ふぶきの部屋

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済生会に秋篠宮殿下からメッセージ

2020-05-19 07:00:00 | 皇室報道

5月18日付けで済生会よりメッセージがありました。

5月11日にオンラインで両殿下・眞子内親王・佳子内親王が会議に参加され、その時に秋篠宮殿下からメッセージを賜ったそうです。

以下、済生会からの報告です。

新型コロナウイルス感染症に関し済生会は5月11日、総裁・秋篠宮皇嗣殿下同妃殿下に済生会病院等の対応状況をテレビ電話でご説明しました。眞子、佳子両内親王殿下も別室のモニターで参加されました。秋篠宮皇嗣殿下は説明を受けられた後、済生会職員と全国の医療従事者に向け、 メッセージを賜りました。

東京都港区の宮家と済生会本部事務局を結び、事務局からは、炭谷茂理事長をはじめ松原了理事、東京・中央病院の海老原全院長、東京・向島病院の塚田信廣院長、神奈川・横浜市東部病院の三角隆彦院長、全国済生会看護部長会の樋口幸子会長(中央病院副院長)が出席しました。
 炭谷理事長が感染患者の受け入れや医療資材の在庫、職員の感染状況をご説明。海老原院長は、三次救急を担う立場から当初、陽性患者を受け入れていなかったが、都内の病床ひっ迫により感染者専用病棟を設けたこと。また、隣の建物にある乳児院で集団感染が発生し、世話をする職員全員が自宅待機になったことから、陽性で同病院に入院した8人と陰性で乳児院にとどまった21人の世話を同病院の職員が交代で当たったことなどをご説明しました。

 塚田院長は、地域の複数の基幹病院で院内感染が発生したため、患者を急きょ受け入れたこと、三角院長は横浜港に停泊したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号のクラスターへの対応を中心に取りあげました。また、樋口会長は、子育てをしている看護師が不当な差別を受けている報告が多数上がっていることなどをご説明しました」

非常に内容の濃いものであったようですね」

 

そして秋篠宮殿下からのメッセージです。

日本において、最初に COVID-19 が「原因不明の肺炎」として報道されたのは、2019 年の暮れも押し詰まった 12 月 31 日でした。

そのころは、この肺炎には名称もなく、また新種のコロナウイルスによって引き起こされる疾病であることもわかっておりませんでした。それから暫くの間、私たち日本人にとってこの疾病は、エボラ出血熱などと同じように、海外の一地域で起こっていることと認識されていたのではないでしょうか。それが、年が明けた 1 月 15 日には日本で最初の感染者が確認され、その後徐々に感染が広がり、3 月末からは感染者数が指数関数的に増加しました。また重症化や重篤化、そして死亡者の事例が連日報告されるにいたり、人々のもつ危機意識は相当高まってきました。
この一連の流れのなかで、2 月 13 日に和歌山県済生会有田病院の医師がCOVID-19 に感染をしたとのニュースが流れました。

私はそのとき、あるフォーラムに出席をするために岩手県に滞在中でした。

この時期は国内の感染者数も未だ少なく、私自身、今ひとつこの感染症に対する認識が低かったのですが、滞在先で有田病院のことを報道で知り、俄に身近なものになったことを覚えております。

その有田病院は、最初の一報以降に医師や入院患者およびその家族が複数感染していることがわかりましたが、和歌山県と密に連携しつつ感染拡大防止の対応につとめ、院内の完全クリーン化がなされました。

そして、3 月 4 日からは通常の医療体制へ戻り、地域医療への影響を最小限に食い止めることができました。
大阪府の中津病院では、感染の疑いのある患者を含め 200 人以上の患者を診察しています。その中には、発熱した高齢者が PCR 検査で陰性になったものの、医師が症状から感染を疑って入院してもらい、再検査の結果、陽性と分かり、救命につながった例もあったと聞いております。
東京都の中央病院附属乳児院は、私が総裁に就任して間もない時期に訪問した思い出深い施設ですが、そこで集団感染が発生しました。陽性となった乳幼児 8 人は中央病院に入院し、陰性の 21 人は施設に残りましたが、世話をする乳児院の職員は濃厚接触者にあたるため、全員が自宅待機になりました。このため中央病院は一般診療を縮小し、看護師を中心とした職員が特別ローテーションを組んで乳幼児の世話にあたるとともに、済生会の他施設やボランティアの方々の応援も得て、何とかしのぎきり、5 月 11 日より通常の養育体制に戻ることができました。
COVID-19 についての済生会の取り組みは、折にふれて炭谷茂理事長、松原了理事から報告を受けております。

また、横浜港大黒埠頭に接岸したダイヤモンド・プリンセス号への対応については、横浜市南部病院の竹林茂生院長と同市東部病院の渡邊輝子看護部長から
詳細な報告書をいただき、船内の様子や DMAT、病院への受け入れの状況を理解することができました。
5 月に入ってからは、現場で医療に携わっている 3 つの病院長、すなわち東京・中央病院の海老原全院長、東京・向島病院の塚田信廣院長、横浜市東部病院の三角隆彦院長、そして樋口幸子済生会看護部長会長と WEB 上ではありましたが面談し、各々の立場から現状について伺う機会をもつことができました。

救急を休止して 2 病棟を専用収容病棟に転換して感染者を受け入れた東京・中央病院、地域の基幹病院が集団院内感染したため患者を引き受けるようになった東京・向島病院、クルーズ船の重症の感染者の治療に当たった横浜市東部
病院。

いずれのお話からも、感染の危険性を強く感じながらも日々最前線で活動を続ける病院職員の方々の姿勢と奮闘ぶりに大きな感銘をうけました。
また、済生会の高齢者や障害者福祉施設における感染の危険性は高く、やむなく入居者とご家族との面会を控えていただき、コミュニケーションはテレビ電話を通じて行なうなど、施設内にウイルスを入れないよう厳戒体制を取っていることも伺いました。
このメッセージを書いている 5 月 15 日現在、済生会の 26 病院で COVID-19 の患者を受け入れております。

このように、済生会の各施設が、常に感染の危険性に対峙しながらも一丸となって高い使命感を持ち、献身的に医療を行なっている姿に深く敬意を表します。
そのいっぽう、感染防止のための防護服やゴーグルなどの医療資材が不足し、また限られた人数で日々患者と向き合っている皆さんの身体的そしてメンタル的な疲弊を心配しております。

また、誠心誠意治療や看護にあたっている多くの職員が、地域で心ない偏見に遭っていることを聞き、深い憂慮の念を抱いています。
COVID-19 は長期にわたって続くものと推察いたします。この感染症と日々向き合っておられる皆さんには、くれぐれも自らの感染防止や心身の健康に留意しながら、誇りをもってこの大きな困難を乗り越えていかれることを願っております。そして、皆さんを始め、日本の各地で医療に従事されている方々の多大なご尽力にたいし深く感謝いたします。


秋篠宮文仁

秋篠宮家の新型コロナへの取り組みが、ただ進講を受けたり、説明を受けるにとどまらず、非常に科学的な分析をして、説明してくれる方々の話を本当に細かくよくきいていらっしゃることがわかります。

ご自分が総裁を務めている済生会への非常に深いお心、そして各病院の状況や取り組みへの関心度の高さに私達は驚き、また感銘を受けました。

殿下が見ていて下さる、殿下の済生会だからここで負けてはいけないと、きっとみなさん思ったと思います。

一方、天皇のセリフは

今日はお忙しいところ時間をとっていただきありがとうございます。尾身さんが,新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の副座長として,新型コロナウイルス対策に大変尽力されていることに深く敬意と感謝の意を表します。また,これまで,日夜,現場で医療などに携わってこられている多くの関係者のご努力を深く多としています。

現在,世界各地で新型コロナウイルスが猛威をふるっています。我が国でも,人々の努力と協力により,爆発的な感染がなんとか抑えられてきましたが,このところ東京などを中心に感染拡大の速度が速まってきていることなど事態の深刻化が懸念されております。医療提供体制のひっ迫が現れ始めていると聞き,先日は,政府による緊急事態宣言も出されました。

この度の感染症の拡大は,人類にとって大きな試練であり,我が国でも数多くの命が危険にさらされたり,多くの人々が様々な困難に直面したりしていることを深く案じています。今後,私たち皆がなお一層心を一つにして力を合わせながら,この感染症を抑え込み,現在の難しい状況を乗り越えていくことを心から願っています」

 

下手に人類なんて言葉を出されるより、今そこで闘っている人を励まし、誇りを持たせる、それが皇族として一番重要なことなのではありませんか。

グローバルな見方をしているんだからいいのだーーと天皇皇后は思っていそうだけど、どこの国の天皇と皇后なのか今一度、考えて欲しいと思います。

 

コメント (26)
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