旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

乗りつぶし台湾 岡山へ

2013-12-18 14:00:00 | 台湾日記

京城大飯店 (高雄市三民區九如二路)

高雄站後站(高雄駅北口)から横断歩道を渡り、すぐのホテルにチェックインする。このホテルも三度目の利用となる。


客室からの眺め!

通り(九如路)を挟んで向かいには、高雄站後站の建物が。最高の立地。


單人商務精緻套房(シングルルーム)



初めてこのホテルに泊まった時は、広くて感動したものだが、如何せん昨夜のホテルがスイートにアップグレードしてくれたものだから、今日はこんなものかという印象。しかも昨夜のホテルの方が安い。タクシー代は掛かったけど。建物は少し古いが、それでも部屋の広さや造りは、いつも日本で泊まっているホテルよりも良い。しかし、楽天トラベルで昨年6月に1,560元(約4,290円)で泊まった部屋が、今回は2,200元(7,660円)なのは痛い。2,000元以下のプランを出してくれんかのう。円安だし。


tv これより三役

それはともかくテレビをつける。今日は大相撲十一月場所(九州場所)千秋楽。当初の予定の列車の席が取れなかったので、急遽、高鐵(新幹線)に乗り、4時前(日本時間5時前)に高雄のホテルにチェックイン。これもお相撲を見るため。高雄のホテルで九州場所千秋楽を見るのは三度目だ。


西方 横綱 白鵬関に、東方 横綱 日馬富士関

千秋楽に横綱同士で相星決戦とは最高。


一年納めの九州場所!天皇賜杯は誰の手に?


横綱 日馬富士関が、五場所振り六度目の優勝
ここまで中華民國102年11月24日撮影

おめでとう日馬富士関。五場所振りの優勝というと、わしが見に行っとった初場所以来かの。その日は高見盛関(今の振分親方)目当てだったが。


平成二十五年大相撲一月場所 大分県椎茸農協賞授与式
平成25年1月27日撮影

お相撲を見終わって、寝台でウトウトしていたら、もうヒゲじいが出ている。ダジャレよりも晩ごはんを食べに出掛ける。高雄ではなく、少し足を延ばして岡山まで出掛ける。駅が近いので便利である。悠遊卡で入場して、各駅停車の電車に乗って岡山へ。車体は黄色ではない。


縱貫線 3204次區間車 [EMU500型] (岡山)
ここから中華民國102年11月24日撮影

縱貫線 區間車 3204次 高雄(18:55)→岡山(19:21) 45EMC554 34元×0.9


metro 區間車で岡山站到了symbol6

ぼっけーきょーてー。他に岡山の言葉を知らん。岡山といっても備前岡山ではない。たぶん祭りずしも、ままかりもないと思う。


臺灣鐵路管理局 縱貫線 岡山車站 (高雄市岡山區岡燕路)

山陽本線岡山駅(岡山県)と同名の駅。元の臺灣省高雄縣岡山鎮は、現在では直轄市の高雄市と合併し、岡山區となっている。台湾の岡山は羊肉の産地だそうで、今夜は羊肉を食べようと高雄から30分弱、電車に乗ってやってきたのだ。目星を付けておいた駅近くの店に入る。おっと、日本語は全然通じないぞ。でも大丈夫。写真のメニューと漢字の料理名を見ながら注文する。席に着くが、ビールは冷蔵庫から自分で取ってこなければならない。女性の店員さんがコップと栓抜きを渡してくれる。


beer とりあえず台湾啤酒kirakira2

ビールの王冠を栓抜きでコンコンしてから開ける。久しぶりにビールの王冠を開けるなあ。日本だと、栓抜いた状態で出されるから。自宅だと缶ビールばかりだし。なんと今回台湾上陸後、初ビール。旨い。コップがちと小さいな。


炒青椒羊肉

想像通りの味で旨い。ビールに合う。白飯ももらい、おかずとして食べる。


鹹酥排骨

出発前、お店のサイトにある写真を見て、これは絶対食べるぞと決めてきた料理。想像以上に旨い。ビールに実に良く合う。やっぱり骨の周りの肉は旨い。岡山まで来た甲斐があった。お代は台湾啤酒、炒青椒羊肉、鹹酥排骨、そして白飯で420元だった。



羊肉の鍋のお店なので、是非試してみたいが、果たして一人で食べきれるか。複数人で訪れたいが、毎度一人旅なので辛いところ。ちなみに台湾では山羊も羊も羊肉らしく、店頭のイラストを見る限り山羊料理だったと思われる。北海道で食べているジンギスカンとは違う。いずれにしても臭くもなく、旨かった。多少臭いくらいが、野趣があって…(本末転倒)


長城羊肉火鍋店 (高雄市岡山區中山南路)



駅まで歩いて戻る途中に、「づる」という看板のしゃぶしゃぶ店を見掛ける。何で「づる」なのか。鍋弦のづるなのか。写真に撮ろうと思ったが、中からお店の人がこっちを見ているので撮れなかった。駅に戻ると、高雄方面の列車が遅れている。月台(プラットフォーム)のベンチに座り、夜風に吹かれて列車を待つ。荷物はホテルに置いてきて手ぶら。全く自然体で、海外旅行をしているという事を忘れてしまう。遅れてきた電車は満員だった。何とかつり革につかまる。日曜日でどこかへ出掛けて高雄へ戻る人が多いのだろうか。お酒を飲んでいるのか、一人、満員の車内で歌を歌う爺さんがいる。言葉が解らないので、何の歌かも解らない。電車に揺られて高雄に戻ってきた。

縱貫線 區間車 3211次 岡山(20:11)→高雄(20:36) 45EMC577 34元×0.9


UCC BLACK無糖咖啡飲料(25元)

ホテルに戻る前に、コンビニエンスストアのOK martで缶コーヒーとアイスを買ってくる。日本でよく飲む缶コーヒーだが、よく見ると台湾向けのデザイン。上部には「ふらずに」の文字が見えるから、缶自体は日本向けと同じものだろう。UCC上島珈琲の名前を見て思ったが、コーヒーを漢字で書くと、日本では「珈琲」(玉偏)、台湾では「咖啡」(口偏)と字が違う。


瑞穗巧克力雪糕(30元)

アイスは台湾のものを購入。


こんな感じ♪

アイスとコーヒーで寛ぎ、スポーツニュースで日馬富士関の優勝を振り返り、就寝した。
(つづく)

乗りつぶし台湾 彰化より高雄へ

2013-12-15 16:00:00 | 台湾日記

臺鐵 縱貫線 彰化車站 (臺灣省彰化縣彰化市長樂里三民路)


駅頭の様子!

彰化へ来たのは、高雄行の自強號(特急列車に相当)に乗り換えるため。切符はまだ買っていない。對號(座席指定)列車の切符の買える自動售票機(券売機)で、13時33分発の121次自強號の切符を買おうとするが、無座(立席)となってしまう。他の列車でも同様。操作方法が悪かったのだろうか。窓口に並んで切符を買おうか。その時、窓口に「今日の對號列車は北上南下列車とも売り切れ」のような中文(中国語文)の張り紙を見つける。随分大まかな表現だ。星期日(日曜日)で人の流動が多いのだろう。自強號に自由席はないが、無座(立席)で行く事は可能。しかし高雄まで2時間20分間、揺れる車内で座れないのは辛い。自強號は諦めて、台中から台灣高鐵(新幹線)に乗ろうと思う。恐らく席はあるだろう。


超値紐奥良烤雞三明治(35元)

お昼は自強號の車内で便當(弁当)を食べるつもりだったが、予定が狂った。高鐵の駅へ向かう列車まで少し時間があるから、ここで何か食べよう。7-ELEVEN悠遊卡(カード)を使って、サンドイッチと缶コーヒーを買ってくる。レシートを見て、台中でのバス運賃が無料となっていた事を確認する。サンドイッチは漢字で三明治と書く。紐奥良は判らぬまま、チキンサンドを食べる。後日調べると、紐奥良は New Orleans, LA(ニューオーリンズ)。そういえばケイジャン風の味付けだったような。ケイジャンといっても日本で食べたジャンバラヤしか知らない。


伯朗咖啡(20元)

駅の待合室のベンチでささやかな昼食を済ませる。駅舎内を見上げてみれば、今日乗ってきた山線、海線、そして成追線の路線図が掲げてある。





彰化から直接高雄に向かうはずだったが、少し台中方の新烏日に戻って高雄に向かう。日本ならJR東日本の在来線の駅(無人駅は知らん)でJR東海の新幹線の切符が買える。以前はどちらも日本国有鉄道だったし、今もJRグループという括りである。しかし台湾では、もともと国鉄にあたる中華民國交通部臺灣鐵路管理局の路線(ここでは便宜的に在来線という)があったところへ、新たに台灣高速鐵路股份有限公司が高速鉄道(ここでは便宜的に新幹線という)を開業させている。別の私鉄の路線が出来たようなもので、新幹線と在来線は全く別物である。彰化の駅には高鐵(新幹線)の切符は高鐵の駅で買ってくれ、みたいな中文の張り紙がある。では乗換駅の新烏日までの切符を買おう。高鐵乗り換えの為の新駅、新烏日までの切符は、一部の售票機(券売機)ではボタンがなくて買えない。


區間車 彰化→新烏日(15元)


なんか古そうな客車が!

入場して構内を見る。この客車はSLが牽引するのかな。


自強號も留置されている!

彰化には大正11年建設の扇形車庫も残されており、鉄道絡みでまた訪れる事もあるでしょう。満員の通勤型電車で彰化を後にします。奇しくもこれでデルタ線の3辺全てに今日乗った事になる。乗るんなら三つとも乗れという、何かの思し召しだろうか。




台中線(山線) 2344次區間車 [EMU500型] (新烏日)

台中線 區間車 2344次 彰化(13:54)→新烏日(14:03) 45EM530 15元


臺鐵新烏日站より高鐵台中站を見る!

とにかく在来線(臺鐵)と新幹線(高鐵)で駅名が違うんです。


臺鐵 台中線(山線) 新烏日車站 (台中市烏日區高鐵東一路)

臺鐵の新烏日駅は、その広すぎる構内に鉄道グッズのお店等が営業している。ちょっと絵葉書を買ってゆく。通路を通り、高鐵(新幹線)の台中駅(在来線とは別駅)の構内に入る。何かの商品の広告なのか、モデルさんが駅構内で撮影している。それだけ近代的な場所なのでしょう。空港ビルのようにレストラン等のテナントの入った高鐵の駅は臺鐵の駅より賑わっている。次の左營行はというと、すぐに速達タイプの列車がある。窓口はと見ると長蛇の列。自動售票機(券売機)を使うしかないでしょう。中文を見ながら適当に操作していると、目的の列車の切符は買えそう。しかし欧州製というこの券売機。お釣りが硬貨でしか出ないという、とんでもない話を目にした事がある。今は解消されたかも知れないが、隣に両替機が設置してある。という事はまさか。まず千元札を両替してからだ。


高鐵(標準車廂) 台中→左營(860元)

座席の位置は選べないが、三人掛けの窓側の席がとれた。ABC(三人掛け)+DE(二人掛け)の並びは、新幹線と同じ。


磁気テープのある面を上にして、矢印の方向に投入!

注文の多い驗票閘門(自動改札機)。日本製にしとけば、どの向きで入れようが問題なかったのに。しかし紙の切符のほか、二次元バーコード、ICカード対応と、意外に高性能。


700T型列車標準車(普通車)の座席!

月台(プラットフォーム)に駆け上がると、すでに列車は到着している。まだ出発時刻じゃないから慌てなくてもいい。〔のぞみ〕〔ひかり〕〔こだま〕のような愛称はなく、車次(列車番号)のみなので、間違いないか確認して乗車。車内は空いている。終点までB、C席に客は来なかった。途中、ノンストップの44分間の乗車なので、列車販售(車内販売)の売り子さんがまわって来るのも待ちきれず、自動販賣機で飲み物を買ってくる。


雀巢茶品 檸檬茶(20元)

ネスレのレモンティーです。


車窓の視界が良くない! (高鐵台中-高鐵嘉義)

霧でも出ているのか、もやもやしている。





霧にしてはどこまで行っても晴れない。朝霧ならともかく、時刻は2時半を回っている。後から思うに、PM2.5が海を越えて来ていたのだろうか。


高鐵台南站を通過中!

新幹線の快適さそのままで、終点の左營に到着した。彰化から乗るつもりだった121次自強號は、まだ台南にも着いていない。やっぱり高鐵は速い。


700T型列車標準車(普通車)の車内の様子!


台灣高鐵 159車次 [700T型列車TR23] (高鐵左營)

台灣高鐵 159車次 台中(14:22)→左營(15:06) 123-01 860元


metro 高鐵で左營站到了symbol5

左營は高雄市内だけど、高雄駅はまだ先。いずれ高鐵も高雄駅に乗り入れる計画だそうだが、現在は左營止まりで、乗り換えて行く必要がある。臺鐵(在来線)の他に高雄捷運(地下鉄)もあるけど、臺鐵を利用する。ちなみにここも在来線(臺鐵「新左營」)と新幹線(高鐵「左營」)で駅名が違うんです。




臺鐵 縱貫線 新左營車站 (高雄市左營區站前北路)

クリスマスムードやね。




駅コンコースは吹き抜けに!周囲は商業施設に!


悠遊卡(カード)

台南地区・高雄地区では悠遊卡で臺鐵の列車に乗れる。しかも區間車の値段の九折(1割引)となる。同じ値段で區間車より値段の高い自強號などにも無座(立席)で乗車出来るので、更におトクに。但し、太魯閣列車(タロコ号)のような無座(立席)での乗車を認めない一部の列車には悠遊卡で乗る事は出来ない。新左營の自動改札にはIC乗車券の読取部は付いていない。改札掛の側に機械が設置されている。簡易Suica改札機のようなものである。改札掛に悠遊卡を見せて、高雄に行きたい旨伝えて、機械にタッチする。乗り場を教えてくれたが、間違って隣のプラットフォームに行きかけてた自分を大声で呼び止める。当たり前なのかも知れないが、台湾の人は親切じゃのう。


高雄は摂氏27度!?


縱貫線 3527次區間車 [ディーゼル機関車R100型R103號] (新左營)

IC乗車券で乗ろうとしているのが、こちらの客車列車。


牽引される客車はSPK20000型!


區間車 往枋寮


扉は手動です!

つまり走行中に開けられます。


SPK20000型の客室内へ


SPK20000型の座席
ここまで中華民國102年11月24日撮影(切符と悠遊卡の画像を除く)

新幹線から客車列車に乗り換えるとは。日本でも昔はよくあったろうけど。機関車はディーゼルエンジンを響かせて新左營を出発。高雄地区は電化されているけど、屏東から先の区間が非電化の為、ディーゼル機関車が牽引します。出発時の衝撃、加速の悪さが何ともいえません。新左營の先で地下線の建設工事が行われている。高雄付近を地下化する計画だそう。次の左營(高鐵「左營」とは別の駅)は工事でプラットフォームが1面に減らされ、以前の駅舎もなくなっている。


臺鐵 縦貫線 左營車站 (高雄市左營區勝利路)
中華民國96年11月25日撮影


左側のプラットフォームと駅舎はもうない!
中華民國96年11月25日撮影


高雄車站も地下化工事中! 中華民國102年11月24日撮影

縱貫線 區間車 3527次 新左營(15:28)→高雄(15:41) 40SPK20015T 15元×0.9

愛河を渡り、高雄に到着。ここも線路や月台(プラットフォーム)が減らされ、地下駅とする工事が盛んに進められていた。 (つづく)

乗りつぶし台湾 日南車站

2013-12-11 12:00:00 | 台湾日記

列車を降りると木造駅舎が待っていた!


臺鐵 海岸線(海線) 日南車站 (台中市大甲區孟春里中山路)



駅前に駐輪しているのは、やっぱりバイクが多い。


駅頭の様子!


臺中市市定古蹟 縱貫鐵路(海線)-日南車站

大正11年、海線の開業時からの駅舎だそう。




日南車站週遭環境圖

駅の周りを散策してもいいのだけれど、今回は駅舎のみを見物。


木造駅舎目的の客を何組かを見掛ける!

熱心に写真を撮るにいちゃんに対して、おねえちゃんの方は興味なさそう。


售票窗口(出札口)

日本なら無人駅になってそうだけれど、駅員さんがいて切符を売っている。国鉄の頃のようだ。彰化までの切符を買うと、何と硬券が出てきた。レトロなのは駅舎だけではない。ところで窓口内をのぞくと、時刻表が何冊かあるのを目にする。すかさず時刻表を指差して窓口氏にアピールする。すると発車時刻が知りたいのかと、紙に「12:24」と書いて示す。やはり口で言わないと駄目なようだ。「請給我…」と言うと、察してくれて一冊渡してくれた。有難く頂戴する。表紙には「公用」と手書きの文字が。売り物では無いのは承知しているが、売り物も含めてなかなか時刻表が入手できない。台北や高雄といった大きな駅で入手を試みたが、何度もかなわなかった。しかし地方の小駅で簡単に頂戴出来る事が何度かあった。鉄道の旅に時刻表は必要。鉄道の旅開始初日にして、9月25日ダイヤ改正の最新版を入手出来てよかった。


臺灣鐵路時刻表(中華民國102年9月25日製發)


(區間車) 新竹→彰化(海線) Hsinchu→Changhua(Coast Line) (逆行)


梁とかいいなー

硬券切符に時刻表を手にして、気をよくして駅舎内を見てみる。


剪票口(改札口)と候車室(待合室)


懐かしき硝子戸


敬請購票上車 無票請勿進站 台灣鐵路管理局


日南の駅名にひかれて来てみたけれど…


カープのキャンプ地とは関係なし…

キャンプ地の日南線日南駅(宮崎県)にはまだ行った事はない。


嚴禁跨越軌道

月台(プラットフォーム)へは地下道を利用。線路を跨いでいったら駄目だって。



駅舎は大正時代のものだが、鉄道施設はすっかり近代化されている。


もう一度、木造駅舎を振り返る…


海岸線(海線) 2523次區間車 [EMU500型] (日南)

南下する列車が入ってきた。


metro 區間車で日南を出発symbol6


復興\電車 日南→彰化(60元)

「復興\電車」とあるけど、今の列車種別だと「區間車」。印刷してあるのがまだいっぱいあるんでしょう。日付はキッチリ「102.11.24」と印字されている。


厚みのある硬券の切符


デルタ線の1辺、山線(成功-彰化)の線路が近づいてきた!
いずれも中華民國102年11月24日撮影(時刻表の画像を除く)

海線の列車が追分を出て、デルタ線の1辺を行く。先ほど乗ったもう1辺の成追線の線路が左に別れてゆき、今度は更にもう1辺の山線の線路が近づいてきた。複々線となって川を渡り、台中市から臺灣省彰化縣に入る。そのまま複々線で彰化までは行かず、信号場があって複線となり、終着の彰化に到着した。 (つづく)

海岸線 區間車 2523次 日南(12:24)→彰化(13:15) 45EM525 60元



乗りつぶし台湾 成追線

2013-12-08 10:00:00 | 台湾日記

客室からの眺め!

中華民國102年11月24日星期日(日曜日)、台中のホテル。持参の目覚まし時計のアラームの音で目覚める。今まで自分の泊まった台湾のホテルの客室で時計を見掛けた事がない。そういうものなのだろうか。目覚ましは7時20分に設定していたのだが、テレビをつけて見ていると、時刻はまだ6時台である。どうした事か。昨夜、台湾の時間(GMT+8)に合わせていた目覚まし時計(電波時計)だが、標準電波を受信して日本標準時(GMT+9)に戻っている。しかも地理的に近いであろう九州の送信所ではなく、福島県にある送信所の方を受信している。これまで台湾でこの時計が受信した事はなかったのだが、今回は18階の客室に泊まっており、時計は窓辺のテーブルに置いていたから受信したのだろう。本当は自動受信を止める必要があったのだが、設定方法を取扱説明書で確認してこなかったので、適当に操作したものの、そのままになっていたのだ。結果、1時間早く起きてしまった。再び寝台に戻る。


早餐(朝食)

改めて起きて、朝食に出掛ける。これまで台湾で泊まったホテルには、朝食が含まれている。このホテルでももちろん含まれている。簡単な朝食のところもあったが、ここは期待していいでしょう。早餐餐廳朝食レストラン)へ。会場は広い。ロビーの片隅でおむすびを食べるのとは訳が違う。他にも日本人の宿泊者がいる。席に案内されるが、自助式(セルフサービス)となっている。料理の種類は多い。中、西、日式(中華、洋食、和食)だそうで、ご飯やお粥、パンに饅頭もあれば、中華麵にうどんや蕎麦まである。鍋物もグツグツ煮えている。果物や飲み物も豊富である。連泊しても飽きる心配はなさそう。とても食べ切れないので、いつものようにご飯と味噌汁、適当におかずをよそってきて席に着く。腸詰がなかなか美味しい。味噌汁は甘口である。他のテーブルの客を見ていると、なにやらかき混ぜている。納豆もあったのか。朝食バイキングだと、つい食べ過ぎてしまう事があるから、この辺で自重しておこう。


coffee 食後のコーヒー

ミルクはスジャータだった。


tv 台北捷運信義線が開業したそう

部屋に戻り、台湾のテレビ番組を見ながらゆっくりする。台北の捷運の新線が開業したニュースに時間を割いている。今回の台湾旅行は臺灣鐵路管理局(以下、臺鐵と記す)の路線の乗りつぶしが目的であり(いつもそうだが)、捷運はほとんど地下鉄線で面白味に欠けるが、本日開業で1ヶ月間は運賃無料だそうだから、台北に行ったら乗ってみるか。


中科大飯店 (台中市北屯區崇徳路)

快適なスイートでの滞在だったが、そろそろチェックアウトする。フロントにバスで台中駅に行きたいと言うと、新幹線の駅かと問われる。新幹線の台灣高鐵(以下、高鐵と記す)利用者が多いのだろうが、今から乗りたいのは臺鐵、在来線の方である。ホテル向かいの中学校前のバス停から黄色いバスに乗るよう教わる。「謝謝」と言ってホテルを出た。



停留所には何人かバスを待つ客がいる。高速バスならともかく、不案内な街での路線バスは躊躇する。ましてや海外ではそう。しかし台中ではバスが嫌なら、計程車(タクシー)に乗るしかない。昨夜は初めてのホテルへ行くので利用したが、今日はそうではない。先客は道路に乗り出して、車の来る方向を見ている。台湾のバスは人がいれば必ず停留所に停まるのではなく、利用者は手を挙げるなどして、乗りたい意思表示をせねばならないと何かで読んだ。そして方向幕を見てバスの系統を見極めねばならない。バスの時刻は停留所には書いてない。黄色ではないバスが停まり、幾人もの客が乗っていった。台中駅に停まるのか判らないまま、バスは発車してしまった。路線図を見ると、このバスでもよかったらしい。しかし次のバスを待つ。黄色いバスが来た。火車站(鉄道駅)の文字が確認できる。これで間違いない。バスに乗り、運転士の側の機械に悠遊卡(カード)をタッチして座席に腰掛ける。


悠遊卡 EASYCARD (ゆうゆうカード/ヨーヨーカー)

悠遊卡(カード)は、SuicaICOCAのような台湾のIC乗車券である。その存在は知っていたが、台湾の市内交通の運賃が安くて、加値(チャージ)した分を使いきれないのではと、購入を検討しなかったのだが、コンビニエンスストア等で買い物に利用出来るそうなので、昨日のうちに7-ELEVENで購入(100元)、そして300元をチャージしておいたのだ。



無事にバスに乗ったが、台中の街に土地勘はない。いつ駅に着くか判らない。ガイドブックを見るが、地図が小さくてよく判らない。まあ何とかなるでしょ。台中の街を行くバスの車窓を楽しむ。鉄道と違ってバスの方が街を身近に感じられる。バスを乗りこなせるようになったら台湾はもっと楽しいだろう。台中公園を過ぎる。もう駅は近いはずだ。干城站という停留所で運転士が交代。高速バスの出発する停留所のようである。干城站を出て次が火車站。漢字は読めても発音が判らないので、停留所名がバス前方にLED表示されるのは助かる。悠遊卡を再度タッチして下車する。ちなみに台中市區公車(市内路線1~300系統)は8kmまで全票(大人運賃)20元だが、現在カード利用すると無料となっている。その予算は台中市政府から出ているのかどうか知らないが、ありがたい事である。


全航客運 市區公車65 (台中火車站)

全航客運 市區公車65 崇徳國中(10:16頃)→台中火車站(10:41頃) 20元 免費(無料)


臺鐵 台中線(山線) 台中車站 (台中市中區建國路)

臺中驛として大正6年竣工。赤レンガの堂々たる駅舎である。中華民國84年(1995)、二級古蹟に指定されている。台湾では他にも日本時代の駅舎が現役で大切にされている。






剪票口(改札口)

台湾では多くの駅で、入場と出場とで改札口が分けられている。さて、自動售票機(券売機)で車票(乗車券)を買ってくる。背磁式車票(裏の黒い磁気券)なので、自動驗票閘門(改札機)から入場する。なお、台中地区の臺鐵では、まだ悠遊卡は使えない。


區間車 臺中→日南(68元)


自動驗票閘門(自動改札機)

ちなみにオムロンの自動改札機です。


台中線(山線) 2713次區間快 [DR1000型] (台中)

昨年、集集線に乗った時も利用したディーゼルカー。台中始発で、二水から集集線に入り、終点の車埕まで走ります。集集線で去年行けなかった日月潭に行きたい。しかし今回の旅行では最初から日月潭は予定にはない。今度は台中に連泊して日月潭などを巡る旅もよさそう。思ったより桃園空港から台中は近かったし、ホテルもよかったし。


高架工事が進められている!

月台(プラットフォーム)で写真を撮っていたら、他のお客から声を掛けられる。鉄道絡みの事で話し掛けられたのだろうが、如何せん中国語がほとんど判らない。何も答えられなくて申し訳ない。そんなのがフラフラと台湾を旅行中なのである。


台中線(山線) 2608次區間車 [EMU500型] (台中)

今回の台湾旅行で最初に乗る列車がこちら。通勤型でロングシートだが仕方がない。台中を出発。大慶、烏日と各駅に停車する。次の新烏日は新駅で、高鐵台中站の乗換駅である。このブログで何度も書いているが、臺鐵(在来線)と高鐵(新幹線)の台中は別の駅で、離れた場所にあり、乗換駅は臺鐵が新烏日、高鐵が台中と駅名が異なる。列車は新烏日を出発して、次の成功に到着。今回の乗りつぶしの旅の目的となる成追線の分岐駅である。台中線(山線)の南下する列車は成功の次は彰化に停車する。しかし一部の列車は山線から分かれて海線に直通する。山線と海線の分岐駅は彰化だが、彰化を経由してスイッチバックする訳ではなく、直接に山線と海線とを結ぶ線がある。それが成追線である。車掌が成功に着くまでに幾人かの乗客に行き先を尋ねたり、何か話していたのは、この列車は彰化には行かないと説明していたのだろう。ここは宮脇先生が旅行された当時、運転本数が少なくて乗るのを割愛された線区である。現在ではそれなりに運転本数はあるが、それでも1日に10.5往復。一泊目の宿を台中にしたのは、成追線のダイヤに合わせたからである。




山線が別れてゆく!

列車は成功を出発。彰化への山線と別れ、成追線を行く。宮脇先生の文章で感慨深いが、他の乗客には、立ち上がって写真まで撮って、何がしたいのかわからないだろう。


海線が近づいてきた!

あっさり追分に到着して成追線の乗りつぶしは終了。例えるなら京葉線の市川塩浜-二俣新町-南船橋と、市川塩浜-西船橋、そして西船橋-南船橋のデルタ線の3辺全てに乗った感じである。宮脇先生の文章がなければ、ここまで思い入れる程の線区ではない。ところで追分とは和風な駅名が残っている。日本にある室蘭本線追分駅(北海道)、奥羽本線追分駅(秋田県)、信越本線信濃追分駅(長野県・現在はしなの鉄道線)は利用した事がある。成追線の乗りつぶしは終わったので、台湾の追分でも降りてみて、今夜の宿を予約している高雄へ向かってもいいが、この先に気になる駅名があるので先に進む。



海線と言っても、この辺はまだ海が見えない。台湾の西部を縦貫する鉄道が開通した時、台中のある山線経由だったが、勾配がきついので海線が建設され、そちらが縱貫線になったそう。しかし大都市台中を経由する山線も線路が改良され、現在では山線の方がメインルートとなっている。海線沿線の街は鄙びているのかといえば、そうでもない。この辺りも合併で台中市となっている。東海道本線清水駅(静岡県)と同駅名の清水を過ぎ、台中から1時間ほど列車に揺られ、海線で台中市最北の駅で下車する。 (つづく)

台中線・成追線・海岸線 區間車 2608次 台中(11:08)→日南(12:09) 45EM527 68元


海岸線(海線) 2608次區間車 [EMU500型] (日南)
いずれも中華民國102年11月24日撮影(切符と悠遊卡の画像を除く)

乗りつぶし台湾 台中へ

2013-12-02 05:00:00 | 台湾日記

アクセス特急の車窓には印旛沼 (印旛日本医大-成田湯川)

この秋には北海道へ一部区間が廃止予定の江差線の乗り納めに行こうかと考えていたが、運行する鉄道会社の所業があまりにも酷すぎるので、その会社の列車には乗りたくない。それでは震災で不通となっていた三陸鉄道が一部復旧しているので乗りに行こうかと思ったが、思うような日程で思う場所で宿が取れない。三鉄は来年暖かくなってからにしよう。例年、11月下旬には京都へ紅葉を見に行くが、それもやめて南の島で鉄道に乗ってこようと思う。

平成25年11月23日土曜日、flag1 勤労感謝の日。旅支度をして出掛ける。新松戸駅に着くと、思わぬ時間に列車がやってきた。少しダイヤが乱れている。慌てて武蔵野線に乗り込む。武蔵野線は日中10分毎の運転だが、乗り換える路線の方が本数が少ない。東松戸で成田空港線(スカイアクセス)に乗り継いで空港第2ビルへ。成田空港線・北総線のダイヤも少し乱れている。到着して検問所で旅券を見せて第2旅客ターミナルへ向かう。

JR東日本 武蔵野線 普通 1029E 新松戸(11:32)→東松戸(11:39) クハ204-5006 160円
京成電鉄 成田空港線 アクセス特急 1173H 東松戸(12:01)→空港第2ビル(12:35) 京急1145
910円




成田国際空港 第2旅客ターミナル (千葉県成田市古込)

チャイナ エアライン(以下、中華航空と記す)のカウンターで搭乗手続きを済ませる。整髪料などの入ったカバンを預ける。今回は航空券、ホテルだけでなく、保険も自宅PCで済ませているので、もう何もする事がない。1年5ヶ月ぶりに出国する。


Gate 73

搭乗口は前回と同じ。国際線なので食事が供されるが、出発までまだ時間があり、小腹が減ってきたので、売店で何か食べる物を買ってくる。


小銭を持たぬようSuicaで買い物!

食後に恒例の成田での時計合わせ。117で腕時計を現地時間に合わせるのだ。ところが手持ちのテレホンカードの度数がない事が判明。10円玉も持っていない。売店に行くがテレカは置いていないという。現地通貨とごっちゃになると面倒なので、日本の硬貨は財布から全部出してきた。日本と台湾の紙幣の他には台湾の70元が入っている。案内で聞くとテレカの自動販売機があるという。行ってみると105度数(1,000円)のみ販売。使い切るのに何年掛かるか。結局、売店で千円札で水を買い、小銭を作って電話する事にした。時計を1時間遅れで合わせる。日本円の小銭は財布とは別にして仕舞っておく。


中華航空(CI) 101便 [B747-409] N168CL (成田国際空港)
ここまで平成25年11月23日撮影

10円玉を求めて右往左往しているうちに、これから乗る機体が到着していた。機体番号を見るとNで始まっている。中華民國(臺灣)の航空機はBで始まるはずだが。ちなみにNで始まるのはアメリカ合衆国だそう。事情は分らないが、Nで始まる中華航空機に搭乗する。


東京国際空港(羽田)付近を飛行中! November 23rd, 2013

スポットを離れた航空機は第2ターミナルに近いB滑走路(2,500m)ではなく、延々と空港内を走り、遠く離れたA滑走路(4,000m)までやってきた。離陸、上昇すると西へと向かった。


fuji 富士山(3,776m)付近を飛行中! November 23rd, 2013


beer さっそく台湾啤酒(ビール) November 23rd, 2013

日本領空であるが国際線なので食事が供せられる。ビールを頼むと台湾啤酒が出てきた。


fork 機内食はチキンを選択 November 23rd, 2013


いただきます♪ November 23rd, 2013

和食でも中華でもなく、洋食である。左の白っぽいのはご飯ではなく、マッシュポテト。米国の航空会社で供された食事と違って、全然いい。美味しかった。ごちそうさま。


徳島県付近を飛行中! November 23rd, 2013


item5 食後には烏龍茶 November 23rd, 2013


四国から九州へと飛行して… November 23rd, 2013

九州を過ぎると洋上飛行で台湾へ向かう。この日、この先の航空路となる場所について、どこかで何らかの事が発表されたらしいが、知る由もない。


無事に台湾に到了(到着)! これより中華民國102年11月23日撮影

台湾の街の灯りを見ながら航空機は徐々に高度を下げてゆき、臺灣桃園國際機場台湾桃園国際空港)に着陸した。日本では平成25年11月23日土曜日だが、中華民國(臺灣)では中華民國102年11月23日星期六である。時差はマイナス1時間となる。航空機は第一航廈(ターミナル)側に停まったが、入境(入国)の手続き等は第二航廈側で行われる。長い通路を延々と歩かされる。證照查驗(旅券のチェック)、つまり入国の審査となるが、日本人は「持非中華民國證照旅客 NON-CITIZEN」の列に並ぶ。ここがかなり混雑している。日本人ばかりでなく、大陸からの団体客が多いようだ。少しの西洋人の姿も見られる。長い列を待って、旅券にスタンプをもらい、無事入国する。行李(手荷物)も比較的すぐにターンテーブルから出てくる。臺灣銀行で3万円を両替。匯率 RATE は0.28540で、8,562元となり、手續費 CHARGE 30元を差し引いた8,532元を渡される。前回の旅では3万円で10,875元だったのに。1元≒3円51銭くらいか。前が円高過ぎたのだが、円安の海外旅行は辛いのう。


臺灣桃園國際機場 第二航廈 (臺灣省桃園縣大園鄉)

今夜の宿は台北ではなく、台中に予約している。台中へは台灣高鐵台湾高速鉄道)を利用するのが早いが、円安なので高速バスを利用する。台中へは複数のバス会社の路線があるが、次に台中行が出発する飛狗巴士を利用する。


台中まで高速バスで240元

バスの座席は1+2で、1列が3席とゆったりしている。車内の照明は暗い。空港からの道はそのまま高速道路、國道2號-機場支線(機場端IC)に接続している。車両は右側通行。台灣高鐵(新幹線)の高架をくぐり、少し行くと機場系統交流道JCTで、國道1號(中山高速公路) に入り、南下する。途中、何ヶ所か收費站(本線料金所)を通過する。バスはETCレーンをノンストップで走行する。道路は交通量は多いものも渋滞もなく順調。ウトウトして目を覚ますと、竹北市付近を走っている。昼間であれば車窓も面白かろうが、夜間なので時折地名のサインを読み取るのがやっとである。SAらしき所を通過する。泰安服務區であろう。何度か台湾で高速バスに乗っているが、SAに立ち寄った事がない。一度見てみたいものだが。豐原を通過したので台中は近い。もうウトウト出来ない。大雅交流道ICで國道1號より流出する。ICを出て最初の停留所の中清站に停車する。バスは台中車站(駅)に行くが、ここで下車する。

建明客運 飛狗機場巴士 5503 台灣桃園機場第二航站(18:42頃)→中清站(20:20頃) 240元


bus 飛狗巴士(建明客運)で台中市・中清站到了symbol6

IC近くの停留所で降りたが、土地勘はない。計程車(タクシー)でホテルまで行くつもりである。近くに車を停めていた運将(運ちゃん)がさっそく客引きにやってきた。ホテル名を言うとすぐ判ったようだ。料金は200元という。メーターを使わないのか。値段交渉した方がよいのかも知れないが、面倒なので言い値で乗車する。妥当な価格だったかは知らない。しかし桃園空港から台中までのバス運賃が240元だったので、高い気はする。計程車はホテルへ走り始めた。運ちゃんはFMラジオを聴いている。周波数帯はアメリカと同じようだ。日本ではテレビ放送(VHF 1~3ch)で使用していた辺りだ。ホテルは思っていたより遠かったが、無事到着。運転も荒くなかった。運ちゃんに200元を払う。扉が空いた。台湾のタクシーは自動ドアだったっけと思ったら、ホテルの人が扉を開けてくれている。

計程車 中清站→中科大飯店 200元


中科大飯店 (台中市北屯區崇徳路)

フロントの人も案内してくれた人も、全て日本語で応対してくれる。非の打ち所がない。前金で勘定を済ませると、エレベーターで18階へ。部屋まで案内してもらう。そもそもタクシーから部屋まで案内してもらうようなホテルに泊まるような事はないよ。そして一番安い2,000元の部屋を予約していたのだが、満室だったとの事でアップグレードしてくれたそう。


なんと、中科套房スイート)にアップグレードase2


広い、広すぎる!


ジャグジーですか?


バス、トイレ、洗面台


運動器具まで!


こちらは寝室zzz2


大きな机で仕事も…(ありません)


money 定価は7,000元だって!(2,000元しか払うとらん)

初日から台湾さん、大歓迎である。しかし部屋が広すぎて、妙に落ち着かん。


ホテルの豪華な部屋を後にして…

歩いて夕食に出掛ける。


fork こちらのお店で夕食を…


店頭にはこんな牛さんが… 共食いはいかんぜよ!

何組か入店待ちの人がいたが、割とすぐに席に案内される。店内は落ち着いた感じ。店員さんは中国語だが、メニューを見ながらこちらは日本語でもスムースに注文を終える。


小菜、スープ、飲み物はセルフサービス!

メニューに酒類が見当たらない。お茶は無糖のものを注いでくる。


酸菜雪裡紅に羅宋湯 vegetable beef soup


和風三分蛋

温泉玉子です。


とろ~り♪

ちゃんとした和風のだしが効いていて美味しい。


餐包

パンが付いてきた。しかし中には甘いクリーム(餡?)が。


沙郎牛排-9盎司 Sirloin steak / Rib eye steak - 9oz (255g)(290元)

主菜の登場です。サーロインかリブアイステーキか知りませんが、ボリュームがあります。焼き加減はおすすめの七分熱で。醤料(ソース)は「辣」(からいの)、「不辣」(からくないの)か各半混合の三択で、間を採って各半混合にする。


いただきます♪

脂身もあってなかなか旨い。ソースもいい。卓上に置いてあるソースも試してみる。9オンスは結構食べでがある。澳洲進口とあるのでオーストラリア産牛肉(Aussie Beef)か。添えられた義太利麵(パスタ)にソースや酸菜雪裡紅を混ぜて食べる。満足満足。お酒無しだが、いい夕食でした。ごちそうさま。なお10%服務費(奉仕料)を含めて319元の支払いとなった。


赤鬼炙燒牛排餐廳 崇徳店 (台中市北屯区文心路)



ホテルへの帰りしに7-ELEVENに寄り、悠遊卡(100元)を購入する。SuicaICOCAのような台湾のIC乗車券である。鉄道・バスだけでなく、買い物にも使えるのは同様。買ったばかりの悠遊卡(ヨーヨーカーと発音するらしい)は残額0元なので、300元を加値(チャージ)する。黒松沙士PET600(29元)も購入。台湾の炭酸飲料なのだが、独特の味と香りがする。なお、北海道日本ハムファイターズ陽岱鋼選手が広告に出ている。




tv 今夜も生で…

ホテルに戻り、沙士を飲みながらスポーツニュース番組を見る。そしてまっさんの番組が始まった。新潟での放送を台中で見るとは。しかし何とも眠くて、ウトウトしてしまう。ホテルの部屋は立派なのだが、寝室にテレビがないので、応接セットのソファーで見る事になるが、そのまま朝まで寝てしまいそうである。家で録画しているから、テレビを見るのは諦めて、寝室に移動して寝台で寝る事にする。(つづく)


このソファーで一夜を過ごす訳にはいかない!