旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

ぐるり九州 油津駅・南郷駅

2021-02-28 11:00:00 | ドライブ

JR九州 日南線 油津駅 (宮崎県日南市岩崎)

ホテルで目的地の場所を確認。駅の近くという事なので油津駅にやって来た。広島東洋カープのキャンプ地の最寄り駅は赤く塗られている。


出札口と改札口











無人駅ではないが簡易委託駅。記念に窓口の女性から切符を買ってゆく。入場券はなく、隣の日南までの乗車券を買う。


乗車券 油津→170円区間

駅名が印刷されていないのが残念だが、「日本一のCarp油津駅」のスタンプが押される。




日本一のCarp油津駅

半世紀以上に渡って広島東洋カープのキャンプ地である日南市・油津。応援を続ける市民の発案により、「日本一のカープ油津駅」が誕生しました。
「日本一を願い、もっともっとキャンプ地から声援を送ろう!」という市民の声が周囲を動かし、地域の子どもや大人、油津を訪れるカープファンの方々が一体となり、少しずつ赤く塗られていきました。2018年春季キャンプ期間中の2月4日には1,000人以上のカープファンおよび日南市民が集まり、盛大なセレモニーが行われました。
緒方孝市監督に塗り納めていただいた場所をパネルによって保存しています。

日本一のカープ駅をつくる会
(説明板より)





是非、今度は鉄道で訪れたい。


left 天福球場 日南市

駅から踏切を渡ったところにキャンプが行われる野球場があるそう。




天福球場 (宮崎県日南市天福)

カープの春季・秋季キャンプが行われる野球場。


カープ一本道




広島東洋カープ 日南キャンプ紀念碑

それでは野球場の周りを一周してみよう。








屋内投球練習場


サブグラウンド









グラウンドが近くてよさそう。


これまで令和2年12月27日撮影

これで沖縄市のコザしんきんスタジアムと、両方のキャンプ地をキャンプをしていない時に訪れた。このご時世で日南と沖縄のキャンプは行われていても無観客なのだそう。仕方がない事だが、楽しみにしている地元のファンは残念だろう。関東在住のカープファンの知人は毎年2月に日南に出掛けていたが、それも叶わない。




コザしんきんスタジアム(沖縄市野球場) (沖縄県沖縄市諸見里)
令和2年7月1日撮影



油津を後にする。国道220号を走る。海沿いに日南線の線路が見える。日南市は昭和25年に南那珂郡油津町、飫肥町など4町村が合併して成立したが、その後も周辺の町村を合併し、平成21年に北郷町、南郷町と日南市が合併して改めて日南市が発足している。その南郷町にやって来た。


JR九州 日南線 南郷駅 (宮崎県日南市南郷町中村乙)
これより令和2年12月27日撮影

西武鉄道の駅ではない。南郷町では埼玉西武ライオンズがキャンプを行っている。南郷駅もライオンズに因んで塗り替えられたそう。


出札口と改札口














南郷スタジアム(南郷中央公園) (宮崎県日南市南郷町西町)

こちらがキャンプ地。道路から見えるところを撮っただけですみません。


これがニュースでも見る長い階段か!





南郷町の合併で二球団がキャンプを行なう市になっている。ライオンズさんの方もこのご時世でキャンプは無観客。早く元通りの世の中に戻って欲しい。南郷町を後にする。ナビゲーションの目的地を都井岬にする。国道220号を走ると日南線の線路も並走している。突如、山道に入るよう案内される。南郷駅前に戻って国道448号に入るとか、もっと判りやすい経路があると思うが、自分が運転する訳じゃないのでやりたい放題である。大した時間短縮にもなってない気がするが、山道を抜けて海沿いの国道448号に出た。聞いた事のある幸島の対岸を通る。お猿さんが海水で芋を洗って食べるようになったとこか。汚れを落として、更に塩っ気が付いて旨いのだろう。海沿いの崖のようなところを通る。晴れていて青い海が見えれば印象も違うのだろうが、灰色の海が広がるばかりで心細くもある。人里に出るとホッとする。波乗りをする浜もあるようだ。国道から直進する形で県道に入る。料金所が現れるので入場料か通行料金が要るのかと思うが、岬に生息する野生馬の保護協力金として車1台につき400円を支払う。駒止の門といい、ここから岬の側の柵で仕切られたところでお馬さんが放牧されているのだそう。岬の先端に向かっていると、さっそくお馬さんが現れた。







それはさておき、先へ進む。


灯台前の駐車場に到着!



お手洗いがあるので用を足すが、洗面所の水が出ない。車に戻り、飲む用に買っておいた水で手を洗う。お茶やジュースにしなくてよかった。それでは灯台へ。 (つづく)

ぐるり九州 飫肥城跡

2021-02-27 08:00:00 | ドライブ

飫肥城 大手門 (宮崎県日南市飫肥)

駐車場のところに切符売り場があったので、お城に入るのが有料なのかと思ったが、いくつか有料施設があるのだそう。全施設の共通券が620円。各施設の単独券は210円。三箇所以上訪れるのなら共通券の方がお得である。そんなに回らないだろうから共通券は買わず、各施設で単独券を買う事にした。お城の敷地には無料で入る事が出来る。大手門は昭和53年再建。


門前の様子!










飫肥城 松尾の丸

ここは有料の施設。昭和54年再建。飫肥城は明治に取り壊されているので建物は再建なので入らなかったが、ここは藩主の御殿を再現したそうで見てみてもよかった。


本丸跡には飫肥小学校がある!

坂を登って旧本丸跡へ。


飫肥城 旧本丸跡


旧本丸北門




飫肥杉


そして苔の絨毯

旧本丸はこの一段と高い場所にあったが、寛文2年(1662)、延寶8年(1680)、貞享元年(1686)の三度の大きな地震で地割れが発生し、現在の本丸(飫肥小学校グラウンド)に移転する。


飫肥城歴史資料館

ここも有料施設。単独券(210円)を買って入る。飫肥藩がここにある事は知っていたが、御殿様のお名前も何も知らなかった。鎌倉期、藤原氏南家の家系の工藤氏は居住した伊豆國伊東(静岡県)から伊東姓に改姓。建武2年(1335)に足利尊氏より日向國都於郡(宮崎県)に所領を与えられ九州に移る。日向一円に勢力を拡大するが、天正5年(1577)に島津氏に敗れ豊後國(大分県)に逃れる。豊臣秀吉の九州平定で功績を上げ、天正15年(1587)に飫肥城を与えられる。徳川氏から所領安堵され、明治4年の廃藩置県まで藩主を務める。展示を見ると、江戸期も薩摩との境界争いがあったそう。





飫肥城跡を退出する。




国際交流センター小村記念館 (宮崎県日南市飫肥)

ここも有料施設。単独券(210円)を買って入る。共通券を買ってもう一箇所訪れてもよかったかも。さて、飫肥の御殿様の名前は知らなかったが、小村壽太郎は知っている。外務大臣、公使、大使などを務めた外交官。日露戦争の講和条約(ポーツマス条約)を締結、そして何よりも関税自主権の回復でその名を記憶している。小村侯が飫肥の出身と知ったのは司馬遼太郎さんの本でだったと思う。飫肥城歴史資料館もそうだが、こちらも興味深い展示だった。






小村壽太郎生家 (宮崎県日南市飫肥)



平成16年の復元だそう。




宮崎地裁・家裁日南支部・日南簡裁 (宮崎県日南市飫肥)

城下町に裁判所も設置されている。


旧伊東伝左衛門家 (宮崎県日南市飫肥)

上級家臣の武家屋敷。19世紀初めの建築と推定される。




旧藩校振徳堂 (宮崎県日南市飫肥)



天保2年(1831)設立の藩校の建物。小村侯も学ばれたそう。


ここから土足禁止ぢゃ!

日南市観光のキャラクターにちなんぢゃ様が。靴を脱ぐのが面倒な訳ではないが、表から屋内を覗いて写真を撮る。









いい雰囲気の城下町だった。では、明るいうち今日の宿に向かう。




JR九州 日南線 日南駅 (宮崎県日南市中央通) これまで令和2年12月26日撮影

飫肥から油津に向かう途中で日南駅を見掛ける。山口県には平成15年に徳山市、新南陽市、熊毛郡熊毛町、都農郡鹿野町が合併して発足した防ので周南市があるが、こちらは向ので日南市。昭和25年に南那珂郡飫肥町、吾田町、油津町、東郷村合併して日南市が発足している。飫肥と油津の間にある吾田に日南市役所や日南駅がある。まだ日南線に乗ってないので日南駅は利用した事がないが、別の日南駅は二度利用した事がある。




臺灣鐵路管理局 縱貫線(海線) 日南車站 (台中市大甲區孟春里中山路) 
これより民國102年(2013)11月24日撮影


售票窗口(出札口)


車票 復興\電車 日南站 至 彰化站(60元)
これまで民國102年11月24日撮影


これより民國107年(2018)11月25日撮影


臺灣鐵路管理局 縱貫線(海線) 區間車 2511次 [EMU500型] (日南)


metro 縱貫線(海線)で日南站を出發symbol6
これまで民國107年11月25日撮影



日南線にも乗りたいが、今日乗らない。日南市内を走り、今日の宿に到着。


ホテルシーズン日南 (宮崎県日南市園田) これより令和2年12月26日撮影


NIPPON SERIES CHAMPIONS 1984 HIROSHIMA TOYO CARP

こちらは日南キャンプでは広島東洋カープ選手常宿のホテルなのだそう。それでは自分も日南でソロキャンプを(たぶん意味が違う)。


客室からの眺め!

全室、太平洋を一望できるオーシャンビュー。この景色を見る為に急いでチェックインしたのだ。


客室の様子!




室内には飫肥杉が使われている!




ホテル側には、広瀬川~流れる岸辺~♪(その広瀬川ではない)


クーポンは宮崎県、大分県、熊本県、鹿児島県で使える!

陸続きの隣県のみ。紙クーポンは夕食で使う。


NIPPON SERIES CHAMPIONS 1979 HIROSHIMA TOYO CARP

カープファンには嬉しいホテル。1階にあるレストラン「食堂 る・菜」さんへ。


瓶ビール(660円)

まずは麦酒で運転の疲れを癒す。さて、「日南一本釣りカツオ炙り重」というメニューがあって気になっていたが、今日はお魚の仕入れの具合だったかで提供出来ない。海の側なのでお魚が食べたかったが、他の宮崎らしいメニューを注文する。


チキン南蛮定食(2,090円)



チキン南蛮は他所でも食べた事があるが、宮崎で食べるとまた美味しい。



お刺身も付いていたので嬉しい。ちなみに卓上にはお醤油が二種類(あまい・からい)が用意されている。この「からい」は関東で言う「しょっぱい」で辛子の辛いではない。宮崎で使うであろうあまい方で食べるが、特に甘すぎる事もない。山口県のお醤油も甘いのだろう。子供の頃に初めてキッコーマンのお醤油を使って驚いた事がある。


飫肥杉(芋)(440円)

麦酒からお酒にする。ここでお酒とは清酒ではなく焼酎だろう。昨日は麦焼酎を飲んだが、今日は芋焼酎にする。芋焼酎の香りがする。南に来たなと思う。後日見た六角さんの番組ではこの銘柄の蔵元も訪ねられていたが、常圧蒸留と減圧蒸留という言葉を知る。もともと常圧蒸留だった焼酎だが、飫肥杉を醸す井上酒造さんが昭和58年に日本で初めて減圧蒸留の芋焼酎を世に出したのだそう。昔飲んだ芋焼酎と比べて香りが強すぎず飲みやすいのは、蒸留方法の違いだったのかと後で知った。料理もお酒も美味しかった。ごちそうさまでした。お代は3,190円。1,000円は紙クーポンで支払う。


tv 部屋に戻りテレビを見る!

宮崎県の地上波は総合・教育の他に宮崎放送とテレビ宮崎がある。民放が2局しかないのは少ない。このホテルでは鹿児島県のテレビ局も見られるので、チャンネル数は増える。しかし民放はほとんど見ないので問題ない。


これまで令和2年12月26日撮影

叱られるやつより、こちらの方が面白い気がする。ホテルからコンビニエンスストアまで少し遠いからだが、今日もアイスは食べずに就寝する。


これより令和2年12月27日撮影

令和2年12月27日日曜日。日南のホテルで起床する。朝食は昨夜と同じレストランで。バイキングではなく、和食か洋食かを選ぶ。飲み物だけ自分で取ってくる。


和朝食

いい感じの和食の朝食である。練物は飫肥天かな。


店内にはサイン色紙が!



美味しい朝ごはんでした。ごちそうさまでした。


部屋に戻って食後のコーヒーsymbol6

レストランでは和食だったので、食後にお茶をおかわりした。部屋の冷蔵庫に買ってあった缶コーヒーがあるので、グラスに移して飲む。


cloud 天気は曇り空…

今日は青い海を望めない。


ホテルシーズン日南 (宮崎県日南市園田)

快適なホテルをチェックアウトする。朝食付きの宿泊料金は6,500円。Go To トラベルで2,340円が引かれて、支払いは4,160円だった。日南のソロキャンプ修了。


ホテル側の広瀬川



今日はいよいよ鹿児島県に入るが、その前に寄っておきたい所がある。 (つづく)



ぐるり九州 宮崎へ

2021-02-22 02:22:00 | ドライブ

HOTEL AZ 大分安心院店 (大分県宇佐市安心院町下毛)

令和2年12月25日金曜日。山口県に帰ったばかりだが、九州に出掛けてくる。九州の西日本高速道路管内の高速道路が乗り放題となるドライブパス(令和3年2月1日で終了)があって、普通車が3日間7,900円、4日間8,900円となっている。4日間で申し込んでおいた。本州の下関ICから九州方面が乗り放題エリアとなる。山陽自動車道・中国自動車道等のエリア外のICから流入して、エリア入口の下関ICで乗り直さなくても、エリア外の走行分の通行料金は別途請求される。例えば山陽自動車道岩国ICで流入し、九州自動車道福岡ICで流出した場合、岩国IC-下関IC間の通行料金が普通に請求され、下関IC-福岡IC間はドライブパスの乗り放題が適用される。ちなみに有料道路の関門トンネルも西日本高速道路の管轄だが、乗り放題エリアに含まれない。ホテルの予約やドライブパスの申し込みをしていたら遅くなった。午後2時頃、岩国を出発。九州内の高速は乗り放題だが、本州では別料金なので、国道2号・山口県道15号欽明路道路を西に進む。道の駅ソレーネ周南(山口県周南市)で休憩。山口県道6号山口宇部道路を経由し、山陽自動車道宇部下関線宇部JCT-埴生IC間でちょっとだけ高速を利用する。旧分国では周防より長門に入る。国道2号に戻るが、下関市内で渋滞となった。ようやく下関ICから流入。関門自動車道壇之浦PA(山口県下関市)で休憩。今夜の宿には午後6時到着で伝えてあるが、本州にいるうちに6時となった。宿に遅れる旨を電話する。



関門橋を渡り、本州・山口県より、九州・福岡県に入る。旧分国で長門より豊前へ。九州のうち一国目。もう日は暮れている。今年は関門海峡を関門橋と関門トンネルを自動車で、人道を徒歩で、鉄道の関門トンネルを列車で、また関門汽船でも渡った。ただ、東海道・山陽新幹線新関門トンネルは利用していない。門司ICからは九州自動車道となる。北九州JCTで九州自動車道と別れて東九州自動車道に入る。東九州自動車道は部分的に利用した事があるが、平成28年に福岡県で最後まで開通しなかった椎田南IC-豊前IC間が開通し、福岡県北九州市から大分県大分市を経て宮崎県宮崎市まで高速道路で繋がった。一度、宮崎まで走ってみたかったのだ。苅田北九州空港ICまでは法定速度時速100kmで往復4車線だが、その先は時速70km制限で暫定往復2車線の対面通行となる。片側2車線となった部分で低速車は追い越し、高速車は先行させる。気を遣うので好きではないが、東九州自動車道では往復2車線区間が多い。山国川を渡り、福岡県より大分県に入る。安心院ICで流出する。カーナビゲーション・システムに従いインターから宿に向かうと、交差点右折の指示のところ、実際は環状交差点(ラウンドアバウト)だった。国道500号安心院支所前交差点。ラウンドアバウトは沖縄県糸満市で通過した事がある。安心院のラウンドアバウトも慎重に通過して宿に到着した。




moon 夜空には旧暦11月11日の月が!


客室の様子!



チェックインを済ませて客室へ。安心院に宿を取ったのは、宮崎方面へ行くのに距離があるので、大分県内で1泊しようと思ったから。インターチェンジからあまり遠くないこのホテルを予約した。ご飯を食べて寝る事しか考えてなかったが、隣接する温泉施設の入浴券をフロントで渡される。側に温泉があるなとは思ったが、宿泊料金で入れるとは思わなかった。何はともあれすぐ入浴。手拭いは客室から持ってゆく。空いておりゆっくり浸かる。いいお湯でした。上がって足元を見ると、「おんせん県おおいた」の足ふきマットが。


クーポンは大分県、福岡県、熊本県、宮崎県、愛媛県、山口県で使える!

貰ったクーポンを見てみると、陸路では県境を接していないが航路のある四国・愛媛県、本州・山口県でも使える。しかし、明日は宮崎県に移動する。今日この宿の食堂で使ってしまう。


宇佐観光エール券

フロントでは宇佐市の指定された店舗で使える商品券を頂戴した。安心院町が宇佐市と合併していた事もよく知らず、明日は宇佐市を観光する事なく宮崎へ向かうので、貰うのは辞退しようとした。しかし、フロントの女性が安心院にあるコンビニエンスストアでも使えますとおっしゃるので、ありがたく頂戴した。


いいちこ(ロック)(284円)

ホテルにあるファミリーレストランへ。湯上りに焼酎をロックで一杯。宇佐市で飲むいいちこは格別、と言うか相変わらず旨い。


にんにく醤油の揚げ鶏鉄板定食(834円)

鶏が焼酎に合って旨い。飲み干してしまう。


金麦(284円)

二杯目は麦酒、ではなく金麦で。リキュール(発泡性)①では好きな銘柄。但し、先に麦酒を飲んだ後にこれを飲むと、んん?となるが、麦酒と比べなければ美味しい。ごちそうさまでした。支払いは紙クーポンの使用で402円也。


ジョイフル 安心院店 (大分県宇佐市安心院町大字下毛)

ホテルにはジョイフルの他、しゃぶしゃぶ屋さんがある。


今日はクリスマスkirakira2


客室には茶菓子が用意されている! これまで令和2年12月25日撮影

食後はアイスでも買ってくるところだが、ホテルの近くにコンビニエンスストアはなく、お酒も入っているので車は動かせない。どうしても甘い物が欲しければ、デザートもジョイフルで済ませるのがいいだろう。今日は客室に用意されたお菓子を食べて就寝する。


clock 午前6時10分 これより令和2年12月26日撮影

令和2年12月26日土曜日。安心院のホテルで起床する。朝6時を過ぎても九州は真っ暗である。こんなに早く起きる必要はない。


clock 午前7時33分

明るくなってきた。白く見えるのは霜が降りたようである。それでは朝食にする。会場は昨夜と同じくジョイフルである。


無料朝食サービス

ジョイフルの通常の朝食メニューが供されるのかと思ったが、バイキングで提供される。宿泊以外のお客もバイキングを660円で利用出来る。時々、越谷レイクタウン店で朝食メニューを利用したが、バイキングの方が充実していていい。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

ごちそうさまでした。



福岡のような大都市のホテルに泊まるのもいいが、こんなホテルでのんびりするのもいい。HOTEL AZさんに泊まるのは初めてだったが、なかなか良かった。また九州にいるうちに利用するかも知れないので、グループホテル一覧の載った地図を貰っておく。本社が大分県大分市で九州に多く立地しているが、岩国にもホテルがあり気になっていたのだ。


HOTEL AZ 大分安心院店 (大分県宇佐市安心院町下毛)

快適なホテルをチェックアウトする。無料の朝食バイキングが利用出来て、温泉にも入れて、宿泊料金は5,300円。Go To トラベルで1,855円が引かれて、支払いは3,445円だった。




家族旅行村 安心院 安心院温泉 (大分県宇佐市安心院町下毛)

ホテル隣の温泉施設。朝風呂に入りたいところだが、まだやっていない。ホテルとは経営が違うのだそう。でもホテルから温泉施設へは、勝手口のような出口から屋根の掛かった通路が通じており、ホテル玄関へ回る必要はない。


車のガラスには霜が!

安心院盆地は冷え込むようで、車の寒暖計を見ると摂氏零度。取りあえずエンジンをかけ、フロントガラスを温めて霜が解けるのを待って出発する。昨夜、フロントで貰った宇佐市の商品券がある。聞いていたセブン-イレブン安心院店へ。途中で環状交差点(ラウンドアバウト)を通過する。道路の左に寄って徐行して交差点に進入。知らなかったが、進入時に方向指示器による合図は不要。交差点内を走行する車両が優先。交差点から出る際に左側の方向指示器で合図する。日本では平成26年から運用されたそうだが、糸満と安心院でしか経験がない。


環状交差点(ラウンドアバウト)の標識
※内閣府のウェブサイトより




宇佐観光エール券 \1,000×2枚

セブン-イレブンで商品券が使える事を確認する。お釣りは出ないそう。「いいちこ日田全麹」と「めんべい」と車内で飲む茉莉花茶を買うと二千円を超える。宇佐市の物を買っていきたいが、「めんべい」は福岡県福岡市のお菓子で、「いいちこ日田全麹」も大分県日田市で蒸留。こちらは宇佐市の会社だからまあいいかなと思う。ちなみに安心院には葡萄酒の醸造所があるそう。宇佐市で観光もしないのにお土産代を貰ったようで申し訳ない。宇佐市の方、ありがとうございます。また今度、八幡様にお参りに来ます。安心院に泊まった理由は宮崎県に行く途中の大分県で泊まりたいのと、先日福岡市内を歩いていた時に、「最近安心院の読みを知った」と言う会話が聞こえて、九州の人にも安心院は難読なのかというのが頭にあったからである。一夜を過ごした安心院を後にする。三度、環状交差点(ラウンドアバウト)を通過。東九州自動車道安心院ICから流入する。国東半島の付け根を抜ける。既に大分県に入っているが、この辺りで豊前より豊後に入る。九州二国目。速見ICで大分空港方面へ、日出JCTで鳥栖方面が分岐。大分方面へ進む。別府湾SAで休憩。


東九州自動車道 別府湾サービスエリア(下り線) (大分県別府市内竈)

以前訪れた時は大分自動車道のSAだったが、今は東九州自動車道のSAになっている。









別府湾を見ると大分に来た気がする。まだ別府市だが。SAを出発。湯気の立ち昇るのが見える。大分市を通過。臼杵ICを通過する。臼杵石仏(摩崖仏)のお参りでここまで来た事があるが、臼杵IC以南は初めて通る。鉄道で来た事もなく、本当に初めての土地である。別府・大分付近で往復4車線だった道路も、臼杵の前で往復2車線の対面通行に戻っている。佐伯本線料金所を通過。通行料金が表示されるけど、ドライブパスで乗り放題なので関係ないはず。



佐伯IC以南は新直轄方式で整備されたので通行料金は発生しない。トンネルの中で大分県より宮崎県に入る。豊後より日向へ。九州三国目。宮崎県は人吉方面から国道221号加久藤トンネルを抜けて、えびのICで九州自動車道に流入し鹿児島へ行ったのと、肥薩線の乗りつぶしで鹿児島から八代に抜けているので初めてではないが、いずれもえびの市を通過しただけ。海沿いに宮崎県に入るのは初めてである。ところで無料区間はいいが、休憩所がいっこもない。ICの案内に道の駅も併記して案内がある。北浦ICで流出する。道の駅ではないが、IC近くの休憩施設の案内もあったのでそちらに立ち寄る。


北浦臨港パーク きたうらら海市場 (宮崎県延岡市北浦町古江)



何だか温かい。宮崎県に入ったばかりなのに南国に来た気がする。今朝の安心院の摂氏零度は寒すぎ。駐車場には観光バスも入ってくる。高速道路の休憩所の役割を果たしている。







大分からトンネルばかりだったので、漁港の風景を見ているとホッとする。北浦ICに戻り、東九州自動車道に流入。延岡ICを過ぎで五ヶ瀬川を渡る。この上流に高千穂があるのかと思う。行ってみたいが今日は行かない。延岡と言うと、うらなり君しか思い浮かばない。今日の今日まで通過すらした事がないのだから仕方がないが、日豊本線でやって来て、高千穂にも足を延ばしたい。延岡南ICから再び有料区間となる。門川本線料金所を通過。来た事はないけれど聞いた事のある地名のICが過ぎてゆく。トンネルの多い区間から穏やかな地形となる。ようやく宮崎市に入る。宮崎PAでトイレ休憩。


東九州自動車道 宮崎パーキングエリア(下り線)
(宮崎県宮崎市大字生目字美津恵)



有料区間はSA・PAが規則的に配置されているので気が楽である。本線に戻り、清武JCTへ。宮崎自動車道と接続しているが、東九州自動車道を直進する。清武南本線料金所を通過。料金が表示されるが関係ないはず。清武JCT以南の東九州自動車道は新直轄方式で無料区間だが、開通しているのは清武南ICまでで、すぐに流出する。本線料金所が清武南ICの料金所のようである。これで東九州自動車道を北九州市から宮崎市まで走行した。安心院ICから清武南ICまで240kmほど、北九州JCTからは300km以上と遠かった。




清武南IC付近


建設中のトンネルが見える!

清武南ICから南の区間は日南市に向けて工事中である。今日は日南市まで行くのだが、一般道を経由する事になる。取りあえず清武南ICに戻る。




東九州自動車道 清武南本線料金所 (宮崎県宮崎市清武町今泉)

鳥インフルエンザの消毒ポイントとしてマットが設置されている。清武南TBを過ぎるとすぐ清武JCT。宮崎自動車道を宮崎方面へ進む。東九州自動車道より交通量は多い。宮崎は東九州自動車道開通以前から宮崎自動車道で繋がっており、鹿児島・熊本・福岡・佐賀・長崎の各都市と結ばれていた。大分も遠回りだが大分自動車道経由で結ばれていた。宮崎TBを通過する。料金が表示されるが関係ないはず。宮崎ICで流出し、国道220号を南下する。中央分離帯に植えられた椰子の木が南国らしい。宮崎空港も近くにある。青島の文字を見て、国道から旧道らしき県道に入る。青島に行ってみたいが時間の都合で通り過ぎる。ちょっと国道に戻って、再び県道へ。タモさんの番組で視た堀切峠に到着。


宮崎県道377号 堀切峠 (宮崎県宮崎市大字折生迫)




青い海と青い空が何とも言われない…










堀切峠の少し先には道の駅がある!






鬼の洗濯板が見られる!










南国の花々…





宮崎の景色の何と風光明媚な事か。どうして今まで来なかったのかと思う。


道の駅 フェニックス (宮崎県宮崎市内海)



トイレ休憩も済ませ、道の駅を後にする。県道から国道に戻り、更に海岸線を南下する。競技用自転車の集団が幾組も走っている。練習?の邪魔にならないよう追い越しを心掛けるが、曲線や対向車もあり、結構気を遣う。宮崎市より日南市に入る。日南と言えばカープファンには馴染み深い土地だが、訪れるのは初めてである。モアイ像がある施設の近くを通る。モアイ像を見て坂を転がり落ちていたテレビ番組を思い出す。タモさんも訪れていた鵜戸神宮の近くを通るが立ち寄らない。早く宿に入りたいのもあるが、飫肥城跡に行きたいのである。国道から県道に入り、飫肥に向かう。


東九州自動車道 日南東郷IC (宮崎県日南市大字東弁分乙)



飫肥へ行く途中に高速道路のインターがある。飫肥とは別方向だが、今回の旅ではなるべく東九州自動車道を走ってみたいので、日南東郷ICより流入する。上り方面が次のインターまで開通している。新直轄方式で無料区間である。長閑な田園風景を見て終点の日南北郷ICで流出する。清武南IC方面への工事が進んでいるのが見える。清武南IC-日南北郷IC間が開通すれば、日南市は全国の高速道路網に接続する。宮崎市から国道220号を海を見ながら来るのもいいが、高速道路も早く通じて欲しい。日南東郷IC-油津IC(仮称)間も建設中。油津から鹿児島県志布志市を経て、鹿屋市から供用中の東九州自動車道に至る。建設中の区間もあるが、基本計画の区間もある。さて、無料なので日南東郷ICに引き返して飫肥に向かってもいいが、県道で向かう。日南線の線路が見える。もちろんまだ乗った事はない。飫肥の市街地に入り、お城の近くの無料の駐車場に到着した。 (つづく)



関門汽船・山陽本線

2021-02-14 10:00:00 | 鉄道

国道2号 関門トンネル 人道入口《下関》 (山口県下関市みもすそ川町)

関門橋(昭和48年開通)は高速自動車国道であり、自転車・歩行者の通行は出来ない。一方、関門トンネル(昭和33年開通)は国道2号の有料道路で、車道の下に歩道が設けられており、本州と九州とを歩いて移動出来る。昭和55年に門司から下関へ人道を歩いた事があるが、久し振りに歩いて九州に渡ってみる。


エレベータでトンネルに降りる!


料金箱 ※歩行者は無料。

自動車は地上から自走して海底トンネルに入って行くのだが、歩行者は車道と一緒に入って行くのではなく、関門海峡に面した人道入口からエレベータでトンネルへ降りてゆく。歩行者は無料だが、自転車・原動機付自転車は通行料金は20円となっている。ただし、車両に乗って走行出来ない。押して通行してくださいとの事。歩行者扱いである。カブの人達も、電動バイクの人達も、トンネルを押して行ったのかと思う。






エレベータで地下に到着!




一路、門司へ!


国道2号 下関市みもすそ川町


長い地下通路が続く!




山口県・福岡県境

ボーっと歩いていたら、県境に到着。海底トンネルの一番底ではない。


下関 SHIMONOSEKI 本州 MAINLAND
   門司 MOJI 九州 KYUSHU


本州の英文がMAINLANDとなっているけど、MAINLANDは本土と訳してしまう。九州も本土(離島を除く)なので、この英文は大いに違和感がある。


九州側のこの辺が一番の底かな?




もうすぐ出口!


エレベータで地上に上がる!




国道2号 関門トンネル 人道入口《門司》 (福岡県北九州市門司区門司)




関門自動車道 関門橋(1,068m)

関門海峡を関門トンネルで抜けて、九州再上陸。台風ではありません。


bus 関門トンネル人道口停留所symbol6

下関駅から九州まで歩いて来て、さすがに疲れたのでバスに乗ろうと思ったが、バスは数分前に出たばかりだった。次のバスまで約1時間。歩き続ける。


橋の袂には和布刈神社が鎮座する!

九州本土最北の神社で、旧暦の元日(令和3年は2月12日)には神職が海に入り、和布・荒布を刈り取る和布刈神事が行われる。映像はニュースで見た事がある。


関門橋の九州側には、めかりパーキングエリアがある!

九州最後の休憩所、めかりPAは上り線のみ。対岸の壇之浦PAは下り線のみ。




対岸の船舶の標識が見える!


船舶が関門橋の下を通過!


ノーフォーク広場 (福岡県北九州市門司区旧門司)


門司港へ…


和布刈トンネル (ノーフォーク広場-関門海峡めかり)





廃止した貨物線を活用して、トロッコ列車が走っている。今日は運転日ではない。


平成筑豊鉄道 門司港レトロ観光線 ノーフォーク広場駅
(福岡県北九州市門司区旧門司) これまで令和2年12月21日撮影

九州鉄道紀念館駅(鹿児島本線門司港駅そば)と関門海峡めかり駅(九州最北端の駅)とを結ぶ門司港レトロ観光線には、北九州銀行レトロラインの愛称が付けられ、トロッコ列車〔潮風号〕が走る。一度、見掛けた事がある。


平成筑豊鉄道 門司港レトロ観光線 〔潮風号〕12列車
(九州鉄道紀念館-出光美術館) 令和元年8月16日撮影


これより令和2年12月21日撮影

門司にも古い西洋建築が沢山あるが、前に門司を訪れた時に紹介しているので割愛する。観光客で溢れていた門司港だったが、今日は平日とは言え、訪れる人がほとんどいない。多くのお店が閉まっている。


JR九州 鹿児島本線 門司港駅 (福岡県北九州市門司区西海岸)

途中下車している下関駅へは鉄道で行くのが早いが、門司駅からは今朝の行程と重複するので面白くない。船に乗って本州に渡る。


関門汽船 門司港桟橋(マリンゲートもじ) (福岡県北九州市門司区西海岸)




乗船券 門司~下関(400円)


関門汽船 関門連絡船〔がんりう〕 (門司港)


〔がんりう〕の1階客席の様子!


ship 門司港を出航symbol6






自動車運搬船が航行!


あさか 長崎 南島原


ship 下関(唐戸)に到着symbol6

関門連絡船〔がんりう〕 門司港(14:50)→下関(唐戸)(14:55頃) 運賃400円


関門汽船 下関 唐戸ターミナル (山口県下関市あるかぽーと)


関門汽船 関門連絡船〔がんりう〕 (下関唐戸)


〔がんりう〕は門司へと折り返してゆく…


bus 唐戸停留所symbol6




サンデン交通 12系統 (唐戸)

サンデン交通では交通系ICカードが使えない。バスカードを使う人を見て懐かしく思う。なお、令和3年3月6日よりnimocaを導入予定。今日は整理券を取り、現金で利用する。


サンデン交通 12系統 (下関駅)

12系統 唐戸(15:12)→下関駅(15:20頃) 運賃220円




WEST EXPRESS 銀河〕を迎える横断幕が!
これまで令和2年12月21日撮影

途中下車していた乗車券で自動改札から入場する。プラットフォームに上がると、写真の横断幕を見掛ける。運転開始した時は山陰に行っていた〔WEST EXPRESS 銀河〕は、今は山陽本線を走っている。


JR西日本 〔WEST EXPRESS 銀河〕 [117系] (神代-大畠)
令和2年12月24日撮影


JR西日本 山陽本線 普通 3350M列車 [115系N-04編成] (下関)
これより令和2年12月21日撮影

下関から岩国へは、下関(山陽本線)門司(鹿児島本線)小倉(新幹線)広島(山陽本線)岩国が最速となるが、在来線で普通に行く。もう他県には行かない。


115系3000番台の座席!

昭和57年登場の国鉄車両で座席は転換式クロスシートで良かった。平成27年に新型車両の227系が登場するまで、広島地区では一番好きな車両。塗装はあれだが、今でも好きな車両。


metro 山陽本線で下関を出発symbol6


本州で日が暮れる! (埴生-小月)


山陽自動車道と交差! (厚東-宇部)

近年は山陽本線より山陽自動車道の方が利用している気がする。普通列車は各駅に停車。停車時間の長い駅もある。気になったのは、このご時世でも窓は開いておらず、空調の音も聞こえない。対策としては、ドアボタンを使用せず、各駅で車掌が扉を開けるという。扉は1両に2箇所。うーむ。関東とは状況が異なるとはいえ、温度差を感じる。本当に車内の温度も。


JR西日本 山陽本線 普通 3350M列車 [115系N-04編成] (岩国)


metro 山陽本線で岩国に到着symbol6

下関から3時間20分。山口県を西から東に移動して岩国に到着した。

山陽本線 普通 3350M 下関(15:50)→岩国(19:10) クハ115-3104
◆佐賀-岩国間の運賃5,390円

最後に、福岡のホテルで貰った紙クーポン。今日中に使わなければならない。隣県だが駅売店で使う事が出来、麦酒を買って帰った。 (おわり)



下関散策

2021-02-10 21:00:00 | 

JR西日本 山陽本線 下関駅《東口》 (山口県下関市竹崎町)

関門隧道を抜けて本州に帰ってきた。もうすぐ正午。うどんを食べてゆく。


ふく天うどん(640円) いなり1ヶ(100円)

下関とあって、ふく天うどんがある。「ふく」とは河豚である。山口県人だが、うちの方では河豚を「ふく」とは言わない。肉うどんが500円だから、ふく天はちょっとお高い。


いただきます♪

高級な河豚ではないが、ふく天うどん旨い。ごちそうさまでした。


小郡駅弁当 味一 (山口県下関市竹崎町 下関駅構内)
これまで令和2年12月21日撮影

下関駅弁当と徳山駅弁当を合併した小郡駅弁当。名前は変わり、駅弁もおやめになったそうだが、下関駅で駅弁やうどんの販売をしていた業者さんである。寝台特急の到着に合わせて開けていたプラットフォームのうどん店では、ふく天うどんが食べられたのだそう。東京からやって来たブルートレインは機関車の付け替えで下関に暫く停車する。何度か列車は利用したけど、うどんを食べた事はなかった。プラットフォームではないが、今日ふく天うどんをやっと食べる事が出来た。


下関駅弁当 下関名物元祖ふくめし (1,300円→650円半額セール♪
これより平成21年2月16日撮影

写真は下関駅で販売していたお弁当である。ブルートレインの車内ではなく、駅前のホテルの客室で食べた。


ふくの容器!


中身はこんな感じ! これまで平成21年2月16日撮影


懐かしい発車案内! これより平成21年2月17日撮影

翌朝の様子。


寝台特急〔富士〕〔はやぶさ〕 1列車 [EF66 42号機+14系客車] (下関)

東京から到着したブルートレイン。


機関車の付け替えを撮影する人たち!

自分もな。


寝台特急〔富士〕〔はやぶさ〕 1列車 [EF81 411号機+14系客車] (下関)
これまで平成21年2月17日撮影

東京から客車を牽引してきたEF66(直流)からEF81(交直流)に付け替えて、関門隧道に入って行く。ところで日付を見たら10年以上経っており驚く。


令和の下関駅に話を戻す… これより令和2年12月21日撮影

下関からは岩国行が何本も出ている。帰る前に下関を散策してゆく。




JR下関駅ビル ripie(リピエ) (山口県下関市竹崎町)

かつての駅舎の三角屋根のデザインが駅ビルに見られる。


下関港国際ターミナル (山口県下関市東大和町)


釜山側の船が入っている!

下関と釜山を結ぶ国際航路。このご時世で旅客は取扱中止措置がなされている。旅客ターミナルはひっそり。この間に工事が行われている。旅客はいないけど、貨物輸送は行われている。




高い建築物が見える!


海峡ゆめタワー (山口県下関市豊前田町)

平成8年7月開業、高さ153mだそう。ここは登った事はないけど、実は釜山タワーは登った。




汽笛とならんであるく 早春の白波
山頭火


種田山頭火の歌碑。山口県佐波郡西佐波令村(現在の防府市)の生まれである。作品は五七五でない俳句だそう。情景が浮かぶ。


大いなる船ほうほうと汽笛鳴らし
馬関海峡暮れにけるかも
吉井 勇


他の方の歌碑も。馬関海峡という昔の言い方がいい。


桃柑子芭蕉の実売る磯街の
露店の油煙青海にゆく
若山牧水


関門連絡船の桟橋はこの近くかと思う。関門隧道の開通前の山陽本線の旧線と旧下関駅はどこだったかと探しながら歩いて来たが、痕跡は見付けられなかった。今の場所に下関駅が移転したのは昭和17年である。歌碑がある事から、駅や桟橋はこの辺だと思うが、旧下関駅跡とか、地図などの案内が欲しい。





昭和15年、内田百先生は新造の八幡丸に乗るために下ノ関を訪れている(を省略すると先生に叱られる)。神戸まで船で来て、神戸からは汽車に乗って下ノ関に到着。この下ノ関駅は関門隧道開業前の旧駅である。ホーム伝いで山陽ホテルに投宿されたが、平成23年に解体されるまでホテルの建物は残っていたそう。見ておかなかった事が悔やまれる。まだ戦争は始まっていなかったが、ホテルのバアは宵の口に閉まっており、お酒や麦酒に不自由した時勢だったそう。百先生は東京から持参の麦酒をボイさんに冷やしてもらって飲んで寝たそう。翌朝、ホテルの窓から八幡丸の真白い巨体を見たのは、この辺りからの景色だろう。連絡船で門司に渡り、ランチで八幡丸に乗船された。この新しい船は開戦後に海軍省に買い上げられ航空母艦〔雲鷹〕に改造。昭和19年、米軍の攻撃で海に沈められた。


雨雲のみだれ移るを車房より
わが見つつ居り関門の海
斎藤茂吉


現在、門司への船はここから出ていない。唐戸の方へ向かう。


やまぎん資料館(山口銀行旧本店) (山口県下関市観音崎町)

古風な西洋建築が見える。大正9年、三井銀行下関支店として竣工。昭和8年に百十銀行本店が移転してきて、同行が昭和19年に他行と合併して山口銀行となった。本店は昭和40年に下関駅近くの現在地に移転している。




ロンドンバスが置かれている!




LONDON BUS



どうして下関にロンドンバスがあるのだろうと思ったが、下関に旧英国領事館がある縁で無償貸与されたそう。今は静態保存されているが、平成25年までは下関ナンバーを付けて路線バスで走っていたそう。このような二階建てバスには当時は英領の香港で乗った事がある。


下関市立しものせき水族館 海響館 (山口県下関市あるかぽーと)


旧秋田商会ビル (山口県下関市南部町)

大正4年竣工の建物。秋田商会は海運会社だったそう。


下関南部町郵便局 (山口県下関市南部町)

隣に建つ郵便局は、明治33年竣工の旧赤間関郵便電信局。下関市最古の洋風建築で、現役の郵便局舎としても最古なのだそう。




旧秋田商会の屋上には日本庭園、茶室もある!


唐戸交差点の向こうには…


旧下関英国領事館 (山口県下関市唐戸町)
Former British Consulate in Shimonoseki
Karato-cho, Shimonoseki, Japan



明治39年建築の英国領事館。函館でも領事館を見掛けたが、日本の外務省のサイトによると、現在の英国の駐日公館は英国大使館(東京都千代田区一番町)、在大阪英国総領事館(大阪府大阪市中央区博労町)、および在北九州英国名誉領事館(福岡県北九州市小倉北区馬借)となっている。




下関唐戸1号桟橋 (山口県下関市あるかぽーと)

門司港、巌流島への便がここから出ている。


門司港行が出航!


堂崎の渡し場跡


聖フランシスコ・ザビエル下関上陸の地




亀山八幡宮 (山口県下関市中之町)


八幡様の鳥居の側には明治11年建立の「山陽道」の碑が!

渡し場から上陸したところから山陽道が始まる。648.6kmのキロポストは国道2号ではなく、国道9号。唐戸から門司港に船で渡ってみようかと思ったが、関門橋が近くに見えるので、山陽道を京へ上る。ちょっとだけ。


春帆楼 (山口県下関市阿弥陀寺町)

ふく(河豚)料理の割烹旅館である。団体さんとしてだが、一度来た事がある。河豚は美味しかった。最初に河豚が解禁になったところだが、日清講和会議が行われた場所でもある。日清戦争の講和会議である。日本側は伊藤博文、陸奥宗光らが、清国側は李鴻章らが臨んだ。明治28年4月17日(清光緒21年3月23日)に日清講和条約(馬関条約・下関条約)は締結された。敷地内に日清講和記念館があって会議の様子が再現されており、食後に見学した。




関門自動車道 関門橋(1,068m)

関門橋が近づいてきた。関門海峡の最峡部、早鞆の瀬戸に架かる。


対岸の関門トンネル人道入口が見える!

関門橋は高速道路なので人は歩けないが、関門トンネルは車道の他に歩道も設けられているので、歩いて渡る事が出来る。


国道9号沿いに見慣れぬ標識が!



関門海峡を航行する船舶の為のものだろう。






工事のクレーンが見えるところが壇之浦パーキングエリア!

「寝れないんだよぉ」で有名になったかも知れないが、本州側最後の休憩所で関門橋の眺めも良いパーキングエリアである。


関門橋の直下!

橋は現在修繕中です。




海の水はきれいだ!




火の山ロープウェイが設置されている!

ロープウェイ内や火の山から見る関門海峡は絶景だろう。冬季は運行していないので、運行時期や運行日はご確認下さい。令和3年は3月19日運行開始予定。


海沿いに並んでいるのは…


大砲だ!


長州砲の原寸大レプリカを設置

文久3年(1863)より攘夷するべく長州藩は外国船を砲撃、海峡封鎖する。元治元年(1864)に英仏蘭米の四国連合艦隊に報復攻撃を受けて敗北する。 (つづく)