新型コロナウイルスの関係でお相撲も観られなくなったのは誠に残念である。[後日、七月場所が開催されることになったようです。よかった、よかった!^^]まあ、お相撲ファンが辛(から)く愚痴ったとしても、こればっかりはウイルスさんに、そりゃ、悪いことで…と甘(あま)く引き下がってもらわないことにはどうにもならない話なのだが…。^^
お相撲ではよく行司さんが軍配を差し違える・・という場面を目にする。軍配を間違えるのと間違えないのとでは偉(えら)い差で、目には見えないものの、力士さんのその後の星取りに大きな差を出すことになる。これは何もお相撲に限ったことではなく、組織の上に立つ人の軍配、要は判断だが、これを間違えれば組織がガタガタになったり壊れたりするから注意を要するということだ。今の日本は? と見てみれば、まあ、言わぬが花…といったところか。^^
来年に先延ばしされたオリンピックの討論会が、とあるテレビ番組で行われている。
「大丈夫なんですかっ!」
「なにがっ!」
「だからっ! 来年ですよっ、来年っ!」
「そんなこと私に言われても、分かる訳(わき)ゃないでしょ!」
「そりゃ、まあそうですが…」
「まあ、中止にするという判断は出来なかったから、延期するという軍配になったんでしょうが…」
「相変わらず終息しそうにないですが…」
「私にどうしろとっ!」
「PCR検査とか緊急事態宣言とか、そんな生温(なまぬる)いことでは、ダメなんじゃ!?」
「では、どうしろとっ!」
「来年、開催するからには、完全に終息させるしか方法はないでしょ! 我が国の威信にかけて、全力で有効なワクチン、治療法の確立を推(お)し進めるべきです…」
「はあ、確かに…、しかし、私に言われても…」
討論会は結局、結論を得られないまま意気消沈して終わった。
生半可(なまはんか)な軍配は軍配の意味をなさず、正しい判断で強力に推し進めねば、いい結果は導けないのである。^^
完