フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

秋の夜長

2007-11-07 20:12:16 | Weblog
クロストシユキのIVY歳時記によれば、秋の夜長は、ロッキングチェアに座って、ヘチマカラーのカーディガンなんぞ着て読書三昧ということになるのだろうけど、明日立冬と言うのにTシャツと半パンで秋の夜長です。暑くても、秋は秋だから、何となく為に成る本を読んでいたいですね。ラッセルとかショーとか。でも、為に成るってなんだろう。円周率を知らない職人が、見事に電柱に薄い銅版を巻いている。全然無駄の無いように銅版を切っている。差し金一本でその幅が分かると今日のラジオで言ってた。これって、差し金を習えば為になる。料理の本も、音楽の本も、自転車の本もみんなためになるのだけど、そうではなくて、自分の哲学のグレードを上げられるかという古くて新しい本に出会えたらいいなと今でも思う。人生もどちらかと言うと終わりの側であるのだけどこの向学心、どこからくるのかな。若いときに勉強しなかったからかな。まだまだ、本当に頭のいい人の世界を覗いてみたいよ。そんなこんなで、秋の夜は忙しい。
コメント
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