夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

都立『神代植物園』の雑木林の冬木立の情景、そして早春の香(かお)りを求めて・・。

2013-01-02 15:53:51 | 定年後の思い
私は東京の調布市に住む年金生活の高齢者4年生の68歳の身であるが、
我が家の年末年始は、独り住まいの家内の母に来宅してもらい、
私たち夫婦と共に過ごすのが、この2004〈平成16〉年からの恒例のような行事となっている。

過ぎし昨年の12月28日の夕方から共に過ごし、昨日は新年を迎え、
談笑してきたが、私は運動不足を感じてきたので、
独りで我が家から50分ばかり歩いた都立『神代植物園』を訪ねよう、と思いたった・・。

私は『神代植物園』を長らく四季折々に訪ねているが、
いずれにしても、この公園は私が通った地元の神代中学校の付近にあり、
私が中学校を卒業した1960(昭和35)年の頃に開園した。

この時代は自転車で中学校を通学していた私は、ときおり開園前の雑木林の中を下校の時などに、
学友と自転車で走りまわったりしていた。
その後、人生の節目などを含めて、四季折々通ったりしてきた。

私が心に迷ったりした時などは樹木を眺めたり、それぞれの花に心を寄せて、
心の濾過をして浄化されたりしてきた。


こうした思い秘めた私は、圧倒的に魅了される冬木立の情景、
そして梅(ウメ)、椿(ツバキ)などの早春の香りを求めて、私は自宅を出た・・。
             
           こうした素朴な情景を観ながら歩くのが好きである。
             
           私は幼年期は農家の児として育てられたので、このような情景に魅せられて、
           特に雑木林の冬木立の景観の中を歩き、過ぎ去った日々に愛惜を重ねたりすることが多い。
               
               この『かえで園』は、日本の各地のモミジの樹木が植えられて、
               四季折々のうつろいを明確に表現するので、私は立ち止まったりして思索を重ねることが多い。

この後、私は梅(ウメ)の花が早くも咲いているかしら、と思いながら梅園に寄ったが、
日本の各地から集めた早咲きの梅(ウメ)でも、たった一本だけ莟〈つぼみ〉の状況であったので、
私は微苦笑した。
            
そして、この梅(ウメ)の莟〈つぼみ〉を見惚れていると、あと数週間過ぎたら、
周辺の梅と共に咲き始めるから、待っていて下さい、といったような風情であった。

そして隣接している蝋梅(ロウバイ)のコーナーに立ち寄ると、かぐわしい匂いと共に、
淡い黄色の花びらを数多く見せてくれた。
              

そして私は椿園に寄り、数多くの藪椿(ヤブツバキ)の紅色、朱紅色を見たりし、
偶然にひとつの椿に瞬時に魅せられて、立ち尽くして見惚れてしまった。
          

このように私は2時間ばかり雑木林の冬木立の情景、そして花木の梅(ウメ)、蝋梅(ロウバイ)、藪椿(ヤブツバキ)など
早春の香りを求めて、新年の2日のひとときを散策した。

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コメント
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