ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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さよなら安蘭けい2

2009-04-18 14:14:41 | 宝塚コラム

 一言でいうと・・・最初は嫌だったな。

星組の安蘭けい

強い組への愛がそう思わせたのだから今は許して欲しいけど

「プラハの春」の頃、安蘭はげそげそに痩せちゃって、ゴルチェの

衣装を着るとその痩せっぷりが半端じゃないって事がよくわかりました。

多分、精神的にもあの当時が一番つらかったのかもしれませんね

 

でも、湖月わたるがトップになってからは、非常に安定して

得意の歌を生かせる環境になり、快進撃を続けていたと思います。

さすがにそのころになると「星組の安蘭けい」がすっかり板についちゃって

雪組時代は、ただただ真面目で優等生のイメージしかなかった

んですけど、星組に来てからは随分ジョークも飛ばすようになり

「え?こんなに明るい人だったの?」と思いました。

(考えてみたら関西人だから当然?)

 

 安蘭けいは決して芸域が広い役者ではないと思います。

セリフは一本調子になりがちだし・・・その一本調子がうまくハマったのが

エル・アルコン鷹」だったんでしょうね

「スカピン」のパーシーだって、本当にあれでいいのか?と思うと

何だか違うような気がするし

かなり自分の歌唱力頼みの所はあると思います。

それでも大昔の「上手なだけ」ではない、ユーモアや人間味を

兼ね備えた大人の男役に成長したのですからそれは素晴らしいと

思います

例にない苦労人のトップを戴いたお陰で、今の星組は安蘭を頂点に

とてもよくまとまっていると思うし、チームプレイも最高

そういう意味では本当にありがとうございますと言いたいです

 

こんなに淡々と書けるのは、たぶんこの期に及んでも

安蘭がいなくなるって事が信じられないからだと思います

それほど長く彼女は宝塚にいたし、貢献度も高かったし、私達の

目に「当り前の存在」として映っていました

今さら、安蘭のいない宝塚を、星組を見るのってものすごく不思議だし

かなり違和感を感じることでしょうね

そういうものを乗り越えるのに一体どれくらいかかるかわからないけど

嘆いたり寂しがったりするのではなく、頑張って耐えないといけませんね。

 

安蘭けいは確かに宝塚100年の歴史に残る男役であったと思います。

その実力をどうか外の世界でもいかんなく発揮してほしい

これからは多分高音の魅力を聞かせる事になるんでしょうけど・・・・

でも時には低音で囁いてくれると嬉しいかも。

外の世界でも臆することなく頑張ってほしいです。

 

本当に本当に・・・・・お疲れ様でした。

 

コメント (2)
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さよなら安蘭けい1

2009-04-18 08:00:00 | 宝塚コラム

 先週、最初で最後で「My Dear NEW ORLEANS」

「アビヤント」を見てまいりました。

芝居の方は正直「なんじゃこりゃ?退団公演に甘えるんじゃない」と

言いたくなるような代物で

ひたすら安蘭に歌わせておけばいいのか?と言った感じでした。

脚本だけみたらきっと「草稿」をそのまま上演するのではないかと思った

でしょうね

それに比べれば「アビヤント」はいい出来だったっけど、やっぱり今一つ

藤井先生らしくない持ち上げ方だなあ・・・・と

退団者が多いことや安蘭と遠野の力関係を考えると、色々あったのかなと。

 

安蘭けいの集大成と呼ぶにはあまりにもお粗末な内容で。

やっぱり前回の「スカピン」で終わっているのかもしれないなどと

思いました。

 

安蘭けいといえば

 受験に3度失敗

 同期の中でもいち早い出世

 星に組替え後の長い停滞

この3つなしでは語れないでしょう。

「辛抱強い」を通り越して「恨」を持ちつつ頑張っているんじゃないかと。

宝塚といえばよく青春に例えられ、引き際の美学というものが

強調される世界ですが、安蘭は真逆

トップになるまで辞めたらアカン」オーラ全開で頑張っていて。

こんなスターの登場は21世紀ならではのものではないかと。

 

 生粋の雪組生・・・優等生

最初に彼女を見たのは1996年の「エリザベート」初演でした。

その当時はまだヅカファン歴が数か月という私は、少年ルドルフを

演じている可愛らしくて目が大きな男の子に引きつけられました

無論、当時は新人公演の事も知らないし、安蘭が組の中でどれほどの

地位にいるのかも全然わかりませんでした

でも、その後、定期的に雪組を見るようになって感じたのは、安蘭は

非常に伝統的な雪組的男役であるということ。

杜けあき・一路真輝・香寿たつき系といえばいいでしょうか。

安蘭の下には貴城けい彩吹真央がこの範囲になると思います

要するに何でも出来る優等生ですね。

何でも出来るって見る側にとっても、ひどく安心な状況なのだという事に

最近気づきました

(なんせほら・・私は当時は欠点だらけと言われた麻路さきのファン

でしたので、「エリザベート」時のバッシングはきつかったぞ)

 

1996年、一路退団後、轟悠主演のバウ「アナジ」では堂々と二番手

だったし 

だけど、個人的には好みの男役ではなかったような?

理由は一つ、「面白くない」男役だったからだ。

 

当時の歌は上手だけど演歌みたいだったし、演技が、歌が、という前に

男役としての色気皆無で 長く見てると飽きるなーーという印象。

それでも、それが雪組カラーであったから別に何とも思わなかったし

見てて安心なのは確かだったし?

春櫻賦」「レッツ・ジャズ」の時は随分と明るく弾けていたように見えた

ので

でも、まさかそこに同期の朝海ひかる成瀬こうきがやってくるとは

予想もつかず・・・・・・

思えば、この頃から本人はもとより、安蘭ファンの苦難の日々が

始まったわけですね。

 

 3兄弟時代

当時の雪トップは轟悠

二番手・香寿たつき

3番手:汐風幸

4番手・安蘭けい・朝海ひかる・成瀬こうき

その下筆頭・貴城けい

だったわけですが、とういう意図でこの組替えがあったのか。

今となっては「朝海ひかるをトップにする為」だったんでしょうね

(宙組じゃダメだったのかなあ・・・・・

でも、当時は「入りが悪い雪組の話題つくりの為」って言われてました。

成瀬は月組出身でしたけど、大和悠河の台頭で水夏希・樹里咲穂らと

一緒に組を追い出されたような感じだったし、朝海は77期の

ダークホース ゆえに、安蘭の地位が脅かされるなんて考えても

いませんでした。

思えば私も甘いわ・・・・・

 

すでに「ノバ・ボサ・ノバ」の役替わりから色々と組や歌劇団の思惑は

動いていたんでしょうけど、私はまだ気付かなかったです

私はただ、成瀬こうきが月組にいたころのげそげそ顔から復活して

とても演技力のある歌が上手な男役に変わっていく過程が嬉しくて

一生懸命みていたようなものです。

でも・・・そんな私でも、さすがに「凱旋門」の役替わりで朝海が主役を

演じた時は「もしかしてもしかすると雪のトップは朝海になるの?」

という疑惑が背中をよぎり、そして新専科制度に伴い、あっという間に

安蘭は星組に組替えになったのでした。

 

コメント (3)
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