンペラ」 は、人気のワイン漫画で取り上げられてブレイクしたワインをリポートします。

評判に乗っかるのは簡単ですが、私は自分の舌で味わってみないことには納得がいかない性質ゆえ(笑)、デスパーニュ家の当主チボー・デスパーニュさんが来日した2013年11月、「シャトー・モンペラ」を味わう会に参加しました。



“Chateau Mont-Perat” は、アペラシオンでいうと、ガロンヌ川の右岸に位置するAOCプルミエール・コート・ド・ボルドーになります。
グラーヴ地区の対岸あたり、といえば、想像がつきやすいでしょうか?
かつては白ワインの方が優勢な産地でしたが、現在は赤ワインの生産が増え、評価も上がっています。

とはいえ、メドックやサン・テミリオン、ポムロルといった著名産地と比べると知名度は低く、地味な印象の産地です。

そんな中、国外のワイン誌のブラインドテイスティングでメドック1級シャトーに勝ち世界のワイン評論家たちの絶賛を浴びるようになったのが、デスパーニュ家が所有する「シャトー・モンペラ」のワインでした。
※メドック1級シャトーに勝ったのは2001年ヴィンテージ


Thibault Despagne (チボー・デスパーニュ)氏

モンペラの畑は標高約110mの丘の上にあり、土壌の上部は砂地で、その下は石灰粘土。
「まるでボルドーのトスカーナ」と、チボーさんは言います。

モンペラの主要ブドウはメルロですが(80%前後、年による)、砂利地でよく育つカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランがブレンドされます(年によって片方のみの場合もあり)。

例えば、時間をかけてじっくり飲んでみた 「Chateau Mont-Perat 2005」は、メルロ75%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン10%。
よく凝縮し、最初は閉じ気味でしたが、時間をかけるとグラスの中でしっかり開いてきます。濃厚でしなやか。それでいて、実はお手頃プライスなんですよね(2011年ヴィンテージで2500円前後)
そりゃあ、人気出るはずです。
家庭なら、私はハヤシライス、ビーフストロガノフ的な料理に合わせてみたいです。

モンペラには 白ワイン “Chateau Mont-Perat Blanc” もあります。
この地域で白をつくると、AOCボルドーになります。
ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデルのブレンド。バリックの新樽を少々使い、味わいはしっかりめ。



デスパーニュ家ではモンペラ以外のブランドも所有しており、チボーさんは、その中から
“Chateau Tour de Mirambeau”“Girolate” を紹介してくれました。


Chateau Tour de Mirambeau Blanc 2012

「シャトー・トゥール・ド・ミランボー・ブラン」は、ボルドーのアントゥル・ドゥ・メール地区の白ワインで、ソーヴィニヨン・ブラン60%、セミヨン20%、ミュスカデル20%で構成されています。
フルーツのニュアンスがあり、ボリュームたっぷりですが、バランスがよく、幅広い料理に合わせられそうです。個人的にも、このスタイルの白は好みです。




Girolate Blanc 2010

デスパーニュ家がつくるワインの最高峰が “ジロラット”
シャトー・トゥール・ド・ミランボーの畑の中の最上の区画(粘土石灰土壌)を選び抜いています。よって、AOCはボルドーのアントゥル・ドゥ・メール(赤)。

白ワインの場合はAOCボルドーになります。
2010年の白はソーヴィニヨン・ブランとセミトン各50%で、新樽100%。
新樽の使用率は毎年変わるそうです。
2011年はふっくらとしたボリュームがあり、非常にリッチな味わいです。

「白ワインの最高峰はブルゴーニュだから、ボトルをブルゴーニュ型にしてみた」とチボーさん。
ブルゴーニュへの対抗意識を燃やしています



Girolate Rouge (AOCアントゥル・ドゥ・メール)

ジロラットの赤ワインのボトルには、何回目の収穫かを表す数字が付いています。
2001年が初ヴィンテージです。2004年と2007年は収穫はしたものの、ジロラットとしてのクオリティに達しなかったため生産しませんでした。

ジロラットはメルロ100%。
ファーストヴィンテージの2001年は熟成感があってうまみが乗り、いい飲み頃になっていましたが、2008年はまだまだ若く閉じています。

ジロラットは、モンペラはよりは我慢が必要なワインですね。
価格はモンペラの約3倍となっていますが、デスパーニュ家つくるワインのTop of topですから、お値頃といえるでしょう。



Mont-Perat Grain Noble 2007 (AOC Gadillac)

モンペラには、食事の最後の締めくくりにふさわしい甘口のデザートワインもあります。
ブドウはセミヨンで、貴腐ブドウ10%を加えているとのこと。
上品な甘さに、ほっとひといき



どれもいいワインです。騒がしい評判は無用でしょう。
これから飲む方は、先入観を持たず、ぜひ素直に向き合うことをオススメします。




チボーさん、素晴らしい機会をありがとうございました


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LOVE ROSEパーティー 料理とのマリアージュ

2014-02-27 12:22:48 | ワイン&酒
2014 Spring LOVE ROSE試飲会&パーティー の会場となったのは、神楽坂にある隠れ家ホテル
「アグネスホテル アンド アパートメンツ東京」 さん。

夜のパーティーでは、ロゼワインに合うようにシェフが考えてくださった渾身の料理がずらりと並びました。


“冬野菜のタワー”
京都産  花菜 丹波しめじ 聖護院かぶら 聖護院大根 青味大根 海老芋
淡路島産 ブロッコリー 赤かぶ 紅くるり大根 葉付きたまねぎ オレンジブーケ 
島菜園トマト 白人参  徳島産鳴門金時


お料理自慢のアグネスホテルさんだけあって、魅力的な料理ばかり



私はスタッフサイドなので、いただきませんでしたが、唯一つまんだ料理が
“青梅産さくら卵の竹炭パンフレンチトースト” (左下)でした。

フレンチトーストにロゼワイン?
意外な組み合わせですが、辛口過ぎない軽やかな甘酸っぱさのあるロゼワインと合います。
私のオススメは、ロゼ・ダンジュ


Rose d'Anjou 2012 Les Caves de la Loire (仏、ロワール)

初心者向きのワインと言われるロゼ・ダンジュですが、これは酸味がジューシーでエレガント。
飲む前から避けてしまうのはもったいないですね



たくさんの方にご参加いただきました


スイーツも盛りだくさん

その中で、出展者の 「岩の原ワイン」さんからオススメいただいた組み合わせを試しました。


岩の原ワイン すっきり甘口ロゼ マスカット・ベーリーA 2013 (新潟県)

2014年2月22日に発売になったばかりという、上品な甘さのやさしいロゼです。
デリケートな酸の存在があり、和三盆を思わせる、和菓子的な印象を受けました。
私はホロホロと口の中で解ける和三盆の干菓子が合うと思ったのですが、担当者さんのイチオシは イチゴのショートケーキ
イチゴと生クリームのデザートがあったので、合わせてみたところ、たしかに!
この組み合わせは至福  隣のラズベリーのシュークリームとも合いました。




ワインは国別、エリア別に並べ、色合いや味わいを楽しんでいただきました


出展者さんによる説明タイムも設けました


皆さん、熱心に飲み比べをされていました



昨日も書いたように、日本ではロゼワインの消費比率は0.36%と微々たるもの。
ショップやレストラン、ワインバーなどでも片隅に追いやられ、もしくはその存在すらない場合も多々あります。

これだけ多彩で、そのままでも、さまざまな料理やスウィーツにも合い、飲めば笑顔になれるワインなのに、知らない、飲む機会がない、のは残念なこと。

でも、今回のパーティーに参加した方々は、皆、こう思ったはず。

「ロゼワインっておいしい!」

「次はロゼワインを選ぼう!」

さあ、画面の前の皆さんも、この週末はぜひロゼワインを手に取ってみましょう


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2014 Spring LOVE ROSE試飲会&パーティー 開催しました

2014-02-26 17:45:21 | ワイン&酒
2月25日、「2014 Spring LOVE ROSE試飲会&パーティー」 を 神楽坂のアグネスホテル アンド アパートメンツ東京さんにて開催しました。



スパークリングではないスティルのロゼワインだけを、世界12カ国から48アイテム集め、午後はプロ向けの試飲会、夜は一般愛好家向けのパーティーという形で開催しました。

参加国 -12
フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、スイス、イギリス、レバノン、アメリカ(カリフォルニア州、ニューヨーク州)、チリ、アルゼンチン、南アフリカ、日本(山形、新潟、山梨)


色合いの違いはもちろん、さまざまなエチケットデザインも楽しめます

出展者 -18 (50音順、敬称略)
アイコニック ワイン・ジャパン
アコレード・ワインズ・ジャパン株式会社
有限会社朝日町ワイン
株式会社岩の原葡萄園
ヴァン・レマン株式会社
ヴァンドリーヴ
株式会社キムラ
GO-TO ワイン
ジェロボーム株式会社
杉山商事株式会社
株式会社スマイル
高畠ワイン株式会社
株式会社デプトプランニング
メルシャン株式会社
株式会社横浜君嶋屋
株式会社ワイン・スタイルズ
株式会社ワインオリエンテッド
ワインライフ株式会社




ご出展いただきましたワイン生産者、輸入元の皆さん、ありがとうございました!



東洋佐々木ガラス さん(左)には使用ワイングラスのご提供をいただきました



フランスやイギリスをはじめ、ヨーロッパ諸国やアメリカではロゼワインがブレイクしていますが、日本ではもう一歩、という状況です。

2013年の日本のワイン消費量は、赤ワインが全体の70.16%、白ワインが29.5%、ロゼワインが0.36% で、ロゼはかなり少ないですね…

それでも、2008年から2012年のロゼの推移を見ると、消費量は5万ケース(1ケース9リットル換算)から10万ケースに増え、その伸び率は+100%!
2013年の実績は12万ケースで、じわじわ増えつつある、というところでしょうか。
※数値はVINEXPO/IWSR 2014 調査結果から



ロゼは初心者向けのワイン?

そんなことありません

ロゼワインをさりげなく楽しめる人こそ、実は本当のワイン好き だと思います



ロゼワインは、国やブドウ品種が多彩で、色合いもさまざまです。
やさしい甘口からキリリとした辛口までの味わいのものがつくられ、実はロゼワインはとてもバラエティー豊か。
食事にも気軽に合わせられ、気分やシチュエーションに応じて使い分けられるのも魅力的

なんだか、ロゼワインが飲みたくなってきませんか?(笑)






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華麗なるフォアローゼス125周年記念ボトル

2014-02-25 10:00:45 | ワイン&酒
普段はほとんど飲む機会のないウイスキーですが、これは特別なものらしいので、過日出かけた試飲会でトライしてみました。


中央)フォアローゼズ スモールバッチ リミテッドエディション 2013 125周年記念ボトル

バラのラベルのバーボンで知られる 「フォアローゼズ」 は、2013年にブランド誕生125周年を迎えました。

フォアローゼズでは、毎年9月に米国で開催されるバーボンフェスティバルの時期に数量限定商品 「フォアローゼズ スモールバッチ リミテッドエディション」 を販売します。
通常は米国とヨーロッパのみで販売しますが、2013年は125周年という記念の年ゆえ、日本でも発売されることになりました。

熟成期間18年、13年の特別な原酒を厳選した125周年記念ボトル になっています。
姿も美しいですね~

すでに2013年12月1日(日)より発売していますが、450本の数量限定で、WEBのみの販売となっています。

販売サイト をチェックすると、注文受付期間は2014年2月28日(金)10:00まで!

もう間もなくじゃないですか!
欲しい方は、お急ぎを!

販売価格は 20,500円(税込)




う~ん、ちょっと手が出ない…という方は、2月にリニューアル されたスタンダードな 「フォアローゼス」 はいかが?

ストレートでいただいてみましたが、まろやかで甘みがあり、むむ、こんなにおいしかった?

薔薇のラベルもキレイで女子好みな上、味もおいしい、とくれば、ついつい飲みすぎそうでキケンです(笑)が、これは確実に女子会にオススメ

フォアローゼズのさまざまな楽しみ方はブランドサイトで紹介されていますので、ぜひアクセスしてみてください。

FOUR ROSES ブランドサイト → コチラ




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日本人Akikoさんがつくる冷涼ワイン

2014-02-24 17:57:04 | ワイン&酒
先月、友人宅で持ち寄りワイン会がありました。
いわゆる“女子会”というものですが、皆プロの集まりだけに、ワインはどれもハイレベル!

その中で、ひときわ存在感を見せつけてくれたのがこちらでした。


Akiko's Cuvee Pinot Noir 2010 Freeman Vineyard & Winery
(米カリフォルニア、AVA Sonoma Coast)

カリフォルニアのピノ・ノワールです。
色は薄めですが、ベリーの風味たっぷり。果肉感のある、ふわふわ、もわもわ、やさしいタッチで、スーッと入ってきて、とてもナチュラルな味わい。
ガツン!とパワフルなタイプではなく、繊細で、涼しげで、エレガント。アルコール度数13.7%。



そのまま飲むのもいいですが、フードと合わせると、どちらも引き立つタイプだと思いました。

例えば、フレッシュなイチゴとの相性は超バッチリ。
コンテチーズと合わせると、複雑なうまみのマリアージュが楽しめました。

実は ホタルイカの沖漬け とも合わせてみたところ、大根おろしを加えたら、不思議にマッチ
他の料理もいろいろ合いそうです。

このピノ・ノワールは、自分だけが目立てばいいというのではなく、一緒に手をつなぎ、相手にそっと寄り添うようなタイプです。



“Akiko's Cuvee” というキュヴェ名からわかるように、日本人のAkiko Freeman (アキコ フリーマン)さんが関わっています。

東京で育ったAkikoさんは、お爺様の影響でワインに興味を持つようになりました。
とりわけのお気に入りが、ピノ・ノワール。特に冷涼気候の産地のワインに心惹かれたAkikoさんは、1990年代半ば頃から世界各地のワイン生産地を訪ね歩きます。

夫の Ken Freeman 氏とは、求めるワインが同じことで意気投合。
2人で理想の地を探し歩き、たどり着いたのが、米カリフォルニア州のソノマ・コーストでした。

2001年、彼らは、「Freeman Vineyard & Winery」 をソノマ・コーストのロシアン・リヴァー・ヴァレーに立ち上げました。

Akikoさんは、経験豊かなワインメーカー Ed Kurtzman 氏の下でワインづくりを学び、現在はオーナー兼ワインメーカーとして采配をふるっています。

“Akiko's Cuvee”は、2002年に誕生しました。
AkikoさんとEdさんが、これこそ最高!と、それぞれに選んだ樽をブラインドでテイスティングし、よりいい出来と判断されたものが、いつもAkikoさんの選んだ樽だったことから、Akiko's Cuveeと名付けられました。

現在、ピノ・ノワールは、Akiko's Cuveeを含めて5つのキュヴェをリリースしています。
機会があれば、5つのピノ・ノワールの飲み比べもしてみたいですね。



なお、白ワインの シャルドネは、現在 「涼風」(RYO-FU) という日本語名が付いたキュヴェがリリースされています。



Akiko’s Cuvee Pinot Noir 2010 価格 8990円(税込)

輸入元:東京ヨーロッパ貿易(成城石井)


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アップルパイ専門店@南青山・骨董通り

2014-02-23 12:34:24 | 甘いもん
先週は超忙しい1週間!
昼食を摂るのもままならず、外出の途中で空腹を感じることもしばし…

そんな中、15時からのミーティングの時に、嬉しいおやつが


アップルパイ  GRANNY SMITH 

アップルパイの専門店 「グラニースミス」 のアップルパイです

ショーケースの中には、たくさんの種類のアップルパイが並びます。
アップルパイによって使うリンゴの種類が違うのが面白いと思いました。

左から フレンチ ダマンド、クラシック ラムレーズン、イングランド カスタード
各1カット400円(1/8)、ホール2800円
※アイテムによって価格が変わります


私のお気に入りは オーソドックスなアップルパイに最も近い フレンチ ダマンド
アーモンドクリーム(クレームダマンド)が入り、シナモンがきいています。


クラシック ラムレーズン は、上に乗ったサクサクのクランブルがおいしい♪
我が家のアップルパイはラムレーズンを入れるので、懐かしい味です。


イングランド カスタードは 中にカスタードクリームが入ります
リンゴと一緒に口に入れると ふんわりやわらか~。お酒が入っていないので、子どもにオススメ。



今回はテイクアウトしましたが(お願いすれば、木のナイフ&フォークを付けてくれます)、素朴でクラシカルな雰囲気の店内でコーヒーと一緒にゆっくりいただくのもいいですね。

ちなみに、店名の「グラニースミス」は リンゴの種類の名前です。

GRANNY SMITH Apple Pie & Coffee 青山店
東京都港区南青山5-8-9
http://grannysmith-pie.com/


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女子のアンテナにピピッ!“バラの庭”の白ワイン

2014-02-22 17:29:32 | ワイン&酒
ロゼワインを見つけた昨日の試飲会 で、なごむ~ と思った白ワインがありました。


PRINZ RUPPRECHT Rudesheimer Rosengarten Riesling Kabinett 2010
Nahe Winzer
 (ドイツ、ナーエ)

リューデスハイマー・ローゼンガルテンは、“バラの庭”(ローゼンガルテン)という名前を畑名の一部に持つリースリングワインです。

ピンクの R のロゴがキュートで、これはバラをイメージしてピンクにしているのかと思いきや、
P rinz R upprecht” の頭文字なんですね。
でも、きっと、R osengarten にもかけていると思います

軽やかでフルーティーな甘酸っぱさがあり、じんわりほっとする味わい です。
それでいて、骨格のしっかりとした酸がキッチリあり、余韻まで長く引っ張ります

酸があるからダレずに飲め、そのままでも、フードとの相性も良さそうです。

昼からの女子会パーティー にもピッタリで、メレンゲ菓子やマカロンなどのスウィーツにも合わせたくなりました。
便利なスクリューキャップですし、これからの季節なら、お花見にも連れていきたいですね。

お値段 1600円 というのも嬉しくありません?

もちろん、女子だけでなく、男性の皆さんも、ぜひどうぞ(笑)



ワイン名になっている “Prinz Rupprecht” (プリンツ ループレヒト)は人名で(英語名はプリンス ルパート、カンバーランド公)、プファルツ選帝侯兼ボヘミア王とイングランド王女である妃との間に生まれ、後に軍人として活躍した人物のようです(1619-1682)。

Nahe Winzer(ナーエ協同組合醸造所)は、バート・クロイツナッハに1935年に設立された醸造所。協同組合の醸造所ながら、優秀な醸造家が畑の個性を尊重したワイン造りを行っています。

(輸入元:株式会社八田)


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見つけた!うまみの乗ったロゼワイン

2014-02-21 20:17:12 | ワイン&酒
本日出かけた試飲会で、うまみの乗ったロゼワイン に出合いました。


IGP Vaucluse Rose 2012 Verget du Sud (フランス、ローヌ)

シラー70%、グルナッシュ30%のブレンド。

熟したうまみがあり、ボディしっかりめ。
食事と合わせて飲みたくなりました。

あのギュファンスが南仏でつくるカジュアルなシリーズ。
希望小売価格1700円は、納得

(輸入元:株式会社八田)


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メルシャンのデイリーワイン「every」を飲んでみました

2014-02-20 10:28:03 | ワイン&酒
「メルシャン」 といえば、日本屈指のワインメーカーですが、こんなデイリーワインもつくっているんですね。


Mercian every [白] メルシャン エブリィ

先日たまたま家で開ける機会がありました。

輸入ワインと輸入果汁を原料としするカジュアルラインのワイン、ということで、それほど期待はしていなかったのですが、さすがメルシャン、いい感じに仕上げてきています。

柑橘系の風味のある、スッキリとした辛口の味わいで、ほどよい酸もあり、幅広いフードに合うバランスの良さ があります。
アルコール11%という軽さも嬉しいですね。720ml。

ペットボトル は軽く、キャップも開けやすく、開けた後の保管にも便利。
しかも、特殊コーティング が施された作りらしく、ワインの品質を守るようです。

私が今回飲んだこの白ワインは、たしかに日本の日常の食卓にピッタリ合いそう
たまには肩の力を抜いて、こういうワインで家ゴハンを食べる日があってもいいのかも?
赤ワインもあります。



この「エブリィ」、最近FBでよく目にするので、何?と思って調べたところ、

自分と友達2人(合計3人)にエブリィが1本ずつ当たるキャンペーン開催中

参加資格は、日本在住の20歳以上で、Twitterかfacebookのアカウントを持っていること。

実施期間: 2014年2月18日(火)~2014年4月18日(金)24:00 まで

SNSから簡単に応募できますので、この機会にチャレンジしてみてはいかが?

※詳細は「エブリィ」のサイトへ どうぞ→ コチラ





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気になるスイスロゼはここで飲めます♪

2014-02-19 10:08:36 | ワイン&酒
先日 国交樹立150周年の記念イベント“SWISS DAYS” を開催した スイス ですが、私もこの ブログで紹介 したこともあり?(笑)、スイスのワインが注目を浴びているようなのです。

特に人気急上昇中なのが、こちらのロゼワイン


Nizere 2012 Chateau Le Rosey (スイス)

このワイナリーのワインは何回か飲んでいますが、ロゼは初めて出合いました。
淡い色としっとりとした味わいに、グイッとハートが鷲掴み!

このロゼワインが、2月25日に開催されるロゼワインパーティーに初登場 します。
レアなアイテムですので、この機会にぜひ飲んでみてください。

今回のパーティーでは、合計11ヶ国45アイテムのロゼワインが揃います。
ロゼワインがこれだけ一堂に集まる機会はめったにありませんよ




2014 Spring LOVE ROSEパーティー

日時:2014年2月25日(火)18:45~20:45 (18:30より受付開始)

会場:アグネスホテル アンド アパートメンツ東京 アグネスホール
   東京都新宿区神楽坂 2-20-1
   TEL : 03-3267-5505
   http://www.agneshotel.com/

参加費:7,000円 /1名(事前振込)

募集人数: 120名 

      ※先着順(ご入金確認)にて承ります
      ※満員の際はご容赦ください

お申込み:下記の内容をご記入の上、e-mailにて承ります。
       love.rose.club@gmail.com

       ★件名を「春ロゼパーティー 申込み」とご記載ください。

     1.お申し込みの方のお名前(ふりがな)
     2.メールアドレス(パソコンのメールアドレスをお知らせください)
     3.同伴者数
     4.合計人数

ドレスコード:ピンク色をどこかに

お申込みいただきましたら、受付メールをお送りいたします。
その際、専用のお振り込み口座をお知らせいたします。
ご入金確認ができ次第、ご予約完了のメールをお送りいたします。

キャンセルは原則としましてお受けできませんので、ご了承ください。

※アルコールを提供するイベントのため、20歳以上の方に限ります



料理メニュー ※材料の入荷状況により変更になる場合があります

【冷製料理】

“冬野菜のタワー”
京都産  花菜 丹波しめじ 聖護院かぶら 聖護院大根 青味大根 海老芋
淡路島産 ブロッコリー 赤かぶ 紅くるり大根 葉付きたまねぎ オレンジブーケ 
島菜園トマト 白人参
徳島産  鳴門金時

長岡京産京たけのこの一口おむすび   ずわい蟹のアランチーニ

スモークサーモンの生春巻き、胡麻風味   シャラン鴨とカシスのパイ包み

トマトとオリーブのケークサレ   ゴルゴンゾーラと淡路たまねぎのキッシュ

モッツァレラとトマトのホットサンド  青梅産さくら卵の竹炭パンフレンチトースト

トマトとレタス、チーズ、ベーコンのバゲットサンド   

ラズベリーリエットのカナッペ   無花果パテドカンパーニュ   ビーフパストラミ

鴨胸肉の燻製、甜麺醤ソース   イタリアンサラミ  

プチタルト三種  ラタトゥイユ   サーモンムース   帆立貝と春きゃべつ


【温製料理】

広島産味噌牡蠣と信長葱のブリック包み焼き   小海老のシガレット、しそ風味

フリット三種   京都大原野産たけのこ    
広島産牡蠣フライ ロゼシャンパンのタルタルソース
オリーヴ・トマト・モッツァレラ

小海老と聖護院かぶらのスパイスソテー

答志島産マトウダイのムニエル ラベンダーと蜂蜜のソース

青森産桜姫鶏のコックオーヴァン“ロゼ”

鶏ささみのムース マッシュルームのクリームソース ピンクペッパーのアクセント

豚頬肉のビーツの煮込み

豚肩ロース肉のグリエ ドフィノワーズ添え

黒毛和牛のロゼワイン煮込み ベトナム麺フォー(香菜 京水菜 九条葱)

イベリコ豚ジャーキーのトマトクリームスパゲティー

デザート“コワンヴェール”


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ハズしたくない時に頼りになるのはチリのカベルネ!

2014-02-18 10:33:12 | ワイン&酒
昨日のチリの白ワイン ソーヴィニヨン・ブラン に続き、今日もチリ!

同じ日に別の店で買ったものですが、チリワインが重なりました


Gracia de Chile Cabernet Sauvignon 2011 (Chile, Cachapoal Valley)

家で飲むカジュアルなワインを探している時、家飲みであってもハズしたくないし、予算も抑えたいし、用意したパテに合わせてしっかりした味わいの赤ワインが飲みたいし…

その要件をすべて満たしたのが、スーパーのワインコーナーで見つけたチリのカベルネ
通常は800円くらいのようですが、ワイン2割引きの日で 638円でした。

色調は濃く、味わいもしっかり。濃厚すぎず、適度な酸味もあり、いいバランスで飲めます。さすがに複雑味はありませんが、カベルネらしい風味が楽しめて満足!アルコール度数13.5%。



チリのカベルネってハズさないわ~

スクリューキャップなのもマル。
ビタミンカラーのオレンジ色も元気が出ます。

エチケットの右上に付いている緑色のシールは、“カーボンニュートラル”のマーク。
最近は、環境に配慮したワインづくりを行なうワイナリーが増えてきましたね。

(輸入元:国分株式会社)


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チリのソーヴィニヨンはコスパ絶大!

2014-02-17 17:09:02 | ワイン&酒
昨日は、この春に予定しているチャリティワインイベントのミーティングがありました。
テーブルワイン1本持参ということだったので、家飲み用に買っておいたこちらをチョイス。


anane Sauvignon Blanc 2012 (Chile, Maure Valley)

お値段以上の味わいが楽しめるのがチリワインの素晴らしいところ。
このソーヴィニヨン・ブランも、ワンコインとは思えないクオリティでした。

果実味はよく熟し、フルーティーで、ボディにほどよい厚みがあります。
青臭さも、薄っぺらさもありません。アルコール度数は13%。
白ワインならではの爽やかさもあり、上出来!

半年前にチリに行った時、ソーヴィニヨン・ブランのクオリティの高さに感動 して帰ってきました。

白ワインはシャルドネが知られていますが、私のイチオシは断然 ソーヴィニヨン・ブラン

このソーヴィニヨン・ブランはお手頃価格で満足度が高く、リピートしてもいいかも、と思っています。

※「アナーネ」は、マプチェの言葉で「収穫」の意味だそうです

(輸入元:セントミハエルワイン&スピリッツ株式会社)


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数量限定!あの「獺祭」とクリンスイがコラボレーション

2014-02-16 10:18:40 | レストラン&店
2013年12月に原宿に誕生した 「MIZUcafe」 (ミズカフェ)は、三菱レイヨン・クリンスイが展開する “さまざまなこだわりのお水を体感できるカフェ”

サーブされる水の中には、私の好きな炭酸水もあるのが嬉しい!

「MIZUcafe」では、硬度ゼロの“超軟水”で仕込んだ特別な日本酒 「クリンスイ仕込 獺祭 純米大吟醸磨き三割九分」 2014年2月15日(土)15時より提供 しています。

「獺祭」 (だっさい)は、山口県岩国市の旭酒造株式会社が製造・販売する大人気日本酒銘柄で、純米大吟醸に特化した全国唯一のブランドとして、No.1の出荷量を誇ります。



獺祭の人気は日本国内だけにとどまらず、海外20カ国でも展開。今年の3月にはフランスのパリにも店舗がオープンする予定とか。

この獺祭が、家庭用浄水器ブランド・クリンスイ発売開始30周年を記念したコラボ企画として、 MIZUcafe限定「クリンスイ仕込 獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分」 をつくりました。

これが飲めるのは、世界で唯一、原宿の「MIZUcafe」だけです。

「クリンスイ仕込 獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分」は、原料米の持つ素材そのものの味を引き出し、まろやかで、香りもよく、雑味のない軽やかな味わいで、女性にも好まれる一品 に仕上がっているようです。



クリンスイ仕込 獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分
グラス(1/2合)1杯 900
・ボトル(720ml)1本 6,200円


※数量限定生産のため売り切れ次第提供終了

冷酒or常温 のいずれかの飲み方を選び、ワイングラスでいただくスタイルです。



MIZUcafeでは、この大吟醸と相性ピッタリな限定メニューも用意されています。


「酒のつまみ三種盛」 1,200円
(特製 松前漬/クリームチーズの酒盗添え/千枚カブの酢漬け)


“獺祭の酒粕”に漬け込んだ「ふぐの酒粕漬け二種(白焼き/ゴマ焼き)」 900円


クリンスイ仕込みの塩麹に漬けた「タコのカルパッチョとフレッシュトマト」 500円


“獺祭の酒粕”でコクを加えた「オリジナルチーズフォンデュ」 1,300円
※ヨーロッパでも人気の獺祭はチーズにもよく合います

フードメニューやドリンクメニューは他にもいろいろ用意されています。



和食の世界文化遺産登録とともに、ますます注目度がアップしている日本酒。
しかも、“獺祭”は、日本酒ファンに超人気のブランドです。

それが グラス1杯から手軽に楽しめる のですから、これは見逃せません
数量限定なので、お早めに!


MIZUcafe PRODUCED BY Cleansui
 東京都渋谷区神宮前6-34-14 原宿表参道ビル1F
 http://mizucafe.jp/




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スウェーデンのチーズ@IKEA

2014-02-15 16:42:22 | おいしい食べもん
先日出かけた IKEA で、スウェーデンのチーズを買ってきました。


OST HUSHALLSOST  IKEA (150g)

OST(オスト)は、チーズのこと。
スウェーデンのお隣ノルウェーでも、デンマークでも、チーズはOSTです。

北欧諸国ではチーズは特産品。
日本にはデンマークのチーズが多く輸入されていて(ランキング5位)、ノルウェーのチーズもいくつか見られますが、スウェーデンのチーズは、チーズ専門店でもあまり見ないような気がします。
スウェーデンは、チーズ輸出国であると同時に、輸入国でもあるからでしょうか?


スライスされているセミハードチーズ (ナチュラルチーズです)

名前の読み方がわかりませんが(フシャルソスト?)、このチーズは、スウェーデンではポピュラーなファーマーズチーズ(農夫のチーズ)だとか。

日本でよくあるパックされたスライスチーズの食感に似ていて、ソフトでなめらかですが、味わいにうま味があります。

白ワイン と一緒にいただきましたが、これは買って正解!
「もう1パック買っても良かったわね」と、母。

まだ数枚残っているので、ちびちび大事にいただくことにします


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スイスワインと極上和食のマリアージュ

2014-02-14 16:01:10 | ワイン&酒
日本とスイスの国交樹立150周年を記念したイベント「SWISS DAYS」 に合わせて来日した スイスワイン生産者のワインを和食とともに味わう 機会が先日ありました。

以前、スイスワインについて書いた 際に、デリケートな味わいのシャスラ(白ワイン)を繊細な和食とじっくり合わせてみたい、と思いましたが、それが実現できるいい機会です。



今回は二人の生産者が来日しており、シャスラだけではなく、別の品種の白や、ロゼ、赤も紹介してくれました。



まずは、何回か飲んでいる 「Chateau Le Rosey」(シャトー・ル・ロゼイ)から。


Mr. Benoit Riboulet / Chateau Le Rosey
日本は2回目というブノワさんは、英語も話すフレンドリーなナイスガイ。



左)Cote Nil 2012  右)Nizere 2012  Chateau Le Rosey
レマン湖の北西ラ・コート地区ヴァンゼルのワインです

“コテ・ニル”はシャスラのワインで、“ニル”はエジプトのナイル川のこと。
シャスラは、エジプトで呼ばれていた名前だったそうです。
アタックは軽やかで、爽やかな辛口と思いきや、意外と骨格がしっかりしています。



“ニゼーレ”はガメイから白ワイン的につくられたロゼ。
淡いカラーが素敵で、タッチもやさしく、これはあらゆる料理に合わせられそう。


このロゼワインの格付けはAOC La Cote Vinzel Grand Cru

Chateau Le Rosey については過去の記事を参照してください → コチラ




Mr. Bernard Cave / Bernard Cave

ふくよかな体型とにこやかな笑顔のベルナールさんは自身のワイナリー 「Bernard Cave」 の醸造家であるだけでなく、他のワイン生産者の醸造アドバイザーも務めています。


Ollon 2012 Bernard Cave

“オロン”は、レマン湖南東の Chablais地域 Coteau de Verschiez のシャスラからつくれらた白ワインで、ワイン名はオロンというスキーのリゾート地の名前から付けられています。
繊細なタッチの、透明感のある軽やかなワインで、キレイな味わいです。
ベルナールさんは、アスパラガスによく合う、と言っていました。

この日はもうひとつベルナール・カヴェのシャスラがありました(アップ画像なし)。

Clos du Crosex Grille 2012 Bernard Cave
こちらのシャスラは樽を使っており、ボリュームのあるスタイル。
これもアスパラガスに合うそうです。
前菜に出された「蕗にも合うね」と、ベルナールさん。


前菜) いとより鯛梅煮と蕗おひたし

合わせてみると、蕗とシャスラはたしかにいい感じです。
シャスラは、火を入れた野菜料理との相性がいいと思いました。



ほかには、ベルナールさんのビジネスパートナー 「Domaine de la Pierre Latine」 の白ワイン2種がありました(アップ画像なし)。
このドメーヌ・ド・ラ・ピエール・ラティネもシャブレー地区です。

L'Yvorne Chasselas 2012 Domaine de la Pierre Latine
Pinot Gris 2011 Domaine de la Pierre Latine

“リヴォルヌ”は、石灰岩土壌(スポンジみたいに柔らかい土壌)のシャスラからつくられています。辛口でしっかりした骨格があり、白味噌仕立てのお椀によく合いました。

“ピノ・グリ”は、バリック80%、700リットルのアンフォラ20%。
色が濃く、味わいもリッチで、樽のニュアンスを感じます。アルコール13.5%。
ベルナールさんによると、よりガストロノミーに合うワインだそうです。


白ワインは2種類のお造りに合わせました。


お造り) かわはぎ                  氷見鰤

白身のかわはぎは、繊細なシャスラやロゼと。
ブリは、樽を使ったピノ・グリが少々生臭く感じましたが、キレイなスタイルで骨格しっかりタイプのコテ・ニルにもよく合いました。



椀) 丸大根 白味噌

白味噌とリヴォルヌのマリアージュは超オススメ。

今回は4つのシャスラがありましたが、土壌の違いによる味わいの違いがあることを感じました。



天婦羅) ホワイトアスパラ 海老煎餅

てんぷらも、白かロゼで。
食材によりますが、今回は樽のニュアンスがないタイプの方がより合いました。

Domaine de la Pierre Latine については過去の記事を参照ください → コチラ



さて、いよいよ赤ワインに移ります。



Pinot Noir 2011 Chateau Le Rosey
Gamaret 2012 Bernard Cave
Rouge de Rouge 2012 Domaine de la Pierre Latine


スイスのブドウ生産量を見ると、白品種のシャスラが2631haとダントツです。
※全生産量3882ha ―67.77%

赤は、ガメイ522ha、ピノ・ノワール501ha、ギャマレ37ha、ギャラノワール34ha。
ガメイとピノ・ノワールが赤のツートップですが、ギャマレGamaret、ギャラノワールGaranoirのワインもけっこうつくられているようで、名前を目にします。
ギャマレとガラノワールは、どちらもガメイとライヘンシュタイナーとの交配品種。

シャトー・ル・ロゼー の“ピノ・ノワール”は、意外にも濃さのあるワインで、やわらかで、しなやかさがあり、うま味の乗った味わいです。ピノならではの上品さ、軽やかさもありました。

ベルナール・カヴェ の“ギャマレ”は、色は濃いものの、口にすると繊細でキメ細かい赤ワインです。スパイシーさもあり、非常に興味深く、少し熟成させてから飲んでみたいと思いました。

ドメーヌ・ド・ラ・ピエール・ラティネ の“ルージュ・ド・ルージュ”は、ギャマレ主体のブレンド。野性味を帯びたタンニンが特徴的で、複雑味がありますが、これもまだまだ若い状態でした。
ギャマレは少し寝かせると面白味が出てきそうです。



焼物) 鰆 味噌柚庵  芹と春子椎茸白和え

鰆はピノ・ノワールが好相性。
芹…の方は、赤よりもロゼがよく合いました。



主菜) 大山鶏 鍬焼き

身のしっかりした鶏のもも肉+甘辛いタレは、うま味の乗ったピノ・ノワールがやっぱり合います。
ギャマレを選ぶなら、少し熟成させたものを。

和食の肉料理は、あまり強い味のものや脂ギッシュなものは少ないと思います。
スイスの赤ワインは、自分を強く主張せず、料理に寄り添うタイプが多い ので、和食の肉料理とはお互いを引き立てるような関係になっているように感じました。

それにしても、赤ワインは、ずいぶん前に飲んだ時から格段にレベルがアップして、おいしくなりました!


スイスワインのほとんどはスイス国内で消費され、輸出されるのはわずか1~2%ということもあり、日本市場でもあまりお目にかかれず、飲む機会も少なかった、というのが、これまでの状況でした。

ですが、昨年くらいから、スイスのシャスラに新たな動きが見え始めました。

加えて、2014年はスイスと日本の国交樹立150周年という記念の年ということもあり、今年はスイスワインに注目が集まるはず。
ソチオリンピックでのスイス勢の活躍も、追い風になっているでしょうか。

スイスワインの静かなブレイクがあるかも?



★ 輸入元: ヴァン・レマン株式会社

★ 料理: 八雲茶寮(東京都目黒区八雲)




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