小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



この四半世紀で小田原の商圏は川東地区へと移り、そのなかで巡礼街道沿いには数多くの商業施設が建設された。商圏が川東地区に移る以前に巡礼街道沿いで最も買い物客で賑わっていたのが下府中集会施設入口交差点周辺で、巡礼街道を挟み北側にはダイクマ、南側には大正堂と忠実屋があった。巡礼街道沿いに大正堂と忠実屋の店舗が開業したのは1972年。以後、テナントの入れ替えなどがあり最後のテナントはグルメシティとダイソーだったが今年に入り閉店となり店舗はフェンスに囲まれて解体工事が続いていた。10月からは来年開業する商業施設の建設工事が着工予定なので工事フェンスはそのままで次の建設工事が始まるものと思っていた。先日、巡礼街道沿いを通るとフェンスが撤去されており店舗の無くなった敷地を見渡せるようになっていた。巡礼街道の下府中集会施設入口交差点角に40年以上に渡り店舗があったので、更地の風景は40数年ぶり。来月には次の商業施設の建設工事が着工予定なので束の間の風景となる。 2つの建物が無くなり、また工事フェンスも撤去されると随分と敷地内は広く見える。商業施設の耐用年数を考えるとこれから建設される商業施設が老朽化して解体されて更地になる頃には私は間違いなく生きてはいないだろう。数十年に1度のぽっかりとした風景はまもなく見納めとなりそうだ。

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