フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

今日はしんみり

2012-11-25 09:42:33 | Weblog
7人展という絵画展があるから見に行こうと三婆がいうから車に乗せて見に行った。僕らの教室の古手の2人も出品してるからと。古手というと70代後半と半ばだ。年齢を考えると年寄りなんだけど話してる時には歳は感じない。二人とも世界中を飛び回っているし絵も積極的に何枚も描くんだ。会場に行ったらその一人ヤマちゃんがいた。彼は80歳近いヨットマンで海が大好きなんだ。大学の先生だったからみんなは「先生」と呼んでいる。勿論絵は海だ。「ヤマちゃん先生、インク盛りすぎ」と言われるくらい情熱的な海を描いている。もう一人の岡ちゃんは「私は貧乏でインク使えないから」と淡彩。イギリスの風景やらトルコの家やら自分が行った外国の風景が得意。他の人の作品もそれぞれ一定のレベルを超えていて三婆も今日はしんみり。「う~ん、自分の未熟さが良く分かる」と。僕は、つまらないと思って見てたけど。何故かなと思ったら最近BSで「世界の名画」という番組を見てるからそのレベルで見るようになっているからかな。それに絵を描く技術にはあまり興味がないからかもしれない。三婆は技術に反応したのかな。元気を出さそうとして「もっと抜けた絵が見たいよな」と振っても「抜けた絵はめったにないで」と今日はしんみり。すぐに開き直るくせに。
コメント
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