フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

卒業式

2017-03-22 07:59:18 | Weblog

今日はテンカの卒業式。小学生とも今日でお別れ。入学の時は一番前だった。卒業の時もやっぱり一番前だった。ちびっ子テンカのまんまと思っていたら卒業だなんて。こっちも年取るはずだよね。チビだったから負けん気で人一倍努力して駆けっこも一番、水泳も一番。勉強は一番じゃなかったけれどそこそこは頑張った。僕もこれまで6回キミの運動会を見に行ったっけ。マスト登りも速かった。組体操ではすぐキミを見つけた。いちばん上がキミの席だったからね。キミより小さくて軽いのは同学年では見当たらなかったからね。夏休みに1回だけキミと遊んだっけ。夏休みの宿題の絵を描きに来たんだっけ。絵はすぐに描き終えて二人で学校でキミのクラスが栽培しているキュウリを見に行ったね。そしたら夏休みで誰も世話してないもんだからカンカン照りでキュウリは枯れてたね。「先生水やってなかった」って悲しそうな顔してたっけ子供が大人の素顔を垣間見る瞬間ってなんでもないことなんだよね。先生が子供たちになんて言ったか知らないがキュウリのしおれた花の黄色が孤独の色を表現してた。それから僕らは子ども図書館に行ったんだよね。あれはキミが小学3年の頃かな。キミは図書カード持ってたんだよね。キミとの思い出はこれだけだけど卒業おめでとう。夢がいっぱい溢れているから未来へ向かって手を伸ばしてください。これがキミに贈る言葉です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする