旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

台湾のりもの紀行 桃園→成田→新松戸

2008-05-18 03:00:57 | 台湾日記

機内食
※クリックすると大きなサイズで表示します。

いよいよエバー航空長榮航空)2196便に搭乗する。もちろんハローキティジェットである。付近の席には日本人が座り、日本語が聞こえてくる。機体が動き出し、跑道(滑走路)へ向かう。そして離陸の順番を待つ。プールの飛び込み台で待っているような気分である。前方の航空機が離陸してゆく。すぐに空に飛んでいった。まるで他人事のように思えるが、次は自分が乗っている機体の番である。跑道に入り、加速して離陸した。上昇、旋回する感覚が不快である。しかし去り行く台湾の地を窓から眺める。すぐに台湾海峡に出てしまった。

水平飛行となれば不快な感覚は無い。おいしく機内食を頂戴する。往きより帰りの便の方がボリュームがあっていい。毎日飲んだ台湾啤酒も最後の一杯である。トレイの左隅にデザートがないなと思っていると、食後にアイスクリームが出てきた。ちなみに台湾産。木の匙はと思ったが、機内食用の立派なスプーンがあった。でも木の匙で食べたいような味わいだった。


デザートのアイスもやっぱりキティちゃん!
ここまで民國96年11月28日撮影

台湾を発ってから陸地も見えず、日も暮れてしまった。そして外房の街の灯りが見えてきた。帰国する便で日本の陸地を見るとホッとする。短期間、隣の国に行っていただけなのだが。成田国際空港の暫定並行滑走路に東から進入して無事着陸した。着陸したが、これから第1ターミナルへの移動がある。しかも誘導路が曲がっているので、他の航空機が離着陸している時、この箇所は通れないので更に時間を要する。全くを持ってやれやれであるが、事情を知らぬ外国人には不可解に違いない。そして近距離は第2ターミナルでよさそうなものだが、全日空グループのエアーニッポンとの共同運航便となるエバー航空は第1ターミナルとなっているのだ。滑走路-ターミナルの件は日本側の問題なので別として、今回の旅で初めてエバー航空を利用してみて印象は良かった。また利用してみたい航空会社である。

BR2196 TPE 15:00 → NRT 19:00


無事に到着しました! (成田国際空港)
※クリックすると大きなサイズで表示します。
これより平成19年11月28日撮影


機内からターミナルに入る。中華民國(台灣)より日本国へ。民國96年11月28日星期三より平成19年11月28日水曜日へ。時間もGMT+8(中原標準時間)よりGMT+9(中央標準時)へ。台湾の団体さんは添乗員さんが集めて何か説明を始めたので、先を急ぐのは殆ど日本人ばかりとなった。動く歩道がある。歩かない人は左側に立っている。きれいに東京式になっているのを見て、帰ってきた事を実感する。関空は大阪式なのかな。


成田国際空港 第1ターミナル
(千葉県成田市三里塚御料牧場)


「おかえりなさい」の文字があるのも成田らしくて嬉しい。中文の「欢迎光临日本」が簡体字なので、繁体字ばかりを見ていた目には不思議に映る。写真や指紋をとる機械をよそ目に旅券に帰国のハンコをもらい、手荷物も無事に出てきて、外に出る。振返れば米国の有名な鼠のキャラクターを使ったクリスマスの飾りつけがされている。日本でキティちゃんを使わないのはどうかと思うが、千葉県なので米国のキャラクターを使う関連はある。


米国のキャラクターが! (成田国際空港)

駅へ向かう途中、「八十日間世界一周(Around The World In 80 Days)」のテーマ曲が聞こえてくる。台湾もいいけど、どこか長旅に出掛けてみたいものだ。さて、発車案内を見ると、JR東日本の快速列車〔エアポート成田〕(約60分毎)は暫くない。特急列車〔成田エクスプレス〕は空港第2ビルを発車すると東京まで停車しないから使えない。そもそも運転本数が少なすぎる。京成電鉄の改札より入場する。Suicaが使えるので便利だ。特急(料金不要)に乗る。JRの快速〔エアポート成田〕に相当するサービスだが、約20分毎の運転である。成田空港19時30分発車。第1ターミナルは始発駅なのでよい。乗客は旅行帰りなので一様にお疲れのように見える。グアムかサイパンにいったらしいオバハンは、元気に携帯電話で話している。話すなよ。


京成電鉄 本線 京成船橋駅 (千葉県船橋市本町)

特急と言っても、佐倉までは各駅に停まり、その後から通過するようになった。船橋で下車。昨年は上り線のみ高架となっていたが、今は上下線とも高架となっている。ここでJRに乗り換えてもいいが、普通列車に乗り換えて西船まで行ってみる。

京成電鉄 本線 特急 成田空港(19:30)→京成船橋(20:16)
京成電鉄 本線 普通 京成船橋(20:20)→京成西船(20:24)

京成西船から西船橋へ。歩道の幅員は狭隘で、初めての方には船橋での乗換えをお勧めする。しかし歩道がある分、新秋津・秋津より良心的である。西船橋もきれいな駅舎になった。ホームは変わらないようだが。民權西路站を出発して5本の列車、1便のバス、1便の航空機を使って新松戸駅に無事到着した。 (おわり)

武蔵野線 普通 西船橋(20:43)→新松戸(20:58)