旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

乗りつぶし台湾 行くぜ、台北。

2014-02-23 14:00:00 | 台湾日記

臺灣鐵路管理局 屏東線 潮州車站 (臺灣省屏東縣潮州鎮信義路)

昼食を済ませて駅へと戻る。潮州の新駅舎へはこんな仮通路から入っていく。市街地のある東側の表口は工事中だが、西側の裏口?は出来上がっているので、そちらに回ってみる。


西側は完成、でも駅前は原っぱ?


TRC売店

駅の中に入り、売店で缶コーヒーを買ってくる。この売店、キヨスクのようだが、売っている物は鉄道グッズがやけに多い。その傍らでお菓子や飲み物を売っている風である。小さな子供が列車のおもちゃで遊んでいて微笑ましいのだが、売上げの方は如何に。台鐵便當(駅弁)はしっかり売っており、台湾のコンビニエンスストア等でよく見掛ける茶葉蛋(台湾の煮玉子)も置いてあり、八角?の匂いが漂う。


伯朗咖啡(20元)

その辺に腰掛け、缶コーヒーを飲んで列車を待つ。


售票處(切符売場)と剪票口(改札口)

そろそろ入場してプラットフォームへ向かうか。


區間車 潮州→高雄(53元)

プラットフォームに上ると、撮影すべきではないと思われる列車が停車している。詳しくは書かないが、日本でいえば真駒内、朝霞、海田市にあると思われるトラック等が貨車に載っている。これを撮っては国によっては捕まるかも知れない。台湾での事情は知らない。この手の列車を実際に見るのは初めてで、その方面には詳しくないのだが、実に渋いので写真を撮りたい衝動に駆られる。しかし、日本国内ではないし、台湾の法令も知らないし、他の旅客の目もあるのでグッとこらえる。地元のおねえちゃんはスマホで撮影している。

區間車で潮州を後にし、各駅に停まりながら高雄に向かう。所々の途中駅から鉄道関係の人が乗ってきて、近くの席に数人が集まってきた。時折回ってくる車掌とも話をしている。車内に変な客がいた(自分ではないよ)。デッキの方で鉄道の人がえらい剣幕で怒鳴っている。席に戻ってきて仲間うちに話しているが、中国語が解らないので事情が判らない。鳳山に到着。列車が出発すると、月台(プラットフォーム)の端の方でさっきの変な客が煙草を吸っている。台湾では大体こうゆう所では禁煙だが。現場を見ていないので想像だが、デッキか煙草をこっそり吸っていたところを鉄道の人に見つかり、怒鳴られたのではなかろうか。日本も国鉄の頃ならどうか知らないが、今の鉄道会社でも不行儀な客に対しては厳しく対応して欲しい。


屏東線 3524次區間車 [SPK21000型] (高雄)

屏東線 區間車 3524次 潮州(14:03)→高雄(15:07) 40SPK21013T 53元

昨夜一泊した高雄だが、ホテルが北口にあたる後站の側だったので、南口にあたる表口の前站の側には出ていない。前站側から出場してみるが、駅舎からは出ず、用を足したりする。駅舎内に麥當勞(マクド)がまだあるのを確認し、7-ELEVEN悠遊卡(カード)で黒松沙士を買って、自動改札から入場する。切符は昨日のうちに新左營で買っておいた。


自強號 高雄→台北(843元)


縱貫線(西部幹線) 136次自強號 [E1000型] (高雄)

月台へ行くと、自強號は入線して出発を待っていた。


fork 食堂車のサインがkirakira2

残念ながら食堂は営業していない。半車が通常の座席となっており、この車両の席が指定されていた。座席は窓側で、存分に自強號の旅を堪能するはずだったが…


metro 自強號で高雄を出発symbol6

前の席の乗客が二人掛けの席を向かい合わせにしてお酒を飲んでいる。あまり台湾人が列車内でお酒を飲むところを見掛けなかったので、飲む事もあるんだくらいに思っていたが、随分と盛り上がっており、はっきりいってやかましい。中高年くらいで自転車に乗る格好をしており、この箱(車両)の客の大半が、自転車乗りのようだ。かつての食堂部分は自転車の収納場所となっており、持ち主たちは同じ箱の席を振られている訳だ。南台湾でのサイクリングを終えて、帰りの車内で打ち上げを兼ねて飲んでいるのだろう。それにしても酒飲みどもの話し声は大きくて五月蝿い。誰か文句をいう客はいないかと思うが、自転車乗り以外の客は少数で黙っている。地元の台湾の人が文句を言わないのなら、異邦人は黙っているだけである。酒盛りのグループは前の4人だけでなく、他の席にも居るから、車内を歩き回って落ち着かない。おばはんもいる。話すのを止めたら死ぬのか、というくらい大声で話し続ける。居酒屋ならしょうがないし、嫌なら店を出る事もできるが、列車の指定席で逃げる事も出来ない。車掌に席を変えてもらえばよかったか。台北のひつと前の停車駅、板橋でグループは下車した。4時間を越える騒音が去った車内。列車は静かに台北に到着した。


縱貫線(西部幹線) 136次自強號 [E1000型] (台北)

西部幹線 自強號 136次 高雄(15:25)→台北(19:50) 40PPD2529(H) 843元

自強號の切符を買う時は、窓側の希望をするが、これからは12号車以外の車両にしてと希望しよう。へとへとだが、この旅初めての台北である。


metro 自強號で台北站到了symbol6


臺灣鐵路管理局 縱貫線 台北車站 (台北市中正區黎明里北平西路)

大きな駅舎内には大きなクリスマスツリーが飾られていた。思い思いに写真を撮る人々。ようやく都会に帰ってきたなと思う。


悠遊卡

台北で捷運に乗り換え。捷運は地下路線だけではないが、まあ地下鉄と思っていいだろう。台北捷運にはアルファベットでMRTとかmetro Taipeiとかいう表記もあるが、漢字が読めるのでどうでもいい。その台北捷運で10年以上前に導入されたIC乗車券が悠遊卡である。SuicaICOCAのようにチャージして使う。その存在は知っていたが、捷運の運賃は安いし、残額を使い切らずに帰国するのも嫌だったので、これまでは買わなかったが、運賃の割引はあるし、コンビニエンスストアでも使えるので、ようやく買ってみた次第。


台北捷運の切符(トークン)「單程票」

現金で切符を買う場合、おもちゃのコインのようなトークンが出てくる。見た目はおもちゃでも、中にはICチップが入っており、改札機のIC読み取り部分に当てて入場する。非接触なので、紙の切符を使うより保守は楽そう。さて、悠遊卡を同じIC読み取り部分に当てて入場。


metro 民權西路で淡水線から新蘆線に乗り換えsymbol6

以前は台北の定宿までは、民權西路の駅から歩いていっていたが、新莊線の開業で歩くのが短くなった。新莊線には蘆洲線も乗り入れるので、新蘆線と案内されている。台北捷運の駅には時刻表が掲出されていないが、列車の位置案内で行き先別に列車か色分けで表示されるので、次の列車が何線の列車かは判る仕組み。降りる大橋頭の駅は蘆洲線の分岐駅であり、どちらの列車も停車するから次の列車に乗ればいい。悠遊卡の利用で電車賃は8折、つまり8掛けで8割の値段となる(8割引ではなく2割引)。

台北捷運 淡水線 台北車站(20:10)→民權西路(20:14) 1326
台北捷運 新莊線 民權西路(20:18)→大橋頭(20:20) 3446
票價 台北車站→大橋頭 20元(悠遊卡16元) ※ダイヤ不明のため実際の時刻。


東呉大飯店 (台北市大同區延平北路)

いつものホテルに到着。今回も2泊する。一番安い部屋(浴槽なし・シャワーのみ)で予約していたが、アップグレードしてくれた。2泊で3,920元。


客室の様子!

ここのホテルのきれいな部屋が好き。




洗面台


バス・トイレ


寧夏夜市 (台北市大同區寧夏路)

何なら自強號で便當(弁当)でもと考えていたが、全くそうゆう車内ではなかった。隣の席の新竹で降りていった大柄な兄ちゃんは、酔っ払いをものともせずに便當を食べていたが。夜の台北へ晩飯を食べに出る。何か夜の台北は寒いぞ。ホテルから歩いていったお目当ての店は閉まっていたので、近くの夜市に行って見る。日本人の観光客もいる。




好吃ㄟ蚵仔煎 (台北市大同區寧夏路)

牛肉麵と蚵仔煎(牡蠣のオムレツ?)を食べたかったので、こちらのお店に入る。屋号に「ヘ」のような文字があるが、注音符號で「ㄟ」。中華民國の國語の仮名文字のようなもの。発音も意味も解らない。


紅燒牛肉麵(120元)

お待ちかねの牛肉麵。スープの香りが堪りません。


いただきます♪

しかし、麵が想像以上に柔らかい。日本ほどコシのある麵じゃなくてもいいけど、ここの麵はかなり柔らかいな。また外も寒かったし、熱々のを期待したが、それほど熱々ではない。麵のコシ、料理の温度は文化の違いなのだろうか。


牛肉の味付けはいい♪

肉もスープも旨い。これで熱々で麵にコシがあればと思うのだが。


蚵仔煎(60元)

初めて食べる蚵仔煎。小ぶりな牡蠣が沢山入っていて美味しいのだが、初めての味のソースに戸惑う。お好みソースをかけて食べたい。店内には他の客が啤酒(ビール)を持ち込んでいた。蚵仔煎をあてに啤酒を飲めば、また感想も違っていたかも知れない。


tv スポーツニュースをチェック!

一枚羽織ってくればよかったと思える台北の街を歩いてホテルに戻ってきた。テレビのスポーツニュースでは丁度台湾の話題をしていた。


baseball パ・リーグ公式戦のニュース映像を台湾のテレビ局に提供!



パ・リーグで活躍する台湾人選手もいることから需要はあるのでしょう。カープファンとしてはセ・リーグの方も台湾で見てもらいたいが。先頃行われた日本武士(侍ジャパン)vs中華戰士の試合はよかった。


soccerball 海外サッカーのニュースは映像なし!

音声で「ここ」ってのが聞こえるけど、どこだかさっぱりわからん。


巨人がなんだって?anger

スポーツのあとはつづいて…


あれっ、橋本さんは?
いずれも中華民國102年11月25日撮影(切符及び悠遊卡の画像を除く)

総合とは結構放送内容、放送時間の違うNHKワールド プレミアム。もう寝る事にする。部屋が少し寒いので暖房を入れたいが、冷房しかないようだ。11月にこのホテルに泊まった事はあるが、全く気にならなかった。今までの台湾旅行で一番寒いらしい。空調(冷房だけだが)を停めても摂氏21度がやっと。24度くらいがいいのだが。いつもより余計に着込んで就寝した。
(つづく)