一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

快晴の天山 ……七曲ルートで、咲き始めたミヤマキリシマと、大展望を楽しむ……

2024年05月15日 | 天山・彦岳


5月14日(火)

今日は、雲一つない晴天。
天山の七曲ルートで、展望を楽しみたいと思った。
ミヤマキリシマも咲き始めているに違いないと思い、
ワクワクしながら車を七曲峠に走らせた。

七曲峠からは、佐賀平野が望まれた。


今日は、麦秋の佐賀平野を眺めながらの山登りになりそうだ。


出発。


最初の急登を過ぎると、
小さなアップダウンを繰り返すだけの穏やかな道となり、
緑のトンネルの中を軽快に歩いて行く。




見上げると、新緑が美しい。


こういう素敵な道を歩くことのできる歓び。




何ものにも代え難い。


二つ目の急登をクリアすると、


樹林帯を抜け、尾根道へ出る。


快晴なので、遠くまで見える。
左奥に見えるのが雲仙、右奥に見えるのが多良山系の山々。


振り返ると、彦岳。


高度を上げていくと、


最初のミヤマキリシマを発見。


まだ咲き始めたばかりのようだ。


素晴らしい展望。


振り返ると、彦岳。
しばらくこの繰り返し。(笑)


小さな岩場をいくつか越えて、


また素晴らしい展望を。


振り返ると、彦岳。


稜線に出ると、ミヤマキリシマがよく見られるようになってきた。






多良山系の山々を背景にパチリ。


いいね~


ハンカイソウの葉がもう出ていた。
夏が待ち遠しい。


天山のミヤマキリシマは、くじゅうや雲仙ほどの密集度はないけれど、
遠くの山々を背景にして撮ると、映える。


ねっ。


その後も、所々に咲いているミヤマキリシマを楽しみながら歩いて行く。








もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。
山頂には誰もいなかった。




こんな風景を見ながらのランチ。






麦秋の佐賀平野が素晴らしかった。





では、今日出逢った花々を少しだけ紹介しよう。

天山でもフタリシズカの花に逢うことができた。


大好きな花なので嬉しかった。


カンアオイの花や、




タツナミソウの花は、あちこちで見掛けた。




ノイバラの花も咲き始め。


北アルプスのチングルマを思い出す。


ヤマボウシの木に、花は少なかった。


今年は裏年かもしれない。


稜線に出ると、
ヒメハギや、


ヤマフジや、


バイカイカリソウの花も見ることができた。


バイカイカリソウの花は終盤を迎えており、
かなり少なくなっていた。


天山のキンランもなんとか見ることができた。


今日も「一日の王」になれました~

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