フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

正しいものが常に勝つ

2015-06-30 07:22:58 | Weblog
EUの示した財政再建策を受け入れず国民投票にかけるとしたギリシャのチプラス首相が言い放った言葉が「正しいものが常に勝つ」だ。この根拠のない自信はどこからくるのでしょうね。明日にはデフォルトするかもしれない国が。なんでそんなに強気なの?明日IMFに2200億円返済しなければならないのだろう。EUが9700億円の融資をするといってるのに事実上蹴ったような政策でバンキングホリデーになり国民生活は圧迫されているという現実を押し付けられても「正しいもの」というのかな。じゃぁ誰が悪者なのか。支援するというEUかEUをうしろで操るアメリカかギリシャの港を買うという中国か2600億もかけてオリンピックのための国立競技場を建設するという日本かまたは、EU 離脱を画策するロシアか。ギリシャから見ればすべてが悪に見えるかもしれない。正しいものが常に勝つ「ギリシャの正義は世界の悪」と言えるのかも。とにかく時間はない。借りた金は返さなくてはならない。オリンピック繋がりで「そんな時代遅れな派手なオリンピックやるんやないで。そんな金あったら貸してくれ」ってギリシャが日本に言ってきたら日本はどうするのだろう。正しいものが常に勝つとは限らないとでもいうのだろうか。この問題は対岸の火事ではないのだ。例えば韓国がデフォルトしたらどうする?と常に考えておかなくてはならない。経済難民がドーンと押し寄せて来たからでは遅いのだから。
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