ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

新政 No.6 S-Type 2018-2019@秋田の酒

2019-10-31 21:40:56 | ワイン&酒
ワインが専門の私ですが、日本酒にももちろん興味があります。
が、実は日本酒はからっきし弱く、非常に酔いやすいので、なかなか積極的に飲めないんですよね。。。

先日、大学の先輩たちと和食店に行ったのですが、そこには利き酒師の女将さんがいらして、日本酒の品ぞろえもたくさんありました。
その中には、名前だけは知っていて、ちょっと味見したかったものがある!



新政 No.6 S-Type  2018-2019 (秋田県)

あらまさNo.6は、とにかくスゴイ日本酒だとは知っていたので、ぜひ!といただきました。

6号酵母を使っているから「ナンバーシックス」で、いくつかあるタイプのうち、代表作であり、ふくよかさとキレを備えているのがS-Typeだそうです。



精米歩合%の生酒で、それ以外のことはまったくわかりませんが、口にしたとたんに、透明感のあるピュアなエキス分がスーッと入ってきて、静かにゆっくりと広がりました。
日本酒のことが詳しくなくても、上質なワインに感じるのと同様な品質の良さがまっすぐに伝わってきました。
じんわりしみ込み、滋味なうまさです。

750mlボトルで、通常価格2,000円。
これは買いたくなりますねぇ~


そのほかに飲んだのは、なぜかラベルに惹かれた野球シリーズ(笑)。



「新政」と同じ秋田県の酒で、製造元は「山本」です。




その次に飲みたい日本酒を選ぶ際に悩んだ時には、女将が少しずつ試飲をさせてくれたので、「コレ!」と選ぶことができました。

気が利いてます、女将さん。しかも美人。




最初の乾杯にビールを飲み、日本酒に移ってからは4人で10種類くらい飲んだかも?
店の詳細は、後日紹介します。

ちなみに、翌日、二日酔いは皆無でした~


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労働者や環境にやさしくフェアな南アフリカのワイン

2019-10-30 21:13:56 | ワイン&酒
南アフリカ共和国のワインの話題をもうひとつ。

このところ南アワインの話題が多いのは、ここ2、3カ月のうちで南アワインの大きな試飲会やセミナーがあったからですが、ラグビーW杯で南アが勝ち残っていることもあります。

今週末は、南アフリカとイングランドによる決勝戦です。
イングランドは、世界ランク1位のニュージーランドを準決勝で下しましたが、試合前のNZのデモンストレーション「ハカ」に対して取った陣形の是非が問題になっています。
過去の大会で、似た行為をした国が罰金のペナルティを課せられたことがあるようですから、今回のイングランドにも同様の措置が取られる可能性が高そうですよね。

スポーツはとりわけフェアなマインドが求められますが、「フェア」は世界すべての共通マインドでもあります。

とはいえ、開発途上国の低賃金労働者によって生産された製品を、金持ちや経済大国が安く買い叩く悪例は昔からあります。

よく知られているのは、カカオ農園やコーヒー農園などだと思いますが、現在は、途上国の原料や製品を適正価格で継続的に購入することで途上国の労働者や生産者の生活改善や向上を支援する「フェアトレード」の認証マークが付いたものがよく見られるようになってきました。



ワインでは、以前から南アフリカ共和国やアルゼンチンなどからのものでマークを見ましたが、今月開催された南アフリカワインの試飲会に出展していたこちらのワインにも、フェアトレードマークが付いていました。


FIVE'S RESERVE Chenin Blanc FIVE'S RESERVE Cabernet Sauvignon
Van Loveren Winery (South Africa, West Cape, Robertson)
※参考小売価格:各1,180円(税別)
※輸入元:ワイン・イン・スタイル株式会社

白はシュナン・ブラン100%、赤はカベルネ・ソーヴィニヨン100%。
どちらも辛口タイプのワインで、気軽に楽しめるスタイルに仕上がっています。

この2つは、フェアトレードだけでなく、さらなるストーリーを持ったワインでした。

「ファイブズ・リザーヴ」の「ファイブ」は、南アフリカ共和国の「ビッグ5」と呼ばれる5つの動物(ヒョウ、水牛、ライオン、サイ、象)を意味しています。



すなわち、ファイブズ・リザーヴは、南アフリカを象徴するワイン、でしょうか。。

野生動物には適正な環境が必要なように、ブドウ栽培にも適正な生育環境が必要です。

南アでは、ワイン生産のガイドラインにおいても、世界で最も厳しい環境基準IPWが政府によって設けられています。
さまざまな基準をクリアした、持続可能な農業の認証システムの認証を受けたワインに貼られる認証(下の画像では、下段真ん中の長方形のマーク)を、このワインは持っています。



加えて、ワイン産業に従事する労働者の待遇と労働環境を監督する組織であるワイン産業倫理貿易協会による認定(上の画像では左下の丸型のマーク)も受けています。

さらには、この「ファイブズ・リザーヴ」は、ヴァン・ロヴェレンワイナリーと、ワイナリーにブドウを供給するデ・ゴリー農園で働く従業員の間で作られたエンパワーメントプロジェクト(能力開発プログラム)のひとつとして2003年にスタートしたワインです。

「ファイブズ・リザーヴ」は、デ・ゴリー農園で栽培されたブドウ100%でつくられており、農園の従業員は、農園の権利の52%を所有しています。
たったひとつのワインに、農園の労働者が守られている、というストーリーが詰まっているんですね。

こうしたバックグラウンドを持つワインがあるなんて、なかなか知られていないかもしれませんが、ラグビーW杯での南アフリカ共和国チームの大活躍は、南アワイン産業の背景に注意を払ういい機会になったのではないでしょうか。



さて、11/2(土)の決勝戦の 南アとイングランド、皆さんが応援したいのはどっち?

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南アワインでカロリーオフ&低アルコールを発見!

2019-10-29 23:09:48 | ワイン&酒
ラグビーW杯で、日本は残念ながら敗退してしまいましたが、日本を破った南アフリカ共和国チームは、準決勝も制し、決勝まで駒を進めました。
こうなったら、南アには、ぜひ頑張ってほしいところです。

南アフリカ共和国は、ラグビーだけでなく、ワインも進化中です。
すでにいくつか紹介してきましたが、へえ、こんなワインも!とビックリしたものがありましたので、紹介します。

それは、カロリーオフ&低アルコールワインです。


SKINNY White / Red  Van Loveren (South Africa)

Van Loverenワイナリーの他のワインと比べて30%カロリーオフ!
アルコール度数は、白赤とも8.5%です。



でも、この手のワインって、飲んでみてガッカリというものが多かったりするんですよね…。

「スキニー」を実際に試飲してみると、ちゃんとしたまっとうなワインでした。
味わいは辛口で、ワインとして普通においしいです!
カロリーオフ、低アルコールとは気が付かないと思います。

白は、コロンバール種100%の辛口、
赤は、カベルネ・ソーヴィニヨン50%、ルビーカベルネ25%、ルーバーネット25%の辛口です。

参考小売価格は、白赤とも各1280円(税別)



この価格帯の南アワインは、これまでは甘いニュアンスのものが多かったのですが、この2つは辛口です。
味わいは合格ですし、カロリーオフ30%(同社比)&低アルコールとは嬉しい限り!

白ワインのカロリーは、100ml あたり54kcal、赤は53kcalです。
ワインを飲むときに、カロリーはあまり気にしませんが、おいしさそのままでカロリーオフはウエルカムです。

アルコール度数やカロリーを気にする人は多いと思いますが、味に妥協したくない!という人は、この「スキニー」を選択してみてはいかが?
しかも、お値段お手頃です


※輸入元:ワイン・イン・スタイル株式会社



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東京湾で船上パーティーからの交通規制で…

2019-10-28 17:20:31 | 雑記
新天皇陛下の即位に伴う即位礼正殿の儀が10月22日に行われ、皇居周辺や来賓が宿泊するホテルのある地域周辺では交通規制が行われました。
当日は、今年限りの国民の祝日になりましたが、それでもお仕事などで交通機関を使う必要がある人には、なかなか大変だったことでしょう。

翌23日も、ある程度の交通規制があるかも、と言われていました。

その日の夕方、私は東京・晴海ふ頭の船上で行なわれる某国のレセプションパーティーに出席するため、銀座方面から都バスで晴海まで移動しました。
道路は渋滞気味でしたが、なんとか無事に到着。



久しぶりの船!海!
風が強く、だんだんと寒くなってきました。
念のためにコートを持参して大正解。




夜景もキレイでした



無事にお開きとなり、さて、晴海ふ頭のバスターミナルからバスに乗ろうとすると、私の乗りたい銀座方面のバスが来ません。
ターミナルで整理していた職員さんによると、銀座方面のバスはしばらく来ない、というか、来る予定が入っていない、そうです。
はい、式典関係の交通規制の影響です

仕方なくそのバスに乗り、運転手さんのアドバイスによって途中(晴海三丁目)で降ろしてもらい、晴海通りを歩くことにしました。
トリトンスクエアを過ぎ、勝鬨橋を渡り、ようやく築地へ…
バスに乗っていたよりも、歩いた距離の方がずっと長かったです。
これでバス代は同じですからね…

足の裏にマメができて痛く、膝も足腰もボロボロ…

船上ではワインを色々飲んでいましたが、かなりの距離を歩いて喉が渇いていた私は、帰宅するなりビールを飲まずにはいられませんでした~



ええ、これも交通規制のせいです(笑)

船上パーティーのリポートは、後日!


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柿の種チョコレート食べ比べ(笑)

2019-10-27 21:11:35 | 甘いもん
もうひとつ「柿」の話題を。

何年か前からか、柿の種をチョコレートに入れたチョコ菓子が出てきましたが、初めて食べた時、意外においしくて好きかも、と思いました。
そういうふうに思った人が多かったのか、今はいろいろな菓子メーカーで柿の種チョコを出していますよね。

先週、フルタ製菓の柿の種チョコを開けて食べていたところ、スーパーで、あの「ブラックサンダー」の柿の種チョコバージョンを見つけたので、買ってきて食べ比べをしてみました




左が、いわゆる「柿の種」です。
上)「柿の種サンダーミニバー」(ユーラク製菓)下)「柿の種チョコ」(フルタ製菓)




サンダーミニバーはボリュームのあるミニバータイプで、1個11g、56kcal。
種類は「準チョコ」(カカオ成分が「チョコレート」より低く、全体のチョコの割合も低いもの)
一味唐辛子が入ってピリ辛ですが、小麦パフが入っているので、少し軽めのテクスチャーです。

フルタの柿の種チョコは、1個5.6g、32kcal。
種類はチョコレート。
こちらは、ミルクチョコに柿の種を混ぜ込んでいますが、チョコレートがなめらかで、チョコの味が濃く、香ばしい柿の種との美しいハーモニーを奏でてくれます。



チョコ好きならフルタ、軽くサクサク食べたい&ボリュームのある食感が好きならサンダーミニバーでしょうか。

サイズとカロリーは、フルタ2個でサンダー1個分。
その時の気分で選ぶのも楽しいかも。

以上、まじめな柿の種チョコ食べ比べリポートでした(笑)



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今日は柿の収穫などを

2019-10-26 17:56:36 | 雑記
昨日の雨は酷かったですね。
皆さんのご自宅、ご実家は大丈夫でしたか?

私は昨日の夕方、膝痛でMRIを撮りに雨の中を車で出かけたのですが、その帰り道に、少し水が溜まっている道路がありました。
わあ大変、と思ったとたん、対向車がこちら側の車線に入ってきて、しかもスピードはそのままという無謀な運転ぶり。
あやうく、その対向車に突っ込まれそうになり、えー!やめて!と、ひとり車の中で小さく叫びましたよ~



一夜明けた今日は天気がよく、朝から買い物、洗濯、お風呂掃除とフル稼働し、お昼を挟んで少し休憩したのもつかの間、母が、柿の実をもいでほしいと言っていたので(今年は家の柿が大豊作!)、脚立を持ち出して収穫しました。



見た目がいいもの20個はお隣に持って行ったので、残ったのは不細工なものが多いです。
しかし、柿20個って、もらう方も困る数だと思うのですが…
ちなみに、持って行ったのは母です。

通りかかった知らないおじいさんが、「渋柿ですか?」と聞いてきたのを、母が、「甘いですよ。よければどうぞ」と何個か渡していました。

その後、母は今度は近所のおばさんを連れてきて(道端で会ったらしい)、いくつか差し上げたところ、そのおばさんが持っていた草餅をくださいました。



「物々交換」と母は言ってましたが、たくさんあってもてあましている柿をあげて、草餅を奪い取ったような気がするのは私だけ?

まだ柿の木には少し青い実が半分以上も残っているので、またしばらくしたら収穫作業をしないといけません。
収穫後の実の仕分けも必要なので、まだちょっと手がかかりそうです。。。




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料理と楽しみたいシャンパーニュ「デュヴァル=ルロワ」

2019-10-25 17:59:47 | ワイン&酒
ブログ開設5000日めに続き、5001日めの本日も、シャンパーニュの話題をお届けします。

今年の2月、「シャンパーニュ デュヴァル=ルロワ」 から副社長のジュリアン・デュヴァル=ルロワさんが来日し、都内でプレゼンテーションを行ないました。


Champagne DUVAL-LEROY

1859年、栽培農家のデュヴァル家とシャンパーニュのネゴシアンのルロワ家が共同で立ち上げた「デュヴァル=ルロワ」は、現在6代目になる家族経営のメゾンです。
来日したジュリアンさんのお母さんキャロルさんが社長を務めています。
5代目になるキャロルさんの夫が病死され、その後を継いだのがキャロルさんです。1991年、キャロルさん38歳の時でした。


Julien DUVAL-LEROY

キャロルさんには3人の息子さんがいて、長男がジュリアンさんです。
父が亡くなった28年前は8歳だったそうですが、現在は副社長としてキャロルさんを支えています。

ワインの世界は男社会ですが、なぜかシャンパーニュは女性がトップを務めるところがけっこうあります。
デュヴァル=ルロワもキャロルさんがトップですが、なんと、醸造責任者であるセラーマスターも、畑の栽培責任者も女性だそうです。
この女性パワーの中でジュリアンさんは頑張っているんですね
(奮闘ぶりが目に浮かぶよう… 合掌)

ということで、デュヴァル=ルロワを理解するキーワードは3つ

女性的
繊細
気品


デュヴァル=ルロワは、シャルドネの銘醸地コート・デ・ブランの南に位置するVertus(ヴェルテュ)に本拠地を置き、現在は200ha以上の自社畑を所有しています。
200haのうち、47%がプルミエ・クリュとグラン・クリュだそうです。

シャンパーニュでいち早くサステーナブルな農法に取り組み、現在もサステーナブルおよびオーガニックで栽培を行ない、また、シャンパーニュのメゾンで初めてISO90002(製造、据え付け、および付帯サービスにおける品質保証規格)を取得しています。

品質向上や環境保全などにおいて、色々な働きかけ、取り組みをしてきていますが、彼らが目指すのは、「食事と一緒に楽しむシャンパーニュ」

「とにかく、レベルの高いレストランに置いてほしかった。
努力の甲斐あって、今は300の星付きレストランで扱ってもらっていて、2年前からはルレ・エ・シャトー(*)のスポンサーにもなった」と、ジュリアンさん。
(*)一流のホテルやレストランが会員となっている、1954年にフランスで発足した非営利組織。

「料理とともに、を提案したい」ということから、今回、東京・青山のフレンチ「&éclé」(アンドエクレ)のオリヴィエシェフの料理と合わせながら試飲しました。


オリヴィエ Chef
※「アンドエクレ」の紹介記事は コチラ



右から(試飲の順番)DUVAL-LEROY
Brut Réserve NV
Fleur de Champagne Premier Cru Brut NV
FEMME de Champagne Grand Cru NV
Millésime Prestige Blanc de Blancs Grand Cru Brut 2006
Rosé Brut Prestige Premier Cru Brut NV




Brut Réserve NV は、「紅玉リンゴのバリエーション」と。

デュヴァル=ルロワでは、しっかり熟成させて飲み頃になってからリリースします。
「寝かせることで口当たりがデリケートで、泡がクリーミーになる」とジュリアンさん。

ブリュット・レゼルヴはデュヴァル=ルロワの他のシャンパーニュのベースになるキュヴェで、ピノ・ノワール60%、ピノ・ムニエ30%、シャルドネ10%という構成です。最低30カ月熟成させ、ドサージュは8g/L。

同社の基本の基本シャンパーニュですが、これでもうすでにおいしい!
リザーブワインを40%使っているからだと思います。
リンゴの香りがあり、グレープフルーツ、レモン、桃のニュアンスもあり、しっとりクリーミーで、フレッシュさと熟成感がいい具合に混ざりあっています。
甘酸っぱいリンゴのムース、カカオと合わせたリンゴ、パリパリの皮のリンゴのパイと合わせましたが、私のイチオシはリンゴのパイ




Fleur de Champagne Premier Cru Brut NV はクリーミーな「うに」と

シャンパーニュの畑の格付けがされた1911年ですが、シャンパーニュ初のプルミエ・クリュとして造られたのがこのキュヴェだそうです。ということは100年以上造り続けられています。
シャルドネ70%、ピノ・ノワール30%、熟成は30カ月以上で、ドサージュは8g/L。

キレイな柑橘の香りが出てくるキュヴェとのこと。
飲んでみると、シュッとして、とても繊細で、透明感のあるデリケートなタッチです。それでいて、芯の強さがあります。
これを飲んだ時に頭に浮かんできたのは、女優の榮倉奈々さんと水泳の池江璃花子さん。
健康的でシュッと伸びた印象があり、清々しさを感じました。
池江さんが病気を公表されたのは、これから数か月後のことでした。
早くお元気になっていただきたいですね。




FEMME de Champagne Grand Cru NV は、「ホタテ」と

ファム・ド・シャンパーニュは、グラン・クリュのブレンドです。
シャルドネ80%、ピノ・ノワール20%で、瓶内熟成8年以上です。
ドサージュは5g/L。
このキュヴェのベースワインは2004年で、10年寝かせています。

ボトルの形状は女性のボディラインを思わせ、ジュリアンたち3兄弟のイニシャルがボトルにエッチングされています。
母キャロルさんの愛情が詰まったキュヴェ、でしょうか。
柑橘の風味があり、ドライフルーツの風味もあり、ボディにメリハリのある味わいで、これを飲んでいて頭に浮かんだのは、女優の柴崎コウさん。




ホロホロ鶏胸肉のシュプレームソース&京人参

このメインには、Millésime Prestige Blanc de Blancs Grand Cru Brut 2006を。

6つのグラン・クリュの畑のシャルドネを使っています。
2006年ですから、熟成期間は10年以上?
ドサージュは3.6g/L。

これこそ、1本で食前酒からメインまで通して楽しめるシャンパーニュです。
しっかりとしたボディがあり、じわりとした旨味が乗ったリッチな味わいが楽しめます。




淡雪いちごと柚子のブリオッシュパンペルデュ&とちおとめソルベ

イチゴには、ロゼー Rosé Brut Prestige Premier Cru Brut NV がピッタリ!
ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%、熟成は30カ月以上で、ドサージュは10g/L。
とにかくチャーミング!
うんちくナシに飲みたいロゼ・シャンパーニュです。




デュヴァル=ルロワは、日本市場では30年以上販売されています。
途中で輸入元が変わることが幾たびかあり、2018年7月からは新たな輸入元となったアイコニック・ワイン・ジャパンが日本に入れています。

クオリティに対して価格が比較的手ごろなので、実を取る人にオススメです

※輸入元:アイコニック・ワイン・ジャパン

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ブログ開設5000日め レア・シャンパーニュが2018年にパイパー・エドシックから独立

2019-10-24 21:16:24 | ワイン&酒
昨日お知らせしましたように、本日でブログ開設5000日めです

皆さんのおかげで、ここまで来られました。
これからもどうぞよろしくお願いします



さて、記念すべき日の記事は、「レア・シャンパーニュ」です。

「Rare Champagne」は、たしかにレアなシャンパーニュでもあります。
1976年のファーストリリース以来、9回しかつくられていません。




レア・シャンパーニュは、パイパー・エドシックのプレステージキュヴェという扱いでリリースされてきましたが、パイパーのどのキュヴェと比べても、シャンパーニュ自体のキャラクターも客層も違っていました。
パイパー・エドシックはピノ・ノワールを多く使いますが、レアはシャルドネ70%、ピノ・ノワール30%という、シャルドネ主体のシャンパーニュだったからです。

パイパー・エドシックのアンバサダーが2016年にいくつかのキュヴェを紹介してくれた時も、「レア」は特別な例外だと感じました。


そうしたことを受け、2018年にレアはパイパー・エドシックから独立しました。
それに伴い、パイパー・エドシックの醸造長レジス・カミュ氏がレアの専任になりました。

今月、レアの最新ヴィンテージが日本で発売されることから、レジス・カミュ氏が来日しました。


Régis Camus

1954年、フランス北部エーヌ県生まれ。ランスで醸造学を学ぶ。
1988年、エノロジスト地域組合の会長に就任(6年従事)
1994年、パイパー・エドシック入社
2002年、パイパー・エドシックのシェフ・ド・カーヴ(醸造長)に就任
2018年3月、レア専任のシェフ・ド・カーヴに就任

レジスさんは、これまではパイパー・エドシックのすべてのシャンパーニュを管轄していましたが、2018年3月からはレア・シャンパーニュに専念します。
レア・シャンパーニュは、レジスさんが選んだ特別な年にだけ造られてきましたが、それは今後も続きます。



今回、2019年10月7日に日本で発売されたレア・シャンパーニュのヴィンテージは2006年
最新ヴィンテージが2006年ですよ?
リリースまで、どれだけの時間がかかっているのでしょうか?

「レア・シャンパーニュのすべてのヴィンテージには共通のスタイルがある」とレシスさんは言います。

味わいは繊細で、デリケートで、複雑味があり、エキゾチックフルーツやワイルドスパイスの風味があり、これらが大きな爽やかさとともに表現される。
非常に難しい年でも、今飲んでもまだフレッシュ感、さわやかさ、若々しさを感じる。


レジスさん曰く、「ミネラルがさわやかさをもたらす」




今回、レジスさんと一緒に試飲したのは、最新の2006年、ひとつ前の2002年(各750mlサイズボトル)と、1998年のマグナムサイズボトル(1500ml)です。

2002年は、質・量ともに「ゆたかな年」。
アロマが非常にリッチで、マンゴーやキウイ、パイナップルなどのエキゾチックフルーツの香り、マイルドなスパイスのノートがあります。
フルーティーなノートの後に、さわやかさ、ピュアな部分、ミネラルがあります。熟したマンゴーをほおばったような豊かさ、キレイなミネラル感のピュアさがあり、若い、という表現ができます。さわやか、かつシルキー。
この年は、モンターニュ・ド・ランスの元気のいいシャルドネを多く使ったので、落ち着かせ、やわらかくするのに何年もかかった。コート・デ・ブランのいくつかのクリュを使い、繊細さを付け加えた。

私は、完熟フルーツと繊細な酸のバランスがよく、ふくよかな味わいが楽しめるヴィンテージだと思いました。

2006年は、「太陽の恵みがあったサニーな年」。
冬はとても寒くて雪が多く、春は比較的暑く、嵐のような雨があった。夏はどちらかというと暑く、ひんぱんに雨があり、ボトリティス(カビ)の心配があったが、収穫の2週間前からとてもいい天気になり、太陽に恵まれた収穫ができた。
あたたかみのある色合いのワインになり、フルーツの熟したアロマ、エキゾチックフルーツ、ハチミツ的なやさしさがあり、おいしいものを早く口に入れたい気分になる。マイルドなスパイス、チョコレート、アロマの後にはミネラル香、さわやかなヨード香があり、収穫から13年経っていることを忘れてしまうほど。あたたかみや寛大さ、シャルドネの元気な闊達さが交互に行きかう感じがある。
まだ非常に若い状態で、アロマが後口に長く続き、口中のシルキーさも際立っており、超熟のポテンシャルを持つヴィンテージ。

私は、若くフレッシュながら、繊細さ、デリケートさ、キメの細かさ、複雑なブーケを感じました。これはかなり変化すると思いますが、その変化はかなりゆっくりだと思うので、この後、長い間、楽しめそうです。

※2002年、2006年の希望小売価格 各25,000円(税別)




1998年はマグナムサイズです。
レジスさんは、マグナムサイズボトルがお好きとのこと。
それでも、カップル3組で飲んだら、すぐになくなってしまう、と言います。

1998年は、シンプルでも複雑でもない年だけれど、「光輝く年」。
スッキリ、ストレートで、英国紳士のようにエレガントでスタイリッシュ。個性、知性がある。
色調は濃いが、色の中に輝きがある。
リコリス、サンダルウッド、シダー、ジャスミンティー、かすかなタッチの白コショウなど、オリエンタルテイストのシャンパーニュ。
ドライフルーツ、イチジク、ナツメ、ミラベル、西洋スモモの味わい、リキュールのニュアンスがあり、やさしくやわらかく、口の中に広がる。
1998年という年が表現するストレートで確固たる状態と、熟成したシャンパーニュの表情を持ち、21年熟成してしっかり大人になっている。

私はですね、もう、複雑で深い香りがたくさんあり、うっとりでした。しなやかで、なめらかなテクスチャーに、ゆったりした飲み口、長い余韻を感じ、思わずコクンと飲んでしまいました。
いえ、ワインは本来、飲むものですが、試飲の際には飲み込まないのので。
でも、これは吐き出すのが困難でした。

1998年のマグナムサイズボトルはまだ輸入元に在庫がありますが、希望小売価格は70,000円(税別)と、非常に高価です。
が、この格調高さは、お祝いの席にピッタリでしょう。



レア・シャンパーニュにはロゼもあり、2007年がファーストヴィンテージ。
フランスでは2017年にリリースしたそうですが、日本上陸はまだです。
ですが、来年あたりに日本に入ってくるかも?
ロゼにも期待大です。

※輸入元:日本リカー

[参考]
シャンパーニュ「PIPER-HEIDSIECK」のダッシュの意味は?
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/5d0bad91866f023f7e37e4859994760a

私のイチオシロゼシャンパンの正体は…
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/60ad0f7f5c47295a186d4491157590c7


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ブログ開設4999日め

2019-10-23 23:13:54 | 雑記
2006年2月に開設したこのブログも、本日で4999日めとなりました。

ということは、明日で5000日

13年半も、よく書いてきました(笑)

最初の頃はアクセス数も少なく、細々とやっていましたが、現在は、毎日多くの方にお越しいただけるようになりました。

先週、こんなアクセス状況の時がありました。



何が起きたんでしょうか?(笑)



これはどういう状況?


できる限り毎日、と思って書き続けてきましたが、取るに足らないつまらない話もあったかと思います。
それでもアクセスしてくださる皆さんに、心より感謝いたします。

さて、5000日目のテーマは何にしましょうか?

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会津の赤べこのお菓子をいただきました♪

2019-10-22 16:26:22 | 甘いもん
先週、福島に赴任されている先輩が帰京されて食事会をした際、福島のお菓子のお土産をいただきました


会津 あかべぇサブレー  かんのや(福島県郡山市)

バターの風味がリッチでサクサクのサブレー(右)に、ココアパウダーでチョコ風味にしたチョコサブレー(左)の詰め合わせです。
私はバターたっぷりのサブレーの方が好みかな。
シンプルなもの、ベーシックなものが好きです




こんなパッケージに入っていました。
キャラクターは、もちろん「赤べこ」(赤い牛)。

会津の郷土玩具で、縁起物の「赤べこ」ですから、食べたら、なにかいいことありそうかも?(笑)

Y先輩、いつもありがとうございます

[参考]
会津の縁起物「赤べこ」でいいことありそう?
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/68afe591f92a36e7cfebe0867ac3df16





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財布を忘れてキャッシュレスの1日

2019-10-21 21:22:54 | 雑記
今日は午後から出かけ、用事を済ませて帰る途中で、近々出張する先で使う外貨の両替をしようと思っていました。

さて、両替所でレートの確認をして、xxxください、****円ですね、といざ両替をしようとしたら、お財布がない!
失くしたのでもすられたわけでもなく、単なる財布の入れ忘れ。
バッグを変えた際に、入れ忘れたようです。

すみません、お財布忘れました…また来ます…と撤収しました。
はあ~、恥ずかしい~(笑)

クレジットカードタイプでオートチャージ機能のPASMOをパスケースに入れて持っているので、電車には乗れましたし、クレジットカードが使えるところなら買い物もできます。

念のために、パスケースに1000円札2枚を入れていたので、現金のみの店でもなんとかなったかも?
今日は現金は使わず、PASMO1枚で電車に乗り、100円分の支払いが必要な場所でPASMOの電子マネーを使いました。

お財布を忘れても、意外とキャッシュレスで過ごせますね(笑)

でも、サザエさんじゃありませんが、「財布を忘れて~」には注意しないと、ですね





そういえば、先週スーパーで買って食べたヤマザキのシュークリームが、安かったのに意外とおいしかったです。



小振りですが、カスタードとホイップのダブルクリームがたっぷり詰まってました
この季節ならではのハロウィンのパッケージも楽しいですね♪


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今から買う!ラグビーW杯対戦国「南アフリカ」のワインを飲む!

2019-10-20 15:45:41 | ワイン&酒
今夜、いよいよラグビーW杯準々決勝 日本VS南アフリカ戦!

対戦相手を飲み干してしまおう!と考える人も多いことでしょう(笑)
今からデパートや大きなワインショップに行けば、南アフリカのワインが手に入る可能性はあるかもしれませんが、高い確率でご近所スーパーでも買えそうな南アフリカのワインがあります。

それは、「KWV」ケイ ダブリュー ヴイ)というワイナリーのワインです。



南アでは、1657年に最初のブドウが植えられ、1659年に最初のブドウがプレスされました。
以降、ブドウ栽培&ワイン生産は盛んとなりますが、次第に過剰生産となり、ブドウもワインもダブつくようになってきました。

そこで、ワイン産業の安定化のために1918年に設立されたのが、民間の協同組合「KWV」です。
ほとんどの栽培家がKWVの組合に入り、KWVが国に代わってブドウ供給とワイン生産のコントロールを行なってきましたが、1997年に民営化されました。
KWVのワインは民営化前から日本に輸入され、50年以上の歴史があります。

現在は、多くのワイナリーが設立され、日本にも輸入されていますが、
かつての日本市場では、 “南アフリカワインといえばKWV” だったわけです。



KWVワインは国内大手の国分さんが輸入しているため、家の近所のスーパーの棚でもよく見ます。
ですから、皆さんのご近所のスーパーのワイン売り場にある確率は高いと思われます。

もっとも手頃なワインは1000円以下の「KWVケープ・ルージュ」「KWVケープ・ブラン」で、希望小売価格840円(税別)。

もう少し上質なワインを求める人には「KWVクラシック・コレクション」シリーズがオススメです。
それでも、このシリーズの希望小売価格は1,300円(税抜)なので、店頭では1,000円ちょっとで購入できるかもしれません。




もしかしたらコンビニにあるかも?というのが、「KWVカセドラル・セラー」シリーズ。
1930年に大聖堂を模して造られた貯蔵施設から名付けられました。
ワインは、特に選りすぐりのブドウから造られたものが、このシリーズになっていますので、こちらもオススメです。
白はソーヴィニヨン・ブランとシャルドネ、赤はカベルネ・ソーヴィニヨンとシラーの4種があり、希望小売価格は各2,200円(税別)




カセドラル・セラーの上のレンジが、2006年に立ち上げた「KWVメントーズ」シリーズ。
2種類のフルボディの赤ワインから成るシリーズで、希望小売価格は各3,500円(税別)。

「メントーズ・オーケストラ」はカベルネ・ソーヴィニヨン31%、メルロ31%、カベルネ・フラン16%、マルベック14%、プティ・ヴェルド8%。
「メントーズ・カンヴァス」は、シラーズ39%、グルナッシュ・ノワール17%、テンプラニーリョ17%、プティ・シラー14%、サンソー7%、タナ6%。
樽のサイズと使い方、新樽比率などが違います。私の好みはカンヴァス。
このシリーズは、スーパーには置いてないかもしれません。




南アフリカを代表するブドウ品種ピノ・タージュ100%で造った赤ワイン「カフェ・カルチャー」のルックスがとてもかわいらしく、コーヒーの風味の味わい(香料は一切使っていません!)とともに、パーティーなどにピッタリ。
これはスーパーの店頭では見たことがありません。
希望小売価格は1,700円(税別)




飲んでおいしいし、カワイイ!と思ったのが、左の「スパークリングロゼ」
こちらもピノ・タージュ100%。
赤系フルーツの味わいがとてもチャーミングで、泡がシュワっと爽やか~
希望小売価格は1,300円(税別)と、超お手頃!
これもスーパーの店頭で見たことはないですが、見つけたら即買いたい!

右の「ラボリー スパークリング・ブリュット」は、瓶内二次発酵24カ月の本格派。
希望小売価格 2,400円(税別)

※輸入元:国分



あ~、書いていて飲みたくなってきました~
が、膝痛で昨日から鎮痛剤を処方されているため、アルコールが飲めません~

ノンアルのビアテイスト飲料なら飲んでいい?(笑)
ちょっとスーパーに見に行ってきます!

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フランチャコルタ3杯+おつまみセットが期間限定で2,200円!@有楽町

2019-10-19 16:49:41 | ワイン&酒
イタリアの高品質スパークリングワイン「フランチャコルタ」を、常時約10種類バイザグラスで楽しめる「フランチャコルタ バー」が、今年7月に有楽町にオープンした件は以前リポートしました。

その「フランチャコルタ バー」で 期間限定で”飲み比べセット”を提供する、というプレスリリースが届きました。

飲み比べセットの内容は、

その日のおすすめの3種類のフランチャコルタ3杯+おつまみで2,200円(税込み)

※フランチャコルタの容量は 70cc × 3種類(提供アイテムにより多少容量に増減あり)
※リゼルヴァはセットには入りません

税込み価格で 2,200円ですよ?
これ、かなりオトクです!






期間限定 フランチャコルタ飲み比べセット

■期間:2019年10月19日(土)~ 11月5日(火)
■提供時間:11:00 ~ 16:00(L.O)
■価格:その日のオススメ3種+おつまみで 2,200円(税込み)

11月5日(火)までなので、お見逃しなく~



【店舗情報】 FRANCIACORTA BAR
東京都千代田区有楽町2丁目5-13 阪急メンズ東京 3階
TEL: 03-6252-1381(阪急メンズ東京・代表)
営業時間:11:00 – 20:00
定休日:不定休(阪急メンズ東京に準ずる)


店舗の様子は、オープン時の取材リポートを参考にしてください。
日本初の「フランチャコルタ バー」が銀座/有楽町にオープン!


フランチャコルタ公式サイト www.franciacorta.net
フランチャコルタ Facebook公式アカウント www.facebook.com/franciacortajapan


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ピエモンテの白ワイン「ガヴィ」を再発見!

2019-10-18 21:00:00 | ワイン&酒
昨日はイタリアワイン試飲会「BORSA VINI」が都内で開催されました。
いい出合いが色々ありましたが、ひとつの再発見ワインを紹介しましょう。

それは、ピエモンテ州DOCG GAVI(ガヴィ)

コルテーゼ種でつくる白ワインで、格付けはイタリアワイン最上級のDOCG(1998年認定)であるにもかかわらず、ほぼ意識されていない、といっていいかもしれません。

ですが、昨日出合ったガヴィは、果実味と酸味がジューシーで、軽快な味わいが爽やかで心地よく、気分リフレッシュ!
あ~、こういうワインって好きだわ~



Gigi Rosso Gavi 2018 (Italy, Piemonte)

ガヴィは、濃厚で重たいワインではありません。
複雑味があるというよりは、ピュアで素直な、透明感のある白ワインです。

かつて消費者は、濃厚でフルボディタイプのワインを求める傾向がありましたが、近年は、ピュアで繊細で軽やかで、というワインを求める人が増えてきました。

さらに、産地固有のブドウ品種のワインがより求められるようになってきた今、ピエモンテ州モンッフェラート地方で、地場品種コルテーゼを使った伝統的なDOCGワインGAVIは、その味わいからも、実はトレンディなのでは?




アルコール度数は12.5%とライト。
GAVIは価格がお手頃なのも、使い勝手がいいと思います。



私が若い頃は、ガヴィは軽いワインの印象があり、DOCGワインなのに、ほぼ無名状態だったと思います。
現在でも、たとえば若い世代は、イタリアワインファンであっても、ガヴィを知らない人の方が多いかもしれません。

ですが、上述したように、ガヴィは現代人の嗜好に合うはずなのです。

これからの季節だと、水炊きや寄せ鍋、塩ちゃんこ、おせち料理などに良さそうです。
幕の内弁当にもオススメです。

ワイン選びに悩んだ時、ちょっとひと息入れるつもりで、ガヴィを選んでみるのも楽しいかもしれませんよ?




ピエモンテは モスカート・ダスティ、バルベーラ、バローロetc...有名ワインがずらり


※輸入元:スマイル 希望小売価格;Gigi Rosso GAVI 2,000円(税抜)

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やさしくピュアなワインが好きな方へのお勧め仏ローヌワイン

2019-10-17 12:11:05 | ワイン&酒
10/15に都内で開催されたフランスのアルザス&ローヌ試飲会で見つけたワイン第3弾は、Domaine Louis Cheze(ドメーヌ・ルイ・シェーズ)。

AOCコンドリュー(白)と、AOCサン・ジョセフ(白赤)がメインの、北ローヌの生産者です。

どこが気に入ったかというと、まず、エチケットの文字の字体です(笑)
正直、エチケットの気配で、おいしそうなのか、なんとなくわかります



Ro-Rée、Caroline、流麗で美しいですね


まずは白ワインから飲んでみましょう。
ヴィオニエ100%のコンドリューは2つのキュヴェがありました。


Condrieu Cuvée Pagus Luminis 2017  Domaine Louis Cheze
Condrieu Cuvée Brèze 2017  Domaine Louis Cheze

ピチッと緻密なミネラル感があり、白い花のニュアンスが高貴でありながら、ピュアな果実味があります。
しなやかで流れるようなボディが素敵です。

どちらも南向き斜面の畑で、キュヴェ名は、それぞれの区画の名前です。

「キュヴェ・パグス・リミニ」は樹齢25年。新樽は使いません。
「キュヴェ・ブレゼ」のブドウの樹齢は30年。こちらは一部に新樽を使います。
どちらもノンフィルターで瓶詰めします。

2つのキュヴェを飲み比べると、よりソフトなのが「パグス・ルミニ」で、よりストイックさを感じさせるのが「ブレゼ」。
飲む時の気分、飲む人の好み、食べたい料理、誰と飲むか、などなどで、チョイスが違ってくるでしょう。

「パグス・ルミニ」が参考上代6000円、「ブレゼ」が7,500円(税抜)。
コンドリューとしては、非常にお買い得だと思います。



赤ワインはサン・ジョセフがあります。


Saint-Joseph Cuvée Ro-Rée Rouge 2017  Domaine Louis Cheze
Saint-Joseph Cuvée Caroline Rouge 2017  Domaine Louis Cheze

どちらも花崗岩土壌の畑のシラー100%。

「キュヴェ・カロリーヌ」の方が「キュヴェ・ロ レ」の斜面上部、標高300mに畑があり、平均樹齢40年。
カロリーヌは新樽を使いますが、ロ レは使いません。
どちらも無濾過で瓶詰します。

飲み比べると、ロ レはやわらかな果肉感があり、やさしく、ほっこり。
カロリーヌは凝縮感があり、緻密度が増しています。
好みでいえば、やさしいロ レに癒されたいです。
ワイン好きの友人と少人数でゆっくり飲むなら、カロリーヌでしょうか。

ロ レの参考上代3,800円、カロリーヌが4,500円。
サン・ジョセフは、日本市場では知名度がそれほど高くないですが、ルイ・シェーズのサン・ジョセフは、本当にお買い得だと思います。




Saint-Joseph Cuvée Ro-Rée Blanc 2017  Domaine Louis Cheze

サン・ジョセフは白ワインもあります。
使用ブドウは、マルサンヌ60%、ルーサンヌ40%。
この白も素晴らしかったです。

ヴィオニエ100%のコンドリューと比べると、より果実味が表現され、しかもやわらかい。それでいて、ミネラルもあります。
参考上代4,600円と、赤のサンジョセフ ロ レ(同じ区画)より高いんです。
生産者の本気度がわかります。

※輸入元:アグリ


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