旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

東京湾フェリー〔かなや丸〕

2024-05-16 09:00:00 | 

東京湾フェリー 〔かなや丸〕 (金谷港)

令和6年5月12日日曜日。千葉県富津市の金谷港に来ている。レストランで食事をしているうちにフェリーが到着していた。




自動券売機と出札口

出札口ではクレジットカードやSuicaPASMOなどの交通系ICカードで乗船券が購入出来るそうだが、連絡切符の購入は現金のみとの事。


京急線路線図・連絡運賃表

東京湾フェリー京浜急行バス京浜急行電鉄の3社の連絡乗車船券が購入出来る。東京湾フェリーの運賃(1,000円)と京浜急行バスの運賃(240円)と京浜急行電鉄の運賃の合計となる。



【主な駅までの大人運賃】

横須賀中央 1,470円 上大岡 1,650円 横浜 1,700円 京急鶴見 京急川崎 1,810円
羽田空港第1・第2ターミナル 2,000円 京急蒲田 1,860円 品川 泉岳寺 1,950円


乗車船券 金谷から京急バス経由京急線
京急久里浜 ⇒ 屏風浦~京急富岡,逗子・葉山(1,590円)
内訳:船舶1,000・バス240・鉄道350

切符は食事をする前に予め買っておいた。


それでは乗船口へ


改札を受け〔かなや丸〕に乗船する

改札口ではSuicaPASMOなどの交通系ICカードは利用出来ない。千葉県・上総国を後にする。


屋外の甲板より港を望む

車両の積み込み中。〔かなや丸〕1隻での運航で混雑しているかなと思ったがそうでもない。










鋸山(329m)を望む

鋸山ロープウェーで登る事が出来る。以前、利用した時に切符が硬券で鋏を入れてもらった。


先程食事していたレストランはガラス張りの辺り




三浦半島はすぐそこ




出航した












硝子越しですが前方を望む


外に出て前方を望む

大きな船が東京湾を出てゆく。


OKEE JOHN T

MONROVIAが母港でリベリア船籍の船。新来島どっく建造だった。


釣り船の姿も




後方を望む


船内の様子


売店


客室の様子

客室甲板は1階と2階がある。その下が車両甲板。


座席

桟敷席はない。この他に1室ルームチャージ3,300円のグリーン室がある。


改札では切符に押印される

ちなみに裏面は白く磁気は入っていない。


もう久里浜港に入っていた


後方の房総半島を望む


しらなみ(9,714t)

日本郵船が発注し本田重工業佐伯工場で建造し昨年竣工、アジアパシフィックマリンの運航する石炭専用船。JERA横須賀火力発電所を出航したところのようだ。






〔しらなみ〕の船尾には東広島の文字が

西条に海はないじゃろと思ったが、広島県豊田郡旧安芸津町も東広島市だったか。進徳海運と鉄道建設・運輸施設整備支援機構が所有者で、進徳海運が東広島市の会社。


黒船が入港している


黒船来航170周年を記念して昨年11月より〔しらはま丸〕が黒船仕様となっている
これまで令和6年5月12日撮影

嘉永6年(1853)に米国のマシュー・ペリー提督 Commodore Matthew Calbraith Perry が率いる艦船4隻が来航。「泰平の眠りをさます上喜撰たった四盃で夜も寝られず」と狂歌にうたわれる。旗艦のサスケハナ USS Susquehanna を模したラッピングなのだそう。何も知らなかったのでこの変わりように驚いた。比較に以前の写真を紹介。


東京湾フェリー〔しらはま丸〕 令和5年7月11日撮影

昨年、東京九州フェリー〔はまゆう〕から見た〔しらはま丸〕。この写真ではよく判らないか。


東京湾フェリー〔しらはま丸〕 (久里浜港) 令和5年6月19日撮影


白い〔しらはま丸〕 令和5年6月19日撮影


東京湾フェリー〔しらはま丸〕 (金谷港) これより令和4年7月3日撮影

チーバくんラッピングのあった頃の〔しらはま丸〕の様子。




レストラン 波留菜亭 アジ丼(1,300円) 日本酒(450円) ※当時の価格です。

チーバくん〔しらはま丸〕には乗らずにおひるごはん。


東京湾フェリー 〔しらはま丸〕 これまで令和4年7月3日撮影

さて昨年、一昨年の写真から今年の写真に戻る。


まもなく到着する これより令和6年5月12日撮影








着岸した


ボーディングブリッジが架けられる

神奈川県・相模国に上陸する。

東京湾フェリー 3便(Bダイヤ) 〔かなや丸〕 金谷(11:20)→久里浜(12:00)


東京湾フェリー〔しらはま丸〕(3,551t) (久里浜港)

黒船となった〔しらはま丸〕に乗ってみたいが、前の記事で紹介した通り舵損傷のため運航出来ず、暫くは久里浜港に係留となるそう。修理が終わったら乗りたい。下船して通路の途中で係員に切符を回収されるのだが、連絡切符なので見せるだけで通過する。


折り返し金谷港行に二輪車が入ってゆく

日曜日に便数の少ないBダイヤで混雑しているかと思ったがそうでもない。


東京湾フェリー〔かなや丸〕(3,580t) (久里浜港)


東京湾フェリー 久里浜港 (神奈川県横須賀市久里浜)

この後はバスに乗り換えて京急久里浜駅へと向かう。 (つづく)


台東区より墨田区へ

2024-03-25 08:00:00 | 

東武鉄道 伊勢崎線 浅草駅《正面口》 (東京都台東区花川戸)

令和6年3月18日月曜日。浅草駅に来ている。ちょっと散策してみる。


金龍山浅草寺 風雷神門(雷門) (東京都台東区浅草)

観光客が沢山。訪日外国人が多い。雷門通りを渡る。






吾妻橋交差点より東京スカイツリー、アサヒビール吾妻橋ビル、スーパードライホールを望む

台東区浅草からは隅田川を挟んだ対岸の墨田区にある。金色のオブジェは「聖火台の炎」なのだそう。国道6号江戸通りを渡って隅田公園へ。






東武鉄道 伊勢崎線 隅田川橋梁 (浅草-とうきょうスカイツリー)

鉄道の橋梁の下流側に歩道の「すみだリバーウォーク」が設けられている。後で渡る。


sakura サクラサク隅田公園

令和6年3月18日現在、ソメイヨシノは開花していない。咲いているのは大寒桜。



数少ない咲いている桜と東京スカイツリーを背景に和装で写真を撮る訪日外国人が多数。



ソメイヨシノが咲いていればそこら中で写真撮り放題だったのだが。ちょっと早かったね、


ユキヤナギ



すみだリバーウォークを歩いて台東区より墨田区へ。


ソメイヨシノの蕾も大きくなってきた



このまま東京スカイツリーまで歩く。


特急〔スペーシアX〕[N100系]が通過

日光線のダイヤは事故で乱れているだろうから、これが何号なのかは判らない。


業平橋 とうきょうスカイツリー駅前に到着

この場所に東武鉄道の本社があった。現在は商業施設となっている。本社は近くに移転している。駅名はとうきょうスカイツリー駅、電波塔は東京スカイツリーなのは前回記した通り。


東武橋


以前の東武鉄道本社の側に東武橋が架かる


東京スカイツリー (東京都墨田区押上) 東京晴空塔 (日本國東京都墨田區押上)
TOKYO SKYTREE Oshiage, Sumida-ku, Tokyo, Japan


河津桜は散ってしまった


高さ634mは武蔵国むさしに因む

今日は強風なのだがここいらはビル風なのかスカイツリー風なのか知らないが暴風が吹き荒れている。何か物が飛んでこない事を願う。


京成押上ビル (東京都墨田区押上)

この場所に京成電鉄の本社があった。現在は商業施設となっている。本社は千葉県市川市八幡に移転している。


京成橋


以前の京成電鉄本社の側に京成橋が架かる

大手私鉄二社の本社が同じ町内にあったのだ。


北十間川に架かる京成橋を渡って押上駅へ


東京ソラマチ (東京都墨田区押上)


東京地下鉄 半蔵門線 押上駅・東武鉄道 伊勢崎線 押上駅・京成電鉄 押上線 押上駅東京都交通局
浅草線 押上駅 (東京都墨田区押上)

四路線の集まる押上駅。


押上(スカイツリー前) Oshiage ❛SKYTREE❜ Sta.

千葉県に本社のある京成電鉄を使ってみる。半蔵門線・伊勢崎線の改札と押上線・浅草線の改札とに分かれる。押上線・浅草線の改札にSuicaをタッチして入場する。




京成電鉄 押上線 アクセス特急 [都営5500形] (押上)
※羽田空港第1・第2ターミナル-押上間はエアポート快特で運転。

羽田空港第1・第2ターミナル成田空港行アクセス特急。空港線・本線(京急)、浅草線(都営)、押上線、本線、成田空港線(京成)を経由して、東京国際空港(羽田)(HND RJTT)と成田国際空港(NRT RJAA)の二つの空港を結ぶ。訪日外国人なのか大きなスーツケースを携行する旅客で混雑。通路に立つ人も多数。しかし一番後ろの車両にはまだ空席があった。押上から成田空港まで54分かかるから座って行けばいいのに。押上を出発すると押上線内各駅は通過し青砥に停車する。青砥から本線に入り京成高砂に到着。下車する。


京成電鉄 成田空港線 アクセス特急 [都営5500形] (京成高砂)

京成高砂からは成田空港線に入る。京成高砂印旛日本医大間は北総鉄道北総線と同じ線路を走る。運賃は同額に設定されている。少々お高いので金町線に乗り換える。


京成電鉄 金町線 普通列車 [3500形] (京成高砂)

京成高砂の本線・成田空港線・北総線のプラットフォームは地上にあるが、金町線のプラットフォームは高架にある。改札は分かれており、本線の改札を一旦出場して、金町線の改札から入場する形になる。運賃は通しで計算され、Suicaなど交通系ICカードを使っても同様。もう一度初乗り運賃を取られる事はない。本線などの改札と金町線の改札の間は歩いて10秒もかからなそうだが、乗継時間は60分以内となっているから駅から出て買い物して来ても構わない。一杯お酒を飲んできても構わないが、60分を超えると初乗りが差し引かれるはず。


metro 金町線で京成高砂を出発symbol6
いずれも令和6年3月18日撮影

押上線・本線 アクセス特急 押上(15:04)→京成高砂(15:12) 都営5511-1
金町線 普通 京成高砂(15:22)→京成金町(15:27) 3513
◆押上-京成金町間のIC運賃199円

常磐線に乗り換える。特急〔ひたち〕がゆるゆると通過してゆく。強風のため江戸川を渡る金町松戸間では速度を落として運転しているのだった。遅れている向ケ丘遊園我孫子行普通列車で金町を出発。ゆっくりと江戸川を渡り東京都より千葉県、武蔵国より下総国に入る。快速線の列車もゆっくり走っているのが見える。松戸までの一駅が長かった。東武や京成は利根川や荒川を渡る時も何事もなかった。JR東日本は基準が厳しいのか。羽越本線の事故もあったし。松戸からは通常の速度で運転する。ダイヤでは11分のところ20分かけて到着した。 (おわり)

常磐線 普通 金町(15:25)→新松戸(15:36) 東京地下鉄16509 IC運賃178円
※実際の時刻は金町(15:31)→新松戸(15:51)。

那覇空港

2024-02-27 20:00:00 | 

沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 那覇空港駅 (沖縄県那覇市字鏡水)

令和6年1月27日土曜日。沖縄都市モノレール線(ゆいレール)で那覇空港駅に戻ってきた。


那覇空港 OKA ROAH (沖縄県那覇市字鏡水)



三年半前には誰もいなかった国際線エリアにも賑わいが戻っていた。列が出来ているので出発案内を見てみると、午後1時台の高雄國際機場KHH RCKH)への便の搭乗手続き待っているようだ。もう午後5時を過ぎているから随分と出発が遅れている。


見学者デッキ

どこからデッキに出るのかよく判らずターミナルを彷徨った。


ソラシドさん、RWY36Rから離陸

ソラシドエア6J)の本社は宮崎県宮崎市。


日本トランスオーシャン航空NU) 〔ジンベエジェット〕 [Boeing 737-800] JA05RK
(那覇空港)

鶴丸を見て日航機かと思ったが、グループの日本トランスオーシャン航空の機体だった。


日本トランスオーシャン航空(NU) [Boeing 737-800] JA10RK (那覇空港)

かつての社名は南西航空。本社は沖縄県那覇市。


全日本空輸(ANA)NH) [Boeing 777-200] JA715A (那覇空港)

着陸した全日空さんが第二滑走路から駐機場へ向かう。本社は東京都港区。




ピーチさんも駐機場へ向かう


Peach AviationMM) [A320] JA14VA (那覇空港)

本社は大阪府泉南郡田尻町。関西国際空港KIX RJBB)の空港島にある。


RWY36Lに着陸する航空機

写真下は瀬長島(沖縄県豊見城市)。


ピーチさん、駐機場に到着




全日本空輸(ANA)NH) [Boeing 737-800] JA65AN (那覇空港)

離陸するため第一滑走路へと向かう。


日本トランスオーシャン航空(NU) [Boeing 737-800] JA08RK (那覇空港)

先程着陸していたのは日本トランスオーシャン航空さんだった。


Peach AviationMM) [A320] JA12VA (那覇空港)

次々と航空機が着陸してくる。今までよく滑走路1本でやっていたものだ。




全日空さん、RWY36Rから離陸


全日本空輸(ANA)NH) 〔スターアライアンス特別塗装機〕 [Boeing 737-800] JA51AN
(那覇空港)







いつまでも見飽きないが見学者デッキを後にする。ちなみに料金は無料。


沖縄での最後の食事

混雑している。少し待って券売機で食券を購入し、席に案内された。


オリオンビール(中瓶)(650円)

沖縄での最後のオリオンビール。旨い。


ソーキそば(800円)

コーレーグース投入。


ソーキはこんな感じ♪



ソーキは骨付きの豚肉。沖縄そばの三枚肉(豚バラ肉)との違いを知る。


麵はこんな感じ♪


そして赤と黄に塗り分けられたこのお箸がうめーし

いただきます。ソーキがホロホロで旨ぇし、麦酒によく合う。ごちそうさまでした。


空港食堂 (沖縄県那覇市鏡水 那覇空港ビルディング1F)



コインロッカーから手荷物を取り出す。東京だと1日400円もするのだろうが、那覇空港では小型が6時間まで100円と安い。モノレールから降りてすぐに取り出せば100円で済んだのだが、デッキで飛行機見たり、食事をしたり、その間も荷物が少ない方がいいので6時間を超えた。合計200円とそれでも安かった。そうこうしているうちに出発便の搭乗手続き締切を知らせる放送が流れる。出発の30分前が締切だったと思うが、余裕をもって知らせているのだろう。自動チェックイン機で搭乗手続きをして搭乗券を受け取る。手荷物は無料となる機内持ち込み7kgに収まるようにしている。まだ重量に余裕がある。ピーチさんのカウンターに来る途中にポーク玉子のお店で長蛇の列を見掛けた。出来立ては美味しいのだろうが、ソーキそばを食べて麦酒を飲んだばかりで食べられない。空港内のファミリーマートに立ち寄る。沖縄県内のファミマは沖縄ファミリーマートの店舗で沖縄限定商品が豊富なのだ。ポーク玉子おむすびを探すが売り切れのよう。がっかりしてさんぴん茶だけ買ってくる。もしかして他のコンビニエンスストアにもあるのではと思う、空港内のローソンに入店。沖縄県のローソンもローソン沖縄のお店なのだそう。やはりポーク玉子おにぎりはあった。チキナーとシーチキンマヨネーズを購入。ひとつは30円引きとなっていた。値引きの方は帰宅後に夜食に、定価の方は朝食に食べた。ローソンさんのも美味しかった。全国で発売すればいいのにと思う。開封・未開封の飲み物が何本もあって申し訳ないが、保安検査を済ませて搭乗口に移動する。


Peach Aviation MM508便 [A320] JA14VA (那覇空港)

暗くて機体記号が読み取れない。こうゆう事で手を煩わせるのは不本意なのでしない事にしているのだが、どうやっても読み取れないので搭乗口のスタッフに機体番号を尋ねる。しかし判らなかった。すみませんでした。搭乗開始となり機内に入る。復路は夜間なので座席は指定しなかったところ通路側だった。窓側の乗客がまだ搭乗していないので窓外を見ると、翼の機体記号がハッキリと読み取れた。よし。先程、まだ明るいうちにデッキから見掛けた機体だ。


このスポットがここの搭乗口だったのか…

通路側のD席に座っているが、E席・F席の乗客がやって来たので立ち上がって通す。訪日外国人らしき西洋人のカップル。会話を聞いてもラテン系なのかスラブ系なのかよく判らない。どちらの国の方かも判らない。楽しい日本旅行をされる事を願う。MM508便はRWY36Rを離陸。沖縄県、琉球国(律令国・旧分国とは異なります)を離れる。雲ですぐに街の灯りは見えなくなった。




コカ・コーラ350ml(200円)

機内販売を利用。ところで成田国際空港(NRT RJAA)までの飛行時間は2時間だそう。往路は向かい風に加え強風でいつもより余計に時間が掛かっていたのに。西暦1998年に金浦國際空港(SEL・現在はGMP RKSS)から成田の便で1時間50分の飛行といわれて驚いた。その時と僅か10分の違いである。那覇の方が遠いのになんと速い事か。本当に2時間足らずで千葉県の灯りが窓外に見える。成田のRWY34Rに着陸。千葉県、下総国に入る。向きを変えて地上を走行。第3旅客ターミナルの前を通る。ピーチさんはLCCだが第3ではない。第2旅客ターミナルの前を通る。往路は搭乗橋を使って機内に入ったが、復路は沖止めだった。ピーチさんの案内放送の最後は「おおきに」で締められた。タラップを使い地上に降りる。


Peach Aviation MM508便 [A320] JA14VA (成田国際空港)

Peach Aviation MM508便 沖縄/那覇 OKA(19:30)→東京/成田 NRT(22:00) JA14VA
◆運賃等7,720円(旅客施設使用料・支払手数料を含む)


夜空には旧12月17日の月

沖縄の天気は曇りが多かったが、関東はよく晴れている。そして寒い。バスで第1旅客ターミナル国内線到着ロビーへ。手荷物は預けていないから直ちに駅へと向かう。第3旅客ターミナルと違い、鉄道駅が近い。しかも始発駅である。列車の時刻は確認していないが、足早に駅へ向かう人を何人も見掛ける。もうすぐ列車が出るのだろうか。駅に着いてJR東日本京成電鉄の列車を確認する。10分も待たずに成田空港京成高砂行アクセス特急が出発する。MM508便が少し早く到着したので余裕を持って利用出来る。おおきに。




京成電鉄 成田空港線 アクセス特急列車 [東京都交通局5500形] (成田空港)

Suicaで入場する。次のアクセス特急は1時間後の出発。丁度いい具合に乗り換えられた。始発駅で空いている。


metro アクセス特急で成田空港を出発symbol6

成田空港を出発すると次の空港第2ビルに停車。駅は第2旅客ターミナルの前にあり、第3旅客ターミナルの最寄り駅でもある。乗客が増えてきた。空港第2ビルを出ると京成成田京成津田沼京成船橋を経由する本線と分岐する。空港から続く地下区間から地上に出る。単線から複線となり成田湯川に到着。次の印旛日本医大に到着すると京成高砂までは北総線と同じ線路を走る。千葉ニュータウン中央を出ると新鎌ケ谷に停車する。ここで後続の特急〔スカイライナー〕の通過待ちではなく接続するという。いつの間に停車駅になったのか。一部の特急〔スカイライナー〕が停車となっていた。通過ではないのでアクセス特急の停車時間は長い。もし成田空港でアクセス特急に間に合わなくても、後から出発する特急〔スカイライナー〕で追いかけて新鎌ケ谷でアクセス特急に乗り換える事も可能。但しライナー券(800円)が必要となる。おとなしく次のアクセス特急を待つかな。特急〔スカイライナー〕を先行させて新鎌ケ谷を出ると東松戸に停車。下車する。特急〔スカイライナー〕が東松戸に停車するなら利用したいが、全列車通過である。


京成電鉄 成田空港線 アクセス特急列車 [東京都交通局5500形] (東松戸)
北総鉄道との共同使用駅(北総鉄道管轄)。

このアクセス特急は京浜急行電鉄、都営地下鉄に直通せずに次の京成高砂が終点。成田空港線(成田スカイアクセス線)の線内で完結する。


metro アクセス特急で東松戸に到着symbol6
いずれも令和6年1月27日撮影

東松戸で武蔵野線に乗り換える。午後7時半に那覇を出て午後11時過ぎには帰ってきた。4時間かからない。また沖縄に行きたい。 〔おわり〕

成田空港線 アクセス特急 成田空港(22:08)→東松戸(22:50) 都交通局5506-1 IC運賃953円
武蔵野線 普通 2264E 東松戸(23:01)→新松戸(23:08) クハE231-23 IC運賃178円

首里より那覇へ

2024-02-23 20:00:00 | 

首里城 白銀門 (沖縄県那覇市首里当蔵町)

令和6年1月27日土曜日。首里城公園の有料区域を訪れている。白銀門をくぐり東のアザナヘ登る。


東のアザナより東方を望む

太平洋・中城湾まで見えるか。ズームでよってみる。


右は知念半島として、真ん中の細長い陸地は久高島か


正殿(復元工事中)を望む






東シナ海を望む

慶良間諸島が見える。






寝廟殿

東のアザナより降る。




湯屋

ここは女官たちの浴場で国王のお風呂は別にあったそう。





この門を抜けると有料区域から出るのだが気付かない。


淑順門

国王やその家族に仕える女官らが御内原へ入るときにくぐった門だそう。平成22年の復元。




こちらはまだ来た事がなかった




ガマ遺構


東のアザナ

東のアザナの外側を昇り降りする道がある。結構な高低差で、戻ってくる事は考えたくない。


美福門

この辺りは観光客の姿は少ない。階段に草も生えている。


美福

次の門の外は住宅街のようである。昔の役人の衣装を着た門番(女性スタッフ)がおられるのだが、一旦外に出ていいか尋ねると出入り自由だとの事。ようやく有料区域を出ていた事を知る。では遠慮なく門外へ。


継世門

継世門は修復工事中だった。




継世門の門前の様子 (沖縄県那覇市首里赤田町・崎山町)



再び継世門をくぐり、門番さんに声を掛けて城内に戻る。




やはり昇り降りは疲れる


リュウキュウバライチゴ バラ科


ガジュマル クワ科


リュウキュウマツ


淑順門

淑順門まで帰ってきた。順路に戻る。


淑順




右掖門

戦災で焼失していたが、平成4年に櫓から下の城壁部が復元、平成12年に櫓が復元された。


右掖






寒水川樋川


この門をくぐり城外へ




久慶門

首里駅からやって来て最初に見た門。まだ駅には向かわず公園内を散策する。






重修天女橋碑記

円鑑池の中島にある弁天堂に架けられた天女橋。乾隆9年(1744)に橋を改修した時に建立した石碑が後に倒壊して嘉慶3年(1798)に新たに石碑が建てられた。その石碑が昭和20年に戦災にて破壊され、拓本・写真などから復元されたのがこの石碑である。百年以上前からありそうに見える。


円鑑池

円鑑池は西暦1968年の復元。




首里城公園の猫ちゃん


それより見慣れぬ鳥が…

後日調べたところ、バリケンという鳥で、南米原産のノバリケンを家禽化したものだそう。


龍潭



長虹堤と同じく国相懐機が造った人工池。






円鑑池と弁財天堂

天女橋が架かる。


史跡 円覚寺跡

国指定史跡
昭和47年5月15日指定

 円覚寺は琉球における臨済宗の総本山で、山号を天徳山と称した。第二尚氏王統の菩提寺であり、琉球随一の寺院であった。
 尚真王が父王尚円を祀るため、1492年から3年がかりで建立したと伝えられる。開山住持は京都南禅寺の芥隠禅師である。建築の手法は、鎌倉の円覚寺にならった禅宗七堂伽藍の形式を備えており、寺域は約3,560m²であった。伽藍は西面し、前面中央に総門を開き、その左右に掖門を備えていた。総門を入ると放生池があり、放生橋、山門、仏殿、龍淵殿が一線上に配置されていた。
 昭和8年に円覚寺伽藍として国宝に指定され、総門前庭の円鑑池やハンタン山の緑に映えて荘厳な寺院であったが、去る大戦でほとんど破壊された。
 現在の総門(県指定有形文化財)と左右の掖門は昭和43年に復元されたものである。放生橋(重要文化財)は昭和42年に修復された。橋の勾欄羽目の彫刻は精緻を極め、沖縄の石彫美術の最高傑作であると言われている。
 沖縄県教育委員会 (説明板より)

昭和47年5月15日は沖縄の復帰した日である。


沖縄師範學校跡

今は県立芸術大学が建っている。




首里城公園を後にする


沖縄県道49号 終点 End 那覇市 Naha City 首里 Shuri 当蔵町 Tonokuracho

公園内の道だと思っていたが車両通行禁止となっているだけで守礼門の下の道も県道49号だった。




沖縄県道29号 那覇北中城線 当蔵一丁目

県道を渡って住宅街を抜けて儀保駅に行った方が少し近い。以前はそうしたが今日は首里駅に戻る。






鳥堀交差点

駅まで戻ってきた。


沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 首里駅 (沖縄県那覇市首里汀良町)

一日乗車券で入場する。




沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 普通列車 [1000形] (首里)

3両編成がやって来た。乗車する。


metro ゆいレールで首里を出発symbol6


沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 普通列車 [1000形] (県庁前)

県庁前で下車する。県庁には用はない。


metro ゆいレールで県庁前に到着symbol6

沖縄都市モノレール線 普通 首里(13:31)→県庁前(13:48) 1232 一日乗車券利用






沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 県庁前駅 (沖縄県那覇市久茂地)




県庁北口交差点

県庁前駅で下車したのは国際通りに行くため。旅行四日目にしてようやく訪れる。写真左のみずほ銀行と中央のA&Wとの間が国際通り。三日連続でA&Wに入店する。


Root Beer ルートビア S(200円)

すっかり気に入ったルートビア。ただ黒松沙士との違いが判らなくなってきた。ところで、気に入ったのになぜ一番小さいSサイズなのかというと、店内では毎日おかわり無料なのだ。昨日、一昨日もおかわりすればよかった。この味が何ともいえない。サロンパスじゃないよ。


The A&W Burger The A&Wバーガー(790円)

食べにくく、そして旨い。ルートビアによく合う。個人的にはシンプルで肉多目がいいのでダブルバーガーがあればいいのだがない。パティ2枚のメニューはいくつかあるのでそれもよかったが、お店の名前を冠しているので食べてみたかったのだ。


ルートビア、おかわり

素晴らしいサービス。そしてやっぱり旨い。20年以上前に Los Angeles International AirportLAX KLAX)にあるハンバーガー店を利用した時、紙コップを渡されドリンクバーのように自分で入れるようになっていた。まだ日本でドリンクバー導入も多くなかったのでアメリカでは飲み放題なのかと感心したのだが、Small Sizeのカップが日本のLarge Sizeくらいあるので1杯で充分だった。沖縄のA&Wさんではルートビアに限られるがおわかり出来るのは嬉しい。ごちそうさまでした。


A&W 国際通り松尾店 (沖縄県那覇市松尾) いずれも令和6年1月27日撮影

ここは都市部にある店舗で小さかったが、ドライブインのあるような店舗にもまた行きたい。
(つづく)


首里城

2024-02-21 20:00:00 | 

沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 普通列車 [1000形] (那覇空港)

令和6年1月27日土曜日。那覇空港に来ている。


metro ゆいレールで那覇空港を出発symbol6


車窓に首里城を望む (儀保-首里)




沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 普通列車 [1000形] (首里)


metro ゆいレールで首里に到着symbol6

沖縄都市モノレール線 普通 那覇空港(11:18)→首里(11:47) 1121 一日乗車券利用




琉球泡盛 めんそーれ 泡盛の邦へ


改札口


沖縄都市モノレール 沖縄都市モノレール線 首里駅 (沖縄県那覇市首里汀良町)

平成15年に那覇空港首里間が開業。終点だった首里駅だが、令和元年に首里てだこ浦西間が延伸開業して中間駅となった。





琉球の都だった首里。かつては首里市だったが西暦1954年に那覇市に合併している。


国王頌徳碑

 「国王頌徳碑」は琉球王国時代の1543年(嘉靖22)に建立された石碑である。碑文の内容は首里城から、古来より崇拝された弁ヶ嶽(後に久高島・斎場御嶽)の遥拝所として整備される。那覇市内最高所。標高165m)への道を石畳道にし、周辺に松樹を植えるなど参道を整備した国王尚清の徳を讃えたもので、表は平仮名文、裏は漢文で刻まれている。また首里城から東に延びる丘陵「上の毛」の東端部を「かたのはな」といい、この地先に建立されたため別名「かたのはなの碑」ともいう。
 石碑が建立された一帯は「碑文の毛」(後に「碑文の前」)と呼ばれ、広場となっていたが、1935年(昭和10)に首里と那覇を結ぶ首里市営バスの発着場となった。
 1945(昭和20)の沖縄戦で石碑は破壊されたが、碑の一部が沖縄県立博物館に残されている。本碑は碑の一部や建立年の近い石碑を参考にし、石碑建立地に隣接する現在地に新たに復元したものである。 (説明文より)


明国の年号が見える

明嘉靖22年は天文12年。室町時代である。それにしては新しいなと思ったら碑は復元だった。



18世紀頃の首里古地図にモノレールの路線などを加えたものが。モノレールが首里駅止まりになっている。気になるのはそこか。


上の毛 ウィーヌモー

元東急線利用者なので大井町線上野毛駅から「かみのげ」と読んでしまう。野原の意。沖縄では eiou となるから「うえの」を「うぃーぬ」と読むのだろう。「もう」は「もー」のままか。


うぃーぬもーは通らず、まずは守礼門を目指す






正殿は復元工事中

令和元年10月31日未明に発生した火災により正殿等9つの主要施設が焼失している。




首里城 久慶門 (沖縄県那覇市首里当蔵町)

昭和58年復元。首里城の通用門であったが、現在順路の都合で出口となっている。後で通る。










守礼門

平成4年に正殿が復元される前の昭和の沖縄観光のイメージはここ。昭和にも平成にも沖縄に来た事はなかったのだが。もっと早く訪れるべきだった。



もとの門は昭和8年に国宝に指定されていたが沖縄戦で破壊された。現在の門は西暦1958年復元。


守禮之邦

咸豐3年(1853)、米国のマシュー・カルブレイス・ペリー提督 Commodore Matthew Calbraith Perry は守礼門を通り首里城を訪れている。清咸豐3年は嘉永6年。ペリー提督は琉球を離れて相州浦賀沖に現れた。黒船来航である。


園比屋武御嶽石門

扁額に「正德十四年八月二十八日」(1519)とあり、尚真王の時代の創建と判明している。昭和8年に国宝に指定。沖縄戦で一部破壊されたが西暦1957年に復元。国指定重要文化財となっている。この「正德」は明国の年号(1506-1521)で、日本の江戸期の「正德」(1711-1716)ではない。




歡會門

歓会門。首里城の城郭へ入る第一の正門だそう。創建はやはり尚真王の時代。戦災で焼失したが昭和49年に復元された。




門の両側には一対のシーサー




瑞泉門



ここも戦災で焼失。平成4年の復元。


瑞泉

扁額をアップで撮るのを忘れた。拡大で画質が悪くて申し訳ない。


瑞泉門を入る前に…

首里城には湧水がある。


龍樋

瑞泉門の名はここにちなむ。龍の彫刻は約500年前のもので明国からもたらされたそう。


中山第一

冊封七碑という石碑。清国より遣わされた冊封使が龍樋を詠んだ漢詩、題字を石碑にしていた。戦災で破壊されてしまったが、拓本から復元されている。もっとも古いのが康熙58年(1719)、冊封副使徐葆光の「中山第一」。「泉の水量は、水質は琉球第一の泉である」の意。


活潑潑地

嘉慶13年(1808)、冊封正使斉鯤の「活潑潑地」。「魚がはねるように水の勢いが極めて活発な泉である」の意。全部で七つあるとは知らず、二つしか写真に撮っていない。


歡會門を望む


瑞泉門にも一対の石獅子

「獅子」を「シーサー」と読む。






漏刻門


漏刻

漏刻とは水時計。時の記念日の由来で漏刻が出てくる。天智天皇10年(671)4月25日に本邦で初めて漏刻を用いる。この日をグレゴリオ暦にすると6月10日で、大正9年に時の記念日が制定された。首里城の漏刻門には漏刻が設置され大鐘を打って城の内外に時刻を知らせていたという。


廣福門


廣福

創建年は不明。明治末期頃に撤去され、平成4年に復元された。


随分高いところまで登ってきた






首里城 奉神門 (沖縄県那覇市首里金城町)

奉神門を過ぎると首里城正殿のある御庭。門は明治末に撤去されたが平成4年に外観が復元された。



奉神門から先は有料区域となる。


首里城公園 入場券 モノ割大人(320円)

入場料金は一般大人400円。モノレールの一日乗車券・二日乗車券を利用中の場合、出札口で乗車券を提示すると団体料金が適用されて320円となる。


沖縄都市モノレール線 1日乗車券(800円) ※二次元コードは隠してあります。

昨夜、那覇空港駅の券売機で購入した切符。暦日ではなく発行から24時間有効である。それでは改札で入場券の半券をもぎってもらい有料区域へ。


奉神


木材倉庫の壁に正殿の画が描かれている


漏刻門を望む


硝子越しに復元工事エリアの様子を見学出来る


龍潭を望み、外の階段で上の階へ登ってゆく

エレベータあります。


火災で正殿から焼け落ちたものが展示されている




また硝子越しに工事の様子を見る








完成したら屋根をこの角度から見る事もあるまい








正殿の復元工事現場がすっぽり素屋根に覆われている

平成の復元では正殿にタイワンヒノキが使われていた。今は伐採禁止となっている大変貴重な木材である。首里城を訪れている台湾からの観光客を見掛けたが、何だか申し訳ないような気持になる。


世誇殿

平成31年の外観復元。本殿の裏側、御内原に位置する。平成4年に正殿など復元して開園した首里城公園。ようやく整備が終わり全面開園となったこの年(平成31年・令和元年)に正殿などが火災で焼失したのか。何たる事か。


いずれも令和6年1月27日撮影

やはり平成31年に復元・公開された東のアザナへむかう。 (つづく)