ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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「あれ」の意味

2006-07-23 15:26:37 | つれづれ日記

 朝から力なく元気なく・・の私ですが

ついついテレビをつけたら「サンデープロジェクト」が始まったので

見てしまいました

私、以前は田原さんの語り口はそんなに気に入らなかったんだけど

最近の「決めつけ風極端な言い回し」にはちょっと引きますね

「簡潔に表現」というのではなく「極端に切り捨てる」ような印象があるので

 

今日も武部幹事長に「昭和天皇の合祀に関する不快感」の感想を言わせて

「宗教などに対して特定ことは・・」という武部さんに

じゃあ、昭和天皇の意思はどうでもいい?1億人の一人にすぎない?」

なんて畳み掛けるように言ってましたよね

こういう言い方って「昭和天皇がどう思っていようと関係ない」と

答えれば「不敬の極み」とか「天皇の存在意義がないというのか」って話に

なるし「重く受け止めるべき」と答えれば「じゃあ参拝をやめるのね」という

ことになり・・・

まるでパリサイ人に試されるイエス・キリストの心境?

 

今回はいわゆる「右派」の櫻井&岡崎VS「左派」の菅&加藤という顔ぶれ。

菅さんや加藤さんが鬼の首でも取ったみたいに

昭和天皇のメモの最後「私の心だ」を強調して

「ああ、やっぱり昭和天皇はそう思われていたのか」と言い

靖国問題は国内問題であって中国も韓国も関係ありません。歴史に

基づいて議論すべきです」と主張し始めました。

 

一方櫻井さんは・・・(この方のどこまでも冷静な態度には敬服します)

 富田メモは富田長官の私的な思いが入っているのではないか

(言葉の解釈の問題において)メモはあくまでメモであり公式の文書では

ないという点において検証が必要。ゆえにこれをこのまま信じて

「昭和天皇はA級戦犯合祀に反対だった」と解釈すべきではない。

 昭和天皇は東條らには親しみを感じていたが、松岡・白鳥両氏には

不快感を募らせていた。

 昭和天皇は「戦争責任は全て私にある」とマッカーサーに言った。

他人の責任にしない人が自分の身代わりになったA級戦犯に対して

不快感を示すのはおかしい。

岡崎氏は

 当時としてはたとえメモであっても、天皇は「平和主義者」という

イメージを保たなければならないので、言葉のニュアンスをこのように

解釈して書き残したのではないか。

 1988年当時の昭和天皇の判断能力の問題

等を上げています

結局のところ、司会の田原さんもいわゆる「左派」なんでしょうから

櫻井さんや岡崎さんの言葉を遮ったり、すぐに「じゃあ昭和天皇の言葉

なんて何の重みもないって言うんですね」っていう言い返しをして

印象的には菅&加藤の方にちょっと軍配が上がったように思えますが。

(だって・・櫻井さん達が今の時期にこのメモが出てきた事の意義を正そうと

した時点で時間切れよーーー)

 

 小泉さんみたいに「人それぞれ心の問題があるから」と逃げて

民主党の渡辺さんに「思いあがりだ」といわれるのもどうかと思うけど。

 

 皇室ジャーナリストの神田さんが紹介した「入江日記」に書かれている

松岡・白鳥両氏への非常な不快感」・・は事実だと思います。

私、思うんですけど「私、あれ以来参拝していない」の「あれ」って

A級戦犯合祀じゃなくて「松岡・白鳥」両氏の事なんじゃないですか?

メモだもの、「・・・の上」って書いてても実際には「・・はしょうがないとして」

とか「・・・と一緒に」とかのニュアンスで使う事はよくあるじゃないですか?

 

私も日経に発表されたメモを読んで感じていた違和感。

戦争当事者として何となく無責任感のある言葉・・

櫻井さんが言ってるように「東條達にはいい感情しか持っていなかった

筈の昭和天皇が合祀に不快感を示すことはありえない」と思うんですよ。

「A級戦犯」にされた理由をよく知っていたのは他ならぬ昭和天皇ですもの。

・・・・でもお歳のせいでもうろくしていたとか?

(きゃーーーっ不敬の極みっ)

私自身の「昭和天皇」のイメージと違うから受け入れられないとか?

 

自分自身を疑ってしまうような「富田メモ」

どなたか早く検証をお願いしますよーー

そしてやっぱり聞きたい。

なぜ今?誰が?何の為に?

 

コメント (3)
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