小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内に点在している約140ヶ所の街区公園のうち、立地に恵まれているものの設備の老朽化等で利用が少ない公園がいくつかある。それらの公園を魅力あるものに再整備するための計画が令和4年度から始まり、対象となる公園の選定や周辺住民との意見交換などを経て公園再整備工事が行われることになった。街区公園の再整備計画第1期の対象となったのは、市内南鴨宮の南鴨宮駅前公園。鴨宮駅南口から約150mほどの場所に所在しており、周囲は住宅街で再整備を行うと利用者の増加が見込まれるために選定された。再整備工事は、大まかに言えば大規模改修で公園内の設備や遊具の多くが新設され、外周部分の樹木は大幅に伐採される予定。公園南側に配置されているトイレは、ほぼ同じ場所に多目的トイレが1基新設される。同じく公園南側に配置されている古びたベンチは、災害時にかまどとして使用可能なかまどベンチに交換。小田原市内の公園で、かまどベンチを見かけた記憶が無いので、市内初導入なのかもしれない。公園中央部は今まで桜の木など3本の樹木があったが伐採され、あずまやの新設と桜2本が新植。新植される桜の木の周りには丸太スツールも設置される。公園北側には各種遊具が配置されているが、数年前に更新されたくじらジャングルジムと鉄棒以外は撤去。新たに複合遊具とブランコと健康遊具が新設される。南鴨宮駅前公園の遊具の中でも目立っていたのが黄色のすべり台。このタイプは市内の公園でも珍しい形だったので、再整備に伴って無くなってしまうのは少し残念。すべり台のある場所には、すべり台2基を含む複合遊具が新設される。南鴨宮駅前公園再整備工事は、外周部分にメッシュフェンスが設置されたり、植え込み部分に地覆植物が植栽されるほかコンクリート舗装の園路も新設される。令和5年度 南鴨宮駅前公園再整備工事の工費は、税込54,670,000円。再整備工事後はかなり公園の印象が変わりそうなので、工事の進捗も記録に残したいと考えている。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )