旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

台湾麺線

2018-09-24 23:00:00 | たべる

金牌台湾啤酒(540円)

平成30年9月17日月曜日。flag1 敬老の日。日曜日が定休日だが、祝日は営業している台湾料理のお店に出掛けてきた。席数は多くないが、一人なのですぐにカウンターに案内される。麦酒で喉を潤す。台湾の600mlの瓶のが飲みたいな。


魯肉飯便當セット(1,080円)

魯肉飯が奮起湖便當のような容器に入っている。奮起湖に行って奮起湖便當を食べた事は無いけど。そもそも金属製容器の台湾のお弁当は食べた事が無い。大体が紙製で、池上便當が経木だった。


魯肉飯便當

通常の魯肉飯(650円)との違いは、容器とトッピングと思われる。


麺線(小)

注文時にパクチー(香菜)を入れるか聞かれる。もちろん入れてもらう。初めは苦手だったが、今では無いと物足りない。香菜だけで台湾に行った気分になる。


でっかい肉が!と思ったら、厚揚げでした…

メニューにメンマ・厚揚げ、煮卵付きと書いてあった。


魯肉飯は醤油で甘く煮た細かい肉がご飯にかかる♪

旨い。トッピングも麦酒に合う。


麵線は蓮華ですくって食す!

素麵くらいの細麵を鰹だしのスープでいただいている感じ。そこに香菜が加わる。具には大腸も入っている。台北・西門町の阿宗麵線のような味。実に旨い。ごちそうさまでした。


台湾麺線 (東京都港区新橋)




東京タワー(333m) ここまで平成30年9月17日撮影

行きは新橋駅から歩いたけど、帰りは最寄りの御成門駅から帰る。東京タワーを見て、地下駅へ階段を降りる。久しぶりに都営三田線に乗った。




今夜は中秋の名月 (三郷駅より)
ここから平成30年9月24日撮影

そして今日、平成30年9月24日月曜日。flag1 秋分の日の振替休日でお休み。旧暦8月15日で中秋の名月である。少し雲は多いが、月は見える。


十五夜だが満月ではないそう…

満月なのは十六夜の明日。


月餅を買ってきた♪

コンビニエンスストアに売っているやつですが。

黒部ダムカレー

2018-09-22 21:00:00 | たべる

黒部ダムカレー(1,080円)

黒部ダムにはダムカレーがあるというので注文してみた。



自動券売機で食券を買うと同時に注文が厨房に入る仕組みで、券を購入する前に席を確保するよう注意書きがある。相当混雑するのだろうが、まだお昼前で空席はある。


beer 麦酒は360円だった…

レストハウス内にある自動販売機で麦酒も購入。



ほうれん草を使ったグリーンカレーでダム湖を表現。ダム(堰堤)のご飯は大町産のひとめぼれ。ポテトサラダで放水、水しぶきはキャベツの千切り。らっきょうはコンクリート壁。流木と遊覧船ガルベをヒレカツで、対岸の木々はパセリで表しているそう。


決壊させずに食べる♪

いつも食べているカレーと色が違うが、なかなか旨い。辛さもいい。麦酒によく合う。まだ午前中だが、いいお昼となった。ごちそうさまでした。


黒部ダムレストハウス (富山県中新川郡立山町芦峅寺)




rain 食事中に激しい雨が降って来た!

山の天気は変わりやすい。


rain 雨の黒部ダムをあとにする…


トンネル内にある黒部ダム駅へ…


関西電力 関電トンネル無軌条電車(トロリーバス) 黒部ダム駅
(富山県中新川郡立山町芦峅寺)

改札開始を待つ人で列が出来ている。




突如、ゆるキャラが現る!

改札待ちの列の横の扉から急に出てきた。カメラが間に合わない。


黒部ダムマスコットキャラクター「くろにょん



改札が始まり、プラットフォームへ。4両が停まっており、一番後ろの車両に乗る。4両まとめて12時5分の列車となる。列車と言っても連結している訳ではなく、それぞれの車両に一人ずつ運転士が乗務しており、普通のバスが4台出るのと変わらない。しかし1両ずつ、駅員(助役?駅長?)の合図で出発している。駅員さんと一緒に、くろにょんもプラットフォームでトロリーバスを見送っている。思わず手を振り返す。トロリーじゃなくなってもまた来るぞ。


かぶりつきの座席♪


信号場での交換!



乗っている4両目の運転士さんが窓を開け、対向列車の運転士さんと言葉を交わしている。通行票を交換していたのだろう。全線で自動閉塞となっているが、通行票(スタフ)も併用しているそう。普通にバスが離合しているだけに見えて、一味違う。


関電トンネル(大町トンネル)貫通点!


富山県・長野県県境!

短い北陸・富山県滞在だった。


破砕帯を通過!


トンネルから出てきた!



坂を下って、扇沢に到着した。

関電トンネル無軌条電車 黒部ダム(12:05)→扇沢(12:21) 311 往復運賃2,570円


トロリーポールは2本!

路面電車と違いゴムタイヤで走行するトロリーバスは、線路をアースに出来ないので、プラスとマイナスで架線が2本、集電するポールも2本必要となる。



米国のカリフォルニア州サンフランシスコでトロリーバスに乗った事があり、それは普通に街中の道路を走るので、バスと変わらぬ印象だった。、関電トンネルトロリーバスは、一般道は走らず、トロリーバスと関係車両しか走らないトンネル区間で、より鉄道らしい印象だった。


関西電力 関電トンネル無軌条電車 [300形] (扇沢)





今年で運行を終了する関電トンネルトロリーバス(愛称トロバス)では、「トロバスラストイヤーキャンペーン」を実施中。今年11月30日が運転最終日。乗ってみたい方はお早めに。


扇沢 Ogizawa

「おうぎさわ」ではなく、「おうぎざわ」と濁るのか。


駅頭の様子!


関西電力 関電トンネル無軌条電車(トロリーバス) 扇沢駅
(長野県大町市平)

駅前には信濃大町駅行のバスが待っている。接続がよくて、扇沢でゆっくりしていられない。


アルピコ交通 扇沢線 (信濃大町駅)

扇沢線 扇沢駅(12:30)→信濃大町駅(13:05) 04187 往復運賃2,500円


JR東日本 大糸線 信濃大町駅 (長野県大町市大町)

信濃大町から再び18きっぷの旅。アルペンルートと違って、格安の旅である。


JR東日本 大糸線 普通 5328M列車 [E127系A3編成] (信濃大町)

2両編成の列車。車内は通路を挟んでベンチシート(ロングシート)とクロスシートが配置されている。外国人を含めて観光客が多い。英語を話す西洋人のグルーフは麦酒を飲んでいる。少し混んでいるがロングシートに座る事が出来た。


metro 大糸線で信濃大町を出発symbol6

長閑なワンマン列車の旅。黒部ダムや扇沢では雨が降っていたのに、大糸線を南下すると天気は回復してきた。有明からは車掌が乗務。列車番号も5328Mから4328Mに変わる。一泊した穂高で乗車する客が多く、車内は混雑してきた。登山の帰りの人が多い。列車は信濃大町から1時間強で松本に到着した。

大糸線 普通 5328M 信濃大町(13:14)→松本(14:20) クハE126-103


metro 松本で大糸線から篠ノ井線に乗り換えsymbol6

乗り換え時間は僅かだが、急いで篠ノ井線の列車に乗り換える。211系だが車内はベンチシート(ロングシート)ばかりではなく、セミクロスシートでボックス席もある。E231系などに置き換え前に東海道本線等で利用していた車両だ。汽車旅らしくなってきた。松本出発時には通路側に座っていたが、塩尻で窓側の席の空いたボックスに移る。塩尻から中央本線東京方(いわゆる中央東線)に入る。一度、出発しそうになるが、遅れていた中央本線名古屋方(いわゆる中央西線)からの列車の接続をとってから出発する。中央西線はJR東海管内となる。名古屋方面の線路と分かれ、辰野経由の中央本線と分かれる。列車はみどり湖経由で塩嶺トンネルで短絡して岡谷に出る。日本海と太平洋の分水嶺を通過した。諏訪湖のある諏訪盆地に入る。沿線ではカメラを構えた人が多くみられる。


昨日、大糸線で見掛けたトロッコ列車が! (下諏訪)

〔びゅうコースター『風っこ』」〕である。名古屋方にはDD16 11号機が。


東京方には茶釜のEF64 1052号機が!

沿線の人達の目的はこの列車なのだろうか。


車窓には諏訪湖! (上諏訪-下諏訪)

そして上諏訪には千葉のE257系を見掛ける。


長野県・山梨県県境へ向かう! (すずらんの里付近)


JR東日本 中央本線 普通 440M列車 [211系N604編成] (小淵沢)

篠ノ井線 普通 440M 松本(14:26)→小淵沢(15:44) クハ211-4
※塩山-塩尻間は中央本線。


metro 中央本線で小淵沢に到着symbol6

山梨県に入り、小淵沢に到着。列車は塩山行だがここで下車する。プラットフォームに大勢が待っているが、塩山行を待っているのではない。


JR東日本 快速〔ホリデー快速ビューやまなし号〕 9592M列車 [215系] (小淵沢)

待っていたのはこの列車。プラットフォームの乗客に加え、2両編成の車両が満員の小海線からの乗り換え客もあったが、オール2階建車両の215系に皆さん着席出来たと思う。


サハ215-201

◆の表示が無い…と思ったが、サハにはパンタはないか。


metro 快速〔ホリデー快速ビューやまなし号〕で小淵沢を出発symbol6


2階建の1階からの車窓! (日野春-長坂)

車窓よりも確実に座る事を選んだ。〔ホリデー快速ビューやまなし号〕はグリーン車及び普通車指定席を除き、乗車券のみで利用出来る。甲府を過ぎ、通路に立つ人も増えてきた。しかし215系は〔湘南ライナー〕での運用を想定しているためか、荷物を置く場所が少ない。とにかく座席数を多くしようと言うのだろう。通勤客ばかりなら荷も少ないだろうが、登山客のリュックや、勝沼の葡萄の箱を抱えた乗客もおり、収納が少ないのは困る。甲斐大和で運転停車して、特急〔あずさ〕を先行させる。通過待ちはこれ1本で、なかなかの快走。利用者は多く、車内は大いに混雑する。並行する中央道、国道20号は渋滞している。混雑していても時間通り走るのが鉄道の良さである。山梨県から神奈川県、東京都に入り高尾に到着。混雑した車内から高尾始発の快速に乗り換える人もいる。八王子でも降車が多いが、まだ乗ってくる客もある。立川でかなり降りて、空席も目立ってきたようである。自分もここで降りる。


metro 快速〔ホリデー快速ビューやまなし号〕で立川に到着symbol6


列車は新宿へ… いずれも平成30年9月9日撮影

新宿経由でも帰れるが、都心の混雑を避けて、武蔵野線を利用する。途中で夕食も済ませて帰宅した。 (おわり)

快速〔ホリデー快速ビューやまなし号〕 9592M 小淵沢(16:17)→立川(18:25) サハ215-201
中央本線 快速 1818T 立川(18:23)→西国分寺(18:28) クハE232-28
※遅れていたため、この列車に乗車出来た。
武蔵野線 普通 1871E 西国分寺(18:40)→三郷(19:23) クハ204-49
武蔵野線 普通 1915E 三郷(20:17)→新松戸(20:22) クハ205-145
◆特別企画乗車券「青春18きっぷ」2,370円(1回分)
※参考 信濃大町-新松戸間の運賃5,080円


黒部ダム

2018-09-19 15:00:00 | みる

黒部ダム (富山県中新川郡立山町芦峅寺)

黒部ダム駅から220段の階段を上って展望台に到着した。


黒部湖


レストハウスを望む!


観光放水実施中ase2


おや?



220段の階段の途中にある水飲み場だけでなく、展望台にも水飲み場がある。たいして待つ事もない。破砕帯の湧水を飲み放題である。


黒部ダム 展望台休憩所 標高 1,508M


対岸の沢を望む!


黒部川下流側を望む!


少し天候が回復してきたか…


改めて観光放水も撮影!

破砕帯の湧水をたくさん飲んだので、休憩所で用を足してゆく。ハサイダーというサイダーを見掛ける。破砕帯の湧水を使用しているそう。


外階段を使い、下の方へ降りてゆく!


黒部ダム構築用 コンクリートバケット 容量9立方メートル 重さ7トン


コンクリートバケット吊り上げ用フック


25t ケーブルクレーン 主索 直径100mm

長さ598メーターのワイヤーを切断したものです。(説明版より)


ケーブルクレーンの基礎


放水観覧ステージからの展望(だったかな?)




ダム本体には点検用通路が!


タモさん、よくこんなところを…


新展望広場特設会場内ではダム建設史を紹介!



黒四ダムという名も耳にしていたので、四つ目のダムなのかと思っていた事もあったが、四つ目なのは発電所で、黒部ダムから黒部川第四発電所に送水されている。発電所の施設はほとんど地下にあるそう。






映画『黒部の太陽』撮影セット(トンネルレプリカ)

映画はテレビで部分的に見たのみ。ちゃんと通しで見てみなければ。




新展望広場・レインボーテラスからの眺め!

虹は見えませんね。



あいにくの天気で眺望はきかないが、今日はトロリーバスの乗りつぶしが目的だからいいだろう。今度来る時は、天気の良い時に来たい。


御前沢

説明板で名前を知る。霧が出て神秘的である。




黒部川下流側を望む!



現地で見ると仙人でもいそうな雰囲気なのだが、写真で見ると霧が出ているだけ。黒部ダムも雨のダムの写真である。写真では伝わらんなあ。


ようやくダム本体へ…




扇沢より黒部ダムに来ると、黒部川右岸に到着する!


天端の道路を歩いて左岸に向かう!




観光放水を見る!


右岸を振り返る!


上流側は黒部湖!


下流側は急峻な谷!

観光放水は霧状にしている。滝みたいに流すと、川底が削れてしまうから。滝は削れていって上流側に後退してゆくけど、ダムは移動する訳にはいかない。




左岸に向かいつつも、右岸を振り返る!






右岸に展望台・新展望広場・レストハウスが集まる!


← 立山・室堂 方面 黒部湖駅




天端を左岸に行くとトンネルが見える!

左岸には展望台とかレストハウスは見当たらない。


ここは富山県中新川郡立山町
 大字芦峅寺字ブナ坂他十一国有林と
  関西電力株式会社の黒部ダムです


富山県だから一応、北陸を訪れた事になるかな。それではトンネル内へ。


← 黒部ダム トロリーバス黒部ダム駅

引き返す事になるが。




立山黒部貫光 鋼索線 黒部ケーブルカー 黒部湖駅
(富山県中新川郡立山町芦峅寺)


出札口と改札口

この先、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバス、高原バス、ケーブルカーを乗り継いで立山に至る立山黒部アルペンルートが続く。先程乗った関電トロリーは今年限りだが、この先にもトロリーバス路線がある。是非乗ってみたいが、アルペンルートを通り抜けると、結構な運賃である。しかし、この先の風景は素晴らしいそうである。天気のいい時に改めて訪れたい。


遊覧船のりばへの通路

「ロッジくろよん 平ノ小屋」の表示が。宿泊施設もあるのだ。




トンネルを出て右岸に戻る!

「トロリー」とか言わない。dice


ここは黒部ダム中心 ▼ ダムの高さ 186m ダムの長さ 492m 標高 1,454m


観光放水を真上から!


展望台からの外階段も凄いところだった!

蜀の桟道を思わせる。行った事は無いけど。黒部ダムから下流へは本当にそんな感じらしい。もちろん行った事はない。


ダムの婉曲部 いずれも平成30年9月9日撮影

黒部ダムはドーム型アーチ式コンクリートダム(本体)+重力式コンクリートダム(ウイングダム)から成る。この辺が中央のアーチ式から両翼の重力式となる箇所である。さて、ダム散策はこのくらいにして休憩してゆこう。 (つづく)



関電トンネルトロリーバス

2018-09-16 18:00:00 | 鉄道

JR東日本 大糸線 穂高駅 (長野県安曇野市穂高)

近年、安曇野市という名前を耳にするようになったが、平成17年に長野県南安曇郡豊科町・穂高町・三郷村・堀金村及び東筑摩郡明科町の5町が合併して誕生した新しい市である。この時に南安曇郡は無くなっている。堀金村は安曇野市になっていたのか。昔、深夜のラジオ番組でその名に記憶がある。穂高駅は旧穂高町にある。


駅頭の様子!

18きっぷが1回分残っている。実は3回分残っていたのだが、2回分を買い取って貰ったので、5回目のところに今日の日付のハンコを貰う事が出来た。


プラットフォームより駅裏を望む!

雨は止んだが、北アルプスが見えない。


JR東日本 大糸線 普通 3226M列車 [211系N308編成] (穂高)

先に松本行の上り列車が入ってきた。駅にいた大半の客はこちらに乗り込む。


JR東日本 大糸線 普通 3227M列車 [211系N338編成] (穂高)

後から信濃大町行の下り列車が入ってきた。当駅で上下列車が交換する。


クモハ211-3039

狭小断面トンネルのある中央本線高尾-南木曽間に入線可能なパンタグラフを搭載している車両には、車両番号の前に ◆ の表示があるそう。信越本線横川-軽井沢間(平成9年廃止)での 🔴 の表示のようなものか。


metro 大糸線で穂高を出発symbol6




車窓の稲穂 (北細野-信濃松川)

車内は空いている。地元の人と観光客が乗っている。西洋人の姿も見える。話しているのは英語ではなく、ロマンス諸語のいずれかと思うがよく判らない。天気は悪くて、北アルプスは見えないが、霧もやの車窓を写真に撮ったりしている。


JR東日本 大糸線 普通 3227M列車 [211系N338編成] (信濃常盤)

交換で4分停車するのでプラットフォームに降りてみる。また少し雨が降っている。後から松本行の上り列車が入ってきた。上下線のプラットフォームは分かれており、いわゆる構内踏切で連絡している。一人の客が駅舎のある向かいのプラットフォームを歩いている。松本行ではなく、信濃大町行に乗りたいらしい。構内踏切を渡る必要があるが、松本行の出発が迫り、踏切は閉鎖されていると思われる。松本行の列車が警笛を鳴らす。無理に踏切を渡ったのだろう。信濃大町行の車掌にも注意されたのだろう。車内に入って来た客は一人で散々文句を言っている。少しお酒が入っているようだ。いくら文句を言っても、近くにいる西洋人には判らないだろうし、とんだ駆け込み乗車に他の日本人も知らん顔している。しかし、朝の静寂な列車の雰囲気を大いに損ねてしまう。


JR東日本 大糸線 普通 3227M列車 [211系N338編成] (信濃大町)

列車は終着の信濃大町に到着。ここで下車する。

大糸線 普通 3227M 穂高(8:18)→信濃大町(8:51) クモハ211-3039 ※参考 運賃320円


metro 大糸線で信濃大町に到着symbol6


改札口と出札口

みどりの窓口あります。


JR東日本 大糸線 信濃大町駅 (長野県大町市大町)



旧国名の信濃が付くのは佐世保線大町駅との重複を避ける為か。平成6年開業の可部線大町駅は重複している。大糸線の路線名は信濃町と魚川を結ぶ事から付けられたが、私鉄の信濃鉄道(しなの鉄道とは別会社)として開業していた松本-信濃大町間も含めて大糸線となっている。


駅頭の様子!




アルピコ交通 扇沢線 (信濃大町駅)

信濃大町と言えばアルペンルートの東側の入口という認識だったが、東京からは北陸新幹線長野駅で乗り換え、特急バスで行くのが時間的に早いようである。駅の黒部ダムのポスターにも案内されていた。それでも大町から入らなければならない。18きっぷだし。


バス往復乗車券 信濃大町駅-扇沢駅(2,500円・往復割引)

駅を出て左側に扇沢行きのバス乗り場と切符売り場がある。運賃は往復の方が少し安くなる。また往復乗車券は車内では発売しないので、切符売り場で予め購入されたし。車内は空いている。外国人旅行者を何組も見掛ける。先程の西洋人はもちろん、中国語も聞こえてくる。切符売り場の方々に見送られ、バスは定刻に発車。駅前の通りを走る。思いの外、大きな街である。大町と言うくらいだから。市街地を抜け、長閑な道を行く。雨は強くなっている。途中の温泉街から何組か乗って来て乗客が増えてきた。バスは山間に入って行き、砂防ダムなどを見て終着の扇沢駅に到着した。

扇沢線 信濃大町駅(9:05)→扇沢駅(9:45) 04186 ※参考 片道運賃1,360円


駅頭の様子!

雨が激しいので、駅舎の写真を撮っていない。急いで切符売り場に並ぶ。


立山黒部アルペンルート乗車券 扇沢-黒部ダム(2,570円・往復割引)

大町の切符売り場は現金のみだったが、扇沢ではクレジットカードも使える。ここも往復だと安くなる。アルペンルートは長野県から富山県へ(その逆の経路で)通り抜けるのも一般的である。しかし今日は黒部ダムまで行き、引き返してくる。もったいないと言われるが、天気も悪いし、通り抜けるのはまたの機会に。切符を買って、売店で雨傘を買う。


改札口

大町からのバスは空いていたが、次のバスには改札に行列まで出来ている。扇沢まで観光バスで来ている人が多い。マイカーの駐車場もある。バスガイドさんが旅行の幹事さんに切符を渡して説明している。この先はマイカーや観光バスでは進めない。これから乗るのは関電トンネルトロリーバス。トロリーバスは無軌条電車と言い、レールは無くとも鉄道の範疇となる。昭和39年の開業以来、トロリーバスが走ってきたが、今年を最後にトロリーバス(無軌条電車)は廃止されるという。日本では数少ないトロリーバス。無くなる前に乗っておこうとやって来た次第である。ちなみにトロリーバスは廃止となるが、来年からは充電式の電気バスによる運行となる。扇沢から黒部ダムへの交通機関が無くなる訳ではないが、鉄道(トロリーバス)からバス(電気バス)に転換となる。


関西電力 関電トンネル無軌条電車 [300形] (扇沢)

改札が始まり、プラットフォームに上る。こちらがトロリーバス。路面電車がバスになった感じである。架線からの電気で走る。自動車登録番号標(ナンバープレート)は無い。


乗車券の裏面には「関西電力」の文字が!

関西電力直営のトロリーバスである。関西電力の所有する関電トンネルを走る。


車内はローカル路線バスのようだが…


通電中pika

プラットフォームに見慣れぬ表示がある。運転士さんも、トロリーバスとも列車ともいう。いよいよトロリーバスが走り出す。警笛、VVVF、モーター音。まさに電車である。


bus 雨の扇沢を出発symbol6




4両のトロリーバスが続いて走る!


全長5.4kmの大町トンネル(関電トンネル)に入る!

トンネル内は真夏でも気温が10度かそれ以下で、トロリーバスには冷房はない。


破砕帯に差し掛かる!

トンネル掘削中、大量の地下水が作業を阻んだ破砕帯。80m掘り進むのに7ヶ月を要したそう。タモさんはここで降ろしてもらっていた。番組を見てトロリーバスが今年限りと知り、やって来た訳である。今までいろいろな乗り物に乗って来たが、ここのトロリーバスは久しぶりにテンションが上がる。


長野県・富山県境を通過!


貫通点の先には信号場が!

トンネル内はトロリーバスが1両走れるだけの幅だが、ここだけ広くなっている。狭い道でバスが広くなったところで離合しているだけのようだが、鉄道であるトロリーバスは交換と言うべきだろうか。黒部ダム行も扇沢行も4両が続行運転している。黒部ダム行は4両とも乗客があるが、扇沢行の後側2両に乗客の姿は見えず、回送なのかなと思う。再びトンネルが狭くなって先を進む。トンネルは1本道ではなく、それぞれの出口付近ではトンネルが枝分かれしている。トンネル内にある黒部ダムに到着した。


300形の座席


300形の車内の様子!


関西電力 関電トンネル無軌条電車 [300形] (黒部ダム)


bus トロリーバスで黒部ダムに到着symbol6

関電トンネル無軌条電車 扇沢(10:00)→黒部ダム(10:16) 302 ※参考 運賃1,540円








屋根の上には集電するトロリーポールが!

いつも乗る電車のパンタグラフとは形状が大きく異なる。


プラットフォームの様子!


プラットフォームから展望台への220段の階段を上る!


途中にはベンチが置かれる!

ちょっと土合駅を思い出す。


土合駅のように薄暗くない!

電気は売るほどあるからな。


途中には水飲み場も!

破砕帯の湧水が飲める。水も売るほどある。


地上の展望台に到着! いずれも平成30年9月9日撮影

天気は良くない。扇沢で買った傘がさっそく役に立つ。 (つづく)



バスと鉄道で穂高へ

2018-09-11 16:00:00 | 鉄道

新宿駅より品川方を望む!

平成30年9月8日土曜日。一泊二日の旅に出掛けてきた。新松戸から新宿へ向かうのに、どの経路を行こうか思案したが、以下の路線でやって来た。

常磐線 普通 1130S 新松戸(11:30)→松戸(11:38) 東京地下鉄16022
常磐線 特別快速 3168M 松戸(11:40)→東京(12:04) サハE531-18
※東京-日暮里間は東北本線。
中央本線 快速 1211H 東京(12:10)→新宿(12:25) モハE233-259
◆新松戸-新宿間の運賃550円(IC運賃550円)


新宿駅にはSuicaペンギンの像が!

但し、工事中で正面から拝めない。


新宿高速バスターミナル(バスタ新宿) (東京都渋谷区千駄ヶ谷)

これから長野県に向かうが、中央本線の特急ではなく、高速バスを使う。一昨年に開業したバスタ新宿というバスターミナルから出発するそう。ヨドバシカメラの前からではないのか。新宿駅新南改札を出て、エスカレーターで上がったところにある。切符はすでに予約・発券しているので、切符売り場に行く事はないが、ファミリーマートが売店で入っているので、麦酒やサンドイッチなどを買ってゆく。


JR東日本 山手線 新宿駅《南口》 (東京都新宿区新宿)

ターミナルは3階が降車、4階が乗車と分かれている。4階から国道20号甲州街道を挟んで、南口が見える。バスタ新宿と言うが、甲州街道が新宿区・渋谷区の境となっており、ターミナル所在地は渋谷区代々木である。


京王電鉄バス 新宿~松本線 特急 5913便 (バスタ新宿)

今朝、バスの空席を見てみたら満席だった。利用者は多いようだ。





鉄道より狭い車内だから、簡単なもので済ませようと思ったが、結局こんなに買ってしまった。バスが発車する前に麦酒を開けて飲み始める。旨い。定刻(1分後?)に発車し、バスは4階からゆるゆると下ってゆく。甲州街道を西へ行き、初台から首都高速4号新宿線に流入する。東京駅から東名を経由する路線を使う事があるが、新宿から中央道を行く高速バスに乗るのは初めてである。4号新宿線もあまり通る事もないので興味深い。高井戸から首都高より中央道となる。沿線にスタジアムが見える。東京競馬場も見える。ちなみに右の車窓なので、ビール工場は見えない。多摩川を渡り、中央道日野停留所から乗車あり。

この辺の区間はあまり利用しないが、埼玉県から車で出掛ける時は、圏央道で八王子JCTから西の区間の中央道を利用する事がある。圏央道からの流入で交通量が増えたのか、この先は断続的に渋滞しているそう。都県境の小仏トンネルに至る前にウトウトしてしまう。気付は神奈川県を通過、山梨県に入って談合坂SAも過ぎていた。大月を過ぎ、長い笹子トンネルを抜ける。甲府盆地へと降りてゆく。双葉SAで休憩がとられる。


中央自動車道 双葉サービスエリア(下り) (山梨県甲斐市龍地)

上り線で信玄餅をのせたソフトクリームを食べた事があるが、今日は用を足すとペットボトルの紅茶だけ買ってバスに戻る。


京王電鉄バス 新宿~松本線 特急 5913便 (双葉SA)

京王バスに乗るのは初めてで、バスの車体の塗装をよく覚えておらず、KEIOの文字を確認してバスに戻る。JRバスの塗装には馴染みがある。足柄SAではJRバスだらけで迷う程だが。15分休憩をとって発車。渋滞の影響で20分くらい遅れているそう。去年利用した東名ハイウェイバスは渋滞で1時間くらい遅れていたから、大した事はない。




八ヶ岳のどれか? (八ヶ岳PA付近)

山を見ているうちに、山梨県より長野県に入る。


諏訪湖 (諏訪湖SA付近)

諏訪湖を過ぎると岡谷JCTで名古屋方面の中央道と分かれ、長野道に入る。塩嶺トンネルを抜ける。これで太平洋と日本海との分水嶺を越える。塩尻市・松本市内の高速道路上の停留所のすべてで降車客がある。松本ICで流出する。ここを通るのは上高地に行って以来。インター前の停留所でも降車客が。通過する停留所はなかった。上高地とは反対側の市街地へバスは走り、篠ノ井線・大糸線のガードをくぐり、終着の松本バスターミナルに到着した。


京王電鉄バス 新宿~松本線 特急 5913便 (松本バスターミナル)

渋滞で遅れて2時間半くらい掛かったが、大した事はない。このくらいならバスに乗っても疲れない。松本の街は東京より涼しい。

新宿~松本線 特急 5913便 バスタ新宿(12:55)→松本バスターミナル(16:13) 51005
運賃3,500円


松本バスターミナル (長野県松本市深志)

降車は屋外だったが、乗車時はターミナル内から出発するようだ。




JR東日本 篠ノ井線 松本駅《お城口(東口)》 (長野県松本市深志)

駅は通りの向かいにある。松本から再び鉄道を利用する。


駅頭の様子!

駅に向かうとお蕎麦屋さんも見掛けるけど、山賊焼を出す店をいくつか見掛ける。岩国の者としては(広島の人も)山賊焼と言えば、国道2号沿いにある山賊山賊焼を指すと思うが、ここ信州には違う山賊焼があるそう。鶏肉料理なのは共通。松本に一泊して晩御飯に食べたいところだが、今日は別の街に宿を取ってある。高速バスは少し遅れて到着したが、予定していた列車に乗り換えられる。

切符を買い、改札を入る。券売機で誤って保田(内房線)を選択してしまったが、無事に穂高(大糸線)まで購入出来た。松本駅は急行〔アルプス〕に乗る時に利用した事があるが、今は少し勝手が違っている。松本駅はSuicaエリアに含まれるが、松本以南の篠ノ井線(中央本線東京方面)が首都圏エリアであって、松本以北の篠ノ井線、大糸線では使えない。松本までは東京近郊区間で、例えば新松戸から松本までの乗車券で、甲府で途中下車してほうとうを食べる事は出来ない。松本が首都圏なのか、東京近郊なのか不思議な感じがする。


跨線橋から新型車両が見える!

在来線特急は好きなのだが、その割に高速バスを使ってしまった。


アルピコ交通(松本電鉄) 上高地線 普通 33列車 [3000系] (松本)

大糸線の乗り場に向かと、同じプラットフォームに上高地線の列車が出発を待っている。上高地に行った時に、走っている上高地線の列車を見掛けたが、まだ乗った事はない。今日も乗らない。


metro 上高地へは終点の新島々で乗り換えsymbol6


JR東日本 大糸線 普通 3241M列車 [211系N338編成] (松本)



高崎線や房総を走っていた車両が長野県に来ている。車内はベンチシート(ロングシート)である。少し混雑していたが、座る事が出来た。


metro 大糸線で松本を出発symbol6



大糸線に乗るのは、糸魚川で特急〔白鳥〕の最終列車を見送った後、全線に乗って以来だから17年振りである。時の経つのが早すぎる。全線が単線で、途中駅で時折上り列車と交換する。トロッコ車両とも交換した。信濃大町までは私鉄だったのを国有化した区間で、駅間が短い。電化されているのは松本-南小谷間で、ここまでがJR東日本管内。南小谷-糸魚川間はJR西日本管内で非電化となっている。国鉄が分割民営化された時に、長野県はJR東日本JR東海JR西日本の3社に分割されるという報道を目にした。


JR東日本 大糸線 普通 3241M列車 [211系N338編成] (穂高)




metro 大糸線で穂高に到着symbol6

穂高で下車する。読みは「ほだか」と思っていたが、「ほたか」と濁らない。

大糸線 普通 3241M 松本(16:48)→穂高(17:15) クハ210-3039 運賃320円


JR東日本 回送列車 [E257系M-114編成] (穂高)

これは回送列車だが、大糸線には特急列車も走っている。


プラットフォームより駅舎を望む!

いわゆる構内踏切を渡って、趣のある駅舎へ向かう。


駅には真田親子の人形が!


改札口と出札口…は閉鎖されていた!

切符売り場がないのはどうかと思う。駅員さんはいるので、切符に無効(使用済)のハンコを押して貰って持ち帰る。


乗車券 松本→穂高(320円)


JR東日本 大糸線 穂高駅 (長野県安曇野市穂高)


駅頭の様子!

駅から歩いて今日の宿へ向かう。




ビジネスインあづみ野 (長野県安曇野市穂高)


客室の様子!

シングルルームだが、バス・トイレはない。その分、部屋は広く感じる。旅館で和室が洋室になった様な感じか。ちなみに部屋に冷蔵庫もなく、共有スペースに冷蔵庫がある。旅行サイトからの予約で朝食付で5,520円。風呂場へ行き、汗を流す。風呂上がりに長野県のローカル番組を見ていると、七月場所(名古屋)で初優勝した関脇御嶽海関にちなむ地元の商品を紹介している。長野県木曽郡上松町出身の力士で、明治42年に大相撲に優勝制度が出来て以来、長野県出身の優勝は初と言う。地元の期待も大きいのだろう。明日は九月場所の初日で、御嶽海関の取組など見たいところだが、その時間は移動中の予定でテレビを見られない。


beer 生ビール(中)

まだ7時前だが晩御飯にする。宿の1階が「居酒屋たのし~家」になっており利用する。


お通し


山ぞく焼き

食べたかった山賊焼があったので注文する。


岩国の山賊の山賊焼とは違う!

焼きと言っても揚げてある。好きな味付けで旨い。また信州に来たら食べよう。


山ぞく焼定食

しめて1,600円也。ごちそうさまでした。


西友でアイスと紅茶を買ってきた!

宿からはスーパーマーケットが程近い。合計180円でコンビニエンスストアより安い。


baseball 野球の結果を見て…

今日も負けとる。


明日の目的地の天気が気になる!


rain 國本さんのお天気を見て…


今夜は鳥取か… ここまで平成30年9月8日撮影(切符の画像を除く)

いつもならテレビ東京を見るか迷うところだが、長野県では映らないので一択である。蛭子さんや出川さんは録画で見る。麦酒が効いて時々ウトウトする。こちらも再放送で見直さねば。野球は負けていたので、スポーツニュースを待たずに就寝する。


客室からの眺め! ここから平成30年9月9日撮影

平成30年9月9日日曜日。穂高のホテルで目覚める。雨が降っており、傘もないので駅までどうするかと思うが、取りあえず朝飯前に朝湯を浴びる。風呂から出ると、雨は上がっていた。


朝食

朝食会場は昨夜の1階の居酒屋。バイキングではなく、コーヒーもなく、coffee 食後にコーヒーsymbol6が出来ないが、まあいい。ごちそうさまでした。



列車の時間があるので8時前にチェックアウトする。お風呂、トイレ、洗面所等が共用なので合宿みたいな感じで面白かった。合宿した事はないけど。登山の人とかが利用するようだ。トイレに行く度に、部屋の鍵をかけて出入りするのが面倒だったので(鍵はかけずとも大丈夫そうだが)、部屋にトイレのある和室の利用でもいいだろう。




宿の前を千国街道(旧道)が伸びる。糸魚川方を望む!


松本・塩尻方を望む!

内陸に塩を運んだ塩の道で、「敵に塩を送る」はこの道で送ったとか。穂高には穂高神社がある。4年前に上高地に行った際、穗高神社奥宮にお参りしている。穂高神社本宮はこちらにあったのだ。お参りしたいところだが、今日は時間がない。また穂高に来なければ。


穂高駅前に到着です!

今日は18きっぷで大糸線を北上する。 (つづく)