フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

no matter how

2020-04-17 09:25:31 | Weblog
情報で脳が攻撃されるからなるべく無意識でいる。どんなに数字や状況や方法を言われてもまだ終息したわけじゃないからいちいち驚いてはいられない。国は全国に「緊急事態宣言」を出したけどはっきりしたことが分からないから昨日との差が分からない。10歩歩いてはいけないのか100歩歩いてはいけないのか明確に言ってもらわないとかえって戸惑うばかり。「あほらしい」とブツブツ。そんなこんなで昨日は満開の「御衣黄」の下で平安朝を楽しんだ。御衣黄は北森鴻さんの本で初めて知った薄緑の八重桜。儚いというか透明感あふれる花だ。高知にはあまり見かけられないんだけど山の道路淵に無造作に植えられてというか昔は管理された畑の一角であったのが放置されて桜はそのまま残ったというのが正解かな。その木が1本楽しませてくれる。        今年は今満開。 普通の桜ほどの派手さや艶やかさはないけどなんかいい。人ならこんな人がいいのかななんて想像する。ランボーが隠れていそうな山間に誰に見られることもないのに咲き誇る薄緑の櫻花。僕はこの花を見上げながら無意識な感覚に浸っていた。ランボーと言えばあの保安官、ランボーをイジメ抜くあの田舎町の保安官。たたき上げの白人というかアメリカ人というか憎たらしかったヤツ。その保安官を演じたブライアンデネヒーが亡くなったってね。コロナ?と思ったけどそうじゃないって。81歳だったってね。じゃぁ、ランボーは今いくつなのかなと思いつつ近くの茂みを見るとイタドリが3本。「やったぁ」と不用心に茂みを掻き分け気分はランボー。辿り着いて見てみるともう育ち過ぎで硬かった。残念。
コメント
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