ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

家時間が多かった2021年でした

2021-12-31 23:48:45 | 雑記

2021年の総評を、と思っていたら、いつのまにか、こんな時間になっていました。

もう少し余裕があると思っていましたが、大掃除&家事で、座っている時間が取れませんでした。

明日はなんとか!

 

昨年に引き続いての新型ウイルスの影響で、家にいる時間が増え、そうなると、家のあちこちが気になり、ついつい時間を費やしてしまい…

 

長い家時間を過ごすことで思うこともいろいろありました。

 

ワインに関しての2022年の展望も見えてきましたので、詳細は明日に。

 

 

 

金柑のシロップ煮を作りました

 

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今年大きく変わった生活スタイルー自宅でパン焼き

2021-12-30 22:59:01 | パン

ことし 1年を振り返ってみて、日々の生活の中で大きく変わったなぁと思うひとつが、

自宅でのパン焼き

3月にホームベーカリーを初めて買い、約10カ月で焼いたパンの数は62個。

 

本日焼いた62個めのパンがこちら。

 

 

全粒粉:強力粉=7:8の比率で、クルミとレーズンを混ぜ込んで焼きました。

 

 

モルトパウダーを使っているので、膨らみにくい全粒粉多めのレシピでも、しっかり膨らんでくれています。

 

 

自宅でのホームベーカリーでのパン焼きは、コロナが始まった昨年に流行のピークがあり、材料の強力粉が店の棚から消えるなどの現象が見られましたよね。

私は、昨年はまだホームベーカリーを使っていませんでしたので、強力粉不足のニュースはどこか他人事でした。

 

これまで使ってこなかったホームベーカリーに関心を持ち始めたのは、近所にベーカリーが新規開店したことがキッカケです。

地元の友人の知り合いというベーカリーで、オープン直後から買いに行きましたが、ここの食パンがとてもおいしかったんです。

これまでは、ベーカリーではフランスパンやカンパーニュ系、ライ麦パン系を買うことが多く、食パンはターゲット外。

が、試しに買ってみたところ、おいしい!

一気にファンになり、ちょくちょく買いに行くようになりましたが、開店間もないこともあって、商品の焼き上げが追い付かず、また売り切れていたりと、手に入るチャンスが運次第、ということが多く…

 

なら、自分で作る、という方法もありでは?

もちろん、修業したベーカリーのパン職人さんの出来には追い付かないでしょうけれど。

 

ということで、タイムセールで安くなっていたホームベーカリーを購入しました。

 

ホームベーカリー購入後に初めて焼いたパンがこちらです。

 

業務スーパーで購入したお値打ち価格の強力粉とドライイーストで作りました(笑)

それで初心者の私でも焼けるって、ホームベーカリーってスゴイ

 

 

あれから10カ月、焼いたパンの数も60個を超えました。

全粒粉、ライ麦粉、キャラウェイシード、オートミール、レーズンにクルミと、材料の組み合わせをその時の気分で変えて焼いているので、飽きることはありません。

 

昨年のホームベーカリーブームが過ぎてから始めたおかげで、材料が買えないということもなく、ゆるゆると楽しんでいます。

おかげで、市販のパンはすっかり買わなくなりました。

というのも、コロナ禍で、都心の有名ベーカリーに足を運ぶ機会がほとんどなくなってしまったことも、自宅でパンを焼きをする追い風になったように思います。

 

これまでは、私が自宅でパン焼きをするなんて想像もつきませんでしたが(技術的にムリと思っていました)、昨今の優秀なホームベーカリーのおかげで、楽してパン作りができています(笑)

 

パン焼きの習慣がすっかり身に付いたので、この先、コロナが収まって元の生活に戻れるようになっても、自宅でのパン焼きはこのまま続きそうです。

添加物ゼロなのはもちろん、焼きたてのパンの味を覚えてしまいましたからね 

 

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アルザスのオレンジワインーアルコール15%!

2021-12-29 23:25:09 | ワイン&酒

昨日紹介した試飲会から、アルザスワインをピックアップします。

 

フランスのアルザス地方はドイツとの国境にあるワイン産地ですね。

ドイツだった時代もあり、フランスの中では独特の存在感をもっています。

 

アルザスは個人的にも非常に好きな産地ですが、コロナ禍が続く今年は、なかなか出合いの機会がありませんでした。

が、へえ~と思った、こんなワインに出合いました。

 

アルザスのワインだそうですが、原産地呼称はVin de Franceになります。

 

PÉPIN - ORANGE (France, Alsace, Vin de France)

 

PÉPIN- ORANGE(ペパン オランジュ)は、Gewurztraminerと Auxerroisからつくられたオレンジワインです。

アルコール度数は 15% !

小売価格は3,200円

 

 

なんですか?これ?と思うプロフィールのワインですが、口にするとやさしく、しっとり落ち着いた味わいで、気に入りました。

アルコール15%もあるのに、アルコールを感じないのも不思議です。

 

オーガニック生産者ですが、詳しい情報が見つかりません。

Duo Œnologie の創設者であるXavier Couturier と Pierre Sanchezが関与していることはわかりました。

ミステリアスなワインなので、飲みながらあれこれ探るのも面白いと思います。

 

 

「PÉPIN-Rouge」という赤ワインもあり、使用ブドウはグルナッシュ、シラー、カリニャン、ピノ・ブラン、ピノ・グリで、産地情報はアルザス&ラングドック。

ブドウ品種を見るとラングドック&アルザスというのは納得ですが、このブレンドの仕方はアリ?

 

フランスワインを飲む際、伝統産地の伝統ブドウの正統派ワインを求める人が今もなお多いかと思いますが、近年のトレンドは変化に富んでいます。

オレンジワインもトレンドのひとつですが、さまざまなブドウの組み合わせも突飛なことではなくなってきたように思います。

今は、これまでの常識からは想像できないワインも出てきていますので、柔軟に受け入れてみるのも楽しいのではないでしょうか?

 

※輸入元:アンディゴ(京都市北区)

 

 

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フランス南部の産地の気になるワインをピックアップ

2021-12-28 23:56:28 | ワイン&酒

新型ウイルスの影響があったものの、今年は昨年よりはワインの試飲会やイベントが多く、取材もけっこうありました。

そのため、まだまだ紹介できていないものがたくさんありますが、その中から少しだけピックアップします。

 

11月末に都内で開催された小試飲会で、これはイイナ、と思ったものです。

 

Clos Troteligotte  Délit-K 2020 (France, Sud oust, Cahors)

 

フランス南西地方カオールの生産者クロ・トロテリゴットの赤ワイン「デリカ」。

カベルネ・フランとメルロのブレンド。

カオールというと、濃い色の赤ワインを想像しますが、このデリカはやさしい赤ワインでした。

この生産者は2014年に有機ECOCERTの認証を受けています。

小売価格2,900円

 

 

Mas Delmas  Nature 2013  (France, Roussillon)

 

「ナチュール」は、グルナッシュ50%、スラー50%の赤ワインで、とてもしなやか!

2013年というヴィンテージなので、熟成が進んでいるからでしょうか。

ルシオンということで、濃そうなワインの地域と身構えて飲んだら、予想と違いました

マス・デルマスはビオディナミ生産者。

小売価格3,600円

 

いずれも輸入元は、京都のindigo(アンディゴ)

価格は私が試飲をした時のものですので、変動している場合があります。

 

 

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寒サバの押し寿司にワインを合わせてみた

2021-12-27 22:51:37 | ワイン&酒

今日は、スーパーで買ってきた寒サバの押し寿司が夕食のメインです。

 

 

厚みのあるサバで、酢の締め方もちょうどいい具合でした。

 

これにイタリアのカジュアルめサンジョヴェーゼの赤ワインを合わせてみたのですが、サバが生臭くなってしまい、失敗。

 

じゃあ、昨日のセブンプレミアムのドイツリースリングはどうかしら?

 

 

ストイックなリースリングではなく、ゆるめのリースリングだったのが幸いして、いい感じに合いました。

コンビニワインのリースリング、意外と守備範囲が広く、使えそうな感じです

 

 

寒サバにはNGだったサンジョヴェーゼの赤ワインは、白カビのブリーチーズ(昨日の残り)とは相性バッチリで、ワインが甘く、まろやかに感じられました。

相性ってありますね

 

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セブンPBの独リースリングワイン「BISDANN Riesling Trocken」を飲んでみた

2021-12-26 23:25:07 | ワイン&酒

セブンイレブンに置いてあるというクリスマス菓子「シュトレン」を探し歩いていたら、以前探して見つけられなかったセブンプレミアムワインを見つけました。

 

BISDANN Riesling Trocken JOSEF BIFFAR (ドイツ, ファルツ)

価格:798円(税込み877円)

 

ドイツのリースリングワインで、産地はファルツ地方、生産者はジョセフ・ビファー。

 

セブンイレブンのPB商品にドイツのリースリングが登場したとあって、ドイツワイン仲間の間で話題になり、飲んでみたいとずっと探していました。

 

あれから数カ月、すっかりこのワインのことを忘れていましたが、シュトレンを求めてセブンイレブンをハシゴしている時に、ふとワインコーナーに目が行き、ワイン発見!

早速買いましたが、次の店舗でも置いてありました。

ドイツ菓子シュトレンは見つけられなかったですが、ドイツワインは見つかりました(笑)

 

昨日のクリスマスディナーはサメのパン粉焼き。

ドイツワインならヴァイスブルグンダーの方が合いそうかな? でも、せっかく買ってきたので、このリースリングを開けてみました。

 

 

ワインだけ飲むと、リースリングらしい独特の風味が感じられます。

味わいはゆるめの辛口。

キリリとした酸味ではなく、穏やかな酸で、軽いミネラルも感じます。

800円台のドイツリースリングでこれならアリかな。

サメのパン粉焼きのカリカリのパン粉部分とも合いましたし、少々クセのあるサメの白身肉にもなじんでくれました。

 

アルコール度数12%と軽めなのもいいですね。

なんたって、セブンイレブンで買えるというのがありがたい!

 

 

 

繊細なのに強靭さのある高品質リースリングと違い、フレンドリーでカジュアルに飲めるリースリングです。

栓はスクリューキャップ。

キリリと冷やして食前酒に1杯、フライや唐揚げ系、フライドポテト、焼き鳥の砂肝を塩で、なんていかが?

 

 

2日目の今日は、フランスの白カビチーズ「ブリー」に合わせてみました。

しっとりやわらかな白カビチーズ、合いました~

 

 

出たばかりの頃はなかなか見つかりませんでしたが、今は複数の店舗で見ましたので、買いやすくなっているかもしれません。

 

ちなみに、生産者のジョセフ・ビファーには日本人醸造家(徳岡史子さん)がいます。

徳岡さんがいらっしゃるということで、ジョセフ・ビファーは日本と関係の深いワイナリーなので、セブンプレミアムのラインナップに加わったのかもしれませんね。

 

徳岡さんは以前は別のファルツのワイナリーにいらして、10年くらい前、以前のワイナリーを訪問したことがあります。

かなり長い間、ドイツで醸造に携わっていらっしゃいますが、時々は日本に帰国され、そのタイミングでお目にかかることもありました。

セブンプレミアム以外のジョセフ・ビファーのワインも数多く日本に輸入されていますので(輸入元:徳岡)、気になる方は、そちらと合わせて飲むのも楽しいと思います。

 

[参考]

女性醸造家がつくるドイツワイン@独ファルツ

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/e07b32dd54201c417301a51835ebcb4c

 

 

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クリスマス菓子「シュトレン」を探して

2021-12-25 17:57:17 | 甘いもん

洋菓子屋にとってクリスマスケーキよりも扱いやすいクリスマス菓子「シュトレン」

クリスマスケーキは12月24日、25日の2日間の短期決戦ですが、シュトレンはクリスマスシーズンに入ったら販売できる上、賞味期限も長く、生ケーキのような冷蔵保管も必要ありませんから、洋菓子屋にとっては嬉しい商品です。これを販売しない手はありません。

かくして、猫も杓子もシュトレン、と広がったわけです。

 

そしてこの時期、いつも話題になるのが発音問題(笑)

 

ドイツのシュトレン祭りを取材し、ドイツ人の発音をさんざん聴いた私の発音は、

もちろん「シュトレン」

 

日本では「シュトーレン」と長く伸ばす人、メーカーも多いですが、猫も杓子もグループでしょうか。

そんな発音なんてどうでもいい、気にする人の気持ちがわからない、気にする人とは友達になれない…、という方もいらっしゃるようですが、発音を気にするちゃんとした理由があります。

すでにもう何度も解説していますので(笑)、気になる方は下記を参照ください。

 

 

そんなわけで、「シュトレン」派の私は、「シュトレン」表記の商品を買いたいと思うのですが、なかなか出合えません。

数日前、セブンイレブンタカキベーカリー製の「シュトレン」があり、約500円で買えるという情報を得ました。

コンビニで買え、しかも「シュトレン」です

 

昨日は近所のセブンイレブンを4軒探し歩きましたが、全滅でした…

セブンのHPを見ると、事前予約ができたようなのです。

店舗で買えたという人もいましたが、その人は運がよかったんでしょうね。

来年は予約してみようと思います。

 

セブンだけでなく、タカキベーカリーの商品があるスーパーも探してみましたが、見つかるのは、スーパーのインストアベーカリー製「シュトーレン」のみ。

今日は、超大手製パンメーカーの「シュトーレン」を見ました。

私は「シュトーレン」は買わないと決めているので、いずれも購入を見送りました。

 

余談ですが、神戸の老舗ドイツパン店では「シトーレン」を発売しています。

このパターンは初めてです。

「シトーレン」はオリジナル「商品名」なのかもしれません

 

[参考]

クリスマス菓子「Stollen」正しい発音は「シュトレン」です

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/758c63bb0394a77a9bb4556524dee110

※独ドレスデンのシュトレン祭りのリンクも上記に記載しています

 

 

毎年チキンは家で焼くので安上がりです

 

 

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リンパが腫れたー口腔がんと咽頭がん検診しました

2021-12-24 21:54:27 | 美容&健康

2週間ほど前、首の片側のリンパが腫れ、唾液を飲み込んでも耳と喉が痛い状態がしばらく続いていました。

そのため1週間以上晩酌をしないで過ごし、やっとリンパの腫れが引きました。

 

元々、私は何かあると喉に出やすい体質なので、今回も疲れやストレスが溜まったせいだとは思いました。

が、友人が心配してくれたこと、ちょうど自治体の歯周病検診+希望すればオプションで口腔がん検診も可、という案内を数カ月前にもらっていたので、案内の期限が切れる前に、と受診してきました。

 

予約の電話をしたら、ラッキーにも外科の医師が来る診察日が年内にあり、本日行ってきました。

 

歯周病検診は歯茎中心ですが、口腔がんの検診は喉から首元まで触診してもらえ、口腔内や舌も丁寧に診てもらえました。

リンパを腫らしたことも伝えました。

あと、私は舌を噛みやすいので、舌も気になることを伝えました。

 

検診の結果は、問題なし。

咽頭がん、舌がん、口腔がんの心配はないとのことで、ほっとしました。

歯周病チェックだけなら1,000円以下、口腔がん検診のオプションをつけても、合計で1500円かかっていません。

※自治体によって費用は差があると思います

 

待ち時間も含め、それなりに時間はかかりましたが、年内に診てもらえて、心配ないとのことでしたので、精神的にかなり良かったと思います。

 

自治体の歯周病検診で、口腔がん、咽頭がんまで診てもらえるのはありがたいです。

費用プラスしてでもオススメです!

 

 

一度花が終わってしまったミニシクラメンの世話していたら蕾をつけ、花が咲きました。

続く蕾もあります

 

 

 

 

 

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友人が金柑と謎の柑橘を持ってきてくれました

2021-12-23 18:07:29 | おいしい食べもん

今朝、地元の友人が「Tちゃんから預かってきた」と持ってきてくれたのがこちら。

 

 

小さいのは金柑ですが、大きい方の柑橘は何?

友人は預かってきたのでわからないそうですが、柑橘をくれた友人宅に植えられていたのは、たしか清見オレンジ。

清見オレンジって、こんな姿でしたっけ?

 

種類はわからずとも、果物をいただけるのは嬉しいですよね

先日は別の友人からリンゴをいただき、それも嬉しかった (柚子との物々交換

 

今朝我が家に立ち寄ってくれた友人は、白菜と大根も持ってきてくれました。

友人母が育てたもので、白菜はかわいらしいサイズですが、とてもやわらかそうで、生でサラダにしてもいいかな。

 

金柑はお正月用のシロップ煮にしようと思っています。

 

ちょくちょく顔を合わせられる地元の友人はありがたいですね~

 

 

 

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日本酒の地理的表示「GI利根沼田」認定酒を紹介します

2021-12-22 17:45:24 | ワイン&酒

11月24日に開催された「GI利根沼田シンポジウム」をオンライン取材したのでリポートします。

 

GI は 産地ならではの特性を持つものが産地名を独占的に名乗れる認証制度です。

地名を保護することにより、原産地の保護、品質保証を行ない、ブランド力の向上にもつながる制度で、官能検査もしっかりと行われています。

 

ヨーロッパのワインの原産地呼称制度は馴染みがあるかと思いますが、EUのワイン法にあるワインの地理的表示GI(ジーアイ)Geographical Indication制度が、2013年に初めて日本でも山梨県のワインで指定されました(GI Yamanashi)。

 

ワインで認証されているGIは、山梨のほか、北海道、山形、長野、大阪で、山梨と山形と長野は日本酒もGI認定されています。

 

日本酒のGIも年々増え、現在では10

群馬県の「GI利根沼田」は、日本酒の6番目のGIになります。

 

 

利根沼田は群馬県北部に位置し、雄⼤な河岸段丘によって育まれた地域です。

利根が利根郡で、沼田が沼田市になるかと思いますが、この地域には利根川の原水があり、水が豊富で、米が育ちやすい気候風土であり、酒を造る人も揃い、すべてが酒造に整っているとのこと。

 

それぞれのGI認定製品には土地の特性があり、GI利根沼田の認定酒は、

アルコール感のキレがよく、アルコール感を感じない透明感のある味わいが特徴といいます。

 

[GI利根沼⽥の特徴]

1)⽶の産地・品種を特定

五百万⽯/雪ほたか/コシヒカリ

 

2)採⽔地と加⼯を特定

 

3)酵⺟を特定

群⾺KAZE酵⺟/群⾺G2酵⺟/蔵付き酵⺟

 

4)ビンテージ表記を規程

 

5)官能的特徴

⾊沢:透明感のある淡いゴールド

香り:果実様の⾹り、杏仁⾖腐様の風味、つきたての餅、⻘草や新緑を連想させる⾹り

味わい:⽶特有のまろやかな旨味や⽢み、爽やかな酸味、コクを与える苦み、透明感がある味わい

 

 

現在、GI利根沼田で認定されているのは4蔵の7アイテムで、GI利根沼田の認証シールが貼られます。

 

 

 

シンポジウムでは日本ソムリエ協会の田崎真也会長が臨席し、GI利根沼田認定の7酒と食のペアリングについて紹介しました。

 

大利根酒造:「左大臣 こしひかり 純米酒」

蔵の裏の田んぼのコシヒカリを使い、米の味わいを活かした純米酒で、つきたての餅、白桃、ライチ、杏仁豆腐の香りがあり、まろやかで透明感のある味わい。まるでごはんを食べているかのよう、といわれるそうです。

 

永井酒造:

「MIZUBASHO 雪ほたか AWA SAKE」

瓶内二次発酵で造った5気圧の発泡サケ。

 

「MIZUBASHO 雪ほたか 純米大吟醸」

献上米で、幻の米といわれる雪ほたか100%を使った純米大吟醸。ヴィンテージ表記しており、今年は過去10年で最高の出来だそうです。

 

「MIZUBASHO 雪ほたか Dessert Sake」

貴醸酒をアレンジし、米のうまみを味わえるデザート酒。ショートケーキ、チョコレート、アイスクリームに合い、フォアグラに合わせても。

 

 

土田酒造:

「シン・ツチダ(コシヒカリ)」

食べる米のみで、ほとんど削らず(8割)、蔵に棲みつく菌(乳酸菌、酵母)のみで発酵させる造りで、ローカル色を出すことを目指す蔵。

コシヒカリは米のうまみを重視し、酸の骨格があり、重層的な味わいが特徴。

 

「シン・ツチダ(雪ほたか)」

雪ほたかは甘い米なので、甘さ、まろやかさ、ふくよかさがあり、菌由来の酸が特徴。

どちらも「地元を凝縮した酒」と蔵元。

 

 

永井本家:「トネニシキ コシヒカリ90」

沼田になるべく近い米を使い、地元の米屋で90%の精米歩合。香り豊かで、酸味もあるが気にならずに飲め、常温でもお燗でも楽しめるとのこと。

ラベルも地元の会社に依頼。地域と共生していくという考えで酒造りに取り組んでいます。

 

永井酒造/土田酒造/永井本家/大利根酒造

 

4蔵は明治の頃から研究会を行なってきた、いわば昔からの同志のような関係で、お互いに切磋琢磨してきた間柄といいます。

 

GI認定を機に、プレミアム酒の新しい価値観の提供をしていきたい。

また、自然の中で色々なことも、例えば、利根の酒蔵ツーリズム団体などと一緒に活動していけたら」と、大利根酒造の阿部倫典さん。

それは楽しそう!

 

 

 

 

今回のGI利根沼田の認定7酒は、7本をセットにしたものが88セット先行販売されます。

セット価格は66,000円(税込み)※2021年11月24日から予約開始

現段階では、このセット商品でしか発売されていませんが、年明け2022年1月6日からは単体で各蔵で発売するそうです。

※セット品の注文問い合わせは各蔵へ

 

各蔵や認定酒の詳細が知りたい場合は、Facebookページにかなり細かく紹介されていますので、参考にしてください。

 

GI利根沼田 Facebookページ → コチラ

 

シンポジウムをオンライン取材した私ですが、事前にサンプルを送っていただいたので試飲できました(1種類のみ)。

 

「シン・ツチダ(コシヒカリ)」 土田酒造

 

ワイングラスのフランチャコルタ用グラスに注ぎ、やや低めの室温で。

香りはご飯!お米からつくられているので、お米を炊いたご飯の香りがしても不思議ではないですが、実際には、なかなか出合えないですよね。

ふっくらとしたお米、ごはんのうま味を感じました。日本酒度-20と、数字だけ見ると甘いはずですが、肩透かしを食らうほど甘さは控えめでした。

米由来の甘みとうまみ、蔵由来の酵母から来る酸味のバランスが取れているからなのでしょう。

温度は常温(晩秋から冬の季節の)とお燗で試しました。

お燗をすると香りと風味が強くなり、かなりのクセが出てきます。パワフルな肉料理に赤ワイン的に合わせる場合にはいいでしょうけれど、個人的にはお燗をしたものよりも常温の方がタッチがソフトで、好みでした。

 

 

今回紹介された4蔵の中で、私が知っているのは水芭蕉ブランドの永井酒造のみ。

でも、この取材でほかの3蔵のことや、彼らが団結して行なっている活動のことを知ることができました。

試飲した土田酒造の認定酒も気に入りましたし、蔵に棲む酵母を使うというスタイルも好ましいと思ったので、今後はここの蔵の他の酒も飲んでみたいと思いました。

 

何かに興味を持つようになるキッカケって、いろいろとありますね。

 

「GI」は、少し前まではあまり馴染みのないものだったかもしれませんが、認証数がどんどん増えてくると、また実際に飲む体験をすることで、だんだんと身近なものに感じられるようになってくるのかもしれません。

 

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業務スーパーの世界の菓子ージンジャー菓子対決!

2021-12-21 12:23:24 | 甘いもん

つい先日、業務スーパーの世界の菓子ースウェーデン編 その2 の中で提案した案を検証しました。

 

「スウェーデンのジンジャークッキー」と「スリランカのジンジャービスケット」を同居させ、食べ比べる、というものです

 

 

スウェーデンのジンジャークッキー(左)が残っていますので、業務スーパーの直輸入菓子スリランカの「ジンジャービスケット」(右)を買ってきて、スウェーデン産の同じ容器に詰めました。

 

 

直径が大きい(約5.5cm)のがスウェーデンのジンジャークッキー(上)で、小さい(約3.5cm)のがスリランカのジンジャービスケット(下)です。

 

スウェーデンの方が薄く、サクサクした食感です。

スリランカの方は小さいですが厚みがあり、歯ごたえがしっかりあります。

 

スリランカの方の使用スパイスはジンジャー(ショウガパウダー)だけですが、かなり強烈で、ピリリと辛く感じます。

これは苦手な人がいるかもしれません。

スウェーデンの方は、ジンジャーの他にクローブとシナモンが入り、それなりにスパイス感はありますが、辛いとは感じず、スリランカの後ではマイルドに感じます。

スリランカの方が通好み?(笑)

 

 

スリランカは小さい紙箱で85g入って68円(税抜)と、試しやすい手頃な価格。

300gで398円のスウェーデンと比べると、価格面ではスリランカに軍配が上がります。

 

マイルドで食べやすい方が好きな方はスウェーデン、ジンジャーウエルカム!な方はスリランカ、どっちも食べたい!という私のような欲張りな方は両方買って同居 がオススメでしょうか(笑)

 

 

[参考]

業務スーパーの世界の菓子ースリランカ編

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/9feed16ab8e4cf85d2d63393f1ef0186

 

業務スーパーの世界の菓子ースウェーデン編

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/8738d44a79bef0dcf7e2851396e3339f

 

業務スーパーの世界の菓子ースウェーデン編 その2

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/72f3bca59be648b471502c53dd394091

 

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アサヒ生ビール「マルエフ」6缶パック手提げバージョン!

2021-12-20 17:44:04 | ワイン&酒

年末年始に飲む用のドリンク類の準備に余念のない今日この頃(笑)

先週末に買い物に行った店で、アサヒ生ビール、通称マルエフの6缶パックを買ってきました。

 

9月に復活発売したビールですが、発売されると爆売れし、わずか数日で出荷停止になった人気商品でしたね。

私は発売直後に速攻で買いに行ったので、余裕で買うことができ、ブログでも紹介しました(下記参照)

 

その人気ビールが再び店舗に出回るようになり、1本単位や24本入りケースでは見かけていましたが、24本ケースでは多いし、1本単位では割高&物足りないので、6缶パックを探していましたが、不思議と見つかりません。

それが、先週、ラッキーにも6缶パックを見つけました

 

アサヒ生ビール 通称マルエフ  350ml×6

 

この手提げタイプのパッケージ、初めて見るかも?

 

以前買った時の6缶パックのパッケージは下の写真でした。

 

これがよくある6缶パックの姿ですよね

 

 

それが、手提げの持ち手が付いたパッケージになっていました。

持ちやすいといえば持ちやすいですが、これを持ったまま長距離移動するのは無理かな。

 

でも、ホームパーティーの差し入れなどで手渡す際には、華やかで見映えもいいので、もらった方は嬉しくなること間違いなしだと思います。

新型ウイルスの変異株の広がり如何では、ホームパーティーといっていられないかもしれませんが、自宅で飲む用だとしても、いつもと違った雰囲気を楽しめるでしょう。

 

この手提げバージョン、どこにもあるわけではないと思うので、見つけられた私はラッキーでした

 

[参考]

復活した「アサヒ生ビール ー通称マルエフ」を飲んでみた

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/02877ec869e6de002060e0d4b49b6c15

 

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絶体絶命!?からの復活が続いています(笑)

2021-12-19 23:52:01 | ワイン&酒

先週、ある取材に出かける際、直前に買い物に出かけたりして余裕がなかったため(買い物から戻って出かけるまで5分!)、ついうっかりデジカメを持参するのを忘れてしまいました。

仕方ないけど、iPodのカメラがあるから大丈夫。

電車の中でiPodを確認すると、充電がもうすぐ切れそう!

でも、モバイルバッテリーを持っているから大丈夫。

 

充電しようと接続したら、モバイルバッテリー自体が充電されておらず、まさかの00%…

 

あまりの負の連鎖にガックリしましたが、公式カメラマンが撮影した画像を送ってもらえたので助かりました。

すべてのルートが塞がっていても、なんとかなるものですね(笑)

 

 

昨日もトラブルの連続でした。

茹で卵を作ろうと、小鍋をガス台の火にかけていたら、気を付けていたのに沸騰して吹きこぼれ、早く止めなくちゃ!と慌てたら、手が鍋の取っ手に引っ掛かり、小鍋が見事にガス台の奥に倒れました。

中に入っていたお湯がぶちまけられ、卵もすべて転がっています。

幸いにもほとんどの卵は少しヒビが入った程度でした。が、1個は温泉卵状態で殻が割れ、小鍋のフタの上にキャッチされていました。

この1個は殻から中身をかき出し、後で炒り卵にしました。

 

問題はガス台の奥にぶちまけたお湯。

布巾を何枚か投入してふき取り、これで解決!

でも、どうせならと思い、除菌シートを使ってこびりついた油脂汚れもキレイに磨き上げ、普段は手が届かないガス台の奥の大掃除が完了!

怪我の功名です(笑)

 

昨日はさらに続きがありまして、夕方、廊下の電気を点けようとしたら点かず、電球交換をしようとフードを外し、ついでに埃汚れなどもキレイに掃除しました。期せずして大掃除ができました

電球の方は、交換しても点かなかったのですが、グロー球の交換でOKでした。

 

 

ああ、もう、絶対絶命!(ってほどではないですが)って思ったことが、後でフォローがあって解決したり、結果的に大掃除が住んでしまったりと、災い転じて福と為す、になっているのがスゴイです(笑)

どうにかなる、って、楽観的に思うのも、今の時代、アリなのかもしれませんね

 

 

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海外からワイン試飲会の案内が続々届いていますが…

2021-12-18 22:39:56 | ワイン&酒

11月には落ち着いていたのに、このところ感染拡大の様相を見せているのが新型コロナウイルスのオミクロン株。

感染力は高いけれど、弱毒化している?とか、はっきりしない情報が流れていますが…

 

それでも日本の新規感染者数はかなり抑えられています。

が、感染者数激増の国もあり、心配は尽きません。

 

こういう状況ですが、海外からワイン試飲会の案内&invitationが続々と届いています。

例えば、3月にドイツのデュッセルドルフで開催されるProwein

3月にフランスのブルゴーニュで開催されるGrands Jours de Bourgogne 2022

ドイツもフランスも感染者拡大しているのに、これは無理でしょ。。。

 

1月中旬にフランスのモンペリエで開催されるMillésime Bio 2022は、リアルで参加できない人はデジタルで、来られる人は会場で、という案内でした。

デジタル参加ならいいですが、実際に試飲できないので、もどかしいんですよね

 

Millésime Bio 2020 ーコロナが始まる2020年1月下旬 ギリギリで参加 できました

 

他にも色々と案内が来ていますが、3月の開催までは、現実的に行けないでしょう。

行先によっては、さまざまな渡航手続きが必要になるようですし、帰国の際にもすんなり帰宅できるわけではありません。

EU内で移動が平易な場合は前向きになれるでしょうが、さすがに極東の島国から海外各地への移動はハードルが高いです。

 

そんなわけで、しばらくはまだ日本待機でしょう。

ちょうど、年明けにパスポートの有効期限が切れるので、失効する前に更新手続きを取り、来るべき次の機会に備えたいと思っています。

 

 

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【半月板損傷】手術から2年が経過しました

2021-12-17 21:42:32 | 膝半月板損傷

【半月板損傷】手術から1年10カ月が経過しました  から続きます

 

右膝の半月板損傷による手術から2年が過ぎました。

2019年12月はまだコロナの気配がなく、入院中も当然ノーマスク。

この2年の間に、ずいぶん変わりましたよね。。。

 

私の右膝は、階段から落ちたことが原因で半月板が損傷しました。

 

今日のワイドショーで膝の専門医が言っていましたが、40、50代で膝の手術をする人と、60代以降で膝の手術をする人は原因が違うのだそうです。

40、50代は半月板損傷が原因ですが、60代以降では膝の軟骨の擦り減りがほとんどとか。

私の膝は、40、50代の典型でしたね(笑)

 

手術から2年過ぎた今、右膝の痛みも違和感も、もうほとんど感じません。

冬に入り、寒くなっても膝が痛むということはありません。

自由に膝を曲げ伸ばしでき、自由に歩けます。

 

術後しばらくは膝を曲げる正座ができませんでしたが、今は痛みなくできます。

正座をするという動きは、日常生活の中で、かなり重要だと今さらながら思います。

今の日本の生活スタイルは西洋風になり、床に座るということが少なくなってきましたけれど、我が家には畳の部屋がありますので、それなりに膝を曲げる機会があります。

 

私は膝の手術の半年後に左股関節の人工関節置換手術をしましたが、そのときはまだ膝の痛みが残っていて正座ができない状態だったので、股関節の手術後の入院中のベッドで身体を動かす際に、あ~、右膝が…と思うことがたびたびありました。

それでも、膝の手術をしていなかったら、股関節の手術後の入院生活はもっと大変だったと思います。

 

1年10カ月の時に書きましたが、膝の手術痕は、今はほんとうにうっすら。

スカートも膝上は履きませんから、人様に私の膝を披露する機会はありませんので、不都合はまったくありません(笑)

 

今後は、事故などでまた痛めることがないように注意することと、年を重ねていく際に膝の軟骨をすり減らさないように、を心がけたいと思います

 

 

 

今日のおやつはモンテールの「牛乳と卵のエクレア」

季節柄、パッケージがクリスマスバージョンになっていました。

 

 

中身は変わらないんですが(笑)

 

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