フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

桜見る頃

2020-04-03 08:24:58 | Weblog
桜が満開と言うので「桜を見る会」ではなくて「桜見る頃な」と洒落て近くの桜並木に出かけた。別にコロナにやられてるわけでも無いのにまだ4分咲き。あれれ、温暖化で冬が暖かすぎた影響か。まだなんだなぁ。それではちょっと山の方なら満開かなとダムの下の桜を見に行った。案の定、満開。今年は例年開催される「桜祭り」もコロナで中止ということで、いつもなら無粋にぶら下がっているぼんぼりも提灯もない。写真を撮るには最高の条件。他の色が反映しないから桜色そのものが撮れる。花見客はマバラというかほとんどいない。いつもならジイサンバァサンで賑わっているんだけど。まぁ、こんな花見もまたいいかな。山の緑と桜の花、ブルーグレイな桜の枝がアクセント。この日は風が強く花びらが舞う。風にもマケズ湯を沸かそうと風防を組み立てる。これがなんとオマケでもらったものだから風防というよりフニョ。役立たない。やっぱりオマケはいかんとブツブツ。結局風をよけてベンチの隅でストーヴに火をつけて湯を沸かす。茶を入れて桜の下で一服。至福のひと時を味わう。「コロナ騒動」が桜色の向こうに消えていく。目が小さな草花や雑草をもとらえていく。その力強さに勇気をもらって「未来があるのだ」とつぶやく。se soigner.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする