一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

最近、驚いたこと② ……十朱幸代の自伝『愛し続ける私』を読んで驚いたこと……

2018年11月29日 | 最近、驚いたこと
60歳を過ぎると、 もう大抵のことには驚かなくなる。 それはある意味、哀しいことだ。 できれば、いつも驚くことのできる新鮮な心を持っていたい。 そんな私であるので、 驚くことはめったにないのだが、 たまに、少し驚くこともある。 先日は、「最近、驚いたこと」として、 ……三重野慶の超絶リアリズムに観る“一瞬と永遠”…… と題して、写真と見まがうばかりの写実絵画を紹介した。 そのときは、このブロ . . . 本文を読む

映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』 ……チュティモンに魅せられて……

2018年11月26日 | 映画
「タイ映画史上歴代No.1の大ヒットを記録!」 「世界16の国と地域でサプライズ大ヒット!」 「アジアを席捲する話題のクライム・エンターテインメント」 「高校生版『オーシャンズ11』だ!」 「カンニング編『ミッション:インポッシブル』!」 等々、 映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』についての賛辞が、 田舎に住む私にも届いていた。 タイ映画は、私の住む佐賀県とは浅からぬ縁があり、 佐賀 . . . 本文を読む

御船山~武雄神社~桜山 ……市街地に近い低山で、極上の紅葉を楽しむ……

2018年11月25日 | その他・佐賀県の山
11月24日(土) 4年前(2014年)の11月下旬に九州オルレの武雄コースを歩いたとき、 その紅葉の美しさに驚いた。 ことに、ゴール近くの桜山の紅葉は見事の一言で、 いつの日かまた歩きたいと思っていた。 今日は、 桜山だけではやや物足りないので、 「御船山」に登った後に、 武雄神社で「武雄の大楠」を見て、 武雄市文化会館の真向かいにある「鍋島藩武雄領主の庭園」で紅葉を愛で、 最後に「桜山」に . . . 本文を読む

聖岳(佐賀県杵島郡大町町) ……御来光と、“秘密の散歩道”の紅葉を楽しむ……

2018年11月21日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
聖岳というと、 南アルプスで一番南部に位置する3000m級の山を思い浮かべる人がほとんどだと思うが、 私にとっての聖岳は、家の近くにある標高416mの小さな山なのである。 今日は、昼間は用事があるので、近くの山に朝駆けしようと思った。 近くの山で御来光が美しい山といえば、聖岳。 久しぶりに(約3年ぶり)聖岳で御来光を拝もう。 ヘッドランプを装着して歩き出す。 ゆっくり登って行く。 も . . . 本文を読む

名取裕子・音語り「江戸艶姿四季写明鏡」 ……武雄市・円楽寺での朗読公演……

2018年11月20日 | 特別企画「逢いたい人に逢いに行く」
「逢いたい人に逢いに行く」という特別企画の第11弾は、 女優の名取裕子。 某月某日、 地元紙の片隅に、次のような告知が載った。 ◆名取裕子さんの音語り「円楽寺錦秋朗読公演」 (11月18日13、16時半、武雄市武内町の円楽寺)女優の名取裕子さんが、自ら書き下ろした「江戸艶姿四季写明鏡」を三味線を弾き、朗読する。成田涼子さん(唄・三味線)、橋口瑞紀さん(笛)も共演。各回定員100人。前売り . . . 本文を読む

映画『ビブリア古書堂の事件手帖』 ……黒木華と夏帆に逢いたくて……

2018年11月18日 | 映画
この映画を見たいと思った理由は、3つ。 ①黒木華と夏帆が出演していること。 ②監督が三島有紀子であること。 ③古本にまつわる謎解きであること。 黒木華は大好きな女優で、 このブログで初めて彼女のことを書いたのは、 『草原の椅子』(2013年2月23日公開)のレビューであった。 そのとき、私は次のように記している。 遠間憲太郎(佐藤浩市)の娘を演じた黒木華も良かった。 数年 . . . 本文を読む

鬼ノ鼻山・西渓公園 ……すぐ近くの山で“花”と“展望”と“紅葉”を楽しむ……

2018年11月14日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
今日は、久しぶりに、裏山である鬼ノ鼻山に登ろうと思う。 標高の高い山では、秋の花が終わりを迎え、ほとんど姿を消してしまった。 だが、標高の低い里山には、里の花が案外多く咲いている。 珍しい花はないが、花の少ない時期だからこそ、ありふれた花でも貴重なのだ。 鬼ノ鼻山の麓のこの辺りでは、なんと、 ホトケノザや、 ナズナや、 菜の花が、もう咲いていた。 ゆっくり歩いて行く。 オ . . . 本文を読む

映画『ボヘミアン・ラプソディ』…今すぐ映画館に駆けつけてもらいたい感動作…

2018年11月12日 | 映画
世界を魅了した伝説のバンド《クイーン》と、 1991年に45歳の若さでこの世を去ったカリスマ的ボーカリスト、フレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマである。 私は、《クイーン》のファンというほどではないが、 1970年代にイギリスから飛び出した4人組が、 常識を破る革新的な楽曲でスターダムに駆け上がる姿を、 遠くから眩しく見ていた。 本作『ボヘミアン・ラプソディ』は、 フレディがたどってきた愛 . . . 本文を読む

作礼山・897ピーク ……中腹の紅葉はピークを迎えていたが、山頂付近は終盤……

2018年11月11日 | 作礼山
11月10日(土) 久しぶりに土曜日に休みを取った。 午前中は家の用事をこなし、 午後から作礼山へ向かった。 作礼山の紅葉が見たかったからである。 途中、「環境芸術の森」の前を通ると、凄い人出だった。 外から見ても、「環境芸術の森」の紅葉は見事であった。 広い駐車場は満車で、観光バスまで来ている。 「環境芸術の森」があまり知られていない頃の静かな作礼山を知っているだけに、 ちょっと複雑な心境 . . . 本文を読む

映画『覚悟はいいかそこの女子。』 ……只々、唐田えりかの美しさを楽しむ映画……

2018年11月10日 | 映画
人気コミックを原作にしたキラキラ青春映画である。 普段、この手の映画はあまり見ないのであるが、 本作『覚悟はいいかそこの女子。』を見に行った理由はただひとつ。 唐田えりかが出演していたからである。 唐田えりかを、美しき映画女優としてはっきり認識したのは、 濱口竜介監督作品『寝ても覚めても』(2018年9月1日公開)においてだった。 第2回「一日の王」映画賞・日本映画(2015年公開作品)ベ . . . 本文を読む