ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

イースターの卵型チョコレート@ドイツ

2018-03-31 15:34:39 | 甘いもん
先週、ドイツのスーパーで見つけた イースターの卵型チョコ(Easter chocolate eggs) を食べています


Mandel Knusper-Eier (Germany)

イースターはキリストの復活を祝うお祭り(復活祭)のことで、春分の日を過ぎた後の満月の次の日曜日、です。
ということで、毎年日にちが変わり、2018年は今日(3/31)が満月なので、4月1日(日)がイースターになります。

日本ではなじみのないお祭りですが、ヨーロッパでは街中にイースターの飾り付けがされ、お菓子屋さんやスーパーではイースター菓子が並びます。




私が買ってきたこれもイースターのチョコレート菓子で、Mandelがアーモンド、Eierが卵、Knusperがサクサク、クリスピー、という意味になります。




包み紙に“Oster zauber”と書かれていますが、“イースターマジック”という意味のようです。




きれいな卵型のチョコレート

イースターの象徴は、卵とうさぎ
卵は生命力にあふれ、その卵をうさぎ(イースターバニー)が運んでくる、と言われます。

ですから、卵やうさぎを模したお菓子がイースターの定番です。

カラフルに色を塗った卵(イースターエッグ)を庭に隠し、それを探し出すエッグハンティングは、イースターの子どもたちの遊びです。
甘いもの好きは、お菓子の卵とうさぎを探したいですよね(笑)




卵型のチョコレートの中にはサクサクのライスクリスプが入っていました。

これを買ったスーパーでは、イースターバニーのチョコレートも色々売っていましたが、ほかにも色々とチョコ菓子を買ったので、今回は卵型チョコだけにしました。





こちらはフランスの小都市の菓子店のショーウインドウです。
時期が時期だけに、やはり卵型のイースター菓子がディスプレイされていました。

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日本の酒類の地理的表示―ワインは唯一「GI Yamanashi」@山梨

2018-03-30 15:58:21 | ワイン&酒
2018年3月24日(土)、東京国税局酒税課による「GI Yamanashi シンポジウム」が都内で開催され、参加してきました。




GI ジーアイとはGeographical Indication の頭文字をとったもので、地理的表示の意味。

ヨーロッパのワインでは、フランスのAOC、イタリアのDOCといった原産地呼称制度が知られていますよね?
指定された地域のワインの出自と品質を公的に保証する制度で、ワインだけでなく、チーズや他の産品にも導入されています。

日本では、こうした原産地呼称制度は遅れを取っていますが、
ワインでは2013年に初めて山梨県のワインの地理的表示“GI Yamanashi” が国税庁長官によって指定されました。

GIは、その地理的表示の産地以外の産地の酒類や、その地理的表示に係る生産基準を満たさない酒類には適用できません。

ワインに関しては、現在はGI Yamanashiのみで、清酒では3つ、蒸留酒で4つが指定されています。





GI Yamanashiの基準

山梨県内で醸造、貯蔵、容器詰めしたものに限定
○アルコール度数の基準 ― 辛口:8.5%以上、甘口:4.5%以上
○補糖、補酸などに一定の制限あり

山梨県で収穫されたブドウ品種(42品種)のみを使用

○ラベルに「日本ワイン」、原材料名に「ぶどう」と表示できる
○ぶどうの原産地名を「山梨県産」、「勝沼町産」等と表示できる
○ぶどうの収穫地は、使用量が85%以上の時に表示できる
○ぶどう品種名は、使用するぶどう品種が85%以上の時に表示できる
 ただし、「甲州」と表示する場合は、100%使用する場合に限る
○ぶどうの収穫年は、収穫したぶどうの使用量が85%以上の場合に限る

地理的表示「山梨」管理委員会の品質審査(官能審査を含む)、表示審査に合格したワインだけが「GI Yamanashi」をラベルに表示することができる

※ほかにも細かい規定あり




ルバイヤートの丸藤で並んでいた2本のワインのGI表記が異なっていました。



こちらの表記は “地理的表示「山梨」”となっています。
違いを尋ねると、GI試行直後は表記が統一されていなかったそうです。
現在は “GI Yamanashi” に統一されています。



近年、日本ではワイナリーが増加傾向にあります。
日本ワインブームの影響も大きいですが、中には、品質に問題があるのでは?というワインもある、と聞いています。

GI Yamanashiには上記の基準があり、品質審査もありますので、GI Yamanashiがラベル表記されていれば、基準をクリアしたワイン、ということになります。

もちろん、表示のないワインに魅力を感じる、ということもあるでしょう。

それはそれとして、このGI表示の存在は、覚えておいて損はありません。



ほかを見てみると、
長野県では「長野県原産地呼称管理制度」が平成14年度(2002年)に創設され、平成15年度(2003年)からワインと日本酒の認定が始まりました。



長野県産農産物のブランド化を目指して設立された、長野県独自の制度です。
ワインの場合、味と品質が特に優れ、長野県原産地呼称管理委員会による審査基準をクリアしたワインに長野県原産地呼称管理委員会認定マークが与えられます。

GI Yamanashiは 国(国税庁)が指定したものなの、より公共性、信頼性が高いといえます。

とはいえ、知名度では、まだ長野県原産地呼称管理制度の方が高いかもしれません。
が、山梨県や山梨県ワイン酒造組合、県内の各ワイナリーの積極的な働きかけによって、少しずつ知られるようになってくるでしょうか?




今回のシンポジウムでは、GI Yamanashiの認知度を高めるため、地理的表示「山梨」管理委員会の委員長、恩田 匠氏による基調講演と、山梨県ワイン酒造組合 副会長 松本信彦氏(マンズワイン株式会社 常任顧問)、フジッコワイナリー チーフワインメーカー 鷹野ひろ子氏ら6名によるパネルディスカッション、その後に試飲会が行われました。

シンポジウムには多くの人が参加し、試飲会も大賑わいでした。



参加者は一般消費者の方の方が多かったように思います。
彼らの口コミやSNSなどで、GI Yamanashiが広まりそう?





ただ、表示が小さくて目立たないものが多かったです。



ワイナリーの方も、「表示が目立たないね、って言われます」と言ってました。



あの「グレイス キュヴェ三澤」もGI Yamanashi。
でも、あまりにも小さい!
文字サイズもロゴの形も他と同じなので、これは気づきにくいです。




「サッポロ グランポレール」、これはまだわかりやすいです。




「メルシャン 城の平カベルネ・ソーヴィニヨン」もGI Yamanashiです。
が、パッと見はわかりません。



ラベルのこんな端っこに記載されていました。




これもまだわかりやすいです。




麻屋さん、どこに記載してますか~?
ブラッククイーンの赤ワインですが、これは味わいがとても良かった!




勝沼醸造の「アルガブランカ」シリーズも。

山梨県の大手、中堅のワイナリーは、GI Yamanashiのワインをほぼほぼ造っているようですね。





山梨県(県として)でもワインを造っていました。
生産者は山梨ワインセンターで、ブランド名は単に「山梨ワイン」。
山梨県庁の売店で買えるらしい?



赤はカベルネ・ソーヴィニヨン、白は甲州。



これにもちゃんと GI Yamanashi と表示されています。
山梨県庁の職員さんがブースで紹介し、ワインを注いでくれていました。



GI表記は各ワイナリーでそれぞれですし、表記場所もバラバラです。
ワイナリーにとっては、自分の好きなようにできるし、印刷予算的にも問題ないかと思いますが、消費者の立場からすると、表記が見つかりにくくて困りました。

長野県は認証シールを導入しているので、パッと見ですぐわかります。
GI Yamanashiも、規定デザインやロゴを作成する、というのはどうなんでしょうか?
統一したものがあれば、ないよりも認識が広まりやすくなるのではと思います。





今回のシンポジウムの出展者カード。
試飲会場で「くらむぼんワイン」の野沢さんが付けていたのをパチリ。



そうしたら、「これも撮ってください。しどせんしゅうさんのバッヂ」と野沢さん。

―わあ!しどさん、知ってます!ワイン友です。
日本のワイナリーの訪問記を漫画で描いています。

会場でもしどさんに会うことができ、ワイン談義をしばし。
しばらくご無沙汰していたワインメーカーの方とも会うことができ、いろいろと収穫のあったシンポジウムでした。


[参考]
酒類の地理的表示一覧(国税庁ホームページ)
https://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/hyoji/chiri/ichiran.htm

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4/23・25 ギリシャワイン試飲会ー東京会場は愛好家対象も無料開催されます

2018-03-29 16:59:24 | ワイン&酒
エンタープライズギリシャが主催するギリシャワインプロモーションのひとつとして、2018年4月23日(東京)、25日(大阪)で、
ギリシャワインマスタークラスセミナー、試飲会が開催されます。

ギリシャワインについては、私は2年前に現地取材に行き、その後は折に触れてギリシャワインの話題を書いてきましたが、現代のギリシャワインは、世界中から注目されるワインに変わってきています。

マスタークラスセミナーはプロ対象ですが、
東京会場に限り 愛好家対象の試飲会が時間指定で無料開催されます。

プロの方はもちろんですが、愛好家の方にも見逃せないイベントになっています。
案内をよくご覧の上、各会場の専用URLよりお申込みください。




東京会場
日時:2018年4月23日(月)
会場:ホテルニューオータニ

<フリーテイスティング>
*業界関係者限定
時間:12:00~17:00(受付11:30開始予定)
会場:ザ・メイン宴会場階PALAZZO

*愛好家向け
時間:17:00~18:30(受付16:45開始予定)
会場:ザ・メイン宴会場階PALAZZO

<マスタークラス> すでに満席となっています

<ギリシャ産食材展示会>
時間:12:00~18:30(受付11:30開始予定)
*12:00~17:00は業界関係者限定
会場:ザ・メイン宴会場階PALAZZO

参加費:無料 要事前登録、当日は必ずお名刺を2枚お持ちください。

東京会場 URL: http://greekwine-2018tokyo.peatix.com



大坂会場
日時:2018年4月25日(水)
会場:インターコンチネンタルホテル大阪

すべて業界関係者限定

<フリーテイスティング> *業界関係者限定
時間:12:00~17:00(受付11:30開始予定)
会場:2F・HINOKI試飲会ホール

<マスタークラス1> *業界関係者限定
テーマ:”ギリシャワインの草分け-これまでの10年間”
時間:10:00~12:00 (受付9:30開始予定)
会場:2F・HINOKIセミナーホール
   定員:40名 *先着順 定員数に達した時点で締切となります。

<マスタークラス2> *業界関係者限定
テーマ:”過去の改革/未来の想起:クラシックなギリシャワインを新しい視点で検証”
時間:13:00~15:00 (受付12:30開始予定)
会場:2F・HINOKIセミナーホール
   定員:40名 *先着順 定員数に達した時点で締切となります。

参加費:無料 要事前登録、当日は必ずお名刺を2枚お持ちください。

大阪会場 URL: http://greekwine-2018osaka.peatix.com



[参考]
ギリシャINDEX(ギリシャの記事いろいろ) → コチラ

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フランスのマイナー産地「ロレーヌ地方」のワイン

2018-03-28 17:01:06 | ワイン&酒
フランス には色々なワイン産地がありますが、ボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュ、アルザスといった有名産地の陰に隠れたマイナーワイン産地があります。
おそらく、フランス人も知らないかもしれません。

昨年、フランスで出合い、飲んで、おいしい!と思い、購入してきた中に、こうしたマイナー産地のワインがありまして、先日開催したプチワイン会でお出ししました。

それがこちらの2本ですが、ロレーヌ地方 Domaine Claude Vosgien というBio生産者のワインです。




ロレーヌ地方ってどこ?
―「キッシュ・ロレーヌ」という料理名は比較的よく知られていますよね?
ロレーヌ地方は、フランス北東部にあり、アルザス地方の西に位置しています。



Expression Rosé NV Domaine Claude Vosgien Méthode Traditionnelle
(Lorraine, vins Sans Indication Géographique-SIG)

Gamay 100%でつくられたヴァン・ムスー(発泡ワイン)で、製法はシャンパーニュと同じメトド・トラディショナル(瓶内二次発酵)です。

美しい色合いのロゼスパークリングで、口当たりがよく、果実味がチャーミング。
ガメイ100%なのに、ガメイっぽさはなく、やさしいフルーツ感が魅力です。



カテゴリのvins Sans Indication Géographique(SIG)は、Indication Géographiqueではない(地理的表示なし)、という意味で、要は単なる「Vin de Table」です。
このカテゴリは2009年8月から、「Vin de Table」の後継として運用されています。

ということで、このスパークリングワインは地域名がないワインになりますが、同じ造り手の次のワインは、ロレーヌ地方のAOCワインです。



Vin Gris Cuvée Tradition 2016 Domaine Claude Vosgien
(Lorraine, AOC Côtes de Toul) 

Gamay 85%、Pinot Noir 10%、Auxerrois 5%のブレンドの“ヴァン・グリ”です。
ヴァン・グリを直訳すると“灰色のワイン”。
白ワインとして造っていますが、ガメイとピノ・ノワールは黒ブドウで、果皮から色が出るため、ほんのりと色が付きます。これを“ロゼ”ではなく、“ヴァン・グリ”と呼びます。




左が1本目のロゼスパークリングで、右がヴァン・グリ。
色がかなり似通っていますね。




注目は、このヴァン・グリの原産地呼称“AOC Côtes de Toul”です。

1998年3月31日にAOCに承認された、れっきとした原産地呼称名ワインですが、「AOCコート・ド・トゥール」はほとんど聞かないアペラシオンですよね?

ここの生産者は、シャンパーニュ地方のエペルネとアルザスのストラスブールの中間地点くらいに位置し、ビオでワインを造っています。
いくつか試飲し、とてもおいしかったので、この2本を彼らから購入しました。



AOC Côtes de Toulは、日本ではなかなか出合えない地方のワインかもしれませんが、このように、フランス各地には、私たちがまだ知らないワインがたくさんあります。

有名どころを追い求めるのもいいですが、こうした出合いから、フランスワインの奥深さを知ることができます。
これもワインの楽しみ方のひとつです。




今回楽しんだフランス各地のワインはすべてBioでした。

参加者の皆さん、ありがとうございました!

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桔梗信玄餅とコラボしたランチパックを食べてみました

2018-03-27 12:01:20 | パン
今日はちょっとゆるいネタで(笑)

過日、移動中のランチで食べたのがこちら。


ランチパック 桔梗信玄餅風 (山崎パン)

和スイーツ好きは、かなり惹かれますよね
あの、山梨県銘菓「桔梗信玄餅」とのコラボ商品です。



食パンにお餅(求肥)ときな粉クリーム、黒蜜クリームをサンド。
1個156kcal。



割ってみると、求肥が見えます。
きな粉クリームと黒蜜クリームは甘さがしっかりあり、これを2個食べると、口の中がかなり甘くなり、ちょっと飽きてきました。

食事として食べるよりは、おやつとして、シェアして食べるのがいいかもしれません。

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Grands Jours de Bourgogne report−4 ブルゴーニュの新AOC Bourgogne Cote d’Or

2018-03-26 15:41:42 | ワイン&酒
2018年3月12日~16日にフランスのブルゴーニュで開催された
「Grands Jours de Bourgogne」(GJB)(グラン・ジュール・ド・ブルゴーニュ)のリポートをもうひとつ。

以前、2017年にブルゴーニュに新しいアペラシオンが2つ誕生したことを書きました。

そのひとつ、AOC Vezelayについては、初ヴィンテージとなる2017年のワインを現地で試飲することはできませんでしたが、ヴェズレイのワインについてのリポートはコチラにアップしました。

新AOCのもうひとつ AOC Bourgogne Cote d’Or の初ヴィンテージ2017年は、ムルソーの会場で紹介されていたので、試飲することができました。


AOC Bourgogne Cote d’Or (AOCブルゴーニュ・コート・ドール)

“AOCブルゴーニュ・コート・ドール”は、コート・ドール地区のみ、正確にはCôte de Beaune と Côte de Nuitsの40の村で収穫されたブドウから造られたワインのみが名乗れる地域名ワインです。



試飲したのは2017年の白ワインで、リリース前のものですが、外観がまだにごっているものや、プチプチとした微発泡が残っているものがあり、味わいはとてもフレッシュ!

価格帯的には、AOC Bourgogneよりは産地が限定されるので、やや高めになりそう?




右のワインは、AOC Bourgogne Cote d’Orとはいえ、限定キュヴェのようですね。
こうなってくると、強気の価格もありそうでしょうか。



AOC Bourgogne Cote d’Or 2017のリリースはこの春です。
日本に入ってくるのはもう少し先になると思いますが、「ブルゴーニュ コート・ドール」の名前、ぜひ憶えておいてください。


[参考]
ブルゴーニュ 2017年 新AOCについて → コチラ をご覧ください



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宿泊サイト経由の予約でこんな海外ホテルトラブルがありました

2018-03-25 17:36:41 | お出かけ&旅行
旅のトラブル、もうひとつ。

昨日は、海外でのクレジットカード不正使用トラブルの話を書きましたが、
今日は、海外での宿泊トラブルを書きます。


年間に海外で数十泊していますが、個人で宿を取る時は、いつも宿泊予約サイトを利用します。
宿泊サイト利用で、ほぼトラブルはありませんが、ひとつ変なトラブルがありましたので、紹介します。



いつものように 宿泊サイト経由で宿の予約を取りました。

シャワーのみ、もしくはバスタブ付きの部屋があるようなので、バスタブ付きを選べないか?とリクエストしたところ、バスタブ付きの部屋は料金が上がってしまう、と返信が来ました。
じゃあ、いらないです、と返信しました。

バスタブ付き+朝食付きで、XXXユーロでご提供できますが?

これも不要です。
でも、忙しいので、放置しました。


さて、宿泊当日。
正しくは、ホテルではなく、街中にある古い家を利用したB&Bでして、迷いながら到着したところ、非常ににこやかなオーナーが出迎えてくれました。年齢は30代後半の男性です。

日本が好きだとか、やたら話が長く、なかなか部屋に案内してくれません。
ようやく案内してくれた部屋はバスタブ付き。

あれ? 親切にグレードアップしてくれた?


翌朝チェックアウトの際、提示された金額は、元々の金額ではなく、グレードアップした金額でした。

へ?私、グレードアップするなんて言っていないんですが???

宿泊代は事前にカード引き落としだったはずなので、到着時に、
「もう、カード決済されてますよね?」と尋ねると、
「いえ、まだです。チェックアウトの時にお願いします」と言われました。

ここから怪しかったんです。

しかも、宿泊サイトでの予約をキャンセルしたことにしてくれと、サインと求められました。

要は、グレードアップした部屋で、予約サイトとは別の新しい契約をしたことにしてくれと。
また、支払いは現金で、と。

朝早く出発しなければならず、頭が回っていなかったので、そのままサインしましたが、後々よく考えてみると、ここ、非常に悪質です

つまり、宿泊サイト経由の場合、宿はそのサイトに手数料を払うわけですが、予約がキャンセルされたとなると、私は宿泊しなかったことになるので、宿はサイトに手数料を払う必要がありません。
こちらが払った宿泊代が、丸々、宿に入ります。
しかも、現金での支払いですから、カードの利用履歴という証拠が残りません。



後日、宿泊サイトから私に、「ノーショーだったが、実際はどうか?」というメールが来ました。

へ? 私が悪人?

勝手にグレードアップし、予約をノーショー扱いにし、宿泊代を丸ごと懐に入れる、という、とんでもない宿です。

ビジネスホテル系だとこんなことはなかったでしょう。
すでにサインし、後からゴタゴタするのも面倒ですし、なんだか怖いので、これは捨て置くことにしました。

グレードアップした金額はそれほど大きくないですし、勉強代と思えば、仕方ありません。


今後の戒めとして、

しつこくグレードアップを勧めてくるところは怪しいかも?
―予約をキャンセルすることを検討してもいいかもしれません

あまりにも愛想が良すぎる人は怪しいかも?
―なにか裏がありそう?警戒が必要です

なにより、予約した通りの部屋、価格かを到着時に確認することが大事です。

皆さんも、どうぞご注意を~!



※宿のあった街ですが、今回の話とは関係ない風景ショットです


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海外から帰国後はクレジットカード利用をチェックすべし!

2018-03-24 18:29:38 | 雑記
フランス、ドイツから帰国し、出張中に使ったクレジットカードの引き落としをチェックするため、クレジットカードのウェブサイトのマイページを開いたところ、請求金額合計が異常に多い!

明細を開くと、「GOOGLE*ANIPLEX」という名前の9800円の請求が15本以上もあり、その合計は15万円以上!


チェックするためにプリントアウトしました

なにこれ!?

が、翌月の請求を見ると、この分の請求は全て返金処理がされていました。

短期間でこんなに数の多い妙な買い物は、さすがに怪しいと思われたのでしょうか。

ひとまずホッとしましたが、明細を丹念にチェックすると、フランス、ドイツでの使用明細に混じり、まったく覚えのない海外の使用があります。

通貨はCYN、名前を調べると、アジアのリゾートのようで、金額は4万円超え。
本命はこれ?

つまり 、たくさんの請求の中に本命を紛れさせ、その後、不審な請求はすべてキャンセルしたように思わせる、という手?

とにかく、この4万円超の使用は取り消してもらわないといけないので、カード会社に連絡をしました。



事情を説明し、私が購入したものではないと信じてもらえたので、取り消ししてもらうことができました。

どこから誰が ?
ーそこまではわかりませんが、海外からのようです。



それにしても、私のカード情報でこんなことをされるなんて…
もうこのカードはキケンです。

ということで、新しい番号のカードを再発行してもらうことになりました。

公共料金の引き落としなどがあるため、新しい番号が来たら、各所に連絡しないといけないのが面倒ですが、仕方ありませんよね。

カードの再発行はこれで2度目。
何年か前、フランスから帰国後に、身に覚えのないフランスの花屋から7000円ほどの請求がありました。
その周辺に数日滞在していたので、滞在先でなんらかの不正使用をされたのかもしれません。

今回も、海外から帰国後の発覚です。

普段はそんなにクレジットカードのマイページは見ませんが、今回は、調べたい明細があったので、すぐにアクセスしました。
その結果、不正使用が見つかり、金額的な被害を避けることができました。

定期的なチェックはなかなか難しいかもしれませんが、旅行先から戻った際には、早いタイミングで利用歴をチェックすることをお勧めします。

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世界の機内食案内[29]エミレーツ航空 成田~ドバイ

2018-03-23 15:22:15 | 機内食
フランス&ドイツ出張から帰国しました!

さて、機内食ファンの皆さん、お待たせいたしました~

&GP「世界の機内食案内[29]エミレーツ航空 成田~ドバイ」 がアップされました。

「エミレーツ」です
お金持ちの航空会社「エミレーツ」では、どんな機内食が出てくるでしょうか?

▼記事リンク → 世界の機内食案内[29]エミレーツ航空 成田~ドバイ







記事リンク
https://www.goodspress.jp/reports/148993/

&GP
https://www.goodspress.jp/







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旅の朝ごはん@ドイツ編

2018-03-22 17:32:37 | お出かけ&旅行
恒例、旅の朝ごはんです(笑)

ドイツのデュッセルドルフで開催された ワイン&アルコール展示会 「ProWein 2018」のために泊まっていたドイツのホテルの朝ごはんです。




ハードなパンと、チェリーのヨーグルトがドイツらしいでしょうか。



トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼはイタリアっぽいですね。
でも、ソーセージはドイツ




クロワッサンが巨大!
この日はヨーグルトにチェリーのコンフィをトッピングしてみました。
ドイツはチェリー製品が多いのが嬉しいです。


あ、画像3枚は、もちろん3日分です


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ProWein 2018 report-3

2018-03-21 23:07:32 | ワイン&酒
ProWein 2018Wines of Germanyのブースで紹介されていた 中身も外見もイケてる最もクールなドイツワイン“Germany’s Coolest Wines” 20本の上位トップ3 は前回に紹介しましたが、それ以外で気になったものをピックアップします。

下の3本は微発泡ワインです。



2016 Fraulein HU Weingut Katharina Wechsler (Rheinhessen)
2016 Pet Nat 16 Weingut Riffel (Rheinhessen)
2016 Riesling OMG! Pet Nat Weingut Meiere Kesten (Mosel)

左は Huxelrebe フクセルレーベという品種の Perlwein(ペルルワイン)。
Perlは泡の意味。
忘れ去られつつある品種をあえて使ったワイン。
アルコール度数は11%、ドイツでの小売価格7.9ユーロ。




このワインが外見で一番惹かれたワインです。

何度も取り上げているペットナットです。
ペティアンナチュレの略語で、発酵の過程で自然に発生した泡をそのまま閉じ込めて造る、微発泡のワインになります。
右のワインもペットナットで、この2本の栓は王冠です。


Pet Nat 16ピノ・ブランとショイレーベのブレンドで、フィルターをかけていないので、ワインににごりがあります。
口あたりはソフトですが、残糖0.1gと超辛口に仕上げていますから、ルックスとのギャップを感じました。
アルコール度数は11.0%、ドイツでの小売価格は18.90ユーロ。

Riesling OMG!は完熟した健康なブドウを使用し、残糖20gの段階で発酵させ、最終的には残糖10gに仕上がっています。
何も加えず、自然に発酵させているので、ボトルごとにワインの個性が違ってくるとか。
心地よいフルーツの甘さがあり、味わいではこれが一番気に入りました。
アルコール度数は11.5%、ドイツでの小売価格は16.90ユーロ。

ペットナット2本の価格は、単なる微発泡ワインHUの2倍以上もしています。
世界中でヒットしているペットナットだから、この値付けでも売れるのでしょう。
単純に日本円に換算して2500円前後ですから、日本に輸入された場合は、けっこういいお値段になりますね。

しかし、ドイツのペットナットが、Germany's Coolest Wines” 上位20本の中に2本も入ってくるとは!



ドイツワインインスティチュート(DWI)が開催したこのコンテストは、海外市場であまり知られていない新しいクールなジェネレーションのドイツワインを知ってもらうために行われました。

日本でも、未だに昔ながらのドイツワインのイメージを持っている人は多いと思います。

ですが、世界中で造り手の世代交代が進んでおり、その中でもドイツは若い世代の生産者の動きがより活発に感じます。

若手生産者自身のフットワークもいいですが、DWIの組織的バックアップも大きいと思います。

そうした動きが奏功し、ドイツワインの2017年の輸出量は量も価格も伸びました。
しかし、日本市場はマイナスです。
不思議です。



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ProWein 2018 report-2

2018-03-20 06:42:00 | ワイン&酒
ProWein はドイツのデュッセルドルフで開催されていますので、ドイツのワインも当然ながら各地から出展しています。



Wines of Germanyのブースを訪れた際に旧知のマニュエラさんがいたので挨拶すると、今年の企画コーナーを紹介してくれました。

中身も外見もイケてる最もクールなドイツワイン "Germany’s Coolest Wines"を品種ごとに20本選んだというのです。

さらに、ドイツと海外でネットのコンテストを行ない、8500以上の投票が集まった結果、次の3本が最もクールなドイツワイントップ3として選出されました。

1位

Das Riesling-Kartell 2015 Riesling trocken (Mosel)

酸とフルーツのバランスがいい感じに取れた、飲んで心地よい、おいしいリースリングワインでした。
価格も10ユーロ以下。これは買いたい!

若いワインメーカー達が、自分たちならではの卓越したスタイルのワインを造って行こう、と結成されたチームだそうです。



ちょうど記念撮影の場に居合わせたので、便乗してパチリ。


2位

2016 That’s Neiss Cuvée trocken Weingut Neiss (Pfalz)

ワイナリー名のNeiss (ナイス)とniceを掛けています。
ブドウ品種はシャルドネ。

シャルドネらしい味わいで、厚みがあり、シャルドネ好きな人には、これこれ!という期待に応えてくれるワインだと思います。

そういえば、このワイナリーは以前に訪問しています。


3位

2015 Lemberger trocken Weingut Bihlmayer / Weinschwestern (Wurttemberg)

ようやく赤ワインが登場です。
フルーツが豊かで、 果肉感のある柔らかな味わいが楽しめました。よくできているミディアムボディです。
ドイツの赤ワインというと、シュペートブルグンダーを想像する人が多いかも知れませんが、ヴュルテンベルクのレンベルガーも忘れてはいけないブドウ品種です。

造っているのは4人姉妹。
1位のDas Riesling-Kartellといい、複数メンバーで造るワインがトップ3に2つも入っているのが面白いですね。

ドイツでは、何人かが集まってグループを作るのがけっこう見られるように思います。
「3人集まれば文殊の知恵」ということわざがありますが、それも成功の鍵のひとつかも知れません。




トップ3ワインはどれもこなれた価格です。
これは嬉しい


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ProWein 2018 report-1

2018-03-19 09:29:08 | ワイン&酒
ドイツのデュッセルドルフで3月18日より20日まで開催されているワイン・アルコール展示会「ProWein」リポート第一弾です。



プロワインには世界60カ国もの国が出展していますが、え?こんな国が!?と驚く国もあります。
それらの写真はひとまず撮ってきましたが、意外な国だからというわけではなく、これ、本当においしい!と感動したものをひとつ紹介します。

ポーランドのワイナリーです。


WINNICA TURNAU Poland

ワイナリーの場所は、ポーランドの北西部で、ドイツ国境の近くだそうです。

ブースにいた若い女性に対応していただき、最初に目に付いたリースリングを飲んでみると、ミネラルと旨味がキレイに溶け込みあい、うまい!



続けてSolarisというハイブリッド品種の白ワインを飲むと、ミネラルに溢れ、かつこっくりとした味わいで、これまたうまい!
ワイナリーのトップワインと聞きました。

アメリカンオークとアカシア樽で熟成させたChardonnyは、樽はほんのりで、うまみたっぷりで滋味。これも素晴らしい!

Rond と呼ばれるドイツの赤品種Regent(レゲント)の赤ワインも飲みましたが、丸み、うまみがあり、これまたおいしい!



ワインメーカーはどんな人?と尋ねると、Frank Faustという1978年生まれの男性で、出身地はドイツのラインガウとのこと。
なるほどね!

とにかく、このワイナリーのワインはどれも品質が素晴らしかった!
ProWeinじゃなきゃ出合うことができなかったワインです。

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ドイツひとり宿ごはん

2018-03-18 20:29:04 | お出かけ&旅行
3月18日からドイツのデュッセルドルフで開催されている、ワインとアルコールの国際見本市「ProWein」の初日が終わりました。

ワインのことは後ほど書きますが、1万歩以上歩いてさすがに疲れたので、早々にホテルに戻り、外に食べに行くのも億劫なので、またまた部屋でひとり晩ごはん&晩酌。



高速のサービスエリアで買ったソーセージパンとドイツビール

空港ラウンジでもらったのに、食べないままバッグの中に入れっぱなしになっていた塩豆をつまみにビールを飲み、パンからはみ出たソーセージにかぶりつきました(笑)



サービスエリアで渡されたのは、ソーセージを挟まないままのパン1個+大きなソーセージ一本。



自分でパンを割り、ソーセージを挟んで、マスタードとケチャップを付けました。



BECK’S Pilsner Beer Germany

ドイツでは非常にポピュラーなビールらしく、日本にも輸入されているようですが、私は初めてです。
アルコール度数4.9%と軽く、飲み心地も軽いビールで、水のように飲める、と言われているとか。



ソーセージパンとビール、塩豆に、持参したインスタントスープにお湯を注いで、もうこれでほどよくお腹が膨れました(笑)


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仏ブルゴーニュから独プロワインへ

2018-03-18 07:40:44 | ワイン&酒
フランスのブルゴーニュから移動し、本日からはドイツのデュッセルドルフで開催される世界最大級のワイン・アルコール飲料展「ProWein」(プロワイン)に来ています。



ブルゴーニュでは、10人ほどの知り合いの日本人(輸入業者のバイヤーなど)に会いましたが、プロワインには、もっとたくさんの日本人が来ていそうです。

私が前回来た2015年は、プロワイン会場で出会った日本のインポーターはほんのわずかでした。
しかし、ここ2、3年でプロワインの知名度はぐっと上がり、「海外のワイン見本市に行くならプロワインがいい」という認識が広がってきました。

というのも、プロワインには世界60カ国6700社以上のワイン、アルコール飲料が集まるからです。

ドイツで開催されているからといって、ドイツが中心というわけではありません。
すべての国のワインが公平に取り扱われるのは、さすがドイツの仕切りです。
出展者サイドからも、「プロワインは出展する意味がある」という話をいくつも聞いています。

ホールは広く、開催3日間では確実に回れないのが玉に瑕ですが、世界のワイントレンドを知るには最適の見本市です。

来年は行こう!と思った方は、早めのホテル確保をオススメします。
プロワイン開催期間中は、デュッセルドルフ市内のホテルはどこも満室となり、価格も上がります。
早い予約ならおトク価格のホテルもあるので、滞在予定が決まり次第、宿を押さえてください。



さて、ドイツはこれから朝のビジネスタイム。
私の滞在しているところは朝からまさかの雪!
デュッセルドルフも雪の模様。。。



ブルゴーニュで駆使して来た足腰の疲れはまったく取れていませんので、肉体的にはかなり心配ですが、まずは初日を見てきましょう!

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