ああ・・やっと春ドラが始まった・・・けど、何だか幸先がよくない
ような?始まるのが遅すぎ?盛り上がってませんが・・・
バラエティが多すぎなんですよね。
朝ドラ「瞳」を見てて、里子の前でおじいちゃんとの血のつながりを
平気で喋る瞳ちゃんにちょっと引いてます
能天気に「広い心で受け止める」なんて出来るわけないのにーー
余談ですが、保護が必要な子供の1割しか里親家庭に引き取られて
いないんですよね
少子化なのに・・・・
無理な恋愛
立木(堺正章)は元GSでブイブイ言わせていて、
現在はレコード会社の社長
バツイチで娘がいる
でも最近、若者の音楽が全然理解できなくなって自信喪失
還暦に贈られた赤いちゃんちゃんこを着てよけいに落ち込み
もう恋は出来ないのかなあ・・・と思っていたら、ひょんな事で
売れない女優のかえで(夏川結衣)に出会い一目ぼれ。
かえでを誘って高級フランス料理を食べて楽しい気分に
全幅の信頼を置いていた部下の徳井(東海林龍彦が辞表を出した。
「今の社長は嫌い」といって・・・
立木はかえでに薔薇をプレゼントしようとしたのだが、かえでは
昔のカレシと飲みまくって「フランス料理は楽しかったけど
自分には向いてない。無理」と言っているのを聞いて贈るのを
止める。
多分、堺正章と同世代の人は心から頷きつつ見ていたんじゃ
ないかと・・・・ それくらい立木さんという、一見地位も名誉もお金も
ある彼のわびしさが心にしみるって言うか。
歳を取るってなんだろうねーー還暦を迎えるって、いわゆる「年寄り」と
認定されたって事なのーー?みたいな。
(じゃあ、後期医療制度の対象となる75歳になるって事は、いつでも
死んでいいからねと太鼓判を押されたようなもの?)
かつては時代を引っ張っていた人が、今は時代に取り残されていく
苦しみは見てて辛いのですが、それをコミカルに描いているので、
全然暗くはありません。時々笑いが込みあげるほどです。
同じ年代でも、立木の元妻(夏木マリ)は年下の男性と結婚して
元気一杯に生きてます。女性は「歳を取る」という事に慣れているけど、
男性はそうじゃないんですって
中々自分の「老い」と向き合う事が出来ないらしいですね。
一方、売れない女優のかえではバイトをしつつ、現状に不満を
抱えて生きてます。そんな彼女が立木に出会ったという事は
「素敵なおじさまをゲットして出世するぞ」のシンデレラコースを
行くのかと思いきや、それがそうでもないらしいって所がドラマなわけで。
全体的に軽くて面白いドラマです。堺正章&ムッシュ・かまやつの
会話や、GS時代の写真などに「懐かしい」と思う方も一杯いるでしょう
果たして還暦を迎えたおじさまが、26歳も年下の女性と恋に落ちる
事が出来るのか・・・こうご期待です