旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

台湾ローカル線の旅 阿宗麵線

2012-11-18 05:00:00 | 台湾日記

西門紅樓 (臺北市萬華區成都路)

台北捷運 南港線 市政府(12:07)→西門(12:20) 1123 票價25元
※ダイヤ不明につき実際の時刻を記す。

捷運板南線で市政府より西門へ。ここは西門町という和風な地名が通称として残っているそう。そして東京でいえば、渋谷のような若者の町だそう。若者に交じって駅から地上に出る。ガイドブックに載っているからか、ここも日本人が多いようで、あちこちから日本語が聞こえてくる。お目当ての店を探して迷っていたら、こんな立派な古い建物を見掛ける。明治41年竣工の新起街市場で、戦後は映画館だったそう。現在は西門紅樓という施設に。この時は予備知識もなく、写真を撮っただけだが、機会があれば中に入ってみたいと思う。暫く西門町をさまよい、目的のお店を発見する。


阿宗麵線・小碗(45元)

これを食べてみたかったのだ。素麵のような細麵に、鰹だしのスープ。具には煮込んだ豚の大腸が入っている。注文時に香菜はどうするかと聞かれたので、もちろん入れてもらう。箸はなく、蓮華ですくって食べる。席は少ないので、立ち食いうどん・そば状態である。スープの味も良く、大腸の食感も良くて美味しかった。ただ、やはり箸の方が食べやすいだろう。入鄉隨俗、郷に入りては郷に従えだが、今度来る時は、箸を持参しとくか。


完食!ごちそうさま!


阿宗麵線 (臺北市萬華區峨眉街)

この店でも若い女性数名の日本人を見掛ける。お店の方も日本人の応対に慣れているから、香菜を入れるか聞いたのだろう。香菜も苦手だったが、だいぶ慣れてきた。


渋谷に似ている!?

何となくセンター街のような。(広島紙屋町のじゃないよ)


metro 捷運板南線で忠孝復興站到了symbol6



台北捷運 南港線 西門(12:51)→忠孝復興(12:59) 1144 票價20元
※ダイヤ不明につき実際の時刻を記す。

板南線を行ったり来たりとなるが、西門から忠孝復興へ。本来の設置目的とは異なるだろうが、これからバスに乗るので、駅の両替機で千元札をくずしておく。台湾のバスはお釣りが出ないそう。まあ、これまで訪れた国で、バスでお釣りの出る国は無かった。運転士が後から乗ってくる客の硬貨を料金箱に入れずに取っておいて、そこからお釣りをもらった事が一度あったが。バスに両替機のある日本が凄いのか、お釣りも出さない諸外国が変なのか。駅から地上へ。これから有名な観光地の九份へ行く。ガイドブックには「1番出口からすぐのバス停から」※とある。いくつもの標識柱が並ぶが、どれが九份行なのか判らない。雨が降り出したので、近くのコンビニエンスストア、萊爾富Hi-Life)に入り、傘(199元)を買う。再びバス停へ。若い日本人女性旅行者がバスを待っている。そこの標識柱をみると、マジックで「九份 金爪石」と書いてある。判りにくいので、誰かが書き込んだような感じだが、のりばはここでいいのだろう。傘をさして待っていると、「九份」の表示のあるバスがやってきた。運転士に九份までと告げる。運賃は102元だそう。1元単位までは両替はしていなかった。財布の中を探っていると、運転士は100元でいいという。幸い財布の中に2元あったので、きっちり102元支払う事が出来た。ガイドブックには105元と書いてあったが、間違いである。

※現在、九份へのバス停の位置は変更されています。


激しい雷雨となった!

バスは台北市内を走る。空港連絡以外で市内でバスに乗る事も少ないから、車窓は新鮮である。しかし雨は激しくなった。こんな日に観光に出掛ける事になるとは。土地勘がないので、どこを走っているのか判らない。暫く市内を走っていたら、見覚えのあるところに来た。臺鐵の松山車站付近である。二年前の旅行で駅近くのホテルに泊まっている。九份行のバスは、松山駅にも停車する。バスは基隆河を渡り、高速道路の中山高速公路(國道一號)に流入した。高速道路は本線のほか、高架道路も併行している。暫く行くと、東名、中央道や名神の右ルート、左ルートが合流するように一緒になって、高架道路は終わった。福爾摩沙高速公路(國道三號)とのJCTを過ぎる。台湾西海岸を中山、福爾摩沙の2本の高速道路が走っている。日本でも新名神、新東名が一部区間で開通しているが、早期に全線開通して欲しい。バスは八堵の辺りで一般道に下りる。宜蘭線の車窓から見た事のある道路である。もう雨は降っていない。乗客は皆が九份へ行くのかと思ったが、途中の停留所で降りる人も多い。鉄道の旅と違って、バスは街の中を走っていくので、車窓は一層興味深い。鉄道乗りつぶしの後はバスの旅か。バスは瑞芳の町に入った。


bus 瑞芳火車站を経由symbol6

瑞芳の駅前にも停留所がある。鉄道で瑞芳に来て、バスに乗り換えてもよかったのだが、ここから大勢の客が乗り込んで、通路まで一杯となった。台北から座って来れて正解。瑞芳を出ると、バスは坂を登り始めた。曲線が連続し、標高を上げてゆく。九份という停留所に着く。しかし降りる客も僅か。瑞芳から乗った人はみんな九份に行くんじゃないのか。少し先のバス停で運転士が放送して、大半の客が降りている。九份観光にはこちらのバス停の方が便利なんだな。舊道という停留所で降りる。忠孝復興から90分くらいのバスの旅となった。 (つづく)


bus 九份に到着symbol6

基隆客運 1062 捷運忠孝復興站→舊道(九份老街) 票價102元


九份より海の方を望む!
いずれも民國101年(2012)6月26日撮影