旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

台湾3泊4日 高鐵雲林・高鐵彰化站

2018-01-09 00:00:00 | 台湾日記

台灣高鐵 817次列車 [700T型] (苗栗)


metro 高鐵で苗栗站開車symbol5

苗栗からほぼほぼ新幹線の台灣高鐵(高鐵と略す)に乗車する。切符の席に行ってみると、先客が。しかし切符の誤発券ではない。三人連れの御婦人方が並んで座るべく、席を移動しているのだ。それでは指定席の意味がないじゃないかと思うが、台湾では何度かこんな事があった。一応、そこが自分の席である事は主張したが、「席を移れ」というのも野暮なので、適当な空席に座ろうと席を探していると、先の御婦人から呼び止められる。ひとつ後ろの席に座れという。そこが御婦人のうちの一人の正当な席なのだろう。窓側の席だったので座る。しかしここの窓が汚れで曇っていて、車窓を楽しむのに適さない。車内販売の売り子さんが通るが、足早に過ぎてしまったので声を掛けそびれた。コーヒーを買うために「我要買一杯咖啡」と覚えてきたのに、使う機会が無くなった。列車は苗栗の次の駅、台中に近づく。下車する客は多く、先程の御婦人もお礼を言って降りていった。ようやく自分の本来の席に移動する。窓は汚れていない。


台中付近!

毎回で恐縮だが、高鐵(新幹線)の台中駅と臺鐵(在来線)の台中駅は別の駅。臺鐡側の連絡駅は新烏日駅となる。さて、今乗っているのは各駅停車。〔こだま〕に相当する。台中で降りる客が多いのは、高雄方面への客は停車駅の少ない〔ひかり〕に相当する速達列車に乗ってしまうからだろう。空いた車内で寛ぐ。ちなみに高鐵には〔ひかり〕〔こだま〕のような愛称はなく、列車番号に相当する車次だけが振られている。


山陽新幹線っぽいところを走る!(台中-彰化)

列車は山沿いから平野に降りてゆく。列車は速度を下げ、台中の次の駅、彰化に停車する。高鐵(新幹線)彰化駅と臺鐵(在来線)彰化駅も別の駅。ここも昨年の中華民國104年12月に開業した新駅である。


彰化に到着!



彰化については後ほど。


濁水溪を渡る!(彰化-雲林)

彰化を出発した列車は、台湾一の大河、濁水溪を渡ってゆく。


濁水溪に架かる西螺大橋


大橋を渡ったところが西螺


台灣高鐵 817次列車 [700T型] (雲林)


metro 高鐵で雲林站到了symbol5

列車は雲林に到着。下車する。ここも昨年の中華民國104年12月に開業した新駅である。昨年7月の時点では高鐵の全駅を利用していたのだが、これら3駅の開業で完全制覇が崩れてしまった。今回の旅では、これらの駅を訪れる。

高鐵 817次 苗栗(10:58)→雲林(11:39) 109-9 票價500元


下車する客が思ったより多い!

台北から乗り換えなしで88分。新駅が出来て便利なのでしょう。


写真を撮っていたら、歩きながらの人が画面に入ってきた!

プラットフォームでは危ないからやめよう。


そして壁のせいで、せっかくの高速通過が…


驗票閘門


駅舎内の様子!



他の高鐵の駅でも言えるのだが、空港ターミナルみたいな駅舎である。雲林縣といってもピンとこなかったのだが、利用客は思いの外いる。


台灣高鐵 雲林站 (臺灣省雲林縣虎尾鎮站前東路)




駅頭の様子!






臺鐵斗六站(在来線駅)とはバス連絡となる!

斗六では列車の乗り換えの間に駅前に出た事があるが、雲林縣で今までの旅の記憶はそれだけである。今日も駅前に出ただけ。


西螺行のバスもある!

ただし本数は少ない。さて、駅舎内に雲林縣の観光案内所のようなところがあったので、西螺のガイドマップをもらってゆく。次の北上列車で雲林を後にする。ここが今年の旅の最南端、最西端となるだろう。北緯23度44分、東経120度25分。




單程票 自由座車廂 雲林→彰化(105元)

自動售票機(券売機)で切符を買う。隣の駅までなので自由席で充分。


30分ほどの滞在で雲林站を後にする…



北上列車の終着が台北ではないところをお見せしたかったが、LED表示が上手く撮れない。シャッター速度を落とせばいいのだろうが、設定が面倒くさい。


駅のまわりは広々…


台灣高鐵 822次列車 [700T型TR20] (雲林)

10分程で雲林から彰化に到着。


台灣高鐵 822次列車 [700T型TR20] (彰化)

写真に変化がないな。運ちゃんも何やってんだと思っているかも。


metro 高鐵で彰化站到了symbol5

高鐵 822次 雲林(12:12)→彰化(12:23) 120-12 票價105元(自由座)


北上列車が出発!

写しているのはプラットフォームの端の柵の向こうだから、人は立ち入れない。歩きながらの人もいないから、今度は大丈夫と思っていたら…


タイミングを誤り、標識が被ってしまった!

何はともあれ、昨年開業の新駅、三つ目を訪れた。これで全駅制覇かというとそうではない。それはまた後日に訪れる予定。


ここの駅のまわりも広々…


驗票閘門


駅舎内の様子!




柱が特徴的!


台灣高鐵 彰化站 (臺灣省彰化縣田中鎮站區路)



繰り返すが、高鐵(新幹線)彰化駅は、臺鐵(在来線)彰化駅とは別の駅。在来線駅は彰化市にあるが、新幹線駅があるのは彰化市ではない。彰化縣田中鎮に所在する。彰化縣の高鐵の駅くらいの意味か。


駅頭の様子!



先程訪れた雲林と同じく、高鐵(新幹線)単独駅。他の鉄道と接続していない。


バスのりばを確認!

バスの時間は出国前に調べておいたとおりである。少し時間がある。この間に昼食をとる。駅弁も売っているし、モスバーガーもあるけど、全家 FamilyMartでお弁当を買う事にする。待合室のベンチで食べようとすると、トレイを貸してくれた。サービスがいい。


招牌腿排便當(55元) 台湾啤酒 金牌(35元)


中身はこんな感じ♪

鶏、ソーセージ、春雨?、野菜などがご飯に乗っている。福隆便當に比べるとおかずが寂しいが、日本円で200円位とお手頃である。美味しかった。


香蕉(25元)

食後にアイスでもと再び店内を見るとバナナが。


台湾のバナナは濃厚で旨い♪

ごちそうさまでした。




彰化客運 7 高鐵快捷公車 (高鐵彰化站)

時間になりバスがやって来た。高鐵の駅と在来線の駅を結ぶバスで、高鐵利用者は無料で乗車出来る。運ちゃんに使用済みの高鐵の切符を見せると、うなずくので無料なのだろう。ちなみに向かう在来線の駅は彰化駅ではなく、田中駅である。


彰化客運 7 高鐵快捷公車 (田中火車站)

ほどなく田中駅に到着した。 (つづく)

彰化客運 7 高鐵彰化站(13:10)→田中火車站(13:19頃) 高鐵旅客免費


駅入口付近の様子! いずれも中華民國105年11月27日撮影(切符の画像を除く)

台湾3泊4日 香山・豐富・高鐵苗栗站

2018-01-08 00:00:00 | 台湾日記

客室からの眺め!

中華民國105年11月27日星期日。星期日は日曜日である。新竹のホテルで目覚める。お天気は良くない。テレビを見てみる。


rain 華さんのお天気を見て…

台風トカゲ(台風25号)は台湾には来なさそう。しかし各地は雨のようである。


早餐 朝食

朝ごはんを食べに朝食会場へ。いつもは牛乳を飲むが、冷たい豆漿(豆乳)があったので、それにする。肉操があったので、ご飯にかけ肉操飯に。朝から豪華である。納豆も置いてある。中のたれを見れば茨城県のメーカーだった。冷凍を解凍したようではなく旨い。味噌湯(味噌汁)も日本の味付けで美味しい。デザートに見慣れない果物をとる。火龍果、ドラゴンフルーツ。見た目は蒟蒻みたいだが、味はいい。ここのホテルの朝ごはんは良かった。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

豆漿(豆乳)ではなく、牛奶(牛乳)を入れて飲む。ごちそうさまでした。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 新竹車站 (臺灣省新竹市東區榮光里中華路)

快適なホテルをチェックアウト。食べなかったリンゴとネーブルは、もったいないので持って行く。外は本降りの雨。近くの全家 FamilyMartに入る。傘を買ってゆく。雨が降っていても目立つ位置に傘を出してないので、探すのに手間取り、店員のおばちゃんに「アンブレラ」と尋ね、ようやく買う事が出来た。値段は99元で、少し小さい。使い捨てなので、あまり立派なのを買ってもと思う。雨の新竹駅に到着。切符は買わず、悠遊卡で入場する。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 1160次列車 [EMU700型] (新竹)

こちらは基隆行の北上列車。區間車は日本の普通列車(各駅停車)に相当する。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 1132次列車 [EMU800型] (新竹)

今から乗るのはプラットフォーム向かいに入っている南下列車。やはり區間車である。


metro 區間車で新竹站開車symbol6

新竹を出発して二つ目の駅で下車する。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 1132次列車 [EMU800型] (香山)


metro 區間車で香山站到了symbol6

縱貫線 區間車 1132次 新竹(9:52)→香山(10:00) 50EMA829 IC票價14元


木造駅舎が見える!

新竹の近くに古い木造駅舎の駅があるというのでやって来たのだ。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 區間車 2518次列車? [EMU500型] (香山)


售票窗口(出札口)と剪票口(改札口)


木造駅舎の改札にも簡易改札機が!


臺灣鐵路管理局 縱貫線 香山車站 (臺灣省新竹市香山區中華路)



昭和3年築の入母屋造の香山駅。西洋風の新竹駅もいいが、日本的な香山駅もいい。



ちなみに長い棒を持っているお姉さんは録音しているのではなく、お掃除をされています。念のため。


駅頭の様子!

古い駅舎が残っているのは田舎の駅だからかと思ったが、そうでもない。


駅舎内の様子!


携帯電話の充電設備も!


JRなら無人駅になってそう…


滞在十数分で香山駅を後にする…




cat 香山にも駅猫が!


屋根瓦はきれいに葺き替えられている!



思ったより早く列車が到着した。待避線に入り、自強號の通過待ちをする。その自強號が遅れており、自分の乗った區間車も遅れて出発する。車窓に海が見える。雨の小駅に停車。各駅停車の旅もいい。竹南に到着。ここで内陸を行く台中線が分岐する。海沿いを行く線路が縱貫線だが、内陸の台中線が山線、海沿いの縱貫線が海線と案内されている。自強號で通り過ぎると何でもないけど、各駅停車の區間車だと竹南は大きな駅だと思う。この列車は竹南からは山線の台中線に入って行く。自強號や莒光號で何度か通っているが、各駅停車の區間車だとやはり印象が違う。豐富で下車する。


臺灣鐵路管理局 台中線 區間車 2153次列車 [EMU700型] (豐富)




metro 區間車で豐富站到了symbol6

縱貫線 區間車 2153次 香山(10:21)→豐富(10:43) 45EP737 IC票價29元
※竹南-豐富間は台中線。

設備は新しくて、出来立ての新駅のようだが、駅の位置が移転してきたそうで、開業自体は明治36年と古い。ちなみに宗谷本線にも豊富駅があるが、開業は大正15年だそう。なお、台湾の豐富車站は中華民國56年(1967)に改称されたもので、かつては後壠驛、後龍驛、北勢驛だったそう。


臺灣鐵路管理局 台中線 豐富車站 (臺灣省苗栗縣後龍鎮)

移転した新駅舎で写真を撮っている人が見える。


剪票口(改札口)

簡易改札機だけが立っている。奥には補票處(精算所)が。


台灣高鐵 苗栗站 (臺灣省苗栗縣後龍鎮高鐵三路)

豐富車站の向かいに高鐵(新幹線)の苗栗站がある。昨年の中華民國104年12月に開業した新駅である。豐富車站は高鐵の新駅開業に合わせて、乗換駅とすべく移転してきたのだ。臺鐵(在来線)にも苗栗車站があり、豐富車站の隣の駅。苗栗縣苗栗市にある。高鐵(新幹線)と臺鐵(在来線)とで同名で別の駅というのが8駅、同じ駅なのは3駅である。ご利用の際はお間違いなきよう。




高鐵(新幹線)と臺鐵(在来線)との交差地点を望む!

左が高鐵苗栗站。右が臺鐵台中線豐富車站。




客家圓樓が見える!

まだ出来て2年余りの新しい建物である。近くまで行ってみたいが、時間がない。


駅構内の様子!

自強號の通過待ちで區間車も遅れたため、乗り換え時間が短くなった。ガラガラの窓口で高鐵の切符を買う。窓側の席がとれた。さて、本当に時間がない。急いで月台(プラットフォーム)へ向かう。


單程票 標準廂 苗栗→雲林(500元)


驗票閘門(自動改札)

改良されて、切符の表裏関係なく投入できるようになっていた。


改札内にも売店が!

初めて高鐵に乗った時、左營站で改札内に何もなくて、お弁当を買うために、駅員に事情を話して出してもらった。この前は広島駅の在来線改札内から出してもらったが。


月台(プラットフォーム)

列車が高速で通過してゆくが、本線と待避線との間に壁があって、迫力の通過の様子がよく見えない。つまらない。


高鐵苗栗站プラットフォームより、臺鐵豐富車站を望む!
いずれも中華民國105年11月27日撮影(切符の画像を除く)

台湾に来てバス、自強號、區間車に乗ってきたが、ここから高鐵に乗って南下する。 (つづく)