Vladimir Serebrovskyの絵を見てると癒される。というか彼の絵がアジアの明るさを取り入れて描かれているからだという。アジアって明るかったのかな?と思っていたら東へ東へ進んだというからロシアからの東の果てと言えば「日本」だと日本の明るさだと気づかされる。だから落ち着くのかと納得。山の絵なんか北斎かと思えるもの。いいなぁ日本の色と思いながら見ているとヒントがあることに気づく。写真通りに描くんではなく写真を見て想像をミックスして絵の世界を広げよということかと。今まで、写真に忠実に描くのが良いと思わされていた。どうせ写真通りに描けないんだからとちょっとデタラメニ描いていたんだけどそれで良かったんだと自信を得た。それでも大幅に変えることはできなかったから木を消すとか山を失くすとか空の色を変えるとかくらいだったからもっと大胆に想像していいんだと納得。それでも写実の本道は外れずに行くということか。夏のヒマラヤも言い、ロシアの秋の公園もいい。「Return to Silver Age」って展覧会らしいけど。シルバーエイジって1930年代なのかな。その時代に活躍したロシアの画家たちをインスパイアしてのことだって。ロシアの絵ってどこか素朴さが残っていていいね。西洋の絵と比べても引けをとらないんだけどロシア国内だけで展開してたからかな世界的にということはないのが不思議。「ロシアの秘宝」って言うとまだまだロマンチックな響きがあるからそれはそれでいいのかもしれない。海外に出て世界的に有名になった画家、国内に残って厳しい制約条件の下で描いた画家。どちらも情熱に突き動かされてのことだろうと思うと「絵っていいなぁ」とあらためて思った。
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