お医者さんに、「甘いものはダメですよっ!」とか、「塩辛いものはダメですよっ!」と言われたことはないだろうか?^^ まあ、『フンッ! 大きなお世話だっ!』とお思いの方は論外だが、フツゥ~~の人々は、「はあ、分かりました…」と素直に聞いて従うことだろう。データというものが現実味を帯びていなかった昭和3、40年代では数値的な判断機器がまだ充実していなかったから、症状重視の曖昧(あいまい)な判断に終始していた。数値による評価は正確で、病気予防の上で大きな部分を占めるが、反面、そこまで…と思える面もなくはない。^^
とある病院である。診察室で患者が医師の診察を受けている。
「先生! 大丈夫でしょうかっ! か、かなりモノ忘れが激しいんですが…」
患者が心配そうに辛(から)く言った。
「そう、お気になさらない方がいいと思いますよっ! 検査結果では、脳の萎縮や異常はまったく認められませんから…」
脳神経外科の医師は眠そうに甘(あま)く返した。実はこの医師、最近、睡眠症だったのである。
辛い患者は健康で甘い医師が病気というケースもあることはあるのである^^ ━ 医者の不養生 ━ と言われているが、先生方、ご注意をっ!^^
完