ふぶきの部屋

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雪組 2回目

2021-11-08 07:00:00 | 宝塚コラム

土曜日にお友達と観劇しました。

まずちょっと驚いた事は、チケットを翳してバーコードを読み込む機械が動いてなくて、自分でチケットをもぎって入ったこと。

そしてエスカレーターの照明などがやたら消えていて、何となく暗い感じがしたこと。まるで震災直後の劇場にいるみたいでした。(シャンデリアは消えてませんでしたが、あれってそんなに明るさに関係はしていませんよね)

電気系統の異常でもあったのでしょうか?

東京宝塚劇場ってトラブル多すぎるんですよ。よその劇場でこんな事が多々あったらクレームで大変な事になると思うんですけどね。

その日、初観劇のお友達は芝居もショーも喜んでくれて、「面白かった」と言ってくれました。

私も、二回目でやっとストーリーのおおまかな部分がつかめ、寝なかった。

で、朝美絢と綾鳳華に絞ってみることで、安定したっていうか。

ます「シティハンター」ですが、私達はいつも宝塚で「過去」の物語を見ています。だから携帯がない時代というのは当たり前に見ているんですけど。

そっかー1989年と言えば平成元年は、まだ携帯が普及していないから一々固定電話なんだよねと。

「キャッツアイ」もいわば流行りの「カフェバー」って所で。

あちらこちらに「昭和臭」を漂わせていて「鶴田浩二と高倉健」で笑ってしまうお客もまた昭和生まれだったりするわけですよね。

昭和語録でいうと、朝美絢が最後に香に「とらばーゆしない?」って言いますが、平成生まれは「とらばーゆする」の意味、分かったかな。

バブル期に派遣業に転職する事が流行って、「とらばーゆ」は女性向け人材派遣の求人誌なんですよね。

冴子が持ってた「フロッピー」の画面、確かにあんな風に緑色だったなあ。

なんせパソコンの画面そのものがグレーで文字が緑で・・って時代ですし。

使われている音楽もほぼ「シティハンター」の曲で、そこに令和の曲が入ると、雰囲気が変わってしまうな。SHISHYAMOさんの曲はとてもいいんだけど、バブル期のキラキラ感はやっぱりないよね~~と。

そしてやっぱりXYZの掲示板と一緒にあるべきは新宿LUMINEじゃないか?と思ったりしました。

 

私のお友達も認めていたことですが、朝美絢は登場から派手で目立つし、綺麗だし、いわゆる「華」があるので、彼女がトップスターみたいに見えます。立っているだけで素敵っていうのはいいよね。

一方の綾鳳華はいつになく大きな役になった槙村。

彼女のオーラはミステリアス。ずっと彼女を追って見ていると、集団の中でがんがん踊っていたり、楽しんでいたり、色々な顔が見えました。

やっぱり見せ場としては香に寄り添って銃を打つシーンだと思うのですが、綾鳳華と女の子というのが本当に似合う。

手の大きさや美しさがぴか一なんだと思いました。

キャッツアイでさりげなく珈琲を飲みながら女の子と会話しているシーンとか、ラスト、冴子と抱き合うシーンとか・・綾鳳華が持っている包容力が発揮されているなと思いました。

 

ショーの方は、オープニングの振付がいつも素敵だな、これくらい動いてくれないとやだなと思って、「炎の翼」振付の若央りさに文句をつけたくなるんですけど。

やっぱり赤い衣装は踊る為のもので、歌う為のものじゃないよねと。雪のシーンの朝月希和と綾鳳華の相性がとてもよかった分、その後がイマイチすっきりしないなと感じました。

全員ロケットはやっぱり大好き。「剣の舞」って本当にいい曲だなと。小さい頃からクラシックベスト1に入ってる耳慣れた曲で、それに乗ってピンクの集団がばんばん出てきて踊るっていうのはわくわくしますよね。

朝美絢も綾鳳華も足が綺麗でダルマ姿がよく似合います。

朝美絢は本当に赤が似合います。あの衣装でセンターに立つと、「トップ登場」みたいに見えちゃうんですよね。

振付的にトップと一緒に踊ることが多く、2番手であり相手役でありという混とんとした役を違和感なくこなす多様さがいいなと。(朝月希和が邪魔に見える)

モテモテのシーンでは歌唱力があることを実証。

もうちょっと動きがあってもよかったかもしれません。

一人の娘役を奪い合う・・そんなシーンをみてみたいです。

綾鳳華の方は、本当に笑うとすごく綺麗でかっこいいのに、その笑顔がなかなか出てこないところがじれったい。

やっぱり笑顔では縣千の方が1歩リードしているし、華やかさの方もそうなんじゃないかと思います。

けれど、綾鳳華のダンステクニックと安定したセリフ回し、手の美しさは誰にも負けていないと思います。後足りないのは「前に出る」こと。自分をアピールして行かなくちゃ。

綾鳳華を見ていると「アポロンの迷宮」あたりに出ていた麻路さきを思い出すんですよね。あの頃のマリコさんはひたすら明るさで売っていたけど、綾鳳華は明るいというよりミステリアス。

手の美しさはマリコさん風って所でしょうか。

フィナーレで縣千と降りてくると、笑顔の差がはっきりします。

でも長くみていたいと思わせるのは私にとって綾鳳華かなあ。

銀橋で朝月希和とシャンシャンをぶつけ合っている可愛いシーンが大好きで、もっとこういう面を引き出したら大化けするんじゃないかと期待しています。

 

 

コメント (3)
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