フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

parfum

2020-04-26 10:01:20 | Weblog
エマソンの言葉だったっけ「幸福は香水のようなものである。人に振りかけると必ず自分にかかる」というの。これもsocial distance の今では禁句なのかな。なんか世の中おかしいね。可笑しいと言った方が正解に近いのかな。「香水が匂う距離に近づくな」と言う方が今風なんだ。自分から幸福を逃しているような気がしないでもないけど「泣く子とコロナには勝てない」からとあきらめる。サイエンスレポートを読んでいると「自分たちがした結果がこれ」とコロナパンデミックについて書かれていた。それは自然に侵略しすぎた結果だと。ご丁寧に武漢の海鮮市場というか野生動物市場に向かうゲージに入った「ハクビシン」がうず高く積まれた倉庫と中国人作業者の姿の写真があった。自然は深入りしなければ恩恵をもたらしてくれるけど侵略のような形でワイルドライフに入り込むと新しいウイルスが4~5個毎年生まれるらしい。その変種のウイルスの宿主となった野生動物が衛生管理の悪い市場で取引されたり、またその野生動物を食べたりでウイルスが拡散される可能性もあるって。それじゃぁ、野生動物の市場を閉鎖しようと強権的にはできないんだってね。そうすれば原住民の生活を破壊することいなるしブラックマーケットいわゆる密猟を勢いづかせることになるんだって。おもに南アジアとアフリカと中国の問題なんだけどね。ただでさえ汚い野生動物市場、英語でwet market と書いてあった。いかにもジメジメしていそうな雰囲気。その市場にウイルス研究所で使った動物を売りに行ったらいけないよね。そうは書いてないけど。さもありなんと思わせるからなぁ。結論から言えばコロナは自然からの逆襲ではなく自分たちがやったことの結果だということだった。だから自然と上手につきあうように付き合い方を変えなければならないと。科学者の警鐘は政治家に届くのだろうか。コロナは今まで無知だったこと関心がなかったこと大切な人のこと動物のこと虫のこと花のこと不安のこと安心安全のこと多くのことを短い時間に考えるようにしてくれた。これからはコロナに打ち勝つことを冷静に考えていかなければいけないね。早速きつい香水に変えようっと。バカだなぁ相変わらずオレは。
コメント
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