大滝ナイヤガラの滝は、地図にも表記されていない支笏洞爺国立公園の一角に位置
する。長流川の清流が秋の日差し受け、轟音を響かせながら流れ落ちている。
滝の高さは、さほど高くないが川幅は50メートルほど。川の源流部は日本一の名水として、
環境庁より指定されている河川です。
滝の上流は、一枚岩盤のようなオレンジ色の川底が広がる。流れ下る水は
透き通るような清流。
滝の周辺は、マイナスイオンがシャワーのように降り注ぐ。車を走らせ60キロ
程の道のり。マイナスイオンの効力か、疲れが吹っ飛ぶような清涼感が漂う。
一帯は、紅葉が有名な観光地。本来、この時期は紅葉の盛りだが、今年は、
少々変。ほとんどの木々の葉は夏葉の名残り。ただ、一本のカエデが見事に色付
いている。
滝の周辺の木漏れ日が射す遊歩道。落ち葉が降り積もり、絨毯を敷き占めた
上を歩いているような感触が、靴底から身体に伝わってくる。